【悲報】ワイ、転生したら百合の間に挟まる仮面ライダーだった【ゆるして】 作:イナバの書き置き
剣士の手から離れた剣が、瓦礫塗れの地面にぶつかり硬質な音を立てる。
──決着は、着いた。
己の武器を取り落としてもまだそれが分からぬ程、バハトは愚かではない。
装甲を切り裂き胸に刻まれた十字の傷は、自らが敗者である何よりの証だった。
だが、何故か暖かい。
傷であるならば苦痛を感じる筈なのに、それ以上の「何か」を彼は感じ取ったのだ。
そうして、その暖かさを確かめようと傷口を指でなぞって──変身が解ける。
「これで、終わりか」
「ええ、終わりです」
「そうか、そうか……ハハ、所詮は剣士擬きだと思っていたが、中々やるなぁ……」
火炎剣を振り抜いた姿勢のまま語りかけるセイバーへの返答は、男自身が思っているよりずっと優しい声音だった。
そう、がっくりと膝を突いた男は、最早妄執に囚われた仮面ライダーファルシオンではない。
死ぬ事を拒絶し世界の理から外れた者でも、愛する者を喪った悲しみに暮れる弱者でもない。
ただの、バハト。
十聖刃によって心のヘドロを斬り祓われた事で現れた、漸く「今」を取り戻しつつある等身大の男だった。
で、あればこそ──彼には訊かねばならぬ事がある。
「おい、お前……何て言ったかな。名前は何だ」
「千香瑠。芹沢千香瑠と、申します」
「そうか。なら、千香瑠──誰もが悲しまなくて済む世界は、作れると思うか?」
「────」
そう、これがバハトにとっての全てで、同時に始まりでもある。
彼が剣士になった時、戦いの中で友と絆を紡いだ時、そして友に裏切られ世界の残酷さを嘆いた時──何時如何なる時であっても彼は常により良い世界を目指していた。
誰の命も脅かされない世界を、大切な人と笑い合える世界を、剣を執る必要などなくなり剣士も一人もいなくなった世界をずっと純粋に願っていた。
その純粋さ故に心を砕かれ、不死の体を得た事で理想が腐り──そして世界の為に世界の破滅を願うようになっていた。
だから、セイバーに敗れた今でもバハトはより良い世界を望んでいる。
封印される事が分かっていながら、一筋の光明にすがろうとしているのだ。
故に、千香瑠はこう答える。
「私達が、作ります」
「────」
「今はヒュージがいて、G.E.H.E.N.A.がいて、誰もが今日を生きる事に必死な世界です。だから──リリィがいます。明日を切り拓く為に、今日を守る為に、過去を継ぐ為に私達がいるんです」
そう、より良い世界を求める意思は千香瑠も──いや、リリィであるならば誰でも同じだ。
ヒュージがこの世界に出現してから約50年間、彼女達はずっと理想を抱いて戦い続けてきた。
例え何度敗北を重ねようとも、非道な人体実験の被験者にされようとも、人ではないと蔑まれるようとも、ずっと。
理想に込めた時間の長さは違えど、根底は同じ。
やり方と方向性は否定すれど、秘められた信念そのものを否定する事がどうしてできようか。
「これから、貴方を封印します」
「……ああ」
火炎剣をベルトに納刀し、トリガーを2回引く。
セイバーは──千香瑠は、バハトの方へ振り向かない。
振り向いてしまえば、きっと別れが辛くなるから。
バハトもまた、千香瑠の方へと振り向かない。
振り向いてしまえば、きっともっと話したくなってしまうから。
或いは、知ってしまえば躊躇いが生まれるから。
「でも、貴方が夢見た世界は、私
「──そう、か」
「だから、もう眠って下さい。貴方の夢は、私が引き継ぎますから────!」
それは、別離の言葉。
誰よりも世界の為を想った男に鉄槌を下さねばならない少女が絞り出した、精一杯の謝罪。
だが──バハトにとっては、それが何より嬉しかった。
(そう、だな……ただ死んでないだけの輩が、今を生きてる奴に勝てる訳がない……)
どれだけ純粋であっても、夢は必ず腐るモノ。
時間という名の誰も逃れられない事実が其処にはある。
だから人は夢を繋ぐ。
誰かが、また次の誰かが引き継いで辿り着くまで走り続ける。
バハトには、それが出来なかった。
死なないから、1人で完結しているから、腐った夢を抱え続けるしかなかったのだ。
(たまには任せてみるのも悪くない──か。俺も随分と甘くなった……)
それを千香瑠は継いでくれると言う。
1000年もの間夢見て、諦めきれなかった理想を為し遂げてくれるのだと言う。
甘くなったとバハト自身は言うが、これ以上に幸せな事があるだろうか。
少女が駆け出す。
決して男を視界に入れてしまわぬよう深く俯いて、仮面の下で拭う事が出来ない涙を止めどなく流しながら。
そして────
死にたがりなどうにもいけすかない少女の顔を、ふと思い出して。
繰り出された渾身の蹴撃を不死鳥の剣士は最後まで見なかった。
415:ご機嫌よう名無し様 ID:nWqaIjDFe
……決着か
意外とあっけなかったな
416:ご機嫌よう名無し様 ID:RGDf1iWSU
そうね
いきなり出てきてけおり始めたと思ったら何やら満足して封印されてったわこのおっさん
417:ご機嫌よう名無し様 ID:mf4xOenTT
まぁ……そう言う人なんじゃない?
