涼宮ハルヒと千反田えると雪ノ下雪乃が入れ替わった 作:時夜 蒼真
精神入れ替わり状態
ハルヒ→雪乃
雪乃→える
える→ハルヒ
放課後
文芸部室
ガチャ、
キョン「うーす」
みくる「あ、キョンくんと千反田さん」
ハルヒ「こんにちは朝比奈さん」
みくる「こんにちは」
キョン「ハルヒが朝比奈さんって言うのは違和感がすごいな」
みくる「私もですぅ」
ハルヒ「そうなんですね。どうしましょう」
キョン「いいですよそのままで、正直そっちの方が普通ですから」
ハルヒ「そうですか。ではお言葉に甘えて」
古泉「おや、皆様お揃いで」
キョン「来たか古泉」
ハルヒ「こんにちは古泉さん」
古泉「こんにちは涼宮、失礼、千反田さん」
ハルヒ「で、今日はなにをするんですか?」
キョン「特に何かすることはないですよ。SOS団はハルヒが言い出さなければ 目的はありませんから」
ハルヒ「そうですか、、」
キョン「それでですね、千反田さんに少しお聞きしたいことがあるんですけど。」
ハルヒ「なんですか?」
古泉「あなた自身のことについてです。昨日はなかなか聞く機会がありませんでしたから」
ハルヒ「わかりました。」
キョン「確認なんですがあなたは千反田えるさんで朝起きたら涼宮ハルヒの体になってた、であってますね?」
ハルヒ「はい、そうです」
キョン「もともとはどこに住んでたんですか?」
ハルヒ「えっと、、あれ?」
キョン「住所とか細かいの分からなかったら市とか県でもいいんですけど」
ハルヒ「はい、わかってるんですけど、、?」
古泉「思い出せませんか?」
ハルヒ「絶対覚えてるはずなんですけど、、、ダメです思い出せません」
古泉「それは困りましたね」
キョン「他に、なんでもいいです思い出せることはありますか?」
ハルヒ「えっと、、古典部に所属してたのは覚えてるんですけど、、あっ! 他に三名一緒に部活をしてました!」
キョン「てことは、合計で4人か」
ハルヒ「名前が、、名前が思い出せません!」
キョン「他に何が思い出せることは、」
ハルヒ「えーと、断片的に光景を思い出せるのですが、、すいません、名前とかは思い出せません。」
キョン「いえいえいいですよ。そんなに無理してもあれですから」
みくる「お茶でも飲んで一服つけてください」
ハルヒ「ありがとうございます」
古泉「それにしても困りましたね。彼女の元いた場所がわからないと涼宮さんの精神がどこにいるのかも検討もつきませんから」
キョン「そうだな、」
ハルヒ「すみません、わたしのことなのにご協力できなくて」
キョン「気にしないでください。よくあることです。」
由比ヶ浜宅
結衣「ただいまー」
八幡「お邪魔します」
由比ヶ浜母「おかえりなさーい! あら比企ヶ谷くん!」
雪乃「遅かったわね!」
結衣「そうかな」
由比ヶ浜母「ママ、雪ノ下さんと一日中おしゃべりしちゃったわよ!」
結衣「よ、よかったね! じゃあ私たちちょっと話があるから!」
結衣の部屋
八幡「あんな強引に扉閉めてよかったのか?」
結衣「じゃないと話しおわんないんだもん」
八幡「かわいそうに」
雪乃「で! 何か面白いことあった!?」
八幡「何もねえよ。お前がそんなことになった原因もわからずじまいだ」
雪乃「そ。私は結衣のお母さんと話してこの世界の大体のことは理解したわ!」
結衣「うちのお母さん何か変なこと言わなかった?」
雪乃「全然! ふわふわしてて可愛いわね!」
結衣「20以上違うのに可愛いって言われてる……」
八幡「怪しまれなかったのか?」
雪乃「その辺りは抜かりないわ! ちょーっとキャラ変してみようかなと思ったんですって言ったら普通に信じてくれたもの!」
