あれから少しして、私たちは建物に移動しました
お馬さんに乗って移動するなんて、まるで戦国の武将のようでした
今は、みんなでアイスを食べています
イヴ「美味しいです!」
リサ「うん!すっごい濃厚で美味しい!」
琴葉「アイスなのに新鮮さを感じます。」
燐子「そうですね......!」
北海道のアイスは美味しいです
甘くて、濃厚で、舌触りもよくて
毎日でも食べたくなります
環那「飲み物持ってきたよ。琴ちゃんとリサはカフェオレ、イヴちゃんはミルクティー、燐子ちゃんはホットミルクね。」
リサ「ありがとー!」
琴葉「えっと、なんであなたが給仕を?」
環那「ちょっとお願いしてキッチン借りたんだよ。皆の好みに合わせるために。」
燐子「美味しい......!」
イヴ「とっても美味しいです!温度もちょうどいいです!」
環那「それはよかった。」
カンナさんはそう言って、椅子に座りました
その手にはコーヒーが入ったカップがあります
コーヒーが好きらしいです
環那「ここのアイスはおきに召したかい?」
イヴ「とっても美味しいです!」
燐子「うん......!」
リサ「向こうじゃ食べられないのが難点だねー。」
琴葉「滅多に食べられないからこそ、より美味しくなると思います。」
環那「あはは、よかった。」
カンナさんがコーヒーを飲む姿はよく見ます
好みはお砂糖少し多めです
最近では私にお砂糖を入れるのを私に任せてくれます!
環那「この後は綺麗な景色でも見に行こうか。」
リサ「いいねー!写真撮ろー!」
環那「たくさん撮っていいと思うよ。」
リサ「そーじゃなくて!環那と撮りたいの!」
環那「俺と?」
リサさんの言葉にカンナさんは首を傾げました
自分が写真を撮ることに疑問を覚えてるようです
カンナさんらしいですね
琴葉「どうしてあなたはこういうときだけ鈍感なんですか。」
環那「俺が今までの人生で一緒に写真撮りたいって言われたことがあるとでも?」
琴葉「すみません。」
燐子(謝った......!?)
カンナさんはさも当然のようにそう言います
私はいっぱい写真を撮りたいですけど
カンナさんは嫌だったりするのでしょうか?
イヴ「カンナさんは写真は嫌いですか?」
環那「あまり好きじゃないね。需要がなくて、無駄に感じるから。」
イヴ「そんなことないですよ!少なくとも私たちはいっぱい撮りたいです!」
リサ「そうだよー!」
リサさんもそう言ってくれます
カンナさんは変なところでネガティブです
もう少し私たちのことを信じてくれてもいいのに
環那「撮りたいなら撮るよ。困るものでもないし。」
リサ「じゃあ、撮ろうね!」
イヴ「もちろん私も!」
燐子「私も......///机に飾りたい......///」
琴葉「私も撮っておきましょうかね。実物が家にいますが。」
環那「なんていうか、みんなってすごいね。俺、そんな生き方できそうにないや。」
カンナさんはそう言って笑いました
そして、手元にあるコーヒーを飲み切って
ふぅっと一息つき
環那「そろそろ行こう。時間は有限だからね。」
リサ「そうだねー。」
琴葉「お会計はいくらですか?」
環那「もう払ってきたけど。」
燐子「いつの間に......」
イヴ「まるでシノビです!」
環那「そこまで大層なことはしてないけどね?」
私たちはそうして、牧場を離れました
次は景色を見に行くそうです
そこでたくさん写真を撮りたいですね!
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“環那”
町中からロープウェイに乗った
多くの建物が見える景色から、段々とそれらが少なくっていき
段々と、景色には白が多くなっていく
イヴ「すごいです!真っ白になりました!」
環那「そうだね。」
琴葉「街中もすごかったですけど、こちらは別格ですね。」
リサ「きれー!」
燐子「そうですね......!」
ガラスから見える景色は真っ白だ
一面雪景色ってこういうものなんだろう
ここまでのは中々見られないんじゃないかな
リサ「綺麗だね!環那!」
環那「リサの方が綺麗だよ。」
リサ「!?///か、からかってるでしょ!///」
環那「半分はそうだけど、ちゃんと本音だよ。この世で、みんな以上に綺麗だと思う人もものもないよ。」
それ以外どうでもいい......と言うのはそれはそれで問題だけど
でも、俺の基準はそれが一番で
それ以上を知る予定は今のところない
琴葉「珍しいですね、そう言う風に言うのは。」
環那「リサもこういうの求めてると思って。言葉にしないと伝わらないからね。」
イヴ「リサさん、とても喜んでいますよ!」
燐子「うん......!珍しくちゃんと今井さんに気持ち伝えたね......!」
リサ「みんな、シレっとあたしの傷えぐるのやめて?」
もう少し、意識的にこういうことした方がいいか?
