【悲報】ワイ、転生したら百合の間に挟まる仮面ライダーだった【ゆるして】 作:イナバの書き置き
少女の細い指が、ライズスターターを押し込む。
内包されるは
しかし、今は──今だけは違う。
「天津さん達から預かったサウザンドジャッカーの力で!」
起動したアメイジングコーカサスプログライズキーをサウザンドジャッカーに装填し、攻撃の口火を切らんとするのは三つ編みを風に靡かせる小柄な少女──即ち二川二水であった。
「お願いします!」
「────」
二水の号令と共に振り下ろされたサウザンドジャッカーから、色取り取りの
狼、チーター、隼、鮫、ゴリラ、虎、雀蜂、ホッキョクグマ、蠍──何の統一性も見られないデータイメージの動物達は、しかし少女の命令に従いアークワンに襲い掛かる。
「迎撃」
流石に、これを受ければ強固な装甲を纏っていたとて一溜まりもない。
一瞬にも満たぬ時間で予測を終えたアークワンも、滞空させていた武器群を押し寄せるライダモデル達に突撃させる。
9体のライダモデルに9つの武器と、アークワンからすれば迎え撃つには丁度良かったのだ。
「────っ」
「────な、に?」
この一撃で趨勢を決するのだと少女が幽鬼が睨み合う中で、奇しくも全く同数のそれらが正面から激突し、絡み合い、そして粉々に砕け散る。
それはアークワンにとって想定内で──しかし二水にとっては最高の戦果だ。
彼女の必殺技は、決してアークワンのそれに劣るモノではなかったのだ。
それどころか両者の火力は完全に伯仲しており、優劣は全く付けられない。
では、このような膠着状態に於いて一体何が勝負の明暗を分けるのか────
「梨璃!呼吸を合わせて!」
「はい、お姉様!」
虹色の雨となって降り注ぐ破片を引き裂き、梨璃と夢結がアークワンに肉薄する。
そう、勝負を決するのは個の実力ではなく信頼出来る仲間の有無だ。
「はぁっ!」
「やぁっ!」
「────」
一時的に全ての武器を失った幽鬼を、二振りのチャームが挟み込むようにして急襲する。
後退する隙すら与えぬ神速の一撃を、アークワンは腕甲で受け止め強引に押し返した。
装甲の下に張り巡らされた
だが、戦闘とは力だけが勝敗を決するモノでもないのだ。
「梨璃、
「はい!」
不可解な現実にアークワンの動きが鈍る一方で、空中で構えられたダインスレイフを足場にして少女が跳躍する。
狙うは未だ防御姿勢を取ったままの幽鬼の──腕。
跳躍の勢いが加わり必殺剣と化したグングニルが腕甲に衝突し、激しく火花を散らす。
「えいっ!やぁっ!」
1度、2度、3度と力任せに振るわれたチャームが腕甲を叩き、その度に衝撃が両者を揺らす。
アークワンの装甲は単純に硬く、如何なグングニルと言えど何度打ち込んだ所で切り裂く事は不可能だ。
故に梨璃の突貫は無意味に思えるが──
「此方よ」
「たぁぁぁっ!」
「────!?」
滑るように背後に回った夢結がダインスレイフを振り上げ、上空を旋回する隼に掴まっていた二水がその手を離す。
会話も無ければ合図も無い、しかし息の合った同時攻撃がアークワンを襲わんとしているのだ。
武器を砕かれ、両腕で梨璃の攻撃を防いでいる現状幽鬼に抵抗する術は無い。
「────」
だから、
例え本質を理解せずに模倣したモノだったとしてもアークワンの予測精度は非常に高い。
アークワンは首を傾けて二水の落下軌道から頭を外し、半身を引いて斬撃の軌道から身体を退避させた。
目標を見失った2人の剣が地面を砕き、土の欠片が幽鬼の顔を打つ。
「────」
「────」
「────」
「────」
一瞬の静寂。
着地した二水が、ダインスレイフを振り下ろした夢結が、グングニルを上段に構えた梨璃が、そして3人に取り囲まれたアークワンが睨み合う。
相手が行動を起こさなければ予測は出来ず、安易な攻勢は自身を危険に曝すと幽鬼は理解していた。
そして────炸裂。
「ええいっ!」
「はぁぁっ!」
「てやぁっ!」
斬る。防ぐ。突く。往なす。
3本の剣が間断無くアークワンを襲い、硬質な衝突音が荒れた大地に響き渡る。
先に述べた通り、本質を理解せずに模倣したモノだったとしても幽鬼の予測は正確だ。
故に、三位一体の領域に到達した梨璃達の攻撃が瞬く間に弾かれ、叩き落とされ、空を切る────
「────?」
────かのように思えた。
しかし気が付けば、攻撃の密度に耐えかねた幽鬼は一歩後退っていた。