結衣「しかも私でもわかるような嘘に気がつかない……」
八幡「お前の母さんどうなってんだ」
結衣「私が聞きたいよ、、」
雪乃「で! 何かわかったの!?」
八幡「そんな目を輝かせても聞かれてもなにも出でこないぞ」
結衣「色々ネットで調べてみたんだけどなにもわかんなかったんだよねえ」
雪乃「そうなのね、まあいいわ! 結衣! 明日は外に遊びに行きたいわ!!」
結衣「ええー! だ、だめだよ! 知り合いにあったら大変だし!」
雪乃「大丈夫よ! ここのことはかんっぺきに覚えたし!!」
結衣「え、えー……ヒッキーどうしようかな」
八幡「だめだろ普通に考えて。全く知らない人だけに会うならまだしも、この近隣に総武高の生徒だって多くいるんだ。ここから出すわけにはいかない。」
雪乃「えーいいじゃない!!」
八幡「お前千葉の狭さ舐めんなよ。100m歩けば5人の知り合いには会うからな。」
結衣「へーヒッキーそんなに友達いるんだー」
八幡「あっ、当たり前だろ、そんなん腐る程いる。戸塚とか戸塚とか戸塚とか。」
結衣「全部彩ちゃんじゃん!」
雪乃「そんなことはどうでもいいの!! いいから明日は外行くわよ!!」
結衣「ヒッキーぃ、、、」
八幡「はぁ、このまま勝手に外に出られても困る。まだ許可出して管理が効いたほうがいいだろう。涼宮」
雪乃「なによ」
八幡「お前が外に出たいのはわかった。許可しよう。だが、1つ条件がある。」
雪乃「上から目線なのが気になるけど、まあいいわ! 大目に見てあげる! で? その条件は?」
八幡「簡単なことだ。俺らと一緒に動け。何かあった時に1人だとめんどくさい。」
雪乃「まあ、そのくらいは譲歩してあげるわよ。じゃあ明日の学校終わりから外行くわよ!」
神山高校
里志「やあホータロー」
奉太郎「里志かどうした」
里志「どうしたもこうしたも部活に行くところだよ。ホータローもそうだろ?」
奉太郎「ああ、」
ガチャ
里志「まだ誰も来てないねえ」
奉太郎「そりゃそうだろ俺が鍵持ってるんだ」
里志「いやいや前に鍵持たずに入った人がいただろ?」
奉太郎「……そんなこともあったな」
里志「時の流れは早いねえ、あの時からもう一年以上も経つんだ」
奉太郎「そうだな」
里志「早く見つかるといいね千反田さん」
奉太郎「そうだな」
える 「2人ともこんにちは」
里志「こんにちは雪ノ下さん」
奉太郎「、、、、」
える「挨拶もろくにできないのかしら彼は」
奉太郎「、、、、」
里志「ま、まあ雪ノ下さんホータローはそういうやつだから、ね」
える「人間としての欠落を感じるわね」
里志「そ、そうだねー、、」
える「ここ座っていいかしら」
里志「どうぞどうぞ、千反田さんの席はもともとそこだったからね!」
摩耶花「あれもうみんな揃ってるじゃない」
里志「ちょうどよかった摩耶花!」
摩耶花「どうしたの福ちゃん」
里志「いやーみんな揃ったところだから」
摩耶花「ふーん、まあいいや。ちーちゃんと雪ノ下さんをどうしたら戻るか考えましょ」
奉太郎「考えるも何も情報が少なすぎる。」
摩耶花「それもそうね。雪ノ下さんあなたのこと教えてくれない?」
える「ええ、いいわよ。名前は雪ノ下雪乃。歳は16歳。家族構成は父母姉私の4人家族。学校は総武高校。元々は奉仕部に所属してたわ。部員は3人、私と由比ヶ浜さんとあなたみたいなの。」
摩耶花「総武高校、、福ちゃん知ってる?」
里志「うーん知らないなぁ」
える「そう、場所は、、どこだったかしら」
里志「覚え出せないのかい?」
