オーズNEXT 仮面ライダーゼロ/フレア   作:黒野永華

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祝! 平ジェネFINAL&コンセレ発売 (今頃)

と言うことで、私なりに思いついたオーズの妄想続編です!
タイトル通りオーズ『ネクスト』な為、オーズの次の話、次世代の話となります。

映司とアンクの出番は果たしてあるのか? 期待してください!



ちなみに作者の一番好きなライダーはオーズです。


第0章 ブロローグ
ep00 零司と映司


 

 

託された思い/継承する魂

 

 

 

 

±0 欲望の終焉

 

 

欲望、それは人間が誰しも持っている物。

生きていく上で必要不可欠であり、人は生まれた瞬間から

自らの欲望を叫ぶ。

 

欲望、それは使い方次第でヒトに絶望をもたらす物。

行きすぎた欲望はやがて自身を崩壊させ、終末へと至る。

 

欲望、それは……

世界を救う力……

 

 

拡大してく欲望はやがて、人をそして文明を呑みこむ。

空に浮かぶ巨大な物体が町をビルをあらゆる物を銀色のメダルへと変えていく。

もはやこれは人知を超えた災害だ。人間の手ではどうすることもできはしない。

 

しかし無謀にもそれに立ち向かう者がいた。

赤い翼を携え、大空に舞う。まるで不死鳥のごとく。

 

その者の名は”仮面ライダーオーズ”

 

 

 

 

 

 

+20 ゼロの創世

 

新たなる欲望は世界を破滅させる為生まれた。

新たなる欲望はすべてが全であり無である。

新たなる欲望は、世界を救おうとした。

 

故に矛盾を重ね、やがて……

 

 

 

 

「俺は映司。ねえ、キミはなんて言うの?」

 

 

 

「……俺に名前なんて無い ただのコードゼロ、失敗作に過ぎない」

 

 

 

「そうか、でもキミは生きてる」

 

 

「…生きてる? どう言う意味だ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南米某国、とある非合法組織の研究施設だった場所。

普段の静かそうな雰囲気から一転、付近は業火に包まれていた。

次々と崩壊してく施設の中の一室。

 

その中に佇む一人の仮面の戦士、仮面ライダーオーズ、火野映司。

財団Ⅹに関する調査を鴻上ファウンデーションの部隊と合同で行っていた映司、

捕えられていた少年を保護している所で仲間からの救難信号が入り、急いでかけてけてみれば、

謎の怪人が、炎の中に佇んでいたのだ。

 

 

「怪物!? まさかグリード!?」

 

部屋に入るや否や、反射的に声が出た。

無理もない、その怪人がかつての宿敵グリードと重なったからだ。

メダルの怪人グリード、欲望を糧とし、欲望を求める生命体。

しかし、グリードは映司の手によって全てが滅びたはずだった。

そう、全てのグリードは今存在するはずが無いのだ。

 

 

「あんなものと一緒にされては困りますねー。おっと名乗り遅れましたね。私はSと申します。

いや、今の私は……クモ そう スパイダーエクザスとでも呼んでください。」

 

謎の怪人の事務的な返答でそれはあっさりと否定された。

グリードではない、新たな怪人、「エクザス」

 

オーズとエクザスが崩れゆく施設のなか向き合う。

怪人の周りには何人ものバース部隊のバースが倒れている。

おそらくあのエクザス一人にやられたのだろう。それだけで怪人の恐ろしさが分かる。

アレは危険だと。

 

 

「鴻上の部隊だけでなく、まさかあのオーズが出てくるなんて。

財団Xが知ったらきっと驚くでしょうねー。

もっとも、今頃は……」

 

 

 

財団X、死の商人と呼ばれる組織。まさか今回の事件にも裏で奴らが関わっているというのだろうか?

何度も映司の邪魔をしてきた財団X。奴らがこの一件にも関わっていると言うのか?

そして、財団Xやオーズを知るこいつは一体なんなんだ?

