【悲報】ワイ、転生したら百合の間に挟まる仮面ライダーだった【ゆるして】   作:イナバの書き置き

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難産過ぎる…。


「期待」

 その日、百合ヶ丘女学院に墓標が一つ増えた。

 それはリリィ達にとって特段珍しい話ではない。

 ヒュージと言う人類最大の敵を相手にしている以上、例えどれだけ強力な力を持っていてもある日突然墓標に変化してしまう────そんな事が、多くは無いにせよ時折あるのだ。

 慣れろと言われて慣れる事など若い少女達には到底出来ないが、「誰か」が死んだその事実だけはどうあってもそのまま受け入れざるを得ない。

 

「何で、こうなっちゃったんですかね……」

 

 二川二水は、改めて突き付けられた現実に思わず呻いた。

 彼女の視線の先、新しく増えた「二川アルト」の墓標には沢山の物品が供えてあった。

 確かにアークワンである彼に対して不信感を抱くリリィも少なくはない。

 見るからに怪しくて、リリィを一方的になぶり殺しに出来る力を持っていて、しかも考えている事が読めない。

 そんな少年に疑惑の目を向けるなと言う方が無理な話だ。

 しかし、二川アルトが彼女達にとって第二の家である学院を守って命を落とした事実は揺らがない。

 もう幾ばくも無い余命をリリィ達の為に使った事は、今や誰もが知っている。

 故に花冠だとか、数珠だとか、お菓子だとか──少女達は思い思いの形を墓前に捧げる事で追悼の意を表しているのだ。

 

「私、お姉ちゃんだったのに……ホント、何やってたんですかね」

 

 分かっていた。

 それが彼女達の思いやりだと分かっていたけれど────だからこそ苦しい。

 少年が死んだなどと認めたくなかった。

 少年の遺体すら残らなかったなどと信じたくなかった。

 だって、墓標はただの石だ。

 ただの石が人の死を表現出来るなんて、そんな事あって良い筈が無い。

 少年の温かさも、優しさも其処には宿っていないのだ。

 

 ────そう言う風に目を逸らそうとしていたのに、こんなモノを見せ付けられたら否応なしに現実を直視させられる。

 もう1週間も経った「二川アルトの死」と言う現実から逃げられなくなる。

 

「二水さん……これ以上此処に留まっても冷えるだけです。もう──」

「いえ……私はまだ残ります。神琳さんは先に戻ってても大丈夫ですよ」

「そう、ですか……」

 

 傍らに付き添っていた郭神琳の提案にも、二水は平坦な答えを返すばかりだった。

 そして墓前にしゃがみこんでは、握り拳を額に当てて何事かぶつぶつと呟き始める。

 誰がどう見ても今の彼女は正常ではない。

 髪は整えられる事もなくボサボサで、目の下には濃い隈が刻まれている。

 何日か振りに顔を見せたと思ったら、もう既に()()だったのだ。

 文字通り魂が抜けたような、或いは幽鬼のような姿が其処にあった。

 

(──歯痒い、ですね)

 

 そして、荒んだ二水に対して何かしてやりたいのに何もしてやる事が出来ない──そんなもどかしさを神琳は抱えていた。

 何を言った所で慰めにもなりやしない。

 

(今の二水さんには、きっと何も届かない。自分の殻に閉じ籠ってしまったら、私達からは何も……)

 

 無力感に神琳は唇を噛んだ。

 百合ヶ丘に戻れば皆がいる。

 この時間帯なら()()()()ティーブレイクを楽しんでいるだろう。

 しかし、其処に二水を連れていった所で何か変わるとは思えなかった。

 何もかもが()()()()()()のだ。

 アルトの死にショックを受けたのは当然ながら二水だけではない。

 リリィ達の中には少なからず涙する者がいたし、何なら敵討ちに燃える者だっていた。

 そして、()()()()()敢えて明るく振る舞おうとする空気がここ最近の百合ヶ丘にあるのだ。

 抱え込み過ぎないように、あるいは義憤に押し潰されないように生徒同士が配慮していた。

 勿論「気遣い」は二水にも及んだが────

 