える「おかしい、、なんで思い出せないの、、、?」
摩耶花「家の場所とかは?」
える「家、、一人暮らしだったの、、高層マンション、、だめそれ以上思い出せない。」
摩耶花「無理に思い出さなくても大丈夫だから。」
里志「でも困ったね、場所がわからなかったら千反田さんに会いようがない。」
摩耶花「そうねぇ、」
える「ごめんなさい。私のせいで」
奉太郎「雪ノ下、お前ここまでどうやってきた」
える「人の挨拶は無視するのに人に質問はするのね。」
奉太郎「いいから答えろ」
える「普通に自転車よ。」
奉太郎「古典部の場所はどうやって知った?」
える「先生に教えてもらったのよ。地学準備室だって。」
奉太郎「今日はどうやって帰る?」
える「普通に自転車で帰るわよ」
奉太郎「なるほどな、」
摩耶花「何かわかったの折木!?」
奉太郎「まあ、仮説だが」
える「聞かせてもらおうかしら」
奉太郎「今の千反田の体の記憶は全部が全部雪ノ下の記憶じゃないんだ。」
里志「というとホータロー、まだ千反田さんの記憶が残ってるってことかい?」
奉太郎「まあそういうことになるな。」
える「なぜそんなことがわかるの?」
奉太郎「考えても見ろよ。なぜこいつは昨日のうちに学校に来れた? 普通全く知らない場所に放り込まれたら何もわからず右往左往するはずだ。だがこいつは初日から学校まで来れた。その時点でおかしいんだ。」
里志「なるほどホータロー。よく考えたらそりゃそうだ。」
摩耶花「私も流石に見ず知らずの場所で何も手がかりなしに目的地まで行けないわ。」
奉太郎「だろ、ということはこいつの中にまだ前の記憶が残ってるってことだ。もっとも、それを本人が認知してるかどうかは別だが、この様子じゃしてなさそうだな。」
える「ええ、」
摩耶花「どこまでちーちゃんの記憶残ってのかな?」
奉太郎「さあな」
える「ナメクジと同じぐらいと思ってた頭も案外使えるのね。見直したわ。」
奉太郎「際で」
里志「でもホータロー、それがわかったのはいいけど何か戻る方法につながるのかい?」
奉太郎「特にないな」
摩耶花「それじゃ意味ないじゃないの」
える「前言を撤回するわ。何もできないじゃない。」
奉太郎「悪かったな。」
里志「いやいやそんなことはないよ。こんな風にまだ色々わかってないことがあるってのがわかったんだ。それだけでも意味があるよ。」
奉太郎「それよりも今さっきこいつから出た情報を使ってどこが元の居場所か目星をつけておく方がいいだろ。」
摩耶花「それはそうね」
里志「ちょっとまってね。えっと、雪ノ下雪乃さんで、家族が姉と2人姉妹で4人、総武高校だよね?」
える「ええ、」
里志「総武高校の奉仕部と、あとー、、なんだっけ?」
摩耶花「あれよ、部員が3人で雪ノ下さんと、、誰だっけ?」
える「由比ヶ浜さん、もう1人は……ヒキガエルよ」
里志「ヒキガエル!? ヒキガエルが部員なの!?」
摩耶花「そんなわけないでしょ! あだ名か何かでしょ? ね?」
える「そうよ。もっともそのあだ名が似合いすぎて本物のカエルと見間違えるほどなのだけれども」
里志「へ、へえ」
摩耶花「で、この情報から色々調べなきゃいけないのね」
里志「氷菓の時みたいに手分けして調べてみようか」
摩耶花「そうね、私は雪ノ下さんて人がいないか色々調べてみるわ」
里志「僕は高校の方から当たってみようかな。ホータローはどうするんだい」
奉太郎「悪いが俺はやるべきことがあるんだ」
摩耶花「それほんと折木?」
奉太郎「ああ」
里志「まあホータローはホータローで何か策があるんだよ」
える「私は何かまだわかることがないか思い出してみるわ」
