二回目の新規メンバーは原作と同じ(山田生存による影響無し)。
説明を断る西くん。
一年以上ガンツメンバーしていなくても判る、ヤバイ奴らだ…(→ゾッキー達)。
「聴いてくれ。まず俺が知ってることから話す。
これから全員武器を持って違う場所に移動することになると思う」
「はぁ?何だそりゃ。意味わかんねーぞこら」
「俺だってよくはわかってねーんだ。でも無理矢理にでもそーなっちまうんだよっ」
「ゲームか…なんかか?TV番組の」
睨み合う加藤とゾクAの会話に高校生が割り込む。
「いや!!ゲームでもTVでもないっ」
「TVじゃねーなら何なんだよ」
「それは…わからない。俺もこれが2回目だからな。知ってることはあんまり無いんだ。
でも前の回の人間はTVの企画と勘違いして………死んだ」
「!?」
息を飲む新規メンバー達、と山田。
お~いお前もか。何を「半信半疑」したんだよ(笑)。
「え?あの…加藤くん?あの人達って…全員…?」
「はい。あのとき部屋に居なかった人は全員…」
うん、退場しました。
ミッション終了後、生き残り回収後に狩りエリアで倒れたままなメンバーの頭部が破裂する描写があったからマンガと同じルールなら回収されなかったメンバーが生存している可能性は無い。
「だよな?計ちゃん」
「ああ。ターゲット追ッてた連中で生き残ッたのはアンタ1人だけ…ッて、アレ?でも、
そーすると…」
「計ちゃん?」
「いや、続けてくれ」
「?ああ。えっと、どこまで話したか…移動して、そのあとだな。
外に移動するんだがそこで星人を見つけて捕まえなきゃならんらしい」
「セイジン?」
「……
…宇宙人…みたいな奴が出るんだ」
恥ずかしいのか歯切れが悪い。新規メンバーから顔を背ける加藤。
この位置から視えないけど顔が赤いのだろう。
暫し沈黙。
「ぷっ」
「宇宙人ってかよ」
「ははははは。ばーっか」
「頭おかしーぜ」
爆笑するゾッキー共。
笑うのを堪えているのかリアクションに困っているのか無言の高校生。
一緒に呼ばれた若い女性がそれを見守る、物陰から。
「…計ちゃん、佐藤さんも、ほかに付けたすことあるか?」
うーん…チラ
隅っこに座るセンパイを見たらニヤリと微笑まれた。こっちの西は社交的だが…
小島が知ってたらおかしいことを省きながらゾッキー共も納得する理屈を考えるのメンドい。
もう放っといたら?マンガでは高校生くん以外居ても居なくても同じだったし。
「あとは…武器の撃ち方くらいか」
「それは向こうに行ってからのほうが…」
「そーだ、コピーの話は…」
「やめとけ、もッと混乱する」
「コピー?」
「ちっ結局なんだっつーんだよ」
「よくわかんね~」
不満そーに呟くゾクA、D。
♪チャーチャーチャチャ~ラ チャ~チャラチャチャッ♪
「うわっ!」
「何だ?おい」
「…」
突然の大音量にビクつくゾッキー共。その目前で黒球表面に文章が浮かび上がる。
「おっ …なんだこりゃ?」
「画面変わるぞっ」
“てめえ達は今から この方をヤッつけに行って下ちい
田中星人(ロボっぽい人形。ボーダーTシャツ着用)
特徴 つよい ちわやか とり
好きなもの とり ちよこぼうル
口ぐせ ハァーハァーハァー”
2回目のミッションも1回目と同様にマンガと同じターゲットらしい。
都合が良いのか悪いのか。たぶん良いんだろーな。
「はぁ?田中ぁ?」「田中星人だぁ?」
「うっわマジ?ゲームみてーになってきた」
「TVかぁ?やっぱ」
ガシャッッ
ドタタッ
「うおっ!」
黒球から武器&スーツ棚が展開し、しゃがんで指令を見ていたゾッキー3人(1人は立って見ていた)は尻餅をつく。
「す…げ…」
間抜けな姿勢でゾクAが呟くと玄野が立ち上がった。
パチンッ
指を弾いて親友を指す。
「加藤!あの服だ。アレ着れば良いンだよッ多分」
「服?」
「ホラ、アイツも着てるだろ。前回アレ見て着たンだよ俺も」
座る西に注目する玄野たち。
「…あ、ホントだ」
「クロノ君が着てた、あのコスプレスーツだよね?着ればなんとかなるの?
