中将の視察   作:[この名前は既に使用されています]

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掃き溜めで生まれた艦娘

「……あ、あの」

 

 

 不意に、背後から声がした。この場にいる加賀や時雨、夕立とは違う少女の声である。

 

 振り向くと、そこには一人の艦娘がいた。特徴的なオレンジ色の制服。長い茶色の髪。緑色の大きなリボンを付けた少女。瞳の色も茶色で、大人しそうな雰囲気を纏っている。

 

 川内型軽巡洋艦、神通である。

 

 

「初めまして……君は、軽巡洋艦『神通』で間違いないか?」

 

 

「あ、はい。間違いありません。あなたは……」

 

 

「神通。こちらは、この度視察にいらした中将閣下と、その艦娘たちです」

 

 

 神通の問いに、加賀が俺たちを紹介してくれる。俺は右手を挙げて答え、時雨は小さく手を振った。神通は加賀の「艦娘”たち”」という部分に一瞬首を傾げたものの、工廠の奥でコンテナから引っ張りだした自身の艤装を見聞している夕立を見て得心したように頷く。

 

 

「――失礼いたしました。改めまして、川内型二番艦、軽巡洋艦の神通です」

 

 

 そう言って、彼女はぴしりと見事な敬礼を行った。『神通』の艦娘というのは、やはり生真面目、あるいは厳格な性格なものなのだろうか。なんにせよ、加賀の時もそうだったが、俺には敬礼の習慣がない。よって答礼を行うのも難しい。同じく口頭での挨拶で替えさせてもらう。

 

 

「中将だ。期限は未定だが、これからしばらく滞在することになるだろう。よろしく頼む」

 

 

「はっ!」

 

 

「……そんなに堅苦しくしなくていいよ。敬礼も解いてもらって構わない」

 

 

「え? あ、えっと……」

 

 

 俺の言葉に、神通は困ったように加賀を見た。俺に直接言われたからと言って、上官にあたる人物に軟らかな態度を取ることに抵抗があるのだろう。そんな神通の様子を見て、加賀は小さく頷く。態度を軟化させても大丈夫だ、という意図であることは俺にもわかる。

 

 

「……そういうことでしたら、はい。よろしくお願いします」

 

 

 暫くの間戸惑っていた神通であるが、やがて敬礼を解いて、ぺこりと小さく頭を下げた。

 

 思い返す。

 

 軽巡洋艦神通……事前に見たデータの中でも、ある意味、もっとも特異な艦娘である。

 

 この掃き溜めの艦娘は、何かしらの事情……反抗的だと判断されたり、加賀のように戦闘において重大な欠陥があると判断されたり……そういった内実を抱えて、この鎮守府に左遷されてきたというのは、何度も述べている通りだ。

 

 しかし、彼女はそうではない。

 

 

「確か、君は最近、この鎮守府で建造されたんだったか」

 

 

「はい、そうです」

 

 

 俺の言葉に、神通は頷いた。

 

 彼女は、この鎮守府に少佐が着任してから建造された、唯一の艦娘である。いや、それどころか、データを見る限り、過去この掃き溜め鎮守府で建造されたことのある唯一の艦娘だという可能性さえ否定できない。

 

 

「へぇ、この鎮守府で……ふうん、建造できる余裕があったんだね」

 

 

 俺や神通の言葉を聞いて、時雨は率直な感想を述べる。まあ、先ほどあれだけ資材が無い、備蓄がない、という話をした後に、ここで建造されたという艦娘が出てくれば、そう感じるのも無理はない。

 

 時雨の台詞を聞いて、加賀は答える。

 

 

「少佐が着任してから、すぐに『軽巡が必要だ』と言って建造を実施したのよ。前任者が着服する直前だった、ほんのわずかな資材を使用して」

 

 

「……なるほどね。その理由は、遠征かな?」

 

 

「ええ、恐らくは」

 

 

 大本営から直接支給される僅かな資源のほかに、資源を集めようと考えるならば、まず遠征という行動が選択肢に上がる。遠征において重用されるのは、大抵の場合燃費が軽く、足が速い駆逐艦であることが多いが、その駆逐艦を率いる立場である軽巡洋艦を必要とする遠征も多い。

 

 この掃き溜め鎮守府において、神通以外の軽巡の名前はなかった。つまり、彼女以前に軽巡は存在していなかったのだ。少佐がこの鎮守府に着任した際、今後効率よく資源を収集する必要があると考えたのならば、早い段階で軽巡洋艦を建造しようと試みることはそれほど不合理なことではない。先行投資という考えは、実際、有効に機能することの多い手段の一つだ――もっとも、当時の鎮守府の状況を俺は知らないので、その判断について不用意に評価を下すことはできないが。

 

 神通を見る。

 

