あべこべ幻想郷に落とされた一般(?)大学生   作:謎の通行する男Σ(シグマ)

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ども。

……書くことが思いつかないけど初回だからなんか書いた方がいい気がする…

もういいや。

翔都「…良いのか。」

いいんだよ。
じゃあ、どぞ。


1話

「ふぁ~…眠い…」

いつも通りの日々。特に可もなく不可もなく。そんな感じ。ふと時計を見て、思い出す。

 

「…やっばい!今日講義一間からじゃん!寝過ごしたァー!」

…まあ、ハプニングと言えばこれぐらい。彼、片桐翔都(かたぎりしょうと)は電車で学校に通っているため、遅れると、割とほんとにヤバいのだ。ちなみに、単位は未だ一つも落としていないし、追試すらかかったことがない。まあ、頭は良い。顔も中の上。でも、彼女いない歴=年齢。そんな日常(どんなだよ)が、変わろうとしていた。

 

「ハァー…の、乗れた…もうだめかと思った…」

彼が降りるのは七つ目の駅。それまで本を読んでいた。

 

ガタンゴトン…ガタンゴトン…

 

プシュー

 

「ふう、行くか。」

 

 

「~♪~~♪」

少しばかり鼻唄を歌いながら大学に向かう。その時、

 

「危ない!」

 

「へ?」

ドン!

 

「ガハ!?」

スリップしてきたバイクに跳ねられた。

一つの影が宙を舞った。

 

 

 

チュンチュンチュン…

 

「………ん?」

目が覚めると目の前には青空。

 

「えーと、…僕はバイクに跳ねられて…跳ねられて!?よく生きてたなぁ。で、ここどこ。こんなとこ僕知らないよ?」

 

「怪我は…特にないっぽい。あれ、僕道路にいたよね?え?」

訳が分からない。ほんとに。

 

「とりあえず…人探そうか。」

今翔都が持ってるものと言えば…

 

服装…ジャージ

 

持ち物…カバン。中には筆記用具、スマホ、ノートパソコン、水筒、大学で使うノート7冊、お金[5万円]

 

位。ろくなもの持ってないなぁ…と自分で自分に言った。

 

 

「…ねえ、どこに人がいるの?誰でも良いから出てきてー…」

どこにもいない。二時間歩いた。ずっと森。え、このまま飢えてバットエンド?え、嫌だよ?死にたくないよ!?等々考えていた。持っているスマホも圏外+反応しない。つまりただのプラスチックと金属とガラスの塊となった。

 

「グワアァァァ!」

何かが飛び出てきた。

 

「うおあいえおいうあいえ!?な、何何何何何!?」

 

「ン,オトコ…ウマソウー!クワセロ…」

 

「はあ!?何!?え、誰だって!?誰か出てきてとは言ったけど人であってくれ!」

見た目はトコロドコロ溶けてる一つの目。確実に人じゃない。

 

「カンケイナイー!」

 

「うわー!飢えじゃなくて食って殺されるのかよ!もっと嫌だわ!」

ちなみに、この妖怪は食うとは言っているものの、意味は食う(性的に)訳だが、どちらでも嫌なのは変わりない。翔都は、

(あー…でも、よく考えてみればバイクに跳ねられたんだから死んでてもおかしくなかったのか。運命って残酷だなぁ…もう無理か…こけたし…あーもう諦めた。無理です。無理ゲーでーす。)

とか何とか思って翔都は目を閉じた。

 

「グアアァァァ…」

ドサッ

 

「へっ?」

が、翔都がそっと前を向くと、赤い服を着た人が立っていた。

 

「チ…ハクレイノミコハブガワルイ…」

ザザザザ…

 

「ふう、大丈夫か?」

 

「え、は、はい。」

その人が振り返った。お面を着けていた、黒い狐の。よく分からない人だったが、助けてもらったため礼を言う。

 

「えーと、あ、ありがとうございます。」

 

「いいのよ。これが仕事だしな。」

彼女は博麗(はくれい) 霊鐘(れいしょう)。ここ、幻想郷の心臓部、博麗神社の九代目の巫女であり、かなりの不細工。そのため、外に出るときは必ずお面を着けていく。

 

「あの、ここどこですか?」

 