『──ああ、気にしないで下さい。私は大丈夫ですので』

 

 彼女はそれを一蹴した。

 そこには会話をしようと言う気すら感じられなかった。

 アルトが死んだ翌日から、二水は感情らしき感情を見せなくなってしまったのだ。

 あれだけ拘っていた筈のリリィ新聞を発行する事もなくなり、代わりに手のひらに収まるサイズの「何か」を握り締めてぼんやりとしている事が多くなった。

 結局神琳を含む一柳隊に出来るのは、毎日墓標に祈る二水を後ろから見守る事だけだった。

 

「──そろそろ戻りましょう、神琳さん」

「ええ……」

 

 少女の三つ編みが、吹き荒ぶ風に煽られてパタパタと靡く。

 祈りを終えた二水が立ち上がって、空虚な笑みを浮かべた。

 

 

 

■■■

 

 

 

「コレ、神琳さんには何に見えます?」

「コレ?」

 

 墓地から百合ヶ丘に戻る道中、不意に二水が口を開いた。

 彼女の言う()()──即ち開いた右手の上には、白く小さな金属片が乗っかっている。

 

「……チャームの破片でしょうか?」

 

 当然の事ながら、神琳には何の見当も付けられなかった。

 工廠科のリリィなら当てられるのかもしれないが、少なくとも神琳にとっては不得意な分野である。

 そして分からなさで言えば、突然二水がこのような質問をしてきた事の方が理解不能だ。

 故にこそ「チャームの破片」といういかにもありがちで無難な答えを返したのだが──その予想は一瞬で裏切られる事となる。

 

「これはですね──────『アークワンの破片』なんですよ」

「アークワンの……?確かに、回収されたとは聞きましたが……」

 

 二川アルトの肉体は塵一つ残さずに蒸発したが、アイテムも一緒に消滅した訳ではない。

 ヒュージの爆心地からは少年が「アークドライバー」と呼んだベルトと幾らかの装甲片が回収されていた。

 その内の1つを彼女が所有していると言う事なのだろうが──一体何を伝えたいのか。

 神琳は困惑しつつも、先を促した。

 

「たった1つの、遺品なんです」

「は────」

 

 思わず閉口してしまう。

 これが。

 こんな小さな、小指の爪程の大きさすらない欠片が唯一の遺品だと言うのか。

 だとしたらあまりにも救いが無い。

 

「アルトくんは、殆ど私物を持っていませんでしたから……工廠科が解析しているベルト以外だと、もうこれ以外無いんです」

「そんな……」

 

 少年は「自分の物」と呼べる何かを殆ど持ち合わせていなかった。

 普段身に付けていた衣服も、暇な時に読んでいた戦術教本も、喋れなかった時に使用していたホワイトボードでさえ学院からの借り物である。

 捨てるのを面倒に思ったのか、ラムネの空き瓶が何本か放置されていたものの、それで何になると言うのだろう。

 全部返却してラムネ瓶をゴミ箱に入れてしまえば、空っぽの病室だけがそこに残されていた。

 

「……これがあるから、私はまだ『私』でいられるんです。まだ、百合ヶ丘のリリィでいられる……!」

「二水さん……」

 

 二川二水は泣いていた。

 ぽろぽろと涙を溢れさせ、みっともなく鼻を啜りながらそれでも決して破片から目を逸らさなかった。

 未だ少女は絶望の中に囚われている。

 けれど、彼女が自死の道を選ぶ事は無い。

 ()()()()

 

「──だって、アルトくんは私が死んでも喜びませんからね」

 

 そう言って、二水は笑った。

 二川アルトは学院の何処にもいない。

 二川アルトは墓碑の下に埋まっていない。

 もう、この世界にはいないのだ。

 故にこそ、この小さな破片だけが少年の生きた証である。

 そして、破片が言うのだ。

 

