涼宮ハルヒと千反田えると雪ノ下雪乃が入れ替わった   作:時夜 蒼真

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精神入れ替わり状態
ハルヒ→雪乃
雪乃→える
える→ハルヒ

SOS団
ハルヒ世界→氷菓世界へ


5日目 後半

 8時45分

 東京駅

 奉太郎「着いたな」

 

 里志「う──ん、はぁ、随分座っていたから体が固まっちゃったよ」

 

 摩耶花「福ちゃんここからどうするの?」

 

 里志「ここで乗り換えのはずだけど、ホータロー?」

 

 奉太郎「迷った」

 

 里志「え、?」

 

 奉太郎「次のホームの場所がわからない」

 

 里志「ええー!?」

 

 摩耶花「なんできちんと調べてこないのよ折木!」

 

 える「はあ、少しでも見直した私がバカだったかしら。目的地まで行くだけならアリでもできるわよ」

 

 奉太郎「すまん」

 

 里志「そうだ! 雪ノ下さんならこっちの方に住んでたはずだしわかるんじゃ!?」

 

 える「自慢じゃないのだけど、私いつも車で移動してたから駅は詳しくないの」

 

 里志「お嬢様なんだねぇ」

 

 奉太郎「で、京葉線ってどっちだ?」

 

 

 

 

 

 

 雪ノ下宅

 八幡「帰ってきたな」

 

 結衣「疲れたぁ」

 

 雪乃「私、お風呂はいってくるから!」

 

 結衣「あっ、ちょっ、ハルヒちゃーん!」

 

 八幡「いっちまったな」

 

 結衣「はぁ、もう」

 

 八幡「俺らは適当に待つか」

 

 結衣「そだねー、そういえばさヒッキー」

 

 八幡「なんだ」

 

 結衣「ヒッキーは、ゆきのん戻ってくると思う?」

 

 八幡「わからん」

 

 結衣「私はさ、戻ってくると思う」

 

 八幡「そうか」

 

 結衣「ゆきのん、なんだかんだ言ってみんなのこと好きだし。きっと頑張って帰ってくると思うんだ」

 

 八幡「あいつならどんな手段を使ってでも戻ってきそうだな。なんなら異世界で魔王とかやってて、手下つれて攻め込んでくるまである」

 

 結衣「ゆきのんが魔王かどうか別として、私はゆきのんに戻ってきてほしい。ハルヒちゃんには悪いけど。やっぱり私にとってゆきのんはゆきのんなんだよ。偽物じゃない、本物の」

 

 八幡「本物、雪ノ下雪乃の本物か」

 

 

 

 

 

 

 ホテルニューオータニ幕張

 キョン「ここだな」

 

 みくる「うわぁ、高そうですねぇ」

 

 古泉「でもどうしましょうか、客室を探し尽くすわけにも行きませんし」

 

 キョン「5時間経ってない、多分まだ着いてないな。入り口で見てれば来るだろ」

 

 古泉「なるほど、そうですね。では僕はホテルの部屋を確保してきましょう。どのみち泊まることになりそうですから」

 

 キョン「ああ、頼む」

 

 ──────────────────────────

 

 9時50分

 奉太郎「ここだな」

 

 摩耶花「すご!」

 

 里志「なんだいホータロー! こんなきちんとしたところ取ってたなら言ってくれればいいのに!」

 

 奉太郎「俺だってこんなところだとは知らなかったんだ」

 

 里志「ちょっと入るのに勇気がいるよ一介の高校生には」

 

 える「そんなコソコソやってると田舎者だと思われるからやめてもらえる。一緒にいる私が恥ずかしいわ」

 

 里志「あ、ごめん」

 

 える「行くわよ」

 

 

 

 みくる「来ないですねぇ」

 

 キョン「そろそろ10時になるんだが」

 

 ハルヒ「あっ!?」

 

 キョン「来たか!?」

 

 ハルヒ「あれ!」

 

 みくる「写真と同じ人たちです!」

 

 キョン「じゃああれが! ハルヒ!」

 

 ハルヒ「あ、待ってくださいキョンさん!」

 

 

 

 キョン「ハルヒ!」

 

 える「……誰?」

 

 キョン「俺だよ! 忘れちまったのか!?」

 

 摩耶花「雪ノ下さん知り合い?」

 

 える「いえ、知らないわ」

 

 里志「ホータロー何か知ってるかい?」

 

 奉太郎「いや、なにも」

 

 ハルヒ「待ってくださいキョンさん」

 

 える「退いてくれるかしら、邪魔だわ」

 

 キョン「おい待てよハルヒ!」

 

 摩耶花「ちょっと! あんた! なにすんのよ!」

 

 キョン「ちょっ、腕を捻る、痛い痛い痛い痛い!」

 

 里志「やめなよ!」

 

 ハルヒ「やめてください! 摩耶花さん!」

 

 摩耶花「……なんで、私の名前を……」

 

 奉太郎「まさか」

 

 ハルヒ「お久しぶりです。皆さん」

 

 里志「そんなバカな! こんな簡単に見つかるなんて!」

 

 奉太郎「お前、千反田か……?」

 

 

 

 

 