TV本編でもTUMに良い感じに説得されて消えてったし……
418:ご機嫌よう名無し様 ID:WE0eSYpxt
千香瑠様が夢継ぐって言ってくれたし満足したんでしょ
世界滅ぼすのも人が苦しむの嫌だからだし滅ぼさなくても済むんならそっち選ぶ可能性はある
419:ご機嫌よう名無し様 ID:hntP5glk7
しっかし千香瑠様がセイバーか……
この世界的にロクな事にならなそうだけど大丈夫かな……
420:ご機嫌よう名無し様 ID:mCzZwI7ZG
ヒュージだけでも大変なのに他人のクソデカい夢背負って大丈夫?
潰れない?
421:荳?闊ャ霆「逕溯劒辟。 ID:????????
多分大丈夫だと思いますよ
バハトさんとは違って信じられる仲間がいますから
422:ご機嫌よう名無し様 ID:ZtmUjbVr8
おっ虚無ニキじゃん
お疲れ様でした……
423:ご機嫌よう名無し様 ID:MsD0t6Sxm
バハトさん抑えててくれてナイスやで
424:荳?闊ャ霆「逕溯劒辟。 ID:????????
いやぁ……所詮無意識に働きかける位しか出来ないんで……私は何もしてませんよ
リリィの皆さんが勝ち取った勝利です
425:ご機嫌よう名無し様 ID:PUexbEwJw
虚無ニキは謙虚だなぁ
どっかの百仮面ライダー合も見習って、どうぞ
426:ご機嫌よう名無し様 ID:MRwlY2j0d
イッチは人の話は聞くけど妙な所で頑固だから言うだけ無駄ゾ
ああいう手合いは1回痛い目に遭わんと分からん
427:ご機嫌よう名無し様 ID:Jw2S2cfS9
痛い目にはしょっちゅう遭ってるんじゃないですかね……
428:ご機嫌よう名無し様 ID:8fh4Ag0lU
何かとボロボロになってるからなぁ
気負うのは分かるけど落ち着いてもろて……
429:荳?闊ャ霆「逕溯劒辟。 ID:????????
まぁ、その……お陰で私も穏やかに逝けそうです
430:ご機嫌よう名無し様 ID:keyxec5XZ
!?
431:ご機嫌よう名無し様 ID:eKPfcYgiP
は?
何で?
432:ご機嫌よう名無し様 ID:xnTDR3ypd
ちゃんとアイテム類は全部残ってるやん!
虚無ニキがバハト本人じゃない限り意識は残るやろ
433:荳?闊ャ霆「逕溯劒辟。 ID:????????
皆さんの仰る通り多分私はアイテムのどれかだと思うんですけど、ほら、あの……アレです
バハトさんとは意識がリンクしてるんで、彼が眠ってしまうと私も……
434:ご機嫌よう名無し様 ID:7E4WtMQPq
そっか
バハトさんが封印されたなら虚無ニキも眠っちゃうのか
435:ご機嫌よう名無し様 ID:pIz1zJcZe
中々難儀そうだとは思ってたけど此処までとは……
436:ご機嫌よう名無し様 ID:ZOSWRIExt
こう言う結末になるの分かってたんか?
437:荳?闊ャ霆「逕溯劒辟。 ID:????????
正直無銘剣かもって言われた時には頭の片隅にありましたね
それに前封印された時も一緒に眠ってたんで……
438:ご機嫌よう名無し様 ID:1uE6cbNz5
そっかー……
439:荳?闊ャ霆「逕溯劒辟。 ID:????????