「生きて」と。

 

 幻聴かもしれない。

 都合の良い思い込みかもしれない。

 別にそれならそれで構わない。

 全部理解した上で二水は、この残酷な世界で生きていく。

 空しくても、苦しくても、少年がいなくなった「今日」をひたすらに生きるのだ。

 その覚悟に神琳がどうして口を挟めるのか。

 

「────」

 

 ふと、空を見上げる。

 相も変わらずどんよりと曇った、灰色の空が其処にある。

 

「────」

 

 足下に視線を移す。

 冬の冷え込みが本格化しつつあるこの時期では、地面を踏みつける度に乾いた落ち葉を砕く感触が伝わってくる。

 実りもなければ彩りもない、冬とは神琳にとって寂しい季節だ。

 

「大丈夫です。来週には、元の私に戻ってますから。だから、今だけは……」

「二水さんが思うようにすれば良いのです。自分の気持ちに整理を付けて、ゆっくりと……」

「そう、そうですね……」

 

 そして、隣を歩く二水にとってはどうなのだろう。

 溺愛していたアルトを奪った、憎むべき季節なのだろうか。

 無力な己に呪われた、空虚と後悔の季節なのだろうか。

 何にしたって苦しい季節となるのは変わらない。

 

(あぁ───)

 

 素直に、ただ純粋に「この季節が終わりますように」と神琳は願った。

 確かに冬は厳しい季節だ。

 花の芽も今の二水と同じく閉じ籠って身を守るしかない。

 ──だが冬があると言う事は、やがて春が来ると言う事なのだ。

 寒さを耐えしのいだキンセンカが見事に咲き誇るように、二水も本来の明るさを取り戻す時が来るだろう。

 例えすぐに割り切れるモノではないとしても、いつかは訪れる筈の「その時」を神琳は待つばかりだった。

 

 

 

■■■

 

 

 

「やぁやぁ、よく来てくれたねぇ。取り敢えず紅茶でも飲む?」

「ええ、お願い出来るかしら」

 

 真島百由と2人きりで穏やかに話す事は2度と無いと白井夢結は思っていた。

 それだけ甲州撤退戦から続く問題は深く、ささくれ立った代物なのだ。

 それでもこうして、彼女のラボを訪れて茶を淹れて貰っているのだから時の流れとは分からないモノである。

 そうして3分もしない内に、百由は盆にカップを載せて戻ってきた。

 

「はいこれ、インスタントで申し訳ないけど……」

「別に、構わないわ」

 

 コトン、テーブルに置かれたマグカップを右手で引き寄せる。

 そう、今だけはインスタントでも構わなかった。

 どうせ何を飲んでも変わらない。

 二川アルトの死は夢結にとってもそれだけショックだったのだ。

 何しろ、皮膚片1つ残っていない。

 遺体が無いのだから、「ドッキリ大成功」と書かれた看板でも持ってその辺からひょっこり現れるのではないか──そんな事を考えてしまう位に喪失感を伴わない死が、ただ漠然と夢結の中に渦巻いていた。

 

「どう、元気?」

「さぁ……正直な所、私にも分からない」

「そっか」

 

 会話は弾まなかった。

 そう、アルトが死んでも世界は回る。

 お腹は減るし眠くもなる。

 今はまだ来ないけれど、ヒュージだっていつかは来る。

 内心がどうであれ、平常心を取り繕う必要が夢結にはあったのだ。

 だが──だが、今重要なのはそんな事ではない。

 

「──何故、私だけ呼んだの?一柳隊全員に関わる事とまで前置きして……」

「いきなりぃ?もうちょっと、ゆっくりしてからにしない?」

「答えて」

 