「ん?どこって…ああ、道に迷ったのか、人里はこっちだ。付いて来て。」

 

「え、あ、ありがとうございます。」

 

「べ、別に良いわよ。(い、イケメン…)」

 

「(ん?何か凄いルンルンな感じさせてるなぁ…というか何でお面被ってるんだろう…?)」

そして、次の瞬間。

 

「あ、あの、」「ね、ねぇ、」

見事なまでに同時だった。

 

「い、いや、先にどうぞ!」

 

「いやいや、私は良いから先に…」

ブンブンと霊鐘は首を振った。すると、その時にお面の紐が緩み…

 

カラン

 

落ちた。

数秒の間があった。

 

「ごっ、ごごごごめんなさい!」

彼女の不細工さは群を抜いている。その顔をいきなり直視したとなれば、吐き気の一つや二つを感じるだけならまだマシな方である。が、翔都は…

 

「?…何で今、僕謝られたんですかね?」

 

「へ?」

 

「いや?え?」

 

「いや、何でって…」

 

「いや、謝られる要素ありました?」

 

「私の顔…見えなかったのか?」

いや、見えていた。白くて透明感とハリのある肌、大きな目。翔都にとってここまで綺麗な人は初めて見た。正直、結構理性飛ぶかもしれないレベルで。

 

「いえ、見えましたけど…」

 

「醜かっただろう?」

 

「え?」

霊鐘は少し顔を曇らせ、言った。

 

「醜かっただろ、私の顔。里に行ってはこちらが化け物扱い、妖怪もこの顔一つで何とか出来るかも。それに…」

 

「ちょ、ちょっと待ってください。」

 

「…?何かしら?」

 

「さっきから…何の話してるんですか?」

翔都は首をかしげながら聞く。なぜなら翔都の目からすればとても美しい人しか映っていないのだから。

 

「?だから私の顔が醜くて…」

 

「いやいや、すごい綺麗でしたよ?」

 

「へぇ?」

素っ頓狂な声を出す霊鐘。

 

「いや、だから醜くなんかなかったですよ?むしろ凄い綺麗でした。少なくとも僕が生きてきた中では一番美しいですよ。」

 

「…からかってるのか?」

 

「まさか。」

 

「はあ…ならもう一回間近で見てせいぜい吐き気を覚えることだな。」

そういうと霊鐘は再びお面を外した。が、翔都にとっては再びあの綺麗な顔が現れるだけのこととなった。

 

「…うん、すごいきれいな顔ですけど…」

翔都は、この人は自分を過小評価し過ぎなのではないかと思った。

実際この顔で醜ければ、地上の約90%以上の人間は醜いことになってしまうだろう。

 

「…頭大丈夫かしら…?…とりあえず、名前は?」

 

「失礼なことを言われた気がするけど…僕は片桐 翔都です。そちらは?」

 

「博麗 霊鐘よ。」

 

「霊鐘さんですね。」

 

「ええ。…さてと、そろそろ人里よ。」

歩いていると、門が見えてきた。

 

「はい。もう無闇に外に出ないことね。」

 

「は、はい…?まあ、ありがとうございました。また、お会いしましょう。」

翔都は別に外に出た訳では無いのだが、霊鐘からすればそう思うだろう。

 

「え、ええ。(ふぁっ!?ま、また会いたいなんて言われた…!あー…今日が私の命日かしら…?…もしかしたらこれが幻、なんてこともあるかも…もしそうだったら私ももう終わりってことね…あのスキマ妖怪も笑えないかしら。)」

そんなことを考えていた霊鐘の前で翔都は少し笑い、

 

「では、また。」

浅く会釈をしてから門をくぐった。

 

「……………」

少ししばらくの間、霊鐘はこの門の前でしばし、ぼーっとすることとなった。

 

 




はい、えーと、主人公は片桐 翔都君ですね。
で、霊夢の前の代の博麗の巫女が博麗 霊鐘さんですね。

勝手に名前つけました。

翔都「よろしく~」

はい、よろしくお願いします。
タグにもあると思いますが、投稿頻度が何それ美味しいの、とかいう状態なもので、はっきり言って遅いです。頑張りますが、学生なので、そこのところもよろしくお願いします。

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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