全員共通でこの認識なのはまずいな
出来る限り改善しよう
環那「さて、そろそろつくよ。防寒の方は......大丈夫そうだね。」
リサ「よーっし!写真撮るよー!」
ロープウェイが目的地に到着する
そして、従業員の案内で降車して
そして、建物から外に出た
リサ「すっご!さっむ!」
イヴ「そうですねー!」
琴葉「空気が美味しいですね。」
燐子「着こんでても寒いですね......」
環那「そうだねー。」
やっぱり、街中より寒いな
俺は別に問題ないけど
4人は体を冷やしすぎるのはよくないし、程々で切り上げようか
イヴ「カンナさーん!雪玉です!」
環那「作るの早くない?」
琴葉「まるで野に放たれた犬......」
環那「犬って。」
イヴ「見てください!」
イヴちゃんは嬉しそうに雪玉を見せてくる
その姿はまさに犬......
うん、可愛いね
環那「うん、綺麗に出来てるね。」
イヴ「カンナさんも一緒に作りましょう!」
環那「いいよ。」
イヴ「いきましょ__きゃ!」
環那「!」
イヴちゃんに手を引かれて歩き出そうとすると、彼女の体勢が崩れた
雪の中に何かあったのか
俺はとりあえず彼女の体を引っ張り、彼女と俺の位置を入れ替えた
と同時に、俺は雪の中にダイブした
環那「大丈夫?」
イヴ「は、はい。カンナさんは......?」
環那「問題ないよ。」
燐子「だ、大丈夫......!?」
環那「大丈夫だよ。」
皆が心配して駆け寄ってくる
俺はイヴちゃんに付いてる雪を払い
一緒に立ち上がった
イヴ「ご、ごめんなさい......」
環那「いいよ。ほら、俺、無傷だから。むしろ、イヴちゃんに傷がついてたら雪ひっくり返して全部の危険要素を排除するところだったよ。」
リサ(なんかとんでもないこと言ってる。)
琴葉(本気でやりそうなんですよね。)
燐子「若宮さんにも怪我はないよ。」
それなら、大丈夫だね
怪我がないなら何よりだ
でも、少し注意する要素が増えたな
リサ「じゃあ、写真撮ろうよ!もう、夕日もいい感じだよ!」
琴葉「わっ、綺麗ですね。」
環那「そうだね。行こうか。」
イヴ「はい!」
燐子「うん......!」
みんなと柵の方に近づく
白い雪が夕日に照らされて、綺麗だ
景色が良いという評判通りと言ったところだ
リサ「じゃあ、写真撮ろ!」
リサは手招きをした
それを見て俺たちが集まると、携帯を斜め上に持って行って
全員が写るように調整していく
リサ「浪平先生、もうちょっとこっち、燐子もこっちきて!環那はほら、ここ!」
環那「テキパキしてるね~。」
リサ「ほら、撮るよ!はい、チーズ!」
リサがそう言うのと同時にカシャと言う音が鳴る
そこから何回か、同じ音が鳴って
それが終わると、リサは満足そうに頷いた
リサ「うんうん!いい写真撮れたよ!グループに送るね!」
イヴ「ありがとうございます!」
リサが携帯を操作した数秒後、俺の携帯の通知音が鳴る
それを確認するとさっきの写真が送られてきてる
みんな、楽しそうないい顔をしてる
いいことだ
燐子「か、環那君......次は、2人で撮りたいな......?///」
環那「え?あ、うん。別にいいけど。」
リサ「いいねー!じゃ、1人ずつ撮ってこうか!」
イヴ「大賛成です!」
琴葉「折角の機会ですし、撮っておきましょうか。」
それから俺は4人全員と写真を撮ることになった
今まで、あまり写真を撮られる機会が少なかったから知らなかったけど
写真を撮られるというのは案外大変だ
皆とじゃなかったら、進んでやろうとは思わない
でも、思い出として残すなら、写真は良いものだと思う