羽丘の元囚人   作:火の車

190 / 200
したいこと

 北海道の街はあたし達が住んでる場所とは違う

 

 雪が積もってるとか、見たことないお店とか色々理由はある

 

 街を歩いてるだけで旅行に来た感があっていい

 

 そんなことを思いながら歩いて、環那がチェックしてたお店に来た

 

リサ「__美味しいー!」

燐子「とっても暖かいです......♪」

イヴ「体がポカポカします!」

琴葉「有名なのは知っていましたが、想像以上ですね。」

 

 環那がお昼ごはんに選んだのはスープカレーだった

 

 北海道と言えば海鮮が浮かんでくるけど、そこは環那だ

 

 移動で少し疲れた体にカレーは元気をくれる

 

 それに、体が冷えてたから、すっごい沁みる

 

環那「お気に召したようでよかった。」

琴葉「美味しいですね、このお店。」

リサ「店内もオシャレだし!」

 

 このお店はすごくオシャレだ

 

 まるでバーみたいな感じで

 

 ご飯を食べるだけの場所って感じはしない

 

環那「皆を連れていくのに値する店を探すのには流石に骨が折れたよ。」

琴葉「扱いがまるでお姫様ですね。」

環那「俺からしてみれば同じようなものだよ。」

 

 環那は大切な人にはそう言う感じだからねー

 

 友希那なんかずっとお姫様扱いだったし

 

 ほんとにありとあらゆる面倒を見てたし

 

琴葉「私の年では、ちょっと......///」

環那「俺にとってはってだけだから。むしろ、俺以外からそうされてたら、嫌だな。」

琴葉「!///」

環那「琴ちゃんの可愛い所は俺だけが知っていればいい。変な虫が付かないからね。」

琴葉「は、はぃ......///」

 

 なんか、シレっとイチャイチャしてるんだけど

 

 しかも、すごい独占欲出してるし

 

 あたしもあんな風に言われたいなー

 

イヴ「私もそんな風に言われてみたです!」

環那「イヴちゃんの可愛い所は結構知れ渡ってると思うよ。」

イヴ「えぇ!?」

燐子「わ、若宮さんはアイドルですから......」

環那「あ、でも。」

イヴ、燐子「!///」

 

 今度はイヴと燐子の頬に手を添えた

 

 そして、2人の目を真っ直ぐ見つめてる

 

環那「俺以外知らない、2人の可愛い表情は他にくれてやりたくはないな。」

イヴ「こ、こんなの、カンナさん以外ではなれません......///」

燐子「ど、どんな顔してるの......?///」

 

 2人もなんか蕩けてるよ

 

 ほんと、環那ってそういうとこあるよねー

 

 あたしのこと忘れてるところとか特にー

 

環那「リサも。」

リサ「え?」

環那「リサの可愛い所は何年も見て来たからね。おばさんたちの次くらいには、分かってるつもりだよ。」

リサ「えぇぇぇ!?///」

 

 あ、あたしのこと忘れないなんて

 

 あ、でも、そっか

 

 今はあたしも彼女だし......

 

環那「忘れてると思った?」

リサ「今まで、散々忘れて来てたじゃん///」

環那「太陽は、あるのが当たり前すぎてありがたみを忘れる。そう言うものだよ。」

 

 なんか、すっごい良い感じに言い訳してる

 

 でも、もういいや

 

 今、うれしいから

 

リサ「もう、バカ......///」

環那「あはは。」

 

 ほんと、お調子者

 

 でも、ちゃんとあたしを愛してくれてる

 

 今まで付き合ってきた中で、これが一番の違いだ

 

 過去のあたしに言っても、こんな話信じないだろうなー

 

 そんなことを思いながら、あたしは4人との食事の時間を過ごした

__________________

 

 “環那”

 

 旅行って、楽しむのも大切だけど、リラックスも大事だ

 

 みんな、仕事、学校、バンドと忙しい

 

 そんな彼女たちの体の調子を整えるのも、重要な目的だ

 

環那「ふぅ~.....」

 

 それで、次に来たのは温泉だ

 

 もう部屋にも入れるし、1日目と言うことを考えれば、良い感じだろう

 

 移動疲れもあるだろうしね

 

環那(......楽しい、か。)

 

 俺は今、楽しんでいる

 

 こういう風にみんなといるというのは、楽しいものだ

 

 今までの人生では、考えられないくらい

 

環那「......いいねぇ、こういうの。」

 

 楽しくて、やることもあって、退屈しない

 

 これが充実と言うものだろう

 

 人生は辛くて当たり前と思ってた俺にとっては、何とも不思議な感じだ

 

環那「......さて、俺は先に部屋に行くとしよう。」

 

 俺はそう呟き、湯船から出た

 

 荷物を持って行って、ゆっくりしよ

 

 女性陣はお風呂長いだろうし

__________________

 

 “琴葉”

 

 お昼ご飯を食べたから、少し街を見て回ってから、私たちは温泉に来ました

 

 お若い皆さんはまだ元気でしょうが、私にはちょうどいいです

 

 流石に私は移動疲れゼロとはいきませんし

 

リサ「初めて見るわけじゃないけど、やっぱり燐子のすごっ。」

燐子「ひゃぁぁぁぁ///い、今井さん......!?///」

イヴ「た、確かに、すごいです......!」

リサ「そう言うイヴだって出るとこ出てるじゃん~!」

イヴ「ひゃ!///」

 

 今井さんはお2人の体を触っています

 

 なんていうか、若いですね~

 

 体に張りがあるというか、綺麗とかいうか

 

 自分のを見ると悲しくなりますね

 

琴葉「はぁ......」

リサ「なんでため息ついてるんですかー?」

琴葉「いえ、若さが羨ましいなと。」

リサ「いやいやー、浪平先生も結構......」

琴葉「あ、あまりジロジロ見ないでください......///皆さんと比べればだらしないので......///」

 

 ソっと体を隠します

 

 皆さん、スタイル良すぎません?

 

 これが十代の力ですか......

 

リサ「男って、案外このくらいの方が......」

燐子「確かに......」

イヴ「リンコさんにも負けていません......」

琴葉「さ、3人とも、落ち着いて.......///」

 

 浪平先生は着やせするタイプなんだろう

 

 普段は普通くらいに見えてるけど、脱ぐとすごい

 

 全体的にフワフワしてそうというか

 

 男が好きそうな体をしてる

 

リサ(これなら、環那も。)

燐子「どうかしましたか?」

リサ「うーん。この旅行で、あたし、してみたいことがあってさ。」

イヴ、琴葉「してみたいこと?」

 

 3人とも、首をかしげてる

 

 まぁ、何が何だか分からないよね

 

 ここまで全く話題にも上がってなかったもん

 

リサ「それは__」

燐子、琴葉、イヴ「~!///」

 

 あたしがしたいことを言うと、3人とも顔を真っ赤にした

 

 そして、温泉の熱さと相まってかな

 

 3人とものぼせてしまった

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。