疑心暗鬼提督 If   作:ライadgj1248

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 アンケートで一位を勝ち取った榛名Ifです。砂糖の過剰摂取には十分ご注意下さい。


榛名If

 春の陽射しが暖かく差し込む執務室で、今日は秘書艦のお仕事をしています。今日は大淀さんが非番なので、榛名が1日秘書艦を担当することになりました。以前の大淀さんは秘書艦のお仕事をお休みする事を激しく嫌がっていましたが、最近はたまにですが秘書艦のお仕事を代わってくれるようになりました。いつもは戦場で活躍するだけしか出来ない榛名ですが、こうやって提督の隣で支える事が出来る秘書艦のお仕事が大好きです。

 

「ふう、書類関係は一通り片付いたな。」

 

「お疲れ様です。少し休息なさいますか?」

 

「そうだな・・・急ぎの案件は無いが演習の視察や工廠での開発状況も見ておきたいかな?」

 

 やはり提督は真面目な方ですね。それならば榛名もお供致します。

 

ドドドドドドドド!!!

 

 ん?この遠くからでも響く足音は!?

 

「Hey!提督!!Burning...Love!!」

 

 突然執務室の扉を開いて金剛お姉様が飛び込んで来ました!そのままの勢いで提督に飛び付きましたが、いつも通り提督に避けられてしまいました・・・

 

「Why!?どうしていつも避けるデース!?私のloveを受け止めて欲しいデース!!」

 

「そんな勢いで飛び付かれたら危険だと何度も言っているだろう。そろそろ学習してくれ・・・」

 

「Oh・・・でも溢れるloveは抑えきれないデース・・・」

 

 いつもの変わらないやり取りについクスリと笑ってしまいます。金剛お姉様は真っ直ぐでとても素敵です。今の金剛お姉様は以前のような暗い感じは一切なくて、明るくて私達姉妹を引っ張ってくれる、本来の金剛お姉様の姿になりました。これも提督が誠実に接してくれたおかげなので、榛名はとても感謝しています。

 

「ひぇ~~~金剛お姉様~~はぁはぁ・・・やっと追い付きましたぁ~」

 

 比叡お姉様もいらっしゃいましたか、やっぱりオフの日はいつでも金剛お姉様と一緒ですね。

 

「ふぅ・・・そんなに焦らなくても行き先は決まっているのですから・・・」

 

 後から霧島もついて来ました!これで金剛型姉妹勢揃いです!

 

「はぁ・・・それで姉妹揃って何の用だ?」

 

「もちろんTea timeの時間ね!だから提督と榛名を誘い来たデース!!」

 

「もうそんな時間でしたか!?榛名気が付きませんでした!」

 

「榛名も提督もお仕事頑張ってマース!でも息抜きも大事デース!」

 

 提督は少し頭を抱えて難しい表情をしていましたが、最終的にはため息をつき

 

「分かった。ちょうど休息をしようかと話していたところだ。」

 

 そう言って私達のティータイムに付き合ってくれました!いつも楽しいティータイムですが、提督も一緒ならもっと楽しい時間になりそうで、榛名は楽しみです。

 

「Yes!そうと決まればFollow me!ついて来て下さいネー!」

 

「はい!どこまでも金剛お姉様について行きます!!」

 

「榛名、いつもの花壇前に準備しているから、提督を連れて来て下さいね。」

 

「はい!榛名に任せて大丈夫です!」

 

 走り出した金剛お姉様を追いかける二人を見送って、提督と二人でお気に入りの場所に向かいます。正門から正面の広場に向かう途中に、綺麗なお花が咲いている花壇がある場所があって、そこが私達金剛型姉妹のお気に入りの場所です。そこの管理は元憲兵のおじいさんがやっていて、提督が言うには『私の無茶に付き合って憲兵の職を失ってしまったのだ。ならば勤め先を確保するのが道理だろう』との事です。綺麗なお花を育ててくれるだけでなく、艦娘達にも優しいのでとても人気者なおじいさんです。

 

「では、私達も向かうとするか。あまり待たせるとまた金剛が探しに来る。」

 

「はい!榛名がお供します!」

 

「それにしても、本当に賑やかな奴らだな。最初に会った時には想像も出来ないような変化だ。」

 

「あれが本来の金剛お姉様ですから。こうやって笑顔を取り戻せたのは提督のおかげです。」

 

「いや、あれは金剛自身が過去を乗り越えた結果だ。私が特別な事をした訳ではない。」

 

 提督は困った様子でそう言っていますが、そんな事はありません。確かに金剛お姉様が過去を乗り越えたのは事実ですが、その切っ掛けを作ったのは提督です。

 

「ふふっ、そんな事ないですよ。提督が私達を大切にしてくれていることを、榛名は知っていますから。」

 

 榛名が敬意と感謝を込めて微笑んでいると、提督は毒気を抜かれたように息を吐き「そうか。」とだけ呟きました。そうなんですよ?提督。

 

「だがそれを言うなら榛名の功績も無視出来ないのではないか?金剛型姉妹で最初に歩み寄ってくれたのは榛名だ。榛名が最初の一歩を踏み出して、私と他の姉妹の間の架け橋になってくれたから、今の金剛達があるのではないか?」

 

「そ、そんな。当然の事をしたまでです。」

 

「ふっ、それこそ榛名が頑張ってくれた事を私は『知っている』からな?」

 

 そう言ってニヤリと笑う提督は少し意地悪です!でも榛名を見ていてくれるのは嬉しいです。

 

「これからも頑張って私を支えてくれるか?」

 

「はい!榛名は大丈夫です!」

 

 提督が滅多に見せない笑顔を向けてくれるので、榛名も満面の笑みをお返しします。これからもずっと側で支えますから、私達の事をこれからも宜しくお願いしますね♪




 以上榛名Ifでした。甘い、甘い、甘い榛名。

次回のタイトルは?

  • 青葉If
  • 曙If
  • 加賀If
  • 川内If
  • 瑞鶴After
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