全く予測通りの、完全に見切った筈の攻撃にアークワンは押しこまれようとしているのだ。
そして、一瞬でも均衡が崩れてしまえば後は早い。
「そこっ!」
「二水さん、左!」
「はいっ!」
じりじりと後退を始めた幽鬼にリリィ達が追い縋り、土煙の中にあってなお輝きを失わない3本の剣が壁となって波濤が如く押し寄せる。
防げる筈だ。
いや、アークワンの性能なら防げなければ可笑しいのだ。
しかし薙ぎに合わせた拳が弾かれる。
突きを受け止めた手甲が僅かに削れる。
「予測、が────?」
ほんの数秒前まで叩き落とす側だった拳が叩き落とされる側に変わった事実に
今でも行動予測そのものは外れておらず、幽鬼はリリィ達の攻撃を全て迎撃しているのだ。
その証拠として今でも迫る剣に拳を合わせ、その中でも致命傷と成り得るモノは的確に回避する事には成功している。
「何故────?」
だと言うのに────これは何だ。
二川アルトが行ったならば容易く圧倒出来る相手に、何故これ程までに圧倒されているのか。
何故これ程までに少女達の剣は重いのか。
理解不能。
その4文字が、狼狽えるアークワンに突き刺さって致命的なエラーとなる。
「まだ分からないんですか!」
「アルトの表面だけ模倣した所で、私達に勝てると思わないことね!」
その一方で、奮戦するリリィ達に迷いは無い。
距離を置いて仕切り直そうとするアークワンを梨璃と夢結が追撃し、攻め立て、強固な防御を削り取る。
「負、ける────?」
遂に手甲に入り始めた罅を視認した幽鬼は「このままでは敗北する」と直感で悟った。
思いの強さを知らぬアークワンがリリィに打ち勝つなど、端から無理な話だったのだ。
ならばどうするか────決まっている。
「パーフェクトコンクルージョン」
「まさか……!」
「逃げるつもりですか!?」
言葉と共に幽鬼の装甲が赤黒い雷を纏い、サウザンドジャッカーの突きを弾き返す。
今現在状況を打開するのに最も適切な必殺技は、ラーニングファイブによる全方位爆破だ。
近接戦闘を試みる彼女達をこれで吹き飛ばし、その隙にネストへ帰投する──そんな安直な作戦を幽鬼は採用したのである。
「これでは近付けない……!」
「お姉様下がって!」
しかし実際、この場に於いてアークワンの行動は極めて有効だった。
全方位を同時に攻撃するのならば、如何なリリィ達とて退くしかない。
少女達は迸る雷に近付く事すら儘ならず、ギリギリの範囲で各々の武器を構えるだけだ。
後は蓄積したエネルギーを放射しさえすれば、幽鬼の活路が開く。
たった3人で
「ラーニング────」
今まさに回避不可能、防御不可能な一撃必殺が放たれようとし────
「な、に────!?」
強制的に必殺技が中断させられ、今まさに頭上を通過しつある
由比ヶ浜ネストで誕生したヒュージとしての本能が、眼前に迫る敵をも無視して
「マギスフィア!?」
「ドンピシャだね、皆……!」
そう、
何体ものヒュージがこれによって屠られ、進撃を阻害し続けられたのはアークワンとて学習している。
故に、王雨嘉のアステリオンが放ったマギスフィアから目を逸らせない。
「────」
幽鬼は、
今すぐにでもノインヴェルト戦術を止めなければならないが、梨璃達を無視する事も出来ないと決断を一秒にも満たない間躊躇した。
その一瞬が、勝負を決する。
「はぁぁぁっ!」
2振りのチャームが遂に防御を突破し、幽鬼の両腕をかち上げる。
意識を逸らされ、必殺技の発動を自ら中断し、仰け反って胴を晒し────この瞬間、アークワンは完全に無防備となった。
当然、生まれた隙を逃すリリィ達ではない。
「────っあ!」
アークワンの懐に潜り込んだ二水が力強く左手を掲げ──その手で掴んだゼロツードライバーが土煙の合間から僅かに射し込む陽光を反射して金属の光沢を放つ。
少女が吼える。
少女と言う名の華が戦場に咲く。
そして少女の手が振り下ろされ────
意志も持たない、悪意すら存在しない空っぽの幽鬼にベルトが押し当てられた。
青く澄んだ空を、綿菓子みたいな雲がゆっくりと流れている。
穏やかな空模様の下で、愕然とした表情の男が呟く。
「じゃあ、なんだ。君は、その──ずっと俺の心の中にいたって事か?」
「はい、僕はあなたの魂に取り憑いて活躍をずっと見ていました」
「そんな──」
馬鹿な、とは言えない。