 ……実のところ、事前にデータを読んだ時点では、彼女には若干の期待を寄せていた。

 

 掃き溜め鎮守府に集まっている艦娘たちは、多かれ少なかれ問題を抱えているがゆえにここに配属しているわけだが、彼女はそうではない。つまり、彼女だけは『精神面、性能面ともに何も問題が無い』という可能性が比較的高いのだ。

 

 懸念事項は、第一に、建造されて日が経っていないが故の練度不足。加賀の話では、この鎮守府では出撃もまともに行われず、日々の演習も捗っていなかったという話である。そして、神通……軽巡洋艦が建造された目的が、遠征のためだと言うのならば、少佐が着任してからの一ヵ月、ほとんど遠征業務についていたと考えるのが自然だ。

 

 確かに、遠征業務そのものでも、海洋航海のスキルは磨かれるだろう。会敵することもあるだろうから、戦闘スキルも全く磨かれないわけではない。しかしながら、遠征業務における主題は『資源の回収』であって『敵の撃破』ではないのだ。回避や逃走、索敵といった技能ならばともかく、攻撃的戦闘技能が磨かれていると考えるのは楽観が過ぎる。

 

 他の懸念事項としては、周囲の環境との同調があった。例えば摩耶や霞たちのように、権力者に対して敵対的な艦娘と迎合することで、建造時点では白紙だったパーソナリティに影響を受けてしまっている、という可能性は否定できない。朱に交われば赤くなる。他人の話を聞いて考えが変わるのは、人も艦娘も同じである。

 

 しかし、今現在、こうして対面している限り、彼女からは摩耶達のような悪感情は感じられなかった。

 

 

「ええと……その、中将提督? 神通に何か問題がお有りでしょうか……?」

 

 

 俺がじっと観察していたからだろう、神通は緊張した様子でそう言った。

 

 

「いや、そういうわけじゃないよ。ただ、君は俺たちに対してどんな印象を抱いているんだろうって思ってね」

 

 

「印象、ですか?」

 

 

「そう。どうにも、この鎮守府では歓迎されないことが多くてね。君はどちらなのだろうと、そう考えていたんだよ」

 

 

 あえて、明け透けに考えを明示する。

 

 この言い方では、ほとんど「私はあなたを警戒しています」と言っているようなものだが、ここはそうしたこちらの考え方を直接的に伝えることで、向こうの反応を伺ってみたい。

 

 

「印象、と言われましても……難しいですね。どのような方なのかもわからないので……ですが、特に悪いようには感じていません」

 

 

「……そうか。いや、第一印象から悪く取られていないのであれば、いいんだ。妙なことを訊いてすまなかった」

 

 

「いえ」

 

 

 神通は恐縮したように身を縮こまらせた。はてさて、俺の鎮守府に所属している神通といえば、一見気弱そうな物腰に反して、非常に硬い……いささか硬すぎると言ってもいいほどの頑強な精神性の持ち主なのだが、見る限りこの神通にはそのような気配は見えない。

 

 ただ、階級の高い人間に対する畏れのようなものばかりが目に付く……いや、これは単にそういった人種になれていない、と言うだけの話なのかもしれない。建造日とこれまでの記録を見る限り、彼女が出会う少佐以外の提督という人種は、俺が初めてであると推察できる。であれば、どのような態度を取るべきなのかわからず、過剰に畏まるのは必然だともいえる。

 

 ともあれ、彼女がこの鎮守府を視察しにきた俺という人間に対して、悪感情を抱いていないというのは大きな収穫である。問題はこの先、その心情がどのように変化していくのか、という点と、彼女が持つ実力……現時点のものだけではなく、成長性という意味も含む実力だ。

 

 後者に関しては、神通だけに限らない。実力、という話については、俺はこの鎮守府に所属する艦娘の技量を殆ど把握していないに等しい。摩耶、不知火、霞にだけ限定していえば、先の襲撃で多少の戦闘能力は見れたと言ってもいいだろうが、艦娘の主戦場は陸上ではない、海上である。しかもあれは、空砲による脅迫を目的としたものであって、いわゆる砲雷撃戦ですらない。

 

 ……一度、彼女たち全員の実力を見てみたいものだ。それも、できる限り早く。

 

 もしも。

 

 仮に、掃き溜めの艦娘たちの総戦闘能力が一定以上……俺がイベント突破後の海域の鎮守に求める水準を超えていた場合、話はかなり早くなる。戦闘能力に問題が無いならば、その点を改善する必要性がない。必然的に、立て直しの手順は多少省略できる。

 

 近いうちに演習の場面でも見せて貰おうのが手っ取り早いが……加賀の話ではあまり捗っていないのだったか。手抜きの演習など見ても無意味に等しい。本気の実力……それもできることなら限りなく実戦に近い環境でも実力を見たいところだが、そう都合よく実戦を見れると考えるのは楽観的すぎるだろう……どうにかして焚きつけて、本気の演習を見学するのがいいか。いくつか考えは浮かぶ。