 

「お前は一体何なんだ! その姿は!? 」

 

「質問が多いですね、あなたとてそんな物を使っている以上、察しているので無いのですか、まあ、どうしても気になると

言うのならそこに居る男にでも聞いたらどうですか?」

 

 

 

Sの目線の先には唯一生き残っていたバース部隊の隊長がたっている。

映司と共にここにきたが不穏な動きを察知し先行していたのだ。

 

今映司が使っているのは財団Xの技術によって作られた複製メダル、その存在を知っている者は限られる。

最近活動を始めた、財団Xの派生組織、その名前が映司の頭に浮かんだ。

 

「隊長さん? なんで隊長さんが関係あるんだ」

 

 

「さあ、何故でしょうね」

 

 

「………」

 

映司に見つめられ黙ってしまう隊長、どうやら何かあるようだ。

 

「安心してください。もうすでに我らの計画は動きだした。誰にも止められない。

これであなたの望むものだって手に入るはずですよ、ねぇ鋼さん。

アリスは解き放たれた。後はアレを待つだけですよ。」

 

そんな映司の疑惑と裏腹にエクザスは隊長の本名で語りかける

やはり、あの怪人と何か因縁があるようだ。

 

「ほざけっ! 全部貴様が仕組んだことだろうに!」

 

隊長いや鋼ががエクザスに噛みつく。

今にも飛び出していきそうな雰囲気だ。

しかし、それは叶わない。

 

 

「チッ……足が…」

 

怪人によるダメージか鋼の足はありえない方向へ曲がっていた。

これではまともな戦闘は出来ない。

 

 

「隊長さんは逃げてください! こいつは…危険です。」

 

 

再びタトバコンボに変身した映司が、鋼に撤退を指示する。

オーズの力を持ってもこの程度。やはりコンボを使うしかないのか。

今映司の使えるメダルは限られる。財団X製のメダルを解析して鴻上ファウンデーションが作った疑似メダルで

何処まで戦えるのか、不安が頭をよぎる。最悪鋼と先ほど発見した生存者を連れ逃げるしかないのか。

しかし、そんな憂鬱を無視するように怪人は、へらへら笑いながら話し出す。

 

 

「いやー。やはりオーズ相手ではこれが限界ですか。

バースにやられた傷もありますしここは引かせてもらいます。」

 

胸に刻まれた傷を撫でながら残った背中のロボットアームを振り回し、

映司が気が取られた瞬間、怪人は上空に待機してたヘリの元へ飛び移る。

 

 

「まてっ! サルヴァ!!」

 

怪人の男の本名らしき名を口にし、足元に転がっていた

仲間のバースバスターを広い上げ、退避する怪人に向け連射する。

いくつかの銃弾が怪人をかするが、どうやら意味が無いようだ。

 

 

「鋼さん、あなたいい加減ウザいですよ。あなたはもう用済みです。

おとなしく死んでください。」

 

突然、声色が変わったその瞬間、最後のアームが一気に鋼の胸に突き刺さる。

高速で放たれた一撃は鋼の体を突き抜け、一面に鮮血を散らせた。

 

 

「グっ…!?」

 

「隊長さん!!」

 

 

映司が急いで駆け付けるが、その隙に怪人はヘリに乗り込むと、

ローターの轟音と共に何処かへと消えさってしまった。

 

もはや追撃は不可能。そう判断した映司は変身を解除し、急いで倒れた鋼のもとに駆け寄る。

もうすでにバースへの変身は解除され、傷口からは血がとめどなく流れてる。

おそらくダメだろう…… ひと目見ただけで分かってしまう。

 

しかし映司は決してあきらめない。あきらめずに手を伸ばすのが映司だ。

知り合いの医者の手順をマネし応急手当を試みる。

 

「絶対に助けて見せる!」

 

「……そんなことをしてもムダ、そいつはもう死ぬ」

 

突如少年の声が部屋に響く、先ほど映司が研究室から助けた少年だ。

少年は黙って鋼を見つめる。

隠れているよう言い聞かせていたと言うのに、こんな所まで来ている。

その口調は目の前に血まみれの人間を前にした少年とは思えないほど冷静であった。

 