転生した男の存在がオカルトそのものなのだから何があっても可笑しくはない。
故に、「二川アルト」の言葉は俄には信じ難い──しかしどうしたって否定出来ない真実だ。
「じゃあ、俺の意識が無い間にスレッドを立てていたのも……」
「勿論僕です」
まぁ「てんぷれーと」とかよく分からないんで立てただけですけど、と頬を掻きながら「二川アルト」は付け加えた。
丁寧な言葉遣いの中にも朗らかさが滲む、何とも小気味良い少年である。
そしてだからこそ、男の表情は苦々しいモノへと変わっていく。
「なら、何でもっと早く言ってくれなかった……!」
「はい?」
「気付いていたら直ぐにでも体を返したのに……!」
そう、「二川アルト」は死んだ。
只でさえ男が負担を顧みずアークワンに変身し続けた事でボロボロになっていた彼の肉体は、ヒュージの爆発に巻き込まれて蒸発してしまったのだ。
この少年に戻るべき体は無い。
他ならぬ男が死に追いやってしまった。
だと言うのに────
「ああ、別に良いんです」
「は?」
少年は、平坦な返事を返すばかりだ。
この世界の誰より男を責める権利を持っているのに、男も断罪されるべきだと思っているのに「二川アルト」はそれに頓着しない。
寧ろ「そうしてくれて助かった」と言わんばかりに穏やかな笑みを浮かべてすらいる。
「良いワケ無いだろ……」
「──」
「俺が──俺が君を殺したんだぞ……まだ中学にすら行ってない子供を殺したって言うのに、何で君は俺を責めないんだ……?」
それが、男にとって何より恐ろしい。
殺人と言う罪には、相応の罰が課せられるべきなのだ。
男の罪はまだ意識を取り戻す可能性がある「二川アルト」の体を酷使し彼を死なせた事なのだから、当然罰せられる必要がある。
それなのに何が「良い」のか。
何故許すのか。
男にはまるで見当がつかない。
「つまらない────」
「え?」
「────現実を知らない、ガキの話です」
そんな男の様子を慮るように、少年が口を開く。
テーブルの上に置いた手をじっと見詰め、思い出すかのようにぽつりぽつりと「物語」が語られる。
「『ソイツ』は甲州の──何の特徴も無い、ただの一人っ子でした。朝起きてご飯食って、学校行って友達とサッカーして、夕飯は何かなって想像しながら家に帰る、そんな普通のガキです」
「────」
「今日も明日も明後日も、ずっと穏やか毎日が続くって『ソイツ』は信じてたんです。ヒュージはすぐそこまで来ていたのに」
バカですよね、と「二川アルト」は嘲笑したが男は決して笑えなかった。
何故なら、転生する前の男は1度だって自身の生命を脅かされるような事態に直面した事が無かったからだ。
彼が
「だから、甲州撤退戦が始まった時も『ソイツ』はちょっと大袈裟なピクニック程度にしか考えてなかったんです」
「────」
「それで、
硬直する男を気遣うような表情をしつつも、「二川アルト」は滔々と語る。
「誰か」の物語を──残酷な悲劇を語るのだ。
「最初は『ソイツ』のお母さんからでした」
「────」
「普段あんまり運動しないからちょっと休憩って腰を下ろした所を、後ろからヒュージにバッサリやられたんです。それでぐちゃぐちゃの……ミンチって言うんですか?5秒もしない内にそんな感じになっちゃいました」
「────」
「お父さんは……何がしたかったんでしょうね。お母さんの仇を討ちたかったのか、それとも腰を抜かした『ソイツ』を逃がしたかったのか。兎に角動き出そうとして、その瞬間には上半身と下半身が別れてました」
あまりにも凄惨な状況に、男は身震いした。
何せ「ソイツ」は目の前で両親を殺され、目の前で肉塊に変えられ、遂には自身の命さえヒュージの手に掛けられようとしているのだ。
どれだけ恐ろしかっただろう。
どれだけ生きたいと願ったのだろう。
平穏な世界を生き、転生した後もアークワンの圧倒的な力を振りかざしていた男は想像するしかない。
「でも、そんな『ソイツ』をリリィが助けてくれた」
「────」
「甲州撤退戦では色んな所でリリィが戦っていましたから、あの人は偶然『ソイツ』を見付けてくれたんです」
だが、絶体絶命の「ソイツ」にも救いの手を差し伸べる者がいる。
救世主とは実在するのだ、と噛み締めるように少年は言う。
「彼女の名は
「それは────」
「はい、夢結さんのシュッツエンゲルです。『ソイツ』は美鈴さんに連れられて防衛軍の基地に避難しました」
