あべこべ幻想郷に落とされた一般(?)大学生 作:謎の通行する男Σ(シグマ)
最近前書きに書くような事がなくなってきました。
って書こうとしたら一つ思いつきました。
挿し絵ってどうやって投稿するんですか?
もしかしたら挿し絵を投稿するかも知れないので。では、
本編どうぞ!
「…霊夢ー?」
「あ、お母さん!…あ、」
「あれ、霊夢…ちゃん?」
そこにいたのは…
「お?翔都、会ったことあるのか?」
あの時、転んでいた女の子だった。
「あー、君が霊夢ちゃんだったんだ。」
「あ!そうだ!あの時のお兄さんだ!」
「あの時って?」
「霊夢が転んで迷子になった時!」
「あー…あの時言ってたお兄さんって翔都の事だったのか。」
「うん!」
まさかこうなるとは翔都も思ってなかった。確かに、言われてみれば霊鐘と似たような巫女服だった気も…しなくもない。
「…ところでだけど、そこにいるのは?」
翔都は振り返って茂みの方を見る。
「ふぇ」
さっきから黒い三角帽子が見え隠れしている。
「?…あ!魔理沙ー!」
「え、えぅ…れ、霊夢に意地悪するなぁぁ!」
「へ?」
魔理沙、と呼ばれた魔法使いの衣装のようなものを着た女の子が走って来て、腕を目一杯伸ばして翔都のお腹の辺りをポカポカと叩いてくる。が、言っても霊夢とそう変わらない年齢の魔理沙。叩く力も強いわけではなく…
「…………えーと、」
とりあえずパニックを起こした頭を再起動することを試みるのを優先した。
翔都の頭で考えられるのは、恐らく、この魔理沙という女の子は霊夢と友達であり、翔都が霊夢に何かしら嫌がらせをしていると思い、こういうことになったのだろう、といったところだった。
「えーと、魔理沙ちゃん?」
「うぅぅぅ!」
腕が疲れてきてるのか叩く力が更に弱くなってきている。プラスして、半分涙目になってきている。
「はぁ………」
「魔理沙、どうしたの?」
霊夢が
「こいつがぁ…れ、霊夢に意地悪…じようとじたがらぁ…」
「??おにーさんは何もしてないよ?」
「いいや!ぜぇったい裏でやってるに決まってるじぇ!」
「そんなことないもん!おにーさんは私も助けてくれたの!」
「…えぅ?」
えぅ?とは。どこから出た声だろうか。
「ほ、本当かじぇ?」
「うん!二回も!」
1回目が怪我の時で、2回目が妖怪退治の時である。
「そうだぞ、魔理沙。」
「う、そ、そうだったのか……」
「いいって。でも、ここじゃあそういうことも少なくないみたいだし…魔理ちゃんは霊夢ちゃんを守ろうとして動けたんでしょ?それは凄いことだよ。」
翔都がそこまで言うと…
「うぅ…」
パタッ
顔を真っ赤にして魔理沙は倒れた。
ー10分後ー
「…………ぅぁ?」
「魔理沙、気がついた?」
魔理沙の視界には逆さの霊夢が。
「れ、れいむ……はっ!」
魔理沙は勢いよく起き上がり…
「「うにゃっ!」」
ゴン
二人の頭と頭がぶつかった。
「うぅぅ…いたぁい…」
「うぐうぅぅ…」
「はぁ…何やってるんだお前達。」
呆れたように言う霊鐘。
「大丈夫?」
「うぅ…」
「ご、ごめんじぇ…」
「…ふふ、」
翔都は少し笑って二人の頭を撫で、ポンポンと優しく二人の頭を叩いて言う。
「…さて、自己紹介がまだだったね。片桐翔都。人里に住んでる大が…人だよ。」
「私、博麗霊夢ー!で、こっちが魔理ちゃーん!」
「ちょ、霊夢私の分まで言ったなぁー!あと私は霧雨魔理沙!名前が魔理ちゃんじゃない!」
恐らく年長さん位の年の二人がドタバタとキャットファイト繰り広げているのを見て翔都も思わず少し笑ってしまい、まず挨拶をする。
「ふふ、よろしくね、霊夢、魔理沙。」
「「よろしく(だじぇ)!」」
かなり元気な返事が返ってきた。
「…それより、魔理沙は翔都に言わなくちゃいけないことがあるんじゃないか?」
「…あぅ…」
またすこし魔理沙が下を向く。
「霊鐘さん、」
「いや、動機がどうであれ、間違ったと思ったらあやまるのが人の道理だ。」
「うぅ…た、叩いて…ごめんなさい…」
「…いいよ。よく言えたね。」
翔都はそう言って柔らかく笑い、魔理沙の頭をもう一度ポンポンと叩く。
「うにゅぅ…」
と言って魔理沙は顔を真っ赤にした。
「?…魔理沙、どっか悪いの?」
「ち、違うじぇ。」
「?顔赤いよー?」
「な、何でもないからあ!」
そう言って魔理沙は飛び出していき…
「あて」
ポテッ、とこけた。
「魔理沙こけたー!」
「うー!」
そう叫んで、箒にまたがり、階段から跳んだ。
「あっ!」
飛び降りたのかと翔都が思わず声を出して駆け寄ろうとしたとき、ふわふわしながら魔理沙が飛んでいった。
「…魔法使い…?」
「ああ。師匠に憧れて、だとよ。」
「師匠ね…ちょっと会ってみたい気もするかも。」
魔理沙の師匠…どんな人だろうか、と思いながら口に出した瞬間、
「呼んだかい?」
「うわびっくりしたぁ…」
後ろにいた。緑の髪に月の飾り(?)をつけた杖を持った綺麗な人が立っていた。