 今日、突然夢結の携帯に電話がかかってきた。

 滅多に無い事だ。

 そして驚きつつも耳を澄ましてみれば開口一番に「一柳隊の誰にも知られないように来て欲しい」と言う言葉をぶつけられたのだから、問い質したくもなる。

 そもそも夢結は隠し事とか嘘とか、その手の曲がった事が苦手なのだ。

 普段は仏頂面の癖にすぐ顔に出てしまう。

 百由とてそれは知っている筈なのに、何故自分を指名したのか──夢結は訊かずにいられない。

 

「んー……まぁ、さ。大分予測と願望に塗れてるし、何よりアルトくんに関わる話だから迂闊には出来ないよね」

「アルトが……」

 

 成る程、夢結「だけ」が呼ばれた理由は理解出来た。

 確かに、今の一柳隊にアルトの話題はデリケート過ぎる。

 彼の死に動揺しているのは二水だけではない。

 蒸発する所を直接目撃してしまった結梨と、隊長として責任を感じている梨璃をこの場に呼び出すのは酷な話だろう。

 だから副隊長にお鉢が回ってきた──つまりは、そう言う事だ。

 

 しかし何の罪も無い、ただ学院の為に生き急いでしまった彼の一体何を話すと言うのか。

 もし百由が死人に鞭打つ様な話をするつもりであれば、今すぐ出ていこうと夢結は考えていた。

 

 

 

 

 

「────結論から言えば、アルトくんはまだ助かるかもしれない」

「は?」

「これ見て」

 

 だが、その言葉はあまりにも聞き捨てならなかった。

 思わず顔を跳ね上げた夢結の目の前に、開いたパソコンが押し出される。

 

「これは……地図?」

「そ、3日前に気象衛星が撮ったヤツね」

 

 液晶に映されていたのは、鎌倉を中心として三浦半島の先端までが収められた衛星写真である。

 その中で先ず目に付くのは、相模湾の一部を塗り潰す白い渦────即ちヒュージネストだ。

 この渦の中に潜むアルトラ級からヒュージは誕生し、そして百合ヶ丘へと不定期に侵攻している。

 

「……で、これが何なの。特におかしな所は無いようだけれど」

 

 だが、それだけだ。

 地図には特段異常な点は見当たらず、一体何がアルトの生存に繋がるのか夢結には見当も付かなかった。

 

「だろうね。けど、これは?」

 

 そこも織り込み済みなのか百由の指が軽やかにキーボードを弾き、その度にヒュージネストが拡大される。

 1回、2回、3回────百合ヶ丘が消え、三浦半島が消え、そして海も消え遂にはネストの中心部が映し出された時、夢結は「それ」に気付いた。

 

「待って、これって────」

「そう、ルーンよ」

 

「それ」は、リリィがチャームと契約した際にマギクリスタルコアに刻まれるルーンだ。

 着用を義務付けられている指輪にも転写され、普段は判子の代わりとしても使用されてる「それ」が何故かヒュージネストの深奥で煌々と輝いていた。

 

「……コレ、アルトよね」

「当たり」

 

 幾ら夢結と言えど、ここまで見せられて百由の言わんとする事に気付けない程鈍感ではない。

 ネストの深部で輝く紋章は、間違いなく死んだ筈の二川アルトのモノだ。

 チャームを持たず、レアスキルの覚醒も認められなかったアルトがヒュージに干渉しているのだとすれば、その原因は彼が()()()()()からに他ならない。

 

「でも、どうして……?」

「これは仮説だけどね。肉体がヒュージの爆発で蒸発した時にアルトくんの、その──意識と言うか、魂みたいなモノがネストに還元されたんじゃない?」

「そんな事が可能なの……?」

「普通は無理よ。でも、アルトくんは()()()()()()。G.E.H.E.N.Aの実験によって限界までヒュージに近付けられたアルトくんをネストが同類と認識したら、取り込む事だってあるかもしれない」

 

 俄には信じられない事だった。

 幾らマギと言う「魔力」が存在したとしても、それは最早ファンタジーの領域に近い。

 しかし、もしこの仮説が真実ならば────アルトの蘇生も不可能ではないかもしれない。

 

(────まだ、取り戻せる?)

