翌日、俺は学校に来た
昨日の話を聞いて、いつまでも大人しくしてられない
体力も回復したし、もう大丈夫だ
リサ「あっ、環那。」
環那「おはよう、リサ、友希那。」
リサ「おはよ、環那、エマ!」
エマ「おはよう。」
友希那「もう、体調は大丈夫なの?」
環那「うん、大丈夫だよ。」
リサ「そっか!よかった!」
心配そうな2人にそう答えた
無くなったエネルギーは補填したし
いつも通りの活動は出来る
リサ「てか、そろそろテストだよ~。環那とエマは、って大丈夫か。」
エマ「問題ない。」
環那「まぁ、いけるでしょ。」
リサ「天才って便利だよね。」
友希那「羨ましい限りよ。」
まぁ、卒業単位の計算はしてるし
どっちにしても卒業は出来るけどね
リサ「そんな余裕な2人に朗報!」
環那、エマ「?」
リサ「なんと、中間テストが終わったら、すぐに文化祭があります!」
環那「お、おぉ(?)」
エマ「......そう(テンション高い。)」
今日のリサはいつになくテンションが高い
まぁ、イベントが好きな子だし
よく知ってる俺からすれば納得なんだけどね
リサ「2人はどんな出し物したい?」
環那「3人が楽しければなんでもいいんじゃない?」
エマ「......お化け屋敷。」
友希那「!?(あのエマが......!?)」
リサ(自分の意見言った!?......てか、可愛いっ!!)
環那(珍しいな......って、あ、そういうことか。)
遊園地のお化け屋敷、気に入ったんだ
まぁ、珍しく楽しそうだったし
今もたまにホラー映画見てるみたいだし
怖いものそのものにハマりだしたのかな
エマ「やってみたい。」
リサ「い、いいんじゃないかな!?うん!」
友希那「あら、リサは怖いものが__」
リサ「わ、わー!わー!あたし、怖いもの大好きー!」
友希那「むぐぐ(エマが可愛いから引くに引けなくなってるじゃない。)」
リサって結構、エマに甘いよね
妹みたく思ってるのかな
仲がいいなら何よりだけど
環那「まぁ、良いんじゃない?お化け屋敷。」
エマ「うん......!」
環那「でも、自分でちゃんと言うんだよ?リサ、出し物の案っていつ出すの?」
リサ「え、今日だけど?」
環那「体育祭の時もそうだけどさ、俺が知ったその日に決めること多くない?」
昨日休んでたから仕方ないんだけどさ
琴ちゃんも教えてくれたらよくない?
まぁ、大方忘れてたんだろうけど
リサ「てか、環那は文化祭は嫌じゃないんだね?」
環那「え?いや、普通に好きじゃないけど。」
リサ「えぇ!?」
環那「でもさ、エマが楽しそうだし、我が儘も言ってられないでしょ。」
エマ「ん......っ///」
俺はエマの頭を撫でた
この子の思い出の為だ
ある程度の協力は惜しむ気はない
環那「さてと、俺はちょっと琴ちゃんの所行ってくるよ。」
リサ「今日もお弁当忘れてるの?」
環那「そうそう。なんか、終わってない仕事あったらしくて。」
友希那「教師も大変ね。」
環那「そうだねー。じゃあ、行ってくる。」
俺はそう言って、教室を出た
さて、文化祭か
一応、警戒しつつ、動こうか
___________________
琴葉「__と言うわけで!文化祭ですよ!文化祭ー!」
あれから時間が経ち、ホームルームの時間になった
さっきまで死にそうな顔をしてたとは思えないほど、琴ちゃんは大盛り上がりだ
予備のバッテリーでも持ってきてるの?
琴葉「何かやりたいことがある人は手を挙げてー!」
環那(お、来た来た。エマは。)
エマ「ん......」
琴葉「エマちゃん?」
(ザワザワ)
エマは恥ずかしそうに手を挙げた
今までクラスの話し合いには付かず離れずだった
そんなエマの今の様子にクラスはザワついてる
エマ「意見、ある。」
クラス「!?」
琴葉「え、えっと、どうぞ?(あのエマちゃんが、意外ですね。)」
エマ「お化け屋敷、したい。ダメ......?」
お、おぉ、ちゃんと言い切った
エマは所謂コミュ障ってやつで
人前とかではあんまり話せないのに
話すのは嫌いじゃないんだけど
クラス男子(お、おっふ......)