「いつのまに居たんですか…」
「さっき来たよ。…にしても、本当に逃げないんだねぇ…」
少しあごを触りながら彼女は言った。
「はい?」
「排泄物に泥水をぶっかけたような顔ってよく言われるけどね。」
「どういう比喩表現ですか…少なくとも僕には綺麗に見えてますよ。」
「ほう…そうかい。…ああ、名前を言ってなかったね。アタシは魅魔。悪霊さ。」
「どうも。片桐翔都です。」
翔都は少しお辞儀をして答える。
すると、魅魔は、少し驚いたような顔をして、
「…あれ、聞いてたかい?」
「…?何をです?」
「いや、アタシが悪霊だって。」
「はい。聞いてますよ?」
すると今度は少し首をかしげ、言った。
「?…妙だねぇ…悪霊って何か知ってるかい?」
「はお。知ってますよ。でも、魅魔さんはそんなに悪い感じじゃ無いと思ってますよ。」
「ほう、そりゃあ何でだい。」
「だって、本当に祟ったり呪ったりするのが目的なら、もう既に僕祟られるなり呪われるなりされてますよ。それに、魔理沙ちゃんも貴女の事を慕っているみたいでしたし、だからこそ魔法使いになりたいって言ったんじゃないですか?」
「…なるほど…中々ここがきれる人みたいだね。」
魅魔は頭をトントン、と頭を叩いて言った。そして、
「さて、そろそろ帰った方がいいよ。どこぞの執念深い祟り神が理性のタガを外さないうちにね。」
魅魔は少し八重歯を見せて笑った。顔は笑っているが目が獣であった。
「っと、そうですか。では、霊鐘さん、魅魔さん、失礼します。」
若干冷や汗が出た翔都であった。
「ああ。送ろうか?」
霊鐘が気遣ったが、
「大丈夫です。道は覚えてるので、では。」
翔都も翔都で気を使わせないよう、と断った。
「ああ。また。」
そして、翔都が見えなくなった時、魅魔が口を開いた。
「…ふう。中々危なかったなぁ…あいつ…翔都といったか。あいつは何だ?聖人君主か何かか?」
あながちまちがってないのかもな…と霊鐘も考えたが、その前に、
「もし襲うようなことになったら私が殺ってやるから安心しろ。」
注意喚起である。
「安心できないねぇ…この間霖の字にも博麗の符を投げられたよ。あげたのはお前さんだろう?」
「さあどうだか。それにしても仲良いねぇ、お熱いようで。魔理沙ちゃんを挟んだ新婚夫婦か?」
「はは、煽るのはそれ位にしとけ。祟ってやろうか?」
「お、やるか?」
魅魔が杖を、霊鐘がお祓い棒と札を準備し、リアルファイトが始まる直前で意外な制止役が入った。
「あ、魅魔ー!」
「おや、霊夢。」
魅魔、霊鐘共々、流石に幼すぎる子供の前でリアルファイトをする訳にいかない。
渋々といった感じで杖、札をしまった。
「、翔都殿。おかえり。」
「…慧音先生…ハァ…ただいま…。」
かなり疲れた状態で翔都が帰ってきた。
「どうした。息が上がってるぞ?」
「ちょっと…全力ダッシュを…」
「…そうか。どうだった、霊夢とは。」
「…前に会ったことがありました。それと…霊夢ちゃんの親友の魔理沙ちゃんとも友達になりました。」
「おお、早いな。」
「それと、魅魔さんとも。」
そういった瞬間翔都は慧音に肩を掴まれた。
「え?」
「会ったのか、魅魔と。」
目が怖い。
「…はい。」
「何もされなかったか!?」
いきなり叫ばれて結構驚きながらも答える。
「へ?い、いえ、何も…あ、でも、理性のタガを外さないうちに帰った方がいいとは言われました。」
そう翔都がいうと慧音は手の力を緩め、
「…ふぅ…良かった。…そうか、一応理性が勝ったか…だが、気を付けた方がいいぞ。あいつ結構面倒な性格してるからな。」
「うーん…そうは見えませんでしたけどね…悪霊だとは言ってましたけど。」
「…まあ、何もなければ良かった。他には無かったよな?」
「まぁ、帰りに妖怪に追いかけられましたけどそれ位ですかね。思いの外僕が速くなってましたし。」
「よし、どんな妖怪だった?しばいて来る。」
「いやいやいやいや大丈夫ですから!」
「ふふ、冗談だ。」
まさか慧音の口から「しばく」なんていう言葉が出るとは思っていなかった翔都は若干ビビった。
それに、冗談と言うまで目がマジだった。恐らく冗談じゃなかったのだろう。
「あ、そろそろお昼でしたね。」
「ああ、それならもう私が作ったよ。」
「あ、ありがとうございます。」
「いや、良いんだ。最近翔都殿に任せていたからな。」
「いえ、僕も居候させてもらってる身ですし。」
まあ、正確には料理が出来なくなるような事が無いようにしたのだが。なぜそう思ったかって?半分は教師という立場上。もう一つは、
魅魔様はあんまりよく知らないのでそう出てこないと思います。というか旧作自体あんまり思わしくないかも。まあ、頑張ります。
こーりんは多分そのうち出します。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!