 

 今度こそ、間違えずに済むかもしれない。

 シュッツエンゲルを喪った自分と違って、後輩達(二水と結梨)には悔いを背負わせずに済むかもしれない。

 その事実に気付いた夢結の背筋にゾクゾクと痺れが走る。

 武者震いだ。

 全く無意識の内に、夢結は武者震いをしていた。

 

「5ヶ月前は甲州撤退戦で奪ったダインスレイフを曲がりになりにも使ってみせたし、この前のヒュージはノインヴェルト戦術の模倣すらやってのけた。どんどん熟達していってるのよ、アイツら。つまり……これも仮説だけど、ヒュージは意識か認識を()()()()()()()としか考えられないわ」

「だから、ネストの近くで死んだアルトも他のヒュージに()()()()()()と。そう言いたいのね」

 

 肉体が「人の皮をかぶったヒュージ」であるからこそ、ヒュージに同類と()()()()()

 そして、言うまでもなくアルトは人だ。

 体が人でなくとも、心が人なのだ。

 ならば、救おう。

 人が人を助けるのは、当然の事なのだから。

 

「そう言うコト──そんでもって、アルトくんを奪還する手立てもあるにはある」

 

 再び百由の指がキーボードを弾き、今度は「図」が映し出される。

 それは夢結にも──いや、一柳隊の誰もが既視感を感じる代物だ。

 

「ベルトと、キー……?」

 

 そう、「変身」に必要なアイテムの設計図だ。

 アークドライバーの面影を僅かに残した「ベルト」と、アークワンプログライズキーを簡素にしたような外観の「キー」が映し出された。

 

「ええ、ええ!これが()()()()()()()!アークワンを試金石にして作られた()()()!こんなのがベルトのプロテクトをぶち破った途端ドバドバ出てくるんだから工廠科はもう大興奮よ!」

「そ、そう……」

 

 まだこんな物があったの、と呆然とする夢結を他所に百由は一人で盛り上がり始めた。

 ある種マッドサイエンティストな気質を兼ね備えている彼女にとって、()()()()()()()()()と言うのは全く未知の存在だ。

 未知ならば、知りたい。

 解体して、組み立てて、分析して、既知にしたい。

 

「私達の目的は、これをアルトくんの魂を持ったヒュージに取り付けて『改造』する事よ」

「改造?」

「ヒュージは全ての生物のDNAを持っている。それってつまり()()()()なれるって事じゃない?」

「何にでもって────まさか!?」

「そうよ、ヒュージをそのままアルトくんの肉体に変換する」

 

 そして()()()()()()()()()()()()ゼロワンドライバーを、アークワンを正しく活用したらどうなるのか知りたくて堪らない。

 

「飛電が、ZAIAが──純粋に人類の未来を願った人達によって作り出された、()()()リリィの隣で戦えるようにする為の仮面ライダーゼロワン(01)

 

 百由の口が弧を描く。

 これ以上に無い位愉快痛快な逆転劇を想像して、笑わずにはいられなかったのだ。

 

「私は、これにアークワン(01)を足して────」

 

 ピン、と立てられた百由の人差し指が「上」を──次のステージを指し示し、続いて中指も上を向く。

 そう──────

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロツー(02)にする!」

 

 完全無欠のVサイン(勝利宣言)が夢結に向けて突き出された。

 

 

■■■

 

 

 

「はい、はい──えぇ、分かりました。明日にはチェックが終わると思うので、全工程が終わり次第そちらに伺います」

 

「こんなに早いとは思わなかった……ですか?あぁ、その辺は天津社長が『2年前の借りを1000%にして返す時だ!』とか言って力を貸してくれたから、お陰で色々と捗りましたよ」

 

「あの人も悔しいんでしょう。折角ショットライザーを生産する所まで漕ぎ着けておきながら、G.E.H.E.N.Aのせいでデータ諸共廃棄する羽目になったのは俺も知ってます」

 