いや、まあ、でも良かったです
こうして久し振りに誰かと話せましたし、現代の剣士もちゃんとやれてるの見れたんで万々歳ですよもう
440:ご機嫌よう名無し様 ID:uik+syOTA
うーん……色々言いたい事はあるけど、虚無ニキがそれを選んだなら仕方無いか
441:ご機嫌よう名無し様 ID:+Qy5qrG2J
そうね
所詮俺らは横から口挟むだけだしな
442:ご機嫌よう名無し様 ID:gtgnc24Xh
上から目線で申し訳ないがホントよう頑張ったわ
こんなガッツのある転生者中々いないで
443:荳?闊ャ霆「逕溯劒辟。 ID:????????
そう言って貰えると嬉しいです……
444:ご機嫌よう名無し様 ID:kbBBROJKc
良いって事よ
誰かを褒める位しかする事無いしな
445:荳?闊ャ霆「逕溯劒辟。 ID:????????
そうですか……
あ、本格的に眠くなってきたんでそろそろお暇しようと思います
446:ご機嫌よう名無し様 ID:Ss/oYHSsf
おー、達者(?)でなー!
447:ご機嫌よう名無し様 ID:CH6GtnYxi
次目覚めた時は良い感じの世界になってると思うからぐっすり眠っとけ
イッチとリリィが後は頑張ってくれる
448:ご機嫌よう名無し様 ID:h2dNAE8ih
短い間だったけど中々楽しかったで
449:ご機嫌よう名無し様 ID:0dOy1YZVb
大体逝くとか言ってるけどちょっと長めに寝るだけやん!
起きたらまた顔出してくれや
450:ご機嫌よう名無し様 ID:biUFG9S3P
言うて俺ら転生者だからいつまで生きてられるか分からんが……
まぁ、達者で
451:荳?闊ャ霆「逕溯劒辟。 ID:????????
皆さんもどうかご無事で……
それでは、さよう──いや、ごきげんよう
452:ご機嫌よう名無し様 ID:hWNojQS+A
ごきげんよう
453:ご機嫌よう名無し様 ID:u+F6j5BRv
ごきげんよう
454:ご機嫌よう名無し様 ID:rZYikdoz1
ごきげんよう
455:ご機嫌よう名無し様 ID:cjZe/IJRL
……
456:ご機嫌よう名無し様 ID:cbeXOmo1U
……逝ったか
457:ご機嫌よう名無し様 ID:xdrOowb32
逝ったな
458:ご機嫌よう名無し様 ID:qNMPF5/Vq
……って事は、だ
次は──────
459:一般転生ゼロツー ID:Rider01+02
誰、か
助けて
460:ご機嫌よう名無し様 ID:JhJA8cwHV
お前だよなぁ!
461:ご機嫌よう名無し様 ID:S0IpimrcQ
さっきからウンともスンとも言わないって事は十中八九窮地に追い込まれてるんだろうと思ってたけど案の定だよ!
462:ご機嫌よう名無し様 ID:HLQX6afH8
大分辛そうだけど今度は何やらかしたん
言うてみ?
463:一般転生ゼロツー ID:Rider01+02
エデ、ンのナノマシンが、かかか、体の中に入ってきて
乗っ、取られそ、う
464:ご機嫌よう名無し様 ID:zMGpKg5W9
あーあーあー
そう言う系ね?
465:ご機嫌よう名無し様 ID:hs5FH71MN
あの手この手でボロクソにされてて草
466:一般転生ゼロツー ID:Rider01+02
夢結様が、切除、してくれてる
けど、ヤバい
も、ダメかも……
467:ご機嫌よう名無し様 ID:V7Zl+VBMq
あーオッケーオッケー
取り敢えずエデンの事は1回忘れて事情話してみ?
こう言う気合いで耐えないといけない時は意識を別の事に逸らすと意外と持つモンなんよ
468:ご機嫌よう名無し様 ID:9ZgjzuHzi
ただ書き込む事に集中してるだけで耐えられるしこっちもアドバイス出来るしで一石二鳥だな!
469:一般転生ゼロツー ID:Rider01+02
そん、なもんな、の?
470:ご機嫌よう名無し様 ID:izQJEBAiW
まぁ転生者掲示板としては結構オーソドックスな使い方じゃない?
