これからどうしようと悩んでいる内に、私のお腹がくるるるるるぅ〜となってしまう!!
お願いだから…、空気読んで!?私のお腹!
「はうっ! 恥ずかしい〜……。今日は海に潜ってから、すぐ本屋さんに来ちゃったから、ご飯食べれてなかったんですよ。帰りにおばちゃんのお店で食べようと思ってたので…」
「海に潜るんですか?」
「あぁ私は海女の仕事してるので……。海女って言葉伝わっていますか?」
「はい、なんとなくは。海に入って海産物をとってくることであってますか?」
「まぁ、大体そんな感じです。マクシミリアンさんに来てもらったのに。それになぁ、どうしようかな。ご飯作れないし…。お店もしまってるし…後でふりかけで食べるしかないかなぁ〜…」
「お料理はされないんですか?」
料理が上手な女の子の方が、良いですよね…と少ししょんぼりしつつ、私は言葉を続けた。
「あぁ…、なんだか周りに止められちゃうんですよね。
何度か手伝った事もあるのに、それ以降だめだって。 だからレンジで温めるくらいしか…、やったことないんですよ〜…。何故か炊飯器も使うの心配されるんですよ……おかしいなぁ」
ちょっとしたお手伝いもせてもらえないし…。
「両親にまで、炊いたご飯を冷凍庫に入れて置いて温めて食べなさい!と言われて、炊けたご飯を持たされちゃうし…」
こんなところでまたマイナスポイントか……。
「うちの畑の野菜も、うまく消費出来なくて…。 近所の人とか実家にあげてるんですよね〜。 ユウ君、幼馴染がいる時はうちに来たときに、畑の野菜使ってご飯作ってもらえるんだけど…」
「へぇ…、その幼馴染が頻繁に作りにきてくれるんですか…。それは焼けますね」
ふぇ?焼けるって言われた…?
「え?あはは、焼けるって、そんな…。仲のいいお友達ですよ。ご飯食べてないんじゃないかって、島にいる時には心配して作りに来てくれるだけで」
なんだかマクシミリアンさんのお顔が怖い……。暗い笑みといえばいいのか、お目々にハイライトがなくなっているといえばいいのか……。どうすれば……と考えていると彼から話しかけられる。
「お米やパスタ、他に材料があるなら、私が作ってあげましょうか? こう見えて料理は得意なんですよ?」
スパダリすぎないかな。こっちのマクシミリアンさんも!うわー食べてみたい!
でも初対面の人をお家に上げるのは夢だとしてもはしたなくはないだろうか?
食材を売っているお店はありますか?とにこやかに言われ、私は彼夜の笑顔に完敗した……。
はぁ、身持ちの軽い女の子と思われちゃうんだろうなと思いつつ、マクシミリアンさんの楽しそうな顔に異論を唱えられない私だった。