 

 

「僕からもいくつか質問していいかな、神通さん」

 

 

 俺がぼんやりをこの先のことを考えていると、不意に時雨が口を開いた。神通は「あ、はい」と少し戸惑った様子で頷く。

 

 

「さっきから何度も聞いている通り、この鎮守府には資源が少ないって話だよね。でも、神通さんの存在を見てもわかるように、少佐はしっかり遠征をおこなって資源を回収している……それなのに備蓄速度が遅いってことは、あんまり効率が良くないのかな?」

 

 

「そう、ですね……一度の効率、というよりも、単純に手が足りていない、というのが現状です……遠征は定石通り水雷戦隊で行っています。この鎮守府で遠征に割り振られているのは、私と駆逐艦の三人なので……」

 

 

「フォーマンセルってわけだね。確かに、燃費を考えたうえでの費用対効果じゃ、それが一番の編成だって聞いたことがあるよ。応用も効くしね。教科書通りの基本的な運営方針だ。いや、むしろその編成を実現するために、少佐は神通さんを建造したのか……」

 

 

 実際、俺の鎮守府でも、軽巡1駆逐3の編成は遠征で利用することが多い。俺の場合はただの経験則だが、士官養成学校でもそう教えていると考えていい。少佐の成績がトップクラスだった、というのはただの噂でもなさそうだ。

 

 

「……とはいえ、一度に出せる遠征が一艦隊分、というのは確かに厳しいね。資源の備蓄が遅くても仕方がない」

 

 

「ええ、それに、私たちも四六時中、ずっと遠征に出ている……というわけにもいきませんから」

 

 

「ん……ああ、そっか」

 

 

 神通の言葉に一瞬考え込むそぶりを見せた時雨だったが、すぐに頷く。

 

 

「資源が無いってことは、出撃に使える資源も少ない。弱い『はぐれ』とはいえ、この近海にも深海棲艦は出現する……わざわざその弱々しい相手に、燃費の重い空母や戦艦、重巡を使うのはいくら何でもコストに見合わない。必然的に、燃費の軽い水雷戦隊が出撃待機する必要性もある……ってことだね」

 

 

「その通りです」

 

 

「だったら、長時間遠征も実質不可能……なるほどね。資源の回復速度が遅いのにもちゃんと理由がある……少佐には同情の念を禁じ得ないね」

 

 

 やれやれ、とばかりに時雨は肩をすくめた。同時に、横目で俺へと視線を向ける――提督だったらどうしたのかな? 言外にそんなことを問われているような気がして、つい考えてしまう。

 

 最良の策は、当然だが建造を行い、手数を増やすことだ。だが、開発資材が無い以上それは難しい。故に、今いる戦力で遠征を強化する手段を考えるしかない。だが、遠征メンバーは神通、霞、不知火、山風でほぼ固定……ならば必然的に手段は、遠征の反復ないし、長時間遠征の実施に限られる。

 

 遠征の反復、長時間遠征を不可能にしている原因は、深海棲艦が出現した場合、上記のメンバーがいないと、迎撃に際してオーバーな資源を消費してしまい、結果として出費の方が多くなってしまう懸念がある、という点だ。それを解決するのがベスト。そのために、こちらで使える手駒は、重巡、航空戦艦、空母、軽空母のみ。

 

 ……こうしてみると、航空戦力に偏っているな。この辺りに出現する深海棲艦が弱いものだったという点を考慮すれば、対空射撃は微々たるものだと考えていい。艦載機や水上爆撃機を利用しても、ボーキサイトの損失は殆どないんじゃないか?

 

 そして、航空攻撃の最大の利点は、超長距離からの……某空母の言葉を借りて言うならば、アウトレンジからの攻撃だ。

 

 ……護国を任された鎮守府の理念からして、通常、深海棲艦が現れたら決して陸に近づかせない。敵を発見したら近づかれる前に出撃し、迎え撃つ。それが殆ど暗黙の了解というべきか、前提のようになっている。

 

 だが、それに拘らないのであれば。

 

 敵を限界まで陸地に引き寄せ、航空攻撃の射程に入ったところで、()()()攻撃機を発艦……撃破する、という手段は考えられる。実艦の空母と違い、彼女たちの弓や式による発艦は、合成風力を必要としない。

 

 この作戦のメリットは、艦娘が航海するための燃料を一切消費しないということ。艦載機が往復するための燃料と、多少の弾薬は消費するだろうし、もしも艦載機が撃墜されればボーキサイトにも損失が出るが、最後に関しては敵が脆弱であるという仮定の上なら考慮する必要性は薄い。資源の消費は通常時に比べて相当低く抑えられるはずだ。