甲州撤退戦で命を落としたと言う彼女の名前は、夢結が何度か口にしていた為男にも聞き覚えがあった。
しかし、基地に避難したのならばそれで終わりではないのか。
甲州撤退戦は甚大な被害こそ出したものの作戦には成功していると男は暇な時に読んだ教本で学んでいたからこそ、男は首を傾げる。
「此処で終わっておくべきだった。絶体絶命のピンチをリリィに助けられた──所謂『良い話』で良かった筈なんです」
恐るべき事に、少年の言葉を信じるならば「ソイツ」にとっての地獄は此処からとなるらしい。
もう十分過ぎる位に悲惨な目に遭ったのにまだ何かあるのか、と男は頬をひきつらせた。
だが────
「『ソイツ』の罪は、リリィに憧れた事でした」
「え……?」
少年の口から漏れたのは、意外な言葉だった。
「リリィになる資格なんて何にも無いガキが、
「それは、悪い事なのか?」
「いえ、そう思うだけなら別に良かった。
けど、そうしなかった。
堅実な道を選ばず、「ソイツ」は叶う筈の無い夢を求めて悪魔と取り引きしてしまったのだ。
「何とG.E.H.E.N.Aの人体実験に志願したんです、『ソイツ』」
「なっ……!?」
「当時別のルートで避難してた祖父母もやられてしまって行く宛が無かった『ソイツ』は、彼らに保護されると言う名目でその身を差し出しました」
馬鹿でしょ?と少年が嘲笑する。
ヒーローに成れると信じた善良な「ソイツ」は、そうしてG.E.H.E.N.Aに
それも徹底的に、人としての
「体を徹底的に弄くり回されて半年もすれば、立派な廃人の出来上がりです。
嗤えるものか。
蔑めるものか。
「ソイツ」は何一つとして悪事を働いていないどころか、純粋な善意からその身を捧げておぞましい邪悪に蹂躙されたのだ。
それをどうして馬鹿に出来ると言うのか。
「僕が、全部悪いんです」
そう、「ソイツ」は少年だった。
幼い「二川アルト」は、自身の愚かな行いを直視出来ずに「ソイツ」の物語として語ったのだ。
「──っ」
気付かぬ内に、男は拳を固く握り締めていた。
何故少年がこんな目に遭わなければいけないのか、何故少年が己を責めなければならないのか──そんな義憤が男の頭を白熱させる。
しかし、少年は笑った。
「あなたには感謝してるんです。壊れてしまった僕の代わりに、夢を叶えてくれた。アークワンに変身して、あんなにカッコ良く戦ってくれた!」
「二川アルト」はリリィの隣で戦うヒーローになれたんだ。
少年は心の底から嬉しげにそう言った。
生きている事が大切でありだからこそ他人を守ろうとする男と、己の命を燃やし尽くしてでも他人を守ろうとした少年では「救い」の定義が根本から違うのだ。
「だから──だから身勝手だけど、僕も最期にあなたがヒーローである為の手助けをしたい」
「何だって?」
そしてそれ故に男の行いは罪ではないと、寧ろ誇って然るべきだと少年は励まし──残された力でその背中を押そうとしている。
「
「けど、体が────」
「それは二水ちゃん達がやってくれます」
少年が軽く手を振ると空一面が「画面」に変わり、荒れ果てた大地を目まぐるしく駆け回る4つの人影が映し出される。
「二水ちゃんが……?」
画面の中でリリィが戦っていた。
若き少女達と赤い体色をした何者かが、火花を散らして戦っているのだ。
しかし何の強化も受けていない目ではそれ以上判別出来ず、男はただ見上げるしかない。
「もうすぐ、
「君の体じゃないのか」
「言ったでしょう、僕はあなたの魂に取り憑いていると。何もかもあなたに明け渡したんですよ。だから、『二川アルト』は僕じゃない」
「君は、それで良いのか」
「それ
「……そっか」
少年は、 に全てを賭けた。
理由すら知らされずに転生する男の魂に身体の権利を譲渡し、自身はその活躍を内側から眺めるだけの傍観者になったのだ。
よって彼は既に「二川アルト」ではなく、男の魂にこびりついた残滓に過ぎず──今、その残りカスも燃え尽きようとしている。
「色々押し付けた上で申し訳ないんですけど、僕の最期の我が儘を聞いて下さい」
「内容に依る、かな。だから────」
そしてだからこそ何者でもなくなった少年は夢を語り、何者かになった男は夢を受け取る。
理想を描き理想に殉じた人間が次の誰かに夢を託す魂のリレーが今、行われようとしているのだ。
故に年齢差など関係無く、誰もが誠実に向き合う必要があった。