 雪ノ下宅

 雪乃「明日はなにしようかしら!?」

 

 結衣「私はなんでもいいよ!」

 

 雪乃「うーんじゃあ! 千葉の方に遊びに行きたいわ!」

 

 結衣「え、千葉でいいの?」

 

 雪乃「今日は東京行ったから明日は千葉ね!」

 

 結衣「いいよ! ヒッキーは?」

 

 八幡「俺は別にねえよ」

 

 結衣「そっか、じゃあ明日は千葉で遊ぼうか!」

 

 八幡「遊ぶって言ってもなにすんだ?」

 

 雪乃「行けばなんかあるわよ!」

 

 八幡「なんかあったかなぁ」

 

 ──────────────────────────

 

 11時45分

 ホテルニューオータニ幕張

 客室

 摩耶花「ちーちゃんよかったよぉ〜!」

 

 ハルヒ「摩耶花さんそんなに泣かないでください」

 

 みくる「千反田さん皆さんと会えてよかったですね!」

 

 奉太郎「千反田が世話になったな」

 

 キョン「そんなことねえよ、どっちかというとこっちが色々助けられた」

 奉太郎「そうか」

 

 里志「ホータロー、千反田さんがいなくなってずっとうろたえてたもんね」

 ハルヒ「そうなんですか?」

 

 奉太郎「いらんこと言うな」

 

 里志「へいへい。でも困ったね、まさか中身が違ったなんて」

 

 古泉「ええ、我々としてはなんとしても彼女を確保しなければならないのです」

 

 奉太郎「というか、その前にお前らの言ってることは本当なのか? どうにも信用し難いんだが」

 

 キョン「まあそりゃそうだろうな。長門もいつもみたいなわかりやすい力は使えないし、どーやって信じてもらうものか」

 

 ハルヒ「折木さん、皆さんの言ってることは本当ですよ」

 

 奉太郎「でもなぁ」

 

 里志「まあここまで千反田さんが言うんだ。信じていいんじゃないホータロー」

 

 摩耶花「そうよ折木。ちーちゃんがここまで言うんだから信じなさいよ」

 

 奉太郎「お前入れ替わりの時一番最後まで信じなかったろうが」

 

 キョン「まあすぐ信じてもらわなくても構わん。問題は」

 

 える「何かしら」

 

 キョン「まさかハルヒがいないとはなぁ」

 

 古泉「ええ、こればかりは大誤算でした」

 

 キョン「えーっと、雪ノ下さんだったか」

 

 える「ええそうよ、あなたは確か、キョンシーさんたったかしら」

 

 キョン「そんな大層なお化けみたいな名前してませんよ。で、あんたは何もんだ?」

 

 える「人をあんた呼ばわりとは随分と増長したわね。私はあなた達には何も関係ない。その、ハルヒさんという人もね」

 

 キョン「本当だろうな」

 

 える「何をそんなに疑っているのか知らないけど、人を疑うのならそれなりの根拠を示しなさい。不快だわ」

 

 キョン「いや、悪い。根拠はないんだ。ただ経験則上只者じゃない場合が多かったもんだから」

 

 える「そう、まああなた達の言っている、その妄言が事実だとしたらわたし達はどうすればいいのかしら」

 

 ハルヒ「そうです! 折木さん!」

 

 奉太郎「なんだ」

 

 ハルヒ「誰が何のために私たちの体を入れた変えたか、わたし、気になります!!」

 

 奉太郎「わかった、わかったから」

 

 ハルヒ「あっ、すいません」

 

 古泉「でもこれからどうしましょうか。これでは雪ノ下さんの中に涼宮さんいるのかどうかもわからなくなってしまいました」

 

 里志「僕らがわかる手がかりはここまでだからね。なにか知ってることがあれば教えて欲しいんだけど」

 

 古泉「あいにく僕たちもここまで来るのが手一杯でその他情報は無いのです。わかってるのは彼女たちの体が入れ替わっているということだけ。それも今回の件で何人単位で入れ替わってるのかわからなくなりました。10人、100人、ひょっとしたら1000人単位で入れ替わってる可能性があります。そうしたらお手上げでしょう」

 

 奉太郎「……なぁ、その涼宮ってやつを捕まえたらこいつらは治るのか?」

 

 キョン「長門が戻してくれるそうだ」

 

 奉太郎「そうか」

 

 みくる「でもどうしましょう」

 

 キョン「うーむ……やっぱりハルヒを捕まえるしかないか」

 

 古泉「でもどこにいるのでしょう」

 

 キョン「雪ノ下さん」

 

 える「何かしら」

 

 キョン「あなたの記憶の場所はこの辺りであってるんだよな」

 

 える「そうね、多分だけれども」

 

 キョン「なら、長門」

 

 長門「なに?」

 

 キョン「もう一回別世界に飛べるか?」

 

 長門「彼女の記憶を辿れば可能。場所を移動しなければ時間短縮もできる」

 

 キョン「どんぐらい短縮できるんだ?」

 

 長門「8時間ほど」

 

 里志「今が12時前だから、明日の朝になるね。で、なにをするんだい?」

 

 キョン「雪ノ下の世界に飛ぶ」




6日目へ続く
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