…あれ着て外出るのは勇気要るなぁ~。でも、みんな着るなら」
「意味も無く着ねーだろ、あンなの。ソレに…」
「それに?」
「いや…なンでもない。とにかく着替えよーぜ」
玄野たちはガンツスーツを取りに向かった。
準備タイム。
加藤はガンツスーツをケースから出し難しい表情で眺めている。
マンガで誰かが言ってた「スーツ着用は基本だ」って。
ねぎ親子襲撃時に観測できた機能は(おそらくコントローラーと組み合わせて使用する)ステルス迷彩のみだったがマンガと同じなら外部からの物理攻撃を防ぎ、その気になれば無手でクリ―チャ―を撲殺も可能な程度の身体能力を与えてくれる。出所の分からない衣服を着用するのは気持ち悪いだろうが生身じゃターゲットと張り合えない、ほとんどの星人は人体破壊なんて一撃だしヒトより頑丈だから。着ないでターゲットと交戦し生き残ったキャラは、まぁワリと居るが奴らは規格外。少年漫画的特殊能力持ちのとんでも設定たちだ。退場したキャラのほうが多い。生き残りたいなら「着ない」という選択は無い。
但しガンツスーツもダメージは受ける、削られた耐久値を戻す手段は転送によるリセットしか無いし、ターゲットの攻撃力を外見で判断するのは難しく個体差がかなりあるので全て避けるつもりでいないと危険。筋力強化されていても運痴にはキツイ仕様。まぁ百戦錬磨(笑)の格闘家やアスリートがスーツ着たとしても初見の遠距離攻撃や範囲攻撃を完全に回避するのは厳しいだろう、予知能力でもない限り。とまぁ欠点はあるけど最低でも逃げ足は向上する。ヤバいヤツを避ける為に使え、って何言いたいのかわからなくなってきた。ともかく。
いつまでもスーツを眺めてないで早く着替えに行け。準備時間は無限じゃないぞ。
配られたスーツケースの前に座ってXガンを構えるゾクA。
スーツを観察するゾクB。
立ってXショットガンを持つゾクD。
私は“サダコ”と書かれたスーツケースをキッチンへの出入り口に置いた。
「玄関に1人ずつ行って。その服を着てくれ」
加藤がゾッキー共に話しかける。
やっぱり玄関を更衣室代わりにするらしい、マンガと同じく。
…ドアもロッカーも無いアレを更衣室とは認めんぞ。
「お前ここのリーダーかなんかかよ?」
「着るかこんなの…だっせえ」
真顔で「だっせえ」とか言うなって~(笑)黒球メーカーが聞いたら気ぃ悪くするよ。
折角支給されてんだから着たらいいのに勿体ない。
最初から装備武器完備なんて他フィクションのデスゲームと比べたらかなりの好待遇だよ?
ところでゾッキー用スーツケースの記名って見える限り“ゾク”と続くアルファベットで統一されてるのによく自分のスーツって分かったな~。とくにBとCの人。
「着たほうがいいですよ。帰れる確率が上がる」
「あの…本当に…。帰れ…る…んですか?」
加藤へ向かって老婦人が不安そうに呟く。子供はデカイヤンキーを見上げ無言。
「着た後に教えます。着て下さい…」
言い残して加藤は着替えに行った。
… … …
「…上に服着て良いんだよな?」
ガンツスーツの上にシャツと学ランを重ね着している高校生くん。長めの茶髪でサーファーのように日焼けしているが無表情でチャラくはない。こいつもかなりの長身だ。
着替え終わった加藤に問題無いか確認している。スーツに効果あると思って、いるのかないのか。
「ああ」チラッ
「…」コクリ
加藤の目配せに頷く玄野(着替え済み)。彼はスーツだけで行くようだ。両腿のホルスターに武器を吊っている。上に服を着る欠点は腿にホルスター付けられないこと、くらいか?服の上から付けられんこともないが。タイトな服だと筋力強化時にはち切れたりするかも(笑)マンガではありそーでなかった。
私は上着だけで下はスーツを出している。着ているのはハイネックのパーカーだ。フードを被りファスナーを上げれば顔がほぼ隠れるヤツ。カラ―は紺。
…次からは呼ばれる前に着替えよう。今後更にメンバーが増えたら着替える時間無くなりそーだ。寒いし落ち着かない。玄関で着替えるのはもう嫌です。
バタバタバタ
暇なのかゾクAは玄関へ続くドアを挟んでXガンをゾクDへ向け遊んでいる。
「…」ビクッ
「山田さん、どうかしました?」
「あ、うん…」
さっきからキョロキョロと挙動不審な山田は加藤が尋ねると背筋を伸ばした。
メンバー達が持ってるガン類を見てたっぽい。
ギョーン
あ。
「あ…。出た…?」
ウウウウウン
銃声の余韻が長く残る。部屋が超静かになった。
「やっぱオモチャじゃん、これ」
「音ばっかじゃねーか」
つまらなそーに吐き捨てるゾクB。武器に文句をつけるゾクC。
?…標的になった人見えないけど壁を撃ったのかな?
トト トトトト ハッ
黒球の陰から犬が、
もしかして撃たれたの犬?
…。
生き物撃つなよゾッキ~。先ずは無機物で試せって~アホか。
銃が本物だったらどーする気だ、って本物だけど。
…大丈夫だよね?
