あべこべ幻想郷に落とされた一般(?)大学生   作:謎の通行する男Σ(シグマ)

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どうもこんにちはこんばんはおはようございます。

この間弟に本のブックカバーバラバラにつけられていちいち直す羽目になりました。
やることが陰湿なんだよチクショウ。




とまあそういうことで、

本編どうぞ!


6話

「本っっっ当にすみませんでしたっ!」

 

「い、いや、翔都殿が悪いわけではないのだから…」

何でこうなってるかって?いや、昨日は普通にお使いの途中だったにも関わらずああいうことになったから色々と迷惑と心配をかけてしまったからである。

 

「いや…本当に僕自身も何が何だかよく分かってないんですけど迷惑をおかけしました。」

 

「あー…いや、まあ、そのー…ああ…とっ、ところでっ!」

男性に謝られるような経験も持ち合わせていない慧音はどうすればいいのかわからず、話題を転換させた。

 

「は、はい?」

 

「翔都殿、何か能力を持ったと聞いたが…どういう物なんだ?」

 

「いや…僕自身覚えてないんですよね…霊鐘さんが言うには「腕の周りに電気みたいなのが浮いて鬼を一発で倒した」らしいですけど…」

 

「鬼…か。また不可侵の条約を破って出てきた奴か…」

 

「不可侵の条約…?」

 

「ああ、いや、何でもない。そんなに大きな話でもないんだ。」

手を振って慧音は少し苦笑いした。

 

「?そうですか。」

 

「ところで、本当に体の方は大丈夫なのか?」

 

「あ、それはもう大丈夫です。心配してくれてありがとうございます。」

 

「はうっ!」

今まで男性にお礼を言われることなど全く無かった慧音からすれば少々ショックが大きかったらしく、

 

「?どうかしました?」

 

「い、いや!何でもないっ!」

そう言いながら慧音は床に頭突きした。何やってるんだか。

 

「ちょ、慧音さん!?何をっ!?」

それで床にヒビが入った。どんな固さしてるんだろうか。

 

「はっ!あ、いや何でもない…」

 

「?本当に大丈夫ですか?何か変ですよ?」

 

「いやっ!本当に何もないからっ!」

急いで頭から()()()()考えを叩き出し、平静を保つ。

 

「…まあ、何もないなら良かったですけど…。」

明らかに何かあるが、本人が言ってくれなければ分からない翔都はまず慧音を信じることにした。

その時、

 

トントン

 

「慧音ー、いるかー?」

どちらにも聞き覚えのある声。

 

「開いてるぞ、霊鐘。」

ガラガラガラ

 

「お邪魔ー。」

 

「お邪魔ーって…挨拶ぐらいちゃんとしたらどうなんだ。」

 

「良いじゃないか。ああ、それより、翔都。」

 

「あ、はい。」

 

「紫に色々と聞いてみた。たまに、博麗大結界を乗り越えて入った外来人の内、外で亡くなった人が何らかの力を持つことがたまにあるらしい。多分、翔都もその類いだと思うぞ。」

 

「そうですか。わざわざすみません。紫…さん?にもお礼を言っておかないとですね。」

 

「あー…止めといた方がいい。昨日も言ったが、多分拐われて襲われるのがオチになる。」

と霊鐘が言った瞬間、

 

「失礼ねぇ、少しは我慢するわよ。」

空間が裂け、人が出てきた。

 

「え?…………うぇ!?」

きれいな二度見を決めた翔都の横で慧音が半分顔を手で押さえている。

 

「慧音さん?」

 

「いや…紫がこの部屋にもスキマを繋いでいたのをすっかり忘れていた……」

 

「あらあら、大丈夫よ。()()襲ってないから。」

まだ、のところに妙なアクセントを入れて言った紫に、

 

バゴッ

 

「うぐうっ」

 

「はぁ…もし本当に襲ったりしたら陰陽玉で首から上消し飛ばすからな。」

霊鐘が拳と冷ややかな目と一緒に恐ろしい脅しをプレゼントしていた。

 