「え?そんな畏まらなくて良い?いやでも、高松さんはじいちゃんの知り合いじゃないですか。だったら俺もちゃんとしなきゃいけないですよ」

 

「まぁ俺も()()()()()の代表取締役──つまりは社長ですからね。はい。G.E.H.E.N.Aに良いようにされるのは、百合ヶ丘もゼロワン計画参加企業もこれで終わりにしましょう」

 

「えぇ、分かってます。だからこそ、今度は皆で力を合わせて()()()()()を救うんです」

 

 

 

 

 

「やり遂げましょう、俺達とリリィのゼロツー(02)計画を」

 

 

 

 

 

 

 

「どうよイズ、結構カッコ良かったでしょ?」

「その一言が無ければ『結構カッコいい()()社長』で終われたと思いますが」

「────マジ?」

「マジです」

「そっかぁ……」

 

 

 

■■■

 

 

 

956:ご機嫌よう名無し様 ID:S/hNsXScq

 まだ生きてるか?

 

957:荳?闊ャ霆「逕滓が諢 ID:?????????

 分からん

 

 




◯ゼロツー計画
百由様立案のアルト奪還計画
①アルトの魂(とも考えられる何か)がヒュージに囚われている
②どうにかして取り戻したいけど肉体は蒸発しちゃったしそもそも魂の取り出し方とか分からん
③んじゃ魂が入ったヒュージをアークドライバーでそのままアルトくんに変換すれば良くね?元々人体実験でほぼヒュージだったんだし多分行けるでしょ
④あーでもアークドライバーだとまたアルトくんボロボロになるし解析して発見したゼロワンドライバー作って使うか…でもゼロワンドライバーじゃ出力低すぎてやっぱ無理だな…
⑤せや、アークドライバー改造してゼロワンドライバーに取り付けたろ!←今ココ

結構良い線行ってるように見えるけど実は
・ルーン出たからってホントに魂があるとは断言出来ないじゃん。ヒュージが利用してるだけかもよ?
・魂があったとしてアルトが入ってるヒュージをどうやって判別すんだよ
・そもそもヒュージが来てくれなきゃ話にならない
とガバガバの権化だったりする

※ヒュージの意識の引き継ぎ云々は完全に捏造です。
ただ6話→9話→12話とノインヴェルトを経験した個体がネストに戻った訳でもないのに完全な対策練ってくるって事はつまりそう言う事なのでは?と思っていたりはする。

◯二水ちゃん
悲しみに暮れている。
雪解けはいつか、きっと。

◯しぇんりんさん
とても良い人。
てか百合ヶ丘に悪いリリィおらん。

◯百由様
計画を一週間かそこいらで練り練りして根回しして夢結様と面談するストイックな人。
唯一惜しいのは冗談でも何でもなくアルト(の中の転生者)には魂がある事に気が付いていない事。

◯夢結さま
久し振りの出番。
後輩に自分のような思いをさせなくて済むかもしれないので奮い立っている。

◯????
飛電製作所の社長。
元々お笑い芸人を目指していたけれどギャグはつまらない。

◯??
秘書。
この世界では人工知能搭載人型ロボットではない。

◯一般転生何だかよく分かんないやつ
色々とよく分かんない。
チャームのクリスタルコアに刻まれる模様は2つのルーン文字を組み合わせたモノだったりする。
ex)
梨璃:ing(豊穣?)とgift(贈り物)の組み合わせ
結梨:thorn(巨人)とman(人)の組み合わせ

この者の場合はride(乗り物)とman(人)の組み合わせ

正直に言って戦闘無しで考えたら誰との絡みが見たい?(あくまで参考である事をご了承下さい)

  • 二水
  • 結梨&梨璃&夢結
  • ぐろっぴ&百由様
  • 一葉
  • 恋花&瑶
  • 千香瑠&藍
  • 灯莉
  • ひめひめ&灯莉&紅巴
  • 叶星&高嶺
  • その他一柳隊メンバーなど
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