クラス女子(か、可愛い......!///)
琴葉「あ、え、えっとー、お化け屋敷との案が出ましたが、賛成の人ー?」
クラス全員(バッ!!!)
琴葉(はや!?)
環那(おーう。)
示し合わせてたみたいに一斉に手が上がった
やっぱり、可愛いってステータスは最強だ
クラス位の範囲なら何でもできる
琴葉「えっと、じゃあ、クラスの出し物はお化け屋敷で決定ということで。文化祭の準備期間はテストが終わってからなので、皆さん、頑張りましょう!」
と、そのテスト関係で死にそうな顔してた琴ちゃんの話で締めくくり、ホームルームが終わった
まぁ、俺は各方面の面倒見ないとだし
ちょっとばかり、頑張らないと
___________________
それからさらに時間が経って放課後
俺は図書館に来てる
目的はもちろん、問題児の勉強を見る為だ
メリ「うぁー、疲れたー......」
環那「ふーむ、10問中7問か。まぁ、頑張った方なんじゃない?」
メリ「この鬼畜野郎ー......」
環那「はいはい。文句言う暇あったら次の教科。」
メリ「お前ロクな死に方しねぇぞ。」
環那「それは楽しみだ。」
まぁ、無駄口を叩きつつも教科書は手に取ってるし
成長はしてる方でしょ
ほんの1か月しか経ってないけど
燐子「あれ、環那君......?」
紗夜「何をしてるんですか?」
イヴ「カンナさん!こんにちは!」
環那「燐子ちゃんに紗夜ちゃん?それに、イヴちゃんも?」
その後ろには白鷺千聖に彩ちゃんもいる
中々、異色なメンバーだ
環那「5人ともこそ、何の用でここに来たの?」
紗夜「どうしたもなにも、テスト勉強ですよ。今回の合同文化祭の日程を羽丘学園に合わせるのにあたって、こっちのテスト期間が例年より早くなってるんですよ。」
環那「あー、そういうこと。」
合同文化祭については初耳だけど
まぁ、大体予想はつくかな
折角、体育祭もしたし、このまま仲良くしようって感じか
環那「それで、授業が駆け足気味になって、あまり理解してないままテストに入ったわけね。」
紗夜「察しがいいですね。まさにその通りです。」
環那「ふーむ。」
千聖「今回は流石に少し厳しいわね。日菜ちゃんに聞こうと思ったけれど、あの子は人に教えられないし。」
あ、余裕で想像ついた
確かにあの子、教えるの下手そう
絶対に悩まないタイプの天才だもん
環那「ふーむ、皆は何に困ってるの?」
燐子「皆みんな理系科目と英語かな......?」
紗夜「私も似たような感じです。」
千聖「そうね。暗記はどうにでもなるもの。」
イヴ「数学がトンチンカンです......」
彩「全教科......」
まぁ、彩ちゃんはともかくとして
それ以外の皆は意外と大丈夫そうかな
そのくらいの教科数なら
環那「俺が見ようか?」
千聖「あら、いいのかしら?そちらの子も見てるようだけど。」
環那「別に何人いても一緒だからね。数学と英語なら余裕だし。」
彩「さ、流石、社長さん......」
イヴ「カンナさんはすごい人ですから!」
環那「まぁ、空いてるし座りなよ。」
そう言うと、5人はそれぞれ席に着いた
元からメリちゃんが前に座ってて
俺の両サイドは燐子ちゃんとイヴちゃんと言う
まぁ、なんとも嬉しい状況になった
千聖(イヴちゃん、もう少し気を付けて......)
彩(わぁ、モテモテだー。)
環那「さて、勉強しようか。分からないところがあったら何でも聞いて。数学英語なら大体わかるから。」
メリ「あーしとの扱いの差、ひどくね?」
環那「君はちょっとやそっとじゃ周りに追いつかないからだよ。」
メリ「鬼畜野郎(2回目)」
それから、7人での勉強会が始まった
友達同士が集まったら喋ってばかりで勉強にならないってよく聞いたけど
このメンバーじゃそういうこともなく
終始真面目に勉強会は進んだ