 

 翻って問題点は……単純明快、高リスクであるということ。敵を限界まで陸に引き付ける都合上、万が一、一度の爆撃で敵を撃破できなかった際に厳しい戦いを強いられることになる。航空戦の距離から、砲撃が陸に届く位置に深海棲艦がたどり着くまでに、第二陣を出せるとは思えない。そうなった場合、地上……つまり鎮守府施設に被害が及ぶ。

 

 もっとも、仮に第一陣で敵を全滅させることができなかったとしても、一定以上の損害を与えることができれば、相手が撤退を選ぶ可能性も低くないことを考慮すれば、そこまで高リスクであるとも言えない気はするが――

 

 このリスクを飲み込むことができるか否か?

 

 

「……考えるだけ無駄だな」

 

 

 さっきも考えていたことじゃないか。俺はこの鎮守府に所属する艦娘の実力をしっかり把握できているわけではない。航空戦力となる三隻が(この中には視力にハンデを抱える加賀もいるわけだが)高い実力を持っているならば、実行してもいい程度にはリターンとリスクのつり合いが取れているかもしれないが、そうでないならば考えるにも値しない。

 

 万が一のために重巡を控えさせておいて、撃ち漏らした瞬間に抜錨させることで、撃ち漏らしの撃破……それが不可能でも足止めを行い、その間に第二陣を発艦させる、という手段によってリスクを相当低減させることもできそうだが……それも結局、重巡……つまり摩耶の実力次第になる。そうなった場合、重巡分の燃料が余計に消費されるのも微妙なところだ。遠征をフル回転させるリターンと、n回に一回、重巡の抜錨による消費燃料が発生する可能性を考えて、効率を試算することもできそうだが、それには試行回数が必要になる。どちらにせよ、この場で考えて意味があることではなかった……後で時雨や少佐に話してみるのはいいかもしれない。

 

 

「――まあ、資源のことは一旦置いておこうか。それで、次の質問なんだけれど、神通さんは今日、工廠に何を?」

 

 

 俺が考えている間に、時雨は次の質問に移る。考えてみればそうか。俺たちというイレギュラーがここにいたから、神通はこうして話しているわけで、それを目的として彼女がここに来たわけではない。当然、目的は別にある。とはいえ、開発も建造も出来ない工廠に来る理由は限られていると思うが。

 

 

「えっと……いえ、大したことではないのですが、艤装の手入れを、と思いまして……」

 

 

 まあ、他にないだろう。いや、待て。俺には見えないからつい思考の外に置いてしまいがちだが、妖精との対話とか、なんらかのコミュニケーションとか、そういう可能性もあったか。

 

 

「そうだったんだ、ごめんね、呼び止めちゃって。僕らのことは気にしなくていいから、どうぞ行ってきて」

 

 

「あ、はい、ではお言葉に甘えて……」

 

 

 そういって、ぺこりと頭を下げて神通は工廠の奥へと歩いていく。その途中で、神通に気が付いた夕立がそちらを見、互いに会釈している様子が見えた。心なしか、夕立の様子が若干ソワソワしているように感じた。

 

 

「……あれがここの神通さんか。僕らの鎮守府の神通さんとは、だいぶ様子が違うね」

 

 

「見た目の話なら、改二かそうじゃないかの違いだろう。性格の話なら、百戦錬磨のうちの神通さんと、殆ど生まれたての彼女が同じなわけがない」

 

 

「いや、うん、まあ、わかってはいるんだけれどね」

 

 

 時雨は頬を人差し指でかく……ああ、そうか。そう言えば、時雨や夕立が着任したての頃、教導にあたっていたのは神通さんだったか。その時の記憶が印象に強く、あの神通に違和感を覚えざるを得ないのだろう。

 

 提督という立場上、俺は同艦の艦娘と出会う機会はそれなりにある。そんな俺でも、同艦の別の艦娘と出会った際に違和感がないと言えば嘘になる。

 

 そうした機会があまりない時雨からすれば、その違和感はかなり大きいのだろう。先ほど神通と会釈を交わしていた夕立が、なんだか落ち着かない様子だったのもそのせいかもしれない。

 

 

「……まあ、そのことはいいか。それじゃあ提督、僕もちょっと艤装を点検してくるよ。すぐ済ませてくるから、少し待っててくれるかな」

 

 

「ああ、行ってこい」

 

 

 元々、ここに来た主目的はそれである。自分の艤装に強い執着がある夕立と違って、時雨はその辺り、道具は道具、と割り切っている節がある。すぐに済ませる、というのも嘘ではないだろう。

 

 とはいえ、多少は時間がかかることに間違いはない。

 

 コンテナへと歩き出した時雨を見ながら、俺は待ち時間を潰す方法を考え始めた。

 

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