「うむぅ…良いじゃないの!ほら、霊鐘も混ざって◯◯◯な事とか●●●とかしてみたく待って待ってら、藍、ら――ん!」

色々とアウトなことを言った直後にあのスキマとやらから金の尻尾が出てきて紫を食べた。

 

「はぁ…紫様、せめて人前ではもう少し節操を持っていただけると助かりますが。」

そう言いながら尻尾と一緒にこれまた綺麗な人が出てきた。

しかし、翔都はそれより、

 

「えーと、とりあえず、あれ何ですか…?」

 

「ああ、スキマか。」

 

「どうなってんですかこれ……」

 

「紫は、<境界を操る程度の能力>っていう能力を持ってるんだ。その派生で空間の境界を操って使ってるんだ。」

 

「…どこでもドアが出来てたのか…」

 

「?どこでも…?」

 

「あ、いや、こっちの話です。」

 

「翔都殿だったな。すまない、紫様が迷惑をかけた。」

 

「あ、い、いえ、」

結構どぎまぎしてしまっている。

何せ翔都からすれば(超絶)美人が4人一つの部屋に集まっているのだ。ここの世界の人が見れば一瞬にして天に召され…いや、天に召されそうになった魂からもう一回魂が出ていくような地獄絵図だろう。

 

「ぷはっ!藍ー!あーもう髪が乱れちゃったじゃないの。」

 

「安心してください。紫様は髪以上に顔含め全てが地獄絵図なので。」

 

「あなた式の分際でいい度胸してるじゃないの、年中発情狐!」

 

「言いましたねメス老いぼれ!」

 

「おっ…老いぼれって…この」

 

「あ ん た ら う る さ い!」

バゴッ

ドゴッ

 

「すまない…バカが迷惑をかけた。」

 

「いや、それより大丈夫なんですか?あの二方。」

翔都の視線の先には頭から植えられた足が計4本生えていた。

 

「ああ、紫も藍もあれでも大妖怪の一人だから心配ないさ。すぐ戻る。」

流石にそのままにしておくのも気が引けた翔都はとりあえず引き抜こうとして、まずは紫の方に向かい、

 

「よっ!とうわあぁっ!」

ドサッ

 

「いててて…あ」

勢い余って倒れてしまった。

お約束通り紫が上で。

 

「……………………」

 

「……………あの、退いてもらえないと立ち上がれないんですけど…」

 

「………翔都って言ったわね。」

いきなり紫が口を開いた。

 

「え?あ、はい。」

 

「とりあえず一回私と交「「「うおぁぁあ!」」」ぐぼっ!」

紫が何か言おうとした瞬間、修羅(三人)となった慧音に頭突きを食らわされ、霊鐘に頭を撃ち抜かれ、藍(二人に引き抜いてもらった)の尻尾に再び全身を食べられ、あり得ない方向に節々を曲げられていた。

 

「ちょ、ちょっと待って下さい!紫さんー!?」

翔都が駆け寄った時には時既に遅し。

なんと言うことでしょう。人の姿をしていた大妖怪が見るも無惨な姿になっているではありませんか。

 

「あ、顔が吹き飛んだことで幾分かマシになりましたね。」

冷徹かつオソロシイ笑顔を浮かべる藍にうっすら冷や汗をかきながら紫を見る。すると、

 

「くぁ=n(ev2jk(3vねなる!」

言葉になら無い言葉を発しながら紫の姿が戻っていく。

 

「ちょっと!流石に酷くない!?彼は私の顔をあんな間近で見ても悲鳴もあげずにいてくれたのよ!?こんなの運命以外の何物でもないわよ!?」

 

「あのー…僕の境遇言っておきますが…<カクカクシカジカ>なんですけど…」

 

「どうだって変わり無いわよ!」

 

「え、えぇー…」

 

「とりあえず、何しに来たんだ紫。」

呆れたように霊鐘が聞いた。

 

「あ、そうそう、まだ知らない事も多いかと思ってここの世界の事を教えに来たんだけど…」

 

「えーと、ある程度の事なら調べました。男女比の状態とか…あと、異変?についても。」

 

