あべこべ幻想郷に落とされた一般(?)大学生 作:謎の通行する男Σ(シグマ)
いつの間にかUAさんが10000人を越えていました…感激です。
さらにお気に入り登録してくださった方が100人もいてくださると言うのが本当にうれしい限りです。
本当にありがとうございます!
では、本編どうぞ!
あのあと、翔都にグングニルをぶん投げかけたレミリアは咲夜からお説教をもらい、魔理沙にマスタースパークされて霊夢に夢想封印されていた。結構恐ろしかった。翔都は、鬼の形相ってこういうのを言うんだなぁ~と思いながら見ていた。
一応宴会…らしきものにはなったが、フランに椅子に座った状態で膝の上にずっといられ、うまく身動きが取れない状態で悪ふざけした魔理沙に酒瓶を口に突っ込まれ、そのままノックダウンした。
酒に弱いのは変わらないし、そこからほぼ記憶はないのだが、そのあとに、ハイライトオフしたフランに魔理沙がキュッとされかけていたのは何故かものすごいはっきりと覚えている。レミリアと咲夜が割と本気で止めに掛からなきゃいけなかったらしいところも。
で、現在。
「…昨日もこんな感じだった気がする…」
まあ、二日酔いで頭が痛いなんて事にはなってなかったと思うが。
「…確か頭痛止めは……ん?」
壁を向いて寝ていた翔都が起き上がると、隣に違和感が…
「!?ふ、フラン!?」
フランが丸まって翔都の横で寝ていた。
「うんー…?あ、お兄さま…、おはようー…」
「あ、うん、おはよう…じゃなくて!何でここにいるの!?」
このショックで二日酔いの頭痛は消えた。
「昨日霊夢がお兄さまを連れてきたときに入っちゃったのー…」
絶対咲夜さんとかレミリアさん心配してるじゃん!と翔都は考え、
「…うんフラン、多分咲夜さんとかレミリアさんが凄い心配してると思うから、帰った方がいいよ。」
「んー…分かった…だっこしてー…」
子供か、と思ったが、見た目は子供なのでまあよしとする。実年齢は翔都の20倍程なのだが。
「よいしょ、…軽いね。」
「えへへ…」
「…さて、」
どうやって帰ろうか、と思う。フランは吸血鬼。日光に当たると死んでしまう。日傘があれば問題ないらしいが、そんなものは翔都の家にはない。ついでに日焼け止めもない。
そのため…
「…普通の傘で大丈夫かな?」
雨用に買った雨傘を指して外に出る。何とか大丈夫のようだ。
そしてそのままお休み中のフランを抱えて、飛んで紅魔館に向かっているときだった。
フランがギュッ、と翔都の服を握りしめ、蚊の鳴くような声で言った。
「…行っちゃダメ…行かないで…」
涙を浮かべていた。
怖い夢でも見ているのだろうか。
「…フラン、大丈夫。僕はここにいるよ。」
そう翔都が言うと、フランは握りしめる手を緩め、少し笑ったように見えた。
そんなことがありながらも紅魔館…
「あ、翔都さ…い、妹様!?」
珍しく(珍しいらしい)起きている美鈴が驚いて声に出す。
「朝起きたら家にいて…家、日傘とかないので雨傘で来ちゃいましたけど…」
「えっ、も、申し訳ございません!」
またいつの間にか美鈴の後ろに出てくる咲夜。
「では、今日はこれで。」
雨傘を畳み、翔都は一礼をして紅魔館を去っていった。
その後…
「…咲夜さん、妹様、起きてますよ。」
「え?」
「起きたのはさっきみたいですけど…」
「えへへ…美鈴にはばれちゃうか~…」
「妹様…翔都様のご迷惑になりますので、もう勝手に家に行ったりしてはいけませんよ?」
「はーい♪」
どこまで分かっているのか…と咲夜は小さくため息をついた。
「焦ったなぁ…」
で、ただいま帰宅中の翔都。
「まさかフランが忍び込んできてるとは思わなかった…」
家に入ろうとしたその時、
「ちょっと良いですか?」
「うん?」
一人の女の人に声をかけられた。
「私、新聞記者の射命丸文と申します。取材をしたいんですけれど、よろしいでしょうか?」
「あ、はい、良いですよ。外で何なので一回中入りますか。」
そう答えるとまず名刺を渡してきた。
清く正しい射命丸と言われているらしい、射命丸 文だ。何となく興奮している気がするのは翔都の気のせいだろうか。
…………………………………………………………
「はい、ありがとうございました!」
「いえ、それは問題ないんですけど…こんなの使います?」
新聞の取材、ということだったが、好きな食べ物とか好きなタイプの女性とか聞かれていた。
それ新聞に使われたら普通に個人情報漏洩なんですが。
「ええ!勿論必要ですよ(私が)!」
「あまり個人情報は細かく乗せてもらいたくないんですが…」
「あやや、そうでしたか。では、一部だけ、載せさせていただきますね。」
「あ、それと、」
帰ろうとする文を翔都は一度呼び止める。
「?」
「その新聞って僕ももらえたりします?」
「!もっ勿論です!毎月の購読料があれば届けさせていただきますよ!」
一気にテンションが上がったのが目に見える文。分かりやすい。
「じゃあ…僕も頼んで良いですか?」
「!!ありがとうございます!」
そう言って凄い速度で飛んでいく。…飛んで?
「あ、妖怪だったんだ…分かんなかった…」
見た目は普通の人だった。まあ、敵意があるわけでもないから大丈夫だろう、と翔都は思っておいた。
「よっし!」
その頃、文は空を飛びながらガッツポーズをしていた。
「断られると思ったのにまさか購読までしてくれるなんて…神?彼こそが神かしら?」
「…文さま、何言ってるんですか?」
「ああ、椛。」
白髪に盾と大剣を持った哨戒任務中の犬走椛と会った。
「あの噂の人里の男性に新聞の取材を頼んだらオーケーしてくれたんですよ!それに家にまで上げてもらって、おまけに購読までしてくれるって言ってくれたんです!」
「えっ…それでガッツポーズを…にしても、文様の顔で取材をしてくれるって事は…どういうことでしょう?」
「…椛、バカにしてるんですか…?彼は聖人だってことですよ!取材と称していくつか情報ももらいましたし…」
文はパラパラとメモ帳をめくりながら言う。
「それ、大丈夫なんですか?」
「バレなければ問題ないですよ!」
文はグッ!とグーサインを出しているのに対して、椛ははぁ…とため息をつき、
「ばれたら大天狗様か天魔様に絞められかねませんけどね…」
「それはないでしょうけど…特に天魔様。恋愛とかほぼ興味なさそうですし。」
「あー…確かに言われてみれば…」
半分以上ワーカホリックと言われている天魔にとっては本当に恋愛なんぞ知ったことはない、なのだろう。
顔の事も容姿の事も気にも留めない性格と言われている上、そもそも部屋から出てこないわけである。
大天狗の方は、あまり新聞には目を通さない感じのため、バレても怒られる可能性は確かに低いかもしれない。
「…でも、天魔様とか何気に乙女な所とかあったら面白そうですよね…」
「アハハ…何気にありそうですね…じゃ、今日はこの辺で、私は早く新聞を作らないといけないので!」
そう言って文はすごいスピードで飛んでいった。
幻想郷最速は伊達ではないといったところか、後からすごい突風が吹いていた。
「…後で私も行ってみようかな…」
椛はほんのり乙女な所もあった。
そろそろいろんなキャラクター入れていきたいなぁと思っています。
まあ、キャラ崩壊がある可能性高めですけど…ご容赦ください。
ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!