その少年をみた鋼は、何かを決心し、最後の力を振り絞り、映司の方を向く。

そして、今にも消えそうな声で語りだす。

 

「…映司さん、これを、カケル、息子に… あなたになら任せられる… あなたに託す、未来を!」

 

まるで遺言のように映司に語る。しかし、その言葉にはただの遺言ではない、

まるで辞世の句のような力強さと美しさがあった。

 

ポケットに入っていた見慣れぬ形のデバイスを映司に渡し、無理やり微笑む。

この人になら任せられる。そう鋼が確信したからだ。

そして、あの少年にも…

 

 

「ゼロ、お前は自由だ。生まれ変わるんだ……」

 

せめてもの罪滅ぼしか、ゼロと呼ばれた少年に未来を与える。

その言葉がどれ程の意味を為すのかは分からない。だが…

 

そして、映司さんに自分の意思を託す。

きっと彼ならこの事を託せられる。

自分が命をかけてまで手に入れた、未来への希望の欠片を

 

「映司さん、ゼロを頼む。彼が希望だ。財団Xの野望は動いている。

止めてくれ、奴の計画を。子供たちの為に、アリス達の為に。」

 

本当に最後に、自分が今まで抱えていた秘密を語る。

自分が今まで、隠し通していた最大の秘密。未来を守るために

思いを次の世代へ託すために、自分が為し得なかった来るべき明日のため。

これくらいは……

 

(俺のした事は無駄じゃない…… いずれ…次の世代がきっと…………)

 

「鋼さんあなたは…」

 

力尽きた鋼の瞼をそっと閉じてやると映司は立ち上がる。

託されたのだ思いを。継承されたのだ意思を。

ならば、それを踏みにじるわけには行かない。

 

 

「……ゼロ。君はどうする?」

 

「俺は… 何のために存在しているのかそれを知りたい」

 

 

それは少年にとっての始めての欲望だった。

 

 

「そうか、ならゼロ… いや零司! 一緒にいこう。繋ぐんだ思いを。未来の為に」

 

「零司?」

 

「そう、火野零司。それがこれからのキミの名前だ。」

 

 

映司は少年に手を差し伸べる。指し伸ばされた手を見て戸惑う少年だが、やがてその手をギュッと握った。

これがゼロが死に、そして新たに零司が生まれた瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「~happy birth day to you~ happy birth day dear……」

 

 

高層ビルの最上階、豪華な一室に古めかしいレコードの音楽と野太い歌声が響く。

豪華な装飾品に囲まれた部屋の真ん中には余りにも不似合いなキッチンが備え付けられている。

キッチンには今完成した巨大なケーキ。

男はゆっくりとケーキの上にクリームで文字を書く

 

「ハッピーバースデイ!! 新たなるオーズ!!!」

 

ケーキの上にはただ一文字、0と書かれていた。

ゼロ、それは終わりを意味する文字であり、始まりを意味する文字でもある。。

 

「ハッピーバースデイ!! 火野零司!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、エクザス総本部

 

 

 

 

「ゼロがようやく解き放たれました。これで全てあなたの計画通りです。」

 

 

「そうか、これで残る駒は後一つ……」

 

顔に包帯を巻いた謎の男は先ほど逃げてきた男、Sの報告を聞きほくそ笑む。

包帯の不気味な顔は何処か嬉しげに笑う。

 

「ええ、とうとう長きにわたる計画の完遂の時です。」

 

 

「フハハハハッ! とうとうこの私、レム・カンナギが再び銀河の王へとなるのだ!」

 

 

to be continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





設定解説コーナー


今回は本編と映画の扱いについて解説します。
基本本編と映画は組み込みましたが、自分でいろいろ考えた結果、
本作品では、春映画(ヒーロー大戦系)、MOVIE大戦アルティメイタム、ハイパーバトルDVDはパラレルとして扱います。
その他夏映画やMOVIE大戦、平ジェネは正史として扱い、極力本作に組み込んでいきます。
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