「君の望みを言ってくれ」
「僕の、望みは──────」
そう、少年の夢とは────
「世界で一番カッコいい、ヒーローになって」
「任せろ」
即答。
やった、と幼い少年が満面の笑みを浮かべ──何処からか溢れ出した光が世界を白く染め上げた。
ガクガクと痙攣するアークワンの腰に
形成し、削り取り、整え──やがて光の中から、
「ゼロツープログライズキー!?」
「ど、どうして……!?」
それはゼロツー計画のもう一つの産物──即ちゼロツープログライズキーだ。
二川アルトを「変身」させるアイテムであり、だからこそ彼にはもう不要だとして作成されなかった筈のキーが今、このタイミングでベルトから精製されたのだ。
その意味は何か。
「ぐ、ご、ぎぃ────!?」
アークワンが、内側から捻れる。
突如として体内に
そのまま幽鬼は一歩、二歩とよろめき。
そして────
復ッ活ッ 仮面ライダー復活ッ!!!
103:ご機嫌よう名無し様 ID:GZWxGDV7Y
やっぱ正義の味方はこうでなくちゃな…
104:ご機嫌よう名無し様 ID:bpLNpaOnI
どでかいの一発かましたれー!
誰の手に触れる事もなく飛翔したゼロツープログライズキーが、ベルトに装填される。
アークワンの内側から飛び出した少年を、衛星アークのエフェクトが覆い隠す。
何処からともなく出現した巨大な2匹のバッタが、黄色と赤の装甲となってアークの中に吸い込まれる。
それは、闇を切り裂き光をもたらす究極の戦士。
それは金糸雀の装甲に深紅のグローブを着装した、次世代のヒーロー。
それは二川アルトが手にした、新たな仮面ライダーの資格。
そう────
仮面ライダーゼロツー。
それが笑顔の少女と手を繋ぎ、夢に向かって羽ばたく少年の名だ。
◯仮面ライダーゼロツー/二川アルト/「二川アルト」
正真正銘、世界で一番のヒーローに────
ゼロツードライバーで肉体を精製しただけでは目覚めない可能性があったので、「二川アルト」は自分の消滅をトリガーにして二川アルトを覚醒させた。
◯二川二水
ふーみん、サウザンドジャッカーの使い手になる。
単純な戦闘技能なら3人の中で最弱だけど武器のスペックと豊富な知識、そして優れた戦術眼で食らい付くスーパーちびっこ。
◯一柳梨璃
戦闘技能が飛び抜けて高い訳ではないが体捌きではトップクラス。
内部進学が大半の百合ヶ丘に高校から編入してる時点で並大抵のリリィではないのだ。
◯白井夢結
我等が最強お姉様。
メンタルが安定してるので今回のアークワンに負ける訳がないし3人なら滅茶苦茶圧倒出来る。
◯赤いアークワン
君もう帰って良いよ!
アークワンの能力と致命的な位噛み合ってないしヒュージはもっとマシなの模倣するべきだと思う。
内側からアルトが出てきたから外見が大変な事になってるけどまだ全然死んでない
◯スレの人達
賑やかし
正直に言って戦闘無しで考えたら誰との絡みが見たい?(あくまで参考である事をご了承下さい)
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二水
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結梨&梨璃&夢結
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ぐろっぴ&百由様
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一葉
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恋花&瑶
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千香瑠&藍
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灯莉
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ひめひめ&灯莉&紅巴
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叶星&高嶺
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その他一柳隊メンバーなど