疑心暗鬼提督 If   作:ライadgj1248

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 1月中には書き終わりたいなぁと思ってます。うん、たぶ1月中ならギリギリ新年で通るはず。


新年祭if(中編)

 本日も周辺海域の掃討作戦で担当区域での戦いを無事に終えて、金剛姉妹揃って入渠を終えました。夕食まで少し時間に余裕があるので、今から部屋に戻ってティータイムです。姉妹皆が笑顔になれるこの時間が榛名はとっても大好きです。

 

「金剛お姉様!!今日もとっても素晴らしい活躍でした!!」

 

「はい、榛名も心強く感じました!!」

 

「流石は金剛お姉様です。データ以上の活躍でしたね。」

 

「Thank you!!でもこれも可愛い妹達が一緒に頑張ってくれるおかげデース♪皆揃えば元気百倍ネ♪」

 

 妹思いの優しいお姉様が居てくれて、榛名はとっても嬉しいです♪

 

「ん?あれは・・・Hey!!ヤマト!!」

 

「あら?金剛さん。こんばんわ。」

 

「Good evening!!今日のヤマトはなんだかご機嫌ネ♪何か良いことありましたカ?」

 

「うふふ、わかります?今度提督と一緒にお祭りに行く事になったので、今からとっても楽しみなんですよ♪」

 

 て、て、て、提督とお祭りですか!?

 

「What!?どういう事ですカ!?」

 

「えっと、今度街の方で新年祭をされるそうでして、提督と艦娘の代表者に是非参加して欲しいと要請がありまして。たまたま晴れ着を所持していた私が代表者に選んで頂けたのですよ♪」

 

「Oh!?提督とお祭りデートなんて羨ましいデース!!」

 

「そ、そんなぁ♪デートだなんて♪あくまでもお仕事としてお祭りに行くだけですよ♪」

 

 うぅ・・・これは大和さんが本当に羨ましいお話です・・・榛名だって提督とお祭りに行きたいです・・・

 

「こうしてはいられないデース!!比叡!!榛名!!霧島!!執務室へ全速前進ネ!!」

 

「あ!?金剛お姉様!?待って下さい!!」

 

「クッ!?流石は金剛お姉様ですね。こちらの想定以上の行動力です。」

 

 金剛お姉様を追って比叡お姉様と霧島も走って行っちゃいました!?

 

「大和さん、ごめんなさい!!榛名もこれで失礼します!!」

 

「あ、提督は今工廠に向かわれて・・・行ってしまいました・・・」

 

――――――――――――――――――

 

 工廠で明石と夕張と艤装の整備状況や資材の確認を済ませたところで、遠くから足音が近付いて来るのが聞こえてくる。この足音は・・・

 

「て~い~と~く~!!Burning!!Love!!」

 

「くっ!?金剛か!!」

 

 猛烈な勢いで飛び付いて来る金剛を間一髪で避ける。毎度の事だが駆逐艦ならまだしも戦艦の身体能力で飛び付かれるのは、本当に危険を感じてしまう。一応艦娘達は提督に危害を加える事が出来ないはずなのだが・・・艦娘自身の認識の違いなのだろうか?

 

「Oh・・・また避けられたデース・・・どうして私のLove受け取ってくれないネ?駆逐艦の子達は抱き付いたりしてるのにずるいネ!!」

 

「危険だからだと毎度言っている。それと駆逐艦達は子供だからだ。それにあいつらは加減を知っている。」

 

「うぅぅぅ!!でもこの溢れるLoveは押さえきれないネ!!」

 

「ハァハァ、やっと追い付きました。」

 

 金剛の後を追いかけて他の姉妹達も駆け付けて来た。金剛姉妹はだいたいいつも一緒に行動していてとても仲が良いな。

 

「姉妹揃って何の用だ?」

 

「Oh!?忘れてました!!直談判デース!!」

 

「直談判?」

 

「ヤマトだけずるいデース!!私達もお祭りに行きたいネ!!」

 

「ヤマトから聞いたのか?」

 

「Yes!!提督とお祭りデートだなんて羨ましいデース!!」

 

 大和が何を言ったかは分からないが、祭りに参加して挨拶するという面倒な仕事が、お祭りデートという遊びに変換されている。

 

「はぁ・・・ただの挨拶と有力者共の相手をする面倒な仕事だ。後はイメージ向上の為に少し出店を回って交流をする程度か?あくまでもイメージ向上の為の仕事だから、立ち居振舞い等を気にしなくてはいけなくて窮屈だぞ?」

 

