「みこと。大変おまたせしました。ご飯できたので食べてください。お腹をすかせているのでしょう?」
マクシミリアンさんがそう声をかけてきてくれたので、ずっと立ち上がった。
ポトフやらパスタやらサラダ!何だかすごくごうさいなきがする。
「うわぁ〜!ありがとうございます! 初めて会ったのに、ご飯作らせちゃうとか…」
「さあ食べましょう!」
なんて彼は私の背中に手を添え、エスコートしてくれる。
「どうぞお嬢様」と執事のように振舞ってくれる。
思わず頬が赤く染まり、恥ずかしくて仕方ない。
そして食卓に並べてある料理改めて見て私の瞳は空腹も手伝ってキラキラしてると思う!
「すごく美味しそうです!」
「さあ、冷めない内にどうぞ」
「マクシミリアンさんも一緒に食べてくれますよね? すごく格好いいけど、執事さんみたいにされると、一緒に食べてくれないのかな〜って不安になっちゃいますよ」
なんて私が戯けて言うと、小声でそうですね…と呟き、「頂きましょうか」と言葉を続けてくれたのが嬉しかった。。
「いただきます」そう言い、私はポトフを一口食べる。
「美味しい…、美味しい…!」なんだか幸せの味がする!!
食べるより私を見守っているマクシミリアンさんに、若干の居心地の悪さを感じるけどすごく美味しい!
パスタもサラダも、すごく美味しくて思わず目を細めて「美味しい…美味しい…!」と呟くしかできない私。
語彙、もう少し増やそうか!私ってば……。
ふと、食事の手を止め、マクシミリアンさんを見るとポトフのスープやパスタは食べてるのに、サラダは用意していない??
お野菜嫌いなのかな?
「マクシミリアンさんはサラダ食べないの?」
「……」
黙るマクシミリアンさんにわたしは一言言う。
「あまり好き嫌いしちゃだめですよ!ちゃんと食べましょう?」
そう言ってわたしのフォークにサラダをさし、「あーん」と口元にあ~んと差し出してみる。
一瞬困ったような顔をしながらも、食べてくれる彼がすごく好きだなぁと思ってしまった。どうしようもなく大好きだと。
「本当にいるんだ!スパダリ……。神は何物与えるんだろ……」など、つぶやきつつ私も彼に喜んでもらえる事をしたいな。たまに透けて見える彼の苦悩を少しでも軽くしてあげられたらいいのにそう願う。
片付けは「私がやります!すごく美味しくて毎日でも食べたいくらい!」と食器を洗いお茶を入れようとするけれど茶葉を出すと、焦ったようにマクシミリアンさんがお茶を入れる準備を引き継いできた。
紅茶を口にしくつろいでいると、デザートまで作って持ってきてくれた。「プリン!!」っていうかプリンアラモードかな??
「時間や材料がなかったので、プリンくらいしか出来ませんでしたが」
そういい少量のパンケーキと果物を添えたプディング。
生クリームや、愛らしい飾り付けにワクワクしてすごく幸せな気持ちをもらってしまった…。
デザートもぺろりとたいらげ、紅茶を飲み一息つく。
「あ、趣味のお部屋で、胡蝶の恋の話とかゲーム見てみます?」
そう言って、なんの気無しに連れて行ったけど、悪い事しちゃったかなと、あとになって私は後悔するのだ。
恐るべしオタク部屋の破壊力!