羽丘の元囚人   作:火の車

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決定(?)

 時間が出来たから、散歩がてらショッピングモールに来た

 

 特に何か目的があったわけでもない

 

 けど、そこで燐子ちゃん達と遭遇した

 

 これは幸運だ

 

環那「奇遇だね。5人でこんなところにどうしたの?」

燐子「あ、え、えっと......」

環那「?」

 

 す、すごい目が泳いでる

 

 ほんとにどうしたんだ?

 

リサ「練習帰りに皆でお買い物行こうってことになってね。」

環那「そうなんだ。何か買うものあるの?」

リサ「女子は何もなくてもお買い物するんだよ?」

環那「そうなんだ。」

 

 俺には分からない感覚だ

 

 燐子ちゃんもそうなのかな?

 

 そうだったらいくらでもしてくれていいんだけど

 

環那「まぁ、この中に俺がいてもだし、5人でごゆっくり__」

友希那「環那も一緒に来ればいいじゃない?」

燐子「!?」

環那「んー。」

 

 まぁ、時間はあると言えばあるし、別について行く分には問題ない

 

 燐子ちゃんといられる大義名分にもなるし

 

 ちょうどいいのかもしれない

 

環那「まぁ、皆がいいなら。」

リサ(嬉しそう。)

あこ(なんかキラキラしてる。)

紗夜(意外と分かりやすいのね。)

燐子(ど、どど、どうしよう......!?)

 

 こうして、俺は5人の買い物に同行することになった

 

 燐子ちゃんがすごい焦ってたけど

 

 どうしたんだろうか

____________________

 

 “燐子”

 

 か、環那君とデート(?)になった

 

 どうしよう

 

 このままプレゼント選ぶの......?

 

環那「燐子ちゃんは何か買うものある?」

燐子「え......!?え、えっと......!」

 

 環那君、気づいてない?

 

 分かってて、私の反応楽しんでない?

 

 すごくありえる......!(偏見)

 

環那「?」

燐子「い、今は、ない、かも......?」

リサ(分かりやす!)

 

 クリスマスプレゼントは、またの機会にしようかな

 

 流石に本人の目の前で買うのはだし

 

 まだ、時間はあるし

 

あこ「環那兄って欲しいものとかないの?」

燐子「!」

 

 あこちゃんが環那君にそんな質問をした

 

 これは、助かるかも

 

 ここで情報を手に入れられれば......

 

環那「うーん、燐子ちゃんとの時間?」

あこ「お、おぉ。」

紗夜「よく恥ずかしげもなく言えますね。」

燐子「......///」

 

 参考にはならないけど、嬉しい

 

 私ももっと環那君と一緒にいたいよ

 

 それこそ、四六時中でも

 

リサ「見せつけてくれるねー。」

環那「仕方ないじゃん。燐子ちゃんが可愛いんだから。」

友希那「それは仕方ないわ。」

環那「でしょ?」

燐子「か、環那君......///」

 

 こんな人の多いところで、褒めすぎだよ

 

 嬉しいんだけど、恥ずかしい

 

あこ「環那兄って物欲とかないの?」

環那「んー。お金で手に入るものでほしいものはないかな。大概のものは手に入るし。」

燐子「そ、そうなんだ......(ど、どうしよう......)」

 

 そう、環那君は大企業の社長さんだ

 

 私なんかよりもお金持ちに決まってる

 

 それは、欲しい物なんてないよね......

 

リサ「じゃあ、貰って嬉しい物とかはないの?」

環那「もらって嬉しい物かー。変なものじゃなければ何でも嬉しいけど。」

友希那「まぁ、そうよね。」

紗夜(ここまで参考にならないものなのね。)

あこ(環那兄ぃ......)

 

 これは、良い物を買おうとするのが間違いなのかな?

 

 そもそもの前提を変えるべきなのかな?

 

 買うじゃなくて、なにかを手作りするとか......

 

環那「えーっと、なんで皆は俺の欲しい物なんか知りたいの?さっきから質問攻めしてくるけど。」

あこ「な、なんでもないよ!」

リサ「そ、そうそう!」

紗夜「気のせいじゃないですか?」

環那「いや、流石に無理あるよ?」

 

 環那君はそう言って、はぁっとため息をついた

 

 これ、もう隠しきれないかな......

 

燐子「あ、あの、環那君......」

環那「ん?」

燐子「えっと、実は......」

 

 私は環那君へのクリスマスプレゼントを買いに来たことを話した

 

 それで皆が聞いてくれてた(かもしれない)ことも

 

 それを聞いて環那君は......

 

環那「__あー。なるほどねー。」

 

 納得したような顔をしてる

 

 もう、仕方ないよね......

 

 今思えば、環那君にサプライズなんて無理だし

 

環那「それは俺に聞いても、参考にはならないよねー。」

燐子「うぅ......」

環那(うーむ。)

 

 なんだか、悪戯がバレた気分......

 

 悪いことはしてないけど......

 

環那「ねぇねぇ、燐子ちゃん。」

燐子「ど、どうしたの?」

環那「俺、今、ほしいもの出来た。」

燐子「え?」

 

 環那君は私の目を真っ直ぐ見てる

 

 欲しいものって、なんだろう?

 

 いろんな意味でドキドキする

 

燐子「そ、それは、なに......?///」

環那「燐子ちゃん。」

燐子「ふぇ......?///」

環那「燐子ちゃんが欲しいな。」

 

 環那君は真剣な表情でそう言った

 

 それで、私の顔は熱くなった

 

 私が欲しいって......それって......

 

燐子「あ、あうっ......///」

リサ「燐子、顔真っ赤じゃん。」

紗夜「ていうか、すごいこと平然と言ったんですけど。」

友希那「平常運転よ。(慣れ)」

 

 ど、どうしよう......

 

 私なんかでいいなら、全然あげられるけど......

 

 いや、そもそも、私をあげるって何?(混乱)

 

環那「よし、これで悩みはなくなったね。折角だし、デートと行こうか。」

燐子「う、うん......!///」

環那「ちょうど、そこにイルミネーションがあったんだ。見る?」

燐子「うん、見たい......!///」

 

 私は環那君の腕に抱き着いて

 

 そのまま、ゆっくりと歩き出した

 

 プレゼントの問題も解決して(?)、デートも出来て

 

 今日、環那君と会えてよかった......!

 

 

紗夜「......どうしましょうか、私たち。」

リサ「もう帰っていいんじゃない?」

友希那「そうね。」

あこ「だねー。」

 

 

 




近々、新しいシリーズ始めます。(2個)
1つはヒロインあこ、もう1つは闇深主人公系(非チート)
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