「Communicationは得意デース!!ほら、比叡達ももっとアピールするネ!!」

 

「えぇ!?えっと、気合い!!入れて!!頑張ります!!」

 

「は、榛名も大丈夫です!!」

 

「ふぅ・・・私達金剛姉妹の制服は巫女服をモチーフとしたものです。新年のお祭りであれば雰囲気にぴったりだと思われます。」

 

「Nice!!霧島!!ほら提督!!私達は新年のお祭りにぴったりヨ!!」

 

「はぁ・・・人数を増やすのは面倒事を増やすだけにしかならないのだが・・・」

 

 それに金剛達はただお祭りを楽しみたいだけのようだ。流石に多くの一般人が集まる場所でトラブルを起こすのは避けたいのだが・・・

 

「そんな事言わずに私達も連れて行って欲しいデース!!ねぇねぇ提督!!」

 

「金剛お姉様、ここは霧島にお任せ下さい。」

 

「What?何か良い考えがあるネ?」

 

「はい、過去のデータから考えてただ駄々をこねても司令のお考えは変わらないでしょう。ですから私達を連れて行くメリットを提示するべきだと思います。」

 

「な、なるほど。では霧島に任せたヨ!!」

 

 ふむ、金剛型姉妹を連れて行くメリットか。話くらいは聞いても良いか。

 

「ほう、それでお前達を連れて行くメリットとはなんだ?」

 

「はい。まずは状況の確認をしましょう。今度の新年祭の会場ですが、最近完成した海沿いの大きな公園で開催すると大淀さんから伺いました。」

 

「ああ、あそこか。なんでもこの街の安全性をアピールする為に、あえて海沿いに建設した公園だったな。なるほど、綾瀬さんはあそこで盛大にお祭りを開催する事で、より大きなアピールをしたいわけだな。」

 

「ええ、それともう1つ。大本営の方から鎮守府のイメージ改善の為に、広報活動を推奨されていましたよね?」

 

「そう言えばそんなものもあったな。イメージが悪いのは鎮守府よりも大本営の方だと思うが、全国各地の鎮守府にそんな指示が出ていたな。だがあれは推奨であって命令では無いから無視をしていたが・・・」

 

「確かにそう聞いております。ですが鎮守府のイメージ向上については無駄だとは思いません。ですので広報活動の一環として公開演習を行うのはいかがでしょうか?」

 

「ふむ、公開演習か・・・」

 

 確かにそのような話は聞いた事がある。うちではやった事はないが、鎮守府の催し物としてはそれなりに実績がある。

 

「はい、そこで我々金剛型姉妹の演習を披露してはいかがでしょうか?私としては航行演習と砲撃演習をオススメします。」

 

「ん?砲撃演習は見た目に分かりやすいから良いとして航行演習か?それならば駆逐艦達の方が得意だろう?」

 

「いえ、今回に関しては広報が目的ですので、実戦的な演習を見せる必要はありません。派手に見せる為に大きな旗を掲げて堂々と航行するのが良いとの情報があります。」

 

「なるほど、見た目を重視するならそれも有りだな。旗であれば手配も難しくないはずだ。それにしてもよくそんな情報を知っていたな?」

 

「情報収集は大事ですから。他の鎮守府の艦娘と交流するチャンスがあれば、積極的に情報収集しています。」

 

 なるほど。うちと関わりがあると言えば長門か横須賀あたりか?佐世保鎮守の傘下との合同作戦や演習も何度かあったな。なんにせよ情報があるのは良い事だな。

 

「航行演習は旗を掲げて航行するだけならあまり練習しなくて良いし、砲撃演習も標的の用意さえすれば、いつもやっている事だから問題無いはずだな。後は急な話だから綾瀬さんがどう言うかだな。」

 

「それではこのお話を前向きに検討して頂けるのですか!?」

 

「ああ、それなりにメリットもあるからな。」

 

「Wow!!霧島凄いネ!!流石は金剛型姉妹の頭脳戦担当デース!!」

 

「ふふっ、ありがとうございます。ですがまだ油断は出来ません。さあ司令、あまり時間がありませんので、このお話を進めていきましょう。」

 

――――――――――――――――――

 

 この件を綾瀬さんに相談すると、街の安全性のアピールに凄く良いと大喜びされて、急な話にも関わらず迅速に準備が進められた。




 まさかの本編ではあまり活躍の無い霧島が大活躍でした。最初の予定では金剛の泣き落としから大淀がフォローする流れでしたが、霧島さんが眼鏡キャラの意地を見せつけました。
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