「あら、早いのね。優秀じゃない。やっぱり私の運「先に進めろ」…もう……まあ、言えば、あなたにお願いしたいのは()()()()()()()の相手よ。」

 

「次の博麗の巫女…というと霊夢ちゃんですか?」

 

「ええ。そうよ。あの子の相手をしてくれていれば、霊夢にもいい影響が出るかもしれないし、あなたのその()()()()()()()についても何か分かるかもしれないし。あなたからしても悪い事ではないでしょう?あなたには霊夢は可愛く見えているんでしょうし。」

 

「あー、いや、僕で良いのであれば引き受けますけど…」

 

「ふう…ありがとう。では、私はここら辺で。」

ヴォン

 

スゥゥー…

 

「…何というか…特殊な方ですね…。」

 

「無理に言葉を探さなくて良いぞ。変なやつだしな。」

酷い言われようである。一瞬ちょっとおぉぉぉ…、とよく分からない叫び声がした気がしたが、恐らく気のせいだろう。

 

「そうかぁ…正体不明の能力…かぁ…何か変な能力じゃなければ良いんですけど。」

 

「本人の自覚していない能力なんて今まで見たことすらなかったからな。」

 

「…まあ、大体皆自覚してるみたいですしね…あ、皆さんはどんな能力を使わなかった持ってるんですか?」

翔都は三人を見る。すると慧音、藍、霊鐘の順に、

 

「私が今は歴史を食べる(隠す)程度の能力で、」

 

「私が式を操る程度の能力だ。紫様が境界を操る程度の能力で…」

 

「私が霊力を操る程度の能力だな。」

 

「…なるほど…」

 

「まあ、慧音は能力が変わるだろう?」

ふと霊鐘が口を開いた。

 

「ちょ、その話は…」

 

「?…ああ、そうだったな。」

 

「え、何かあるんですか?」

 

「いや、翔都は知らない方がいい。」

 

「??」

慧音は満月の日になると、ハクタクという半妖の部分が出てくるのだ。そうなったとき、まあ、性欲含め、溜まった煩悩が頭に流れ込んでくる事が多々あるのだ。大体は霊鐘にもらった博麗印の札で家に自分を封印して過ごしていたが、よくよく考えてみれば今は翔都が慧音の家に泊まっている身である。もしも欲の向く先が…いや、100%向くであろう、翔都に。だから、少々挙動不審になっても気にされない程度にはやっておかないといけない。が、今月の満月がもう10日後であることに慧音が気づくのはちょっと後。

 

「まあ…多分そのうち分かると思うぞ。そう遠くない気がする。…勘だがな。」

博麗の勘である…と言いたいところだが、残念ながらほぼ必然になるだろう。

 

「じゃあ…ちょっと霊夢ちゃんの所に顔を合わせに行ってきますね。…そういえば面と向かってなかったですし…」

 

「じゃあ、私がついていくよ。」

 

「ああ。…あ、今日はちゃんと帰ってきてくれよ?」

言った瞬間慧音の顔が火を吹いた。よく考えれば…夫を待つ妻みたいだな…とか、まあ、そう言うことを考えていたのだ。が、翔都は慧音のそういう考えには気付かずに少し笑って、

 

「はい。また迷惑をかけることになっちゃいますしね。じゃあ。」

ガラガラガラ

 

翔都が家を出た後。

「はぁ……あれ?そういえば今月の満月って…」

 

「…そういや10日後だな。」

結構あっさりめに藍が言った。

 

「………ど、どうしよう…どうしようぅぅぁぁああ!?」

…まあ、こうなった。

まあ、いくら叫ぼうと策は出ず、とりあえず今月は大人しく自室に封印しようか、と考えていた。

同じ屋根の下に男がいて、毎月と同じように部屋で自慰をするだけで済むかといえば……どうなるだろうか。

結構自分が怖くなったりする。




はい、とうとう題名を背き始めましたね。一般人じゃなくなってきた…
まあいいや。頑張ろう、うん。

ゆかりんひどい仕打ち受けましたね…この世界では藍しゃまは(表向き)大丈夫な方です。

では、最後までお読みいただきありがとうございました!
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