離陸してから約2時間
結構朝早くに出たけど、車の移動とか諸々の手続きもあったし、もうお昼だ
それにしても、2時間座りっぱなしだったのにダルさが少ない
流石にお高い席.....
リサ「着いたー!」
イヴ「一面雪です!」
環那「あはは、元気だねぇ。」
ここまでたくさん積もってる雪を見るとテンションが上がる
中々、ここまでの雪は見られないし
なんか、北海道来たって感じがする
琴葉「若い人は元気ですね。」
燐子「お2人が飛びぬけて元気なだけだと思いますけど......」
環那「同感だね。」
なんか、後ろから生暖かい視線を感じる
てか、環那が準備に関わらせてくれなかったから、予定分かんないんだよね
ここからどうするんだろう
リサ「環那ー、ここからどうするのー?」
環那「取り合えず、ホテルに荷物預けて、昼ご飯にでもしよう。」
琴葉「?(電話?)」
環那が電話をかけると、すぐにこっちに車が走って来た
これは......
神原「お迎えに上がりました。環那さん。」
環那「うん。頼むよ。」
リサ(神原さん、だっけ?)
燐子(北海道にまで......!?)
琴葉、イヴ(美人な人ですねー。)
あの人、なんで北海道にいるの?
環那が呼んだのかな?
呼ばれたら北海道にまで来る関係ってなに?
リサ(いや、でも、恋人とかは勘弁って言ってたし......)
燐子(でも......)
環那「えっと、一応言っておくけど、こいつは俺の秘書みたいなものだよ。」
琴葉「秘書とかいたんですね。」
環那「面倒事を押し付けようと思って。」
神原「環那さんに都合よく使われています。」
環那「語弊のある言い方しないで?」
この感じなら大丈夫......なのかな?
環那って親しい人には使うとか言わないし
神原「お話の続きは車でいたしましょう。皆様、お乗りください。」
環那「そうだね。」
神原さんにそう言われて、あたし達は車に乗り込んだ
この人のことはちょっと気になるし
喋ってみようかな
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“環那”
神原.....って呼ぶと馴染みないな
あいつ、名前多すぎなんだよね
まぁ、今は神原って呼ぶけど
リサ「えっと、神原さんは環那の会社の社員さんなんですか?」
神原「はい。今はそうです。ですが、付き合いはもう少しだけ長いですね。」
燐子(付き合いが......長い?)
琴葉(最近まで捕まってたはずなんですが......いや、エマちゃんの例もありますし......)
イヴ(カンナさんはお友達が多いですね!)
なんか、4人の考えてることが透けて見える
でも、多分、イヴちゃんのだけは違う
リサ「それで、神原さんは年上の人だと思うんですけど。なんで、環那に従ってるんですか?」
神原「そうですね。では、たとえ話を一つ。」
リサ、燐子、琴葉、イヴ「?」
神原「今から、この地球を宇宙人が侵略してきたといたします。人類よりも圧倒的な武力と知性を持つ宇宙人が『我々に従うならば命を保証してやる。』と言いました。私なら、すぐに宇宙人に味方になります。」
こいつ、割と失礼なこと言ってない?
この場合の宇宙人って俺のことでしょ?
ひどくない?
神原「皆様も承知しているでしょうが、環那さんは規格外です。私は勝算のない争いはいたしません。この方と出会った......いえ、この方が生れた時点で、私の選択肢は一つでした。」
リサ(すごいとは思ってたけど、このレベルなんだ。)
燐子(私たちには優しくて、あんまり実感することはないけど.......)
環那「別に俺は争いになんて興味はないよ。ただの手段に過ぎない。ほとんどの場合、俺が手を出すまでもないしね。」
人を危ない奴みたいにいいやがって
暴力なんて言うのはただの手段だ
しかも、話し合いするに値しないバカに使う
環那「そんなことはいいんだ。さっさと目的地に向かえ。」
神原「かしこまりました。」
神原にそう指示を出し、俺は背もたれに体を預けた
ホテルまではそう遠くない
さっさとこいつはどこかへやるか
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“燐子”
20分ほど車に乗っていると、ホテルに着きました
着きました......けど、私はそう思いませんでした
自分が止まる場所として、認識できないからです
燐子(なに、このホテル......?)
ロビーに入ってなお現実感がない
内装は見るからに高級そうで、見たことない絵画とかある
旅行には妥協しないって言ってたけど、ここまでなんて......
リサ「い、いやー、思ってたよりすごいね。」
琴葉「彼、この旅行にいくら......」
イヴ「それは考えない方がいいと思います。」
若宮さんが言うみたいに、考えない方が良いのかな?
具体的な金額とか見ちゃったら多分気絶しそうだし......
いや、絶対だね
もうすでに気絶しそうだもん
燐子(一旦、考えないようにしよう。折角の旅行だし楽しまないと。環那君が頑張ってくれたんだし。)
環那「お待たせー。手続きと荷物預けて来た。ここからは少し観光しようか。」
リサ「そうだね!」
受付から環那君が戻って来た
ここからはお昼ごはんと観光
北海道は来る機会がなかったし、楽しみ
環那「じゃあ、北海道の街へ繰り出すとしよう。美味しいお店は何件かチェックしてるよ。」
燐子「流石、環那君だね......抜かりない......」
琴葉「そうですね。完璧すぎて怖いです。」
リサ「歌以外の欠点はあたしも知らないです。」
イヴ「カンナさん、お歌はダメなんですね。」
そんな会話をしながら、私たちはホテルから出ました
ちょうど朝ご飯を食べたらお腹がすいてくるくらいの時間
環那君ならこのタイミングも計算してそうに感じますが
流石にない......ですよね?