ワイも腕喰われた時にお世話になったし
471:ご機嫌よう名無し様 ID:A8uSxxcuI
分かる
両足折れたまま味方陣地に帰らないといけなくなった時とか超助かった
472:ご機嫌よう名無し様 ID:gqAM/zm/j
頭吹っ飛ばされた後の再生中とか良い感じに痛みを和らげられるからオススメゾ
473:ご機嫌よう名無し様 ID:Hx5Ay6eCd
>>470 >>471 >>472
何それ怖……
474:ご機嫌よう名無し様 ID:LKC1RIaKf
普通頭は吹っ飛ばされないんだよなぁ……
475:ご機嫌よう名無し様 ID:agZKBB9QK
不死者兄貴は成仏して、どうぞ
476:ご機嫌よう名無し様 ID:ekdf5fXIi
つー訳なんで全部ゲロっちまえ
477:一般転生ゼロツー ID:Rider01+02
あ、はい……
478:ご機嫌よう名無し様 ID:ui5q2cFNw
エデンくんもこんなのを乗っ取ろうとしてるとか災難だなぁ(他人事)
479:ご機嫌よう名無し様 ID:MNgu9EBip
……そう言えばデュランダルってどうしたんだ?
六本木──かつては繁華街、ビル街として栄えた東京の一角、今も都内有数のガーデンであるエレンスゲ女学院が置かれる程活気が
それは珈琲を飲んだ蜘蛛が作った巣のような滅茶苦茶具合で、蔓植物を放置した結果手が付けられなくなってしまったような歪さだった。
あまりの奇怪さに、或人に庇われじりじりと後退する百由が叫ぶ。
「何よ、これ……!ナノマシンがする動きじゃないでしょ……!?」
そう、それは仮面ライダーエデンを構成する無数のナノマシンだった。
突如霧のように「溶けた」エデンが、周囲の建物や道路にへばりついて擬似的な陣地を作り出したのである。
とは言え、蔓のようにも血管のようにも見えるそれらは精々半径15m程度にしか広がっておらず、陣地と呼ぶにはあまりにお粗末だったが────
「っ……く、あぁっ!?」
夢結が1歩踏み入った途端、タイツに包まれた彼女の脚にミミズ腫れのような赤い筋が無数に走った。
突然襲い掛かった鋭い痛みに顔をしかめつつもう1歩進めば、今度はブリューナクを握る手が赤に染まる。
「ダメだ夢結ちゃん!1回退け!」
「──っ、でも……!」
「このままじゃ夢結ちゃんが先に死ぬんだぞ!」
そう、エデンは暴走した訳でも敗北した訳でもなかった。
彼は自らを無数のナノマシンの糸に変化させ、感知圏内に侵入した者を目視不能な速度で滅多打ちにする、最早悪意しか感じられない形態へと移行したのだ。
そんな不可侵領域のからくりを一目で看破した或人が夢結に制止の声を掛けたが、彼女がその場から動く様子は無い。
それどころか、全身に赤い筋を刻まれながら1歩1歩、踏み締めるようにして陣地の中心へと進んで行く。
「……そこで大人しく待っていなさい──アルト」
だって、陣地の中心に囚われているのは──彼女にとってかけがえのない仲間の1人である、二川アルトなのだから。
只でさえエデンの手に堕ちていると言う事実を許容し難いのに、今や血管の束に半ばまで呑まれ激しく痙攣しているようにしか見えなかった。
故にこそ、今救わねばならないのだ。
エデンが何かする前に──いや、何かし終える前に引き剥がさねば少年に未来は無い。
「エデンが何を企もうが、何をしようが、必ず貴方を助けてみせるわ────例え私がどうなろうとも」
夢結の瞳が、紅く──狂気に染まる。
リリィの視覚を以てしても動いている事にすら気付けない程高速でしなる血管が、しかし少女が纏った超高密度のマギによって弾き返される。
これまで極力使用を控えてきたレアスキル──「ルナティックトランサー」を意図的に暴走させる事によって、夢結は自分自身に圧倒的なマギを出力させる事を強制しているのだ。
「邪魔しないでッ!」
ブリューナクを、右から左へ無造作に一閃。
建物の壁面に貼り付いていた血管が鋭い棘となって次々と夢結を襲うが、怒れるリリィの前では小細工等どれだけ集めようと脅威の1つにもなれはしない。
心の中で荒れ狂う熱に煽られるまま、CHARMに撫でられた血管が細切れになって鉄塊に回帰する。
「夢結────!馬鹿な事は今すぐ止めて!」
「止める訳が無いでしょう……他の誰かがいるならまだしも、此処にいるのは私達だけなのよ。なら、私がやるしかない……!」
しかし、こんな事をすれば夢結自身もタダでは済まない。
そもそもからして、ルナティックトランサーはマギの力を暴走させて一時的に身体能力を飛躍的に上昇させるのが正しい使い方であり、スキルそのものを暴走させて限界以上にマギを絞り出そう等と言うのは正気の沙汰とは思えない。
それに例え継続的にフェイズトランセンデンス並みの出力を得られようと、自滅してしまっては意味が無いじゃないか───そう伝えようとして、しかし百由は彼女に近寄る事すら出来なかった。
爆発的に増加するマギと未だ蠢く血管が2人を阻む。
「あぁ────」
そして──遂にその艶やかな黒髪をも白く染めた夢結は、背中から無数の血管を生やしのたうち回る少年の眼前に辿り着いた。