「あ…」
「…え…?」
「何ともないな…。なんだ?あの銃」
「ちが…。!?」
そろそろ爆ぜてもおかしくない、と思っているのだろう後ずさる山田と玄野。
親ねぎ破裂を覚えていない加藤は余裕で犬に近付き観察する。
プルプルッ ハッ トトト
犬は黒くコーティングされた身体を翻しキッチンへ。待てエロ犬。
…。
犬にスーツ着せといてよかった。
近くでグロいもの視たくない。本当に銃撃を一回以上耐えるのなガンツスーツ。
どんな攻撃を何回まで耐えるのか正確に知りたいけど、誰か検証した人いないのか?
西を見ると目が合った。あいつも同じこと考えてそう。
「俺たちには効果が無いのか?」
「使えないオモチャだッたら貸し出す意味無いし、そーかもな。…たぶン、この部屋にも」
「!そっか…銃で玄関壊せりゃ出られるのに」
「向こうに行ってから使えるようになるのかも。前回ヤクザの人には効いてたから…」
「え?」「…は?」
「…破裂したんだよ撃たれた箇所が。膨らんでこう…う…お”え”え”げろぉっ」
ビチャッビチャビチャッ
「うわっ」「ちょッ!?」
「ぅええ」「なに吐いてんだあいつ…」
山田の吐き物を避ける玄野たち。驚くゾッキーほか新規メンバー。
味方の攻撃は無効、みたいなゲームっぽい設定は無い。場所も無関係。残念だがスーツ無しだと何も防げないよ、メンバーとその私物なら武器で破壊できる(はずだ)。
ガンツを銃で撃ったり(星人が)刀で刺しても通らなかった描写はあったが直接武器で部屋を攻撃したキャラは覚えがない。でも玄野の予想は合ってると思う。部屋を攻撃出来ないっつか壊せないのは逃亡阻止のためもあるが内緒で勝手に使ってる部屋を壊したくないってのが主な理由だろう。ガンツはともかくそのお友達連中はメンバーのことを消耗品くらいにしか認識してないっぽいから。
なので加藤、クリア前に玄関から脱出は無理。別の理由でもお勧めしない。
前回の採点前、西は「ヤクザ(Aこと畑中)はネギ星人にやられた」と言ってたがマンガと同じく畑中はXショットガンもくらったっぽいな。マンガだと奴を誤射したのは金髪で、上半身と下半身が泣き別れしてた。そしてその後すぐ親ねぎに頭部を握り潰された。
ひどい最期だな。それを近くでバッチリ目撃した山田だ、思い出しリバースも仕方ない。
仕方ないけど……あ~ぁ、
マンガと違って、誰も破裂しなかったのに結局これかよ。
スクッ
指令をチェックしてからずっと座っていた西が立ち上がる。
「ガンツ。俺1番先にしてくれ」
彼は黒球…内のガンツを見つめ要求した。
そのテがあったか。
くさい部屋からさっさとおさらばしたい様子。
マンガではミッション前に部屋が汚れても戻ったら無くなってたっけ。
黒球の表示が変わる。
“行って下ちい 00:59:58”
横へスライスするよーに頭頂部から消えていく西。何度見ても凄いな~あれ。
全メンバー(山田は床を見ている)の視線が集まる。
「…」
「…?あの餓鬼どこ行った…?」
部屋を見回すゾクA。転送されるところを視たはずだが理解できなかったらしい。
「!!移動が始まったぞっ。慌てるなよっ、みんなっ」
「っ!外へ移動ってこれか?」
「ああ。別の場所に移動するんだ。これから1人ずつ」
加藤の発言に理解を示す高校生くん。
「意味わかんねーよ、手品か?あれ?」
「外に出るけど帰らないで、その場所に居てくれっ」
「外に出るとか言ってるぜ~」
「マジかよ~」ヘラヘラ
緊張感無いゾッキー共。今ここで手品する理由を言ってみろ(笑)ゾクA。
武器は持っているがゾッキー4人は誰もガンツスーツを着てない。
マンガでは1人くらい着てたはずだけどな~記憶違いだね、きっと(笑)。
「はン…今のうちに笑ッてろ…」
ゾッキー共を眺め呆れたように呟く玄野。奴ら以外は全員スーツ着用済み。
最後に幼馴染へ視線を向け肩を竦めると加藤は眉間に皺を寄せた。
「…」
「しょーがないッて!一応ミッションのこと教えたし、
信じないアイツらがどーなッても自業自得だッて。自己責任ッてヤツ」
これから命懸けで戦うのに余計なことで集中力を使うな、と彼は言いたいのかな?
美しい友情だね。
教えろって煩いから言うとおりにしたのに全く情報を信じない奴なんて、私も無視で良いと思う。マンガと同じキャラだとしたらゾッキー共には加藤に心配される価値無いし。
「俺が…」
「アレ?」
加藤が言い終わる前に玄野の転送が始まった。
改変点:
中島とかいうゾク(C?)生存、ミッションもがんばっ。
マンガでは他のことに気をとられていた加藤はスーツ着ない人たちをとっても心配。