涼宮ハルヒと千反田えると雪ノ下雪乃が入れ替わった 作:時夜 蒼真
ハルヒ→雪乃
雪乃→える
える→ハルヒ
午後6時
長門宅
キョン 「で、長門。何がどうなってやがる」
長門 「涼宮ハルヒの精神の離脱によりこの地球上での特殊事項が無効化されている。」
古泉 「なるほど、涼宮さんが体はあるとはいえ中身がいなくなってしまったから僕の超能力は使えなくなって朝比奈さんは未来に戻れなくなってしまったと」
キョン 「12月の時よりはマシか」
みくる 「あの〜長門さんはまだ力を使えるんですか?」
長門 「私はまだ力を焼失していない。しかし、自立進化の可能性を失ったことに情報統合思念体は失望し、同時に私の凍結を審議している。」
キョン 「ふざけるなと伝えろ。そんなことをしたら俺はハルヒを焚きつけて、、ハルヒいないのか」
古泉 「そうですね、涼宮さんがいなければ僕たちはただの一般人ですから」
みくる 「未来に帰れなくなっちゃったですし、禁則事項も禁則事項もできなくなっちゃって、、うー」
キョン 「泣かないでください朝比奈さん」
古泉 「しかしながら涼宮さんがいなくなったことに賛同する声も少なくはありません。組織の中ではね」
キョン 「どういうことだ」
古泉 「涼宮さんがいなくなるということは閉鎖空間が発生しなくなることと同義です。その証拠に僕の超能力は使えなくなりましたから。神がいなくなった世界はなんの変化もなく残存しました。これで世界崩壊の可能性はなくなったことになります。ならこのままでもいいのではという考え方が少なからずあるようです」
キョン 「いいわけないだろ! ハルヒがいなかったらsos団はどうする! 朝比奈さんだって未来に帰れない状態をどうにかしなくちゃまずいだろうし。長門に関しては消される可能性まであるんだぞ! それにハルヒだって、あいつだってきっと最終的にはここに戻らなくちゃまずいって思ってるはずだ!」
古泉 「個々人より世界。あなたもわかってるでしょう」
キョン 「古泉、てめえ、、」
古泉 「僕も残念だとは思います。しかし、世界の崩壊の可能性を考えるともっとも最善の策はこのままなのではないかと思います。」
キョン 「俺はてめえが何と言おうと、どうやってでもあいつを連れ戻す!」
古泉 「あなたならそういうと思ってましたよ。」
キョン 「長門、あいつを連れ戻すことはできるか?」
長門 「わからない。現状どの世界線にいるのかわからない状態では手の打ちようがない。精神部分だけを分離させることは可能。」
キョン 「まずはどこに行ったか探すところからか。そういえば朝比奈さん」
みくる 「はい」
キョン 「あのハルヒの中に入っている千反田さんはどうでしたか?」
みくる 「千反田さんとてもいい子でしたよ。」
キョン 「そうですか、俺にはハルヒにも負けず劣らずの好奇心の猛獣に見えたのだが」
みくる 「そうかなあ、わたしにはとてもおとなしい子に見えたけど」
長門 「彼の言っていることも間違ってはいないと思われる。今回の事変も涼宮ハルヒが中心だと考えると彼女の体と入れ替わった人間は彼女の願いによって割り当てられた。涼宮ハルヒは今の状態が崩れないように自分と近い性質の人間を無意識下で割り当てた可能性がある。」
キョン 「ハルヒが望んだからハルヒと近い人間か。あんなのに近い人間がいるとも思えないけどな。」
古泉 「では彼女の体の中に涼宮さんはいると言うことでしょうか」
長門 「わからない。」
キョン 「どちらにしろ長門がいなくなったらもうどうしようもない。長門、お前の凍結が決まるのはいつになりそうだ」
長門 「まだ確実なことは言えない。しかし、おおよそ一週間程度と推測される。」
キョン 「1週間か、、」
古泉 「1週間のうちに涼宮さんを助け出せなければ、どうなります?」
長門 「わからない。最悪の場合、この世界が消える可能性もある。今はそれほどの不安定な状態」
古泉 「そうですか、、」
キョン 「とりあえず今日は時間も遅い。明日か、明後日あたりまでに各自で方法論を考えて話し合いましょう。」
雪ノ下のマンションの部屋
八幡 「であなたはどこの誰」
雪ノ下 「私は涼宮ハルヒ!」
八幡 「由比ヶ浜知ってるか?」
結衣 「えっ! うーんと、ハルヒちゃんハルヒちゃん。ごめん、聞いたことないや」
八幡 「俺もだ。その涼宮さんはなんで雪ノ下の体でいるんですかね。というかほんとは雪ノ下が演技してるだけとか。」
雪ノ下 「だから下でも言ったでしょ! 朝起きたらここにいたのよ! 願ってると不思議なことって起きてくれるものね!」
八幡 「そんな非科学的なことがあるわけないだろ。」
雪ノ下 「事実目の前で起きちゃってるんだから仕方ないじゃない! あーわくわくするわ! これからもっと不思議なことが起きるのよきっと!」
結衣 「でも、これが本当だったらゆきのんどこ行っちゃったんだろうね」