結局この血管らしきモノが何なのか夢結には分からない。
純粋であるが故に彼女は無知だった。
だが、分かる事が1つある。
「お前のせいだな……!」
エデンが悪い。
少年が悲惨な目に遇わなければいけないのも、梨璃達が殺されかかったのも、エリアディフェンスが崩壊したのも全部コイツが悪いのだと、白井夢結は直感で悟った。
故に──CHARMを掲げる。
「アルト……安心しなさい。今その汚いモノを取り除いて殺して、安全な百合ヶ丘に帰してあげるから……!」
殺す。
是が非でも殺す。
例え梨璃だろうが美鈴だろうが、誰に止められようとエデンだけは絶対にこの手で殺すと狂気に煽られるまま夢結は宣告した。
その瞳に嘘は無い。
彼女は本心からエデンの誅殺を望んでいる。
──────だが。
だが、本当に彼女はそんな人間だっただろうか。
相手の言い分も聞かず、躊躇いもなく殺す等と言ってのける残酷で冷酷な少女だったか。
いや、違う。
それだけは違う。
例え怒りに心を支配され、ルナティックトランサーを暴走させてしまったとしても彼女は自ずから「殺す」等と言ったりはしない。
下手に振り下ろせば少年の頭を割りそうな位置でCHARMを振り上げるような事はしない。
純粋で、仲間思いで、優しくて──誰よりも他人の為に悩めるのが白井夢結と言うリリィなのだ。
で、あれば彼女をここまで歪めてしまった原因が何処かにある。
例えば──────
少年から没収したアークゼロワンブログライズキー、とか。
「あーっ、トゲトゲ槍男!アンタそんな所にいたのね!」
「ったく、手間掛けさせるんじゃないわよ!此方はホントに大変だったんだからね!」
「アンタは急に行方不明になるし、ヒュージは襲って来るし、手分けして探す事にしたは良いけど灯莉ともはぐれちゃったし!」
「取り敢えず皆と連絡取るから、今度はちゃーんとひめか達の誘導に従う、の────」
「────」
「……そう。そう言う事」
「何があったのか知らないけど、アンタ満足しちゃったのね。だからこんな場所でボロボロになるまでヒュージと戦い続けて、それで────」
「……まだ何も話してないってのに死んでんじゃないわよ、このバカ」
◯仮面ライダーファルシオン/バハト/一般転生虚無
ただのバハトさん(1000+n歳)
転生虚無は長く眠るだけみたいな事言ってるけどもう2度と起きるつもりはない。
もし起きたとしても世界が平和になってる、或いは平和の為に頑張ってる人がいたら力を貸してくれるかもしれない。
特にそんな事なかったら今度こそ世界滅ぼす。
◯芹沢千香瑠/仮面ライダーセイバー
平和な世界を作る夢を継いでメンタル完成。
アルトが死ぬとかなければもうよっぽどの事じゃない限り揺らがない。
どうしようもない時は火炎剣と無銘剣の二刀流始める。
◯二川アルト
いつも通りぐえー!してる。
無駄にガッツがあるのでめっちゃエデンの侵食に抗っている。
◯夢結様
梨璃ちゃん達殺されかけるし現在進行形でアルトが何か良くない感じだしアークゼロワンプログライズキーに干渉されてるしでメンタルが限界まで来てる。
◯仮面ライダーデュランダル
自分の手で決着は付けられなかったけどファルシオンは眠ってくれたし現代の剣士も思ったより良い感じだしであっさりと力尽きた。
平たく言えばファルシオンと千香瑠様に尊み感じて消滅した。
────本当にそれだけか、と言われれば勿論違うけれど。
◯定盛姫歌
常識人。
正直に言って戦闘無しで考えたら誰との絡みが見たい?(あくまで参考である事をご了承下さい)
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二水
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結梨&梨璃&夢結
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ぐろっぴ&百由様
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一葉
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恋花&瑶
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千香瑠&藍
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灯莉
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ひめひめ&灯莉&紅巴
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叶星&高嶺
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その他一柳隊メンバーなど