雪ノ下 「そうそうこの体の子って何者なの? こんなでっかいマンションの高層階に1人で住んでるなんてどこのお金持ちなの? あ、それとこの板みたいな電子機器は何!? どうやって使うの!?」
八幡 「いっぺんに質問するな。頭が混乱する。」
結衣「えっとねハルヒちゃん一様説明すると、私は由比ヶ浜結衣。総武高校に通っててあなたの体の子と同じ部活に入ってるの。でこの男子が比企ヶ谷八幡。三人で奉仕部っていう部活に入ってるんだ。」
八幡 「お前の体の元の持ち主は雪ノ下雪乃。成績トップで県議委員の娘、おまけに運動神経抜群だ。とんでもない毒舌家で友達は少ないけどな。でお前は?」
雪ノ下 「sos団、団長涼宮ハルヒ!!」
結衣 「sos団?」
八幡 「救難信号打ち続ける団かなんかか?」
雪ノ下 「世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団の略よ! 基本的には不思議なことを探して体験することが活動ね。あと宇宙人とか未来人とかもしくはそれに準ずるなにかと遊ぶこと!」
八幡 「めちゃくちゃだな。」
結衣 「じゃあハルヒちゃんはこんな不思議なことにいつもあってるの?」
雪ノ下 「初めてだわ! 変な夢を見たことはあったけどこんな不思議にあったのは初めて!!」
八幡 「お前の団体の存在意味がほぼないじゃねえか」
雪ノ下 「いいのよ! いま私が不思議なことにあってることが私の団体の本望なんだから!!」
八幡 「まあおおよそ理解した。これからどうするかはまた明日学校で考える。後のことは由比ヶ浜に頼んだ。」
結衣 「えっ! 私?」
八幡 「ほかに適任者がいるか?」
結衣 「いや、いないけど……というかこの後ってどうゆうこと?」
八幡 「今日雪ノ下が学校来なかったてことは学校の場所がわからなかったとかそんなところだろ。もしそいつの入れ替わりが本当ならここでの生活だってわからないことがあるだろ、その辺りを今日泊まってでも教えてやれ。」
結衣 「ヒッキーが優しい、意外、、」
八幡 「バカお前俺は本当はいつも優しいんだよ。後この暑苦しさには俺はついていけない。」
結衣 「ヒッキー一言無駄!」
雪ノ下 「であたしはどうすればいいの!」
八幡 「由比ヶ浜に今日と明日一日一緒にいていろいろ教えてもらえ。俺はもう疲れたから帰る。」
雪ノ下 「わかったわ! じゃあよろしくね結衣!」
結衣 「なんかゆきのんに結衣って言われるの新鮮! でもさヒッキー」
八幡 「なんだ」
結衣 「勝手にゆきのんの家使っちゃっていいのかな? ゆきのんだって見られたくないものだってあるだろうし、、」
八幡 「だったらお前の家にでも泊めとけばいいだろ。」
結衣 「そっか! ゆきのん! じゃなかった、ハルヒちゃん! うちに泊まるのでもいいかな?」
雪ノ下 「あたしはどこでもいいわよ。なんだったらその辺の公園でもいいわ」
結衣 「公園はないかなー、じゃあとりあえず最低限の服とか日用品の持ってくもの準備しようか。」
八幡 「お前この家のどこに置いてあるか知ってんの?」
結衣 「なんとなくわかるし探せばすぐあるんじゃん?」
八幡 「それこそ変なもの見つけかねないと思うんだが、まあお前の家の方がいいか」
雪ノ下 「用意してくるわ!」
八幡 「走ってったな。じゃあ俺帰るから」
結衣 「え、ほんとに帰っちゃうのヒッキー!」
八幡 「このままここに止まるわけにもいかんだろ。後のことは頼んだ。」
結衣 「うん……わかった、」
八幡 「後、くれぐれも他のやつには言うなよ。混乱を招きかねない」
結衣 「そ、そうだよね! みんな混乱しちゃうもんね! わかったよヒッキー」
八幡 「おう。じゃあな」
神山高校通学路
里志 「珍しいこともあるもんだねホータロー」
奉太郎 「人の中身が入れ替わるなんてことがしょっちゅうあったら世の中混乱するだろ」
里志 「そっちもだけどさ、ホータローのことだよ」
奉太郎 「俺はやる気になったわけじゃない。やらなきゃいけないことだと思っただけだ。」
里志 「そうかな。少なくとも僕にはあの時のホータローはやる気に満ち溢れてるように見えたけど」
奉太郎 「あんな千反田はごめんだからな」
里志 「雪ノ下さんのことかい? あれは見事な毒舌だよ。摩耶花でも勝てないんじゃないかな。」
奉太郎 「ああ」
里志 「あれかいホータロー。今更千反田さんが恋しくなったのかい?」
奉太郎 「かもしれんな、俺も焼きが回ったか」
里志 「今日のホータローは一段とおかしいね」
奉太郎 「自分でも驚いてるさ」
里志 「まあいいや。で、何か彼女を治す当てはあるのかい?」
奉太郎 「さっぱりだな。そもそもこの現象を治す方法があるのかどうかも未知数だ」
里志 「流石の僕でもこんな状況になったっていうデータは知らないね。アニメとか漫画の世界ならまだしも現実でってのは聞いたことがない」
奉太郎 「まあ考えてみるだけ考えてみるだけだ。」
里志 「期待してるよホータロー。」
2日目へ続く