里志「外も暗くなってきたし今日はおひらきにしようか」
摩耶花「そうね、また明日にしましょ」
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6時
北高通学路
キョン「千反田さんはなにか好きなこととかあるんですか?」
ハルヒ「好きなことですか、、お料理とかは比較的好きな方ですね」
キョン「料理得意なんですか?」
ハルヒ「得意って程ではないんですけど、」
キョン「今度食べてみたいですね」
ハルヒ「ぜひぜひ皆さんで食べましょう」
キョン「他に何かあります?」
ハルヒ「そうですねぇ、あまり記憶が思い出せないんですけど、、あっ、、、」
キョン「どうかしました?」
ハルヒ「えっ、、と、、」
キョン「?」
ハルヒ「好きな、、気になる人がいました、、、、」
キョン「それは、、、意外ですね、、どんな人なんですか?」
ハルヒ「いい人なんです。少しめんどくさがりやさんなんですけど。」
キョン「へえ、」
ハルヒ「それで、すごく頭がいいんです。勉強は普通なんですけど、私が思いもしなかったことをすぐ見つけちゃうんです!」
キョン「頭がキレるってやつですか」
ハルヒ「はい。もう名前は思い出せないですけど、、きっと今度も見つけてくれる気がするんです。」
キョン「信じてるんですね」
ハルヒ「はい……すいませんこんなこと話しちゃって」
キョン「いえいえ。その人の名前を思い出せるように頑張りましょう。俺もハルヒを見つけ出さなきゃいけませんから」
ハルヒ「頑張りましょうね!」
千葉県某所
八幡(さてどうしたものか。このままだと他人に見つかることは必至だ。きっと陽乃さんたちも探しているだろう。だが、あの状態の雪ノ下を他の人間に合わせたらどうなるか。俺は別に構わないのだが雪ノ下自身が嫌がるだろう。早急に普通の状態に戻さなくては)
平塚「比企谷!」
八幡「先生、何してるんすか」
平塚「どうもこうも仕事の帰りだ。」
八幡「独り身は仕事押し付けられそうですもんね。」
平塚「それ以上言ったらお前を轢き殺す」
八幡「じょ、ジョーダンですよ、はははは」
平塚「もう時間も遅い。家まで送って行くから乗れ」
八幡「はぁ、お言葉に甘えて」
平塚「そうだ比企ヶ谷。雪ノ下について何か知ってるか?」
八幡「なんでです?」
平塚「もう2日も学校に来ていない。陽乃が家に行ったらしいがもぬけの殻だったそうだ。幸い大きなキャリーバッグと服がいくつかなくなってたそうだから自分から何処かに行ったらしいのだが、今警察に失踪届を出そうか協議中なんだ。」
八幡「雪ノ下が家出ですか、珍しいこともあるもんですね」
平塚「確認しておくが、昨日、君たちが彼女の家に行った時、誰もいなかったのだな?」
八幡「ええ、まあ、居留守を使われた可能性もなくはないですけど」
平塚「そうか。家柄の問題上、失踪届が出されれば警察も動く。雪ノ下の家としてはあまり警察に厄介になりたくないらしいがやむ終えまい。監視カメラを解析すればどこへ行ったかぐらいはわかるだろう」
八幡「そうっすね、、先生」
平塚「言うな比企ヶ谷」
八幡「はい、、」
茶屋
入須「君から呼び出すなんて珍しいな」
奉太郎「お時間を取っていただいてありがとうございます」
入須「いや、別に構わない。で、話とはなんだ」
奉太郎「医学的に……医学的に人の中身が入れ替わるってことはありますか?」
入須「何を聞いてくると思ったら、そんなSFチックな話か」
奉太郎「ええ、少し気になったもので」
入須「まあ、脳をそっくりそのまま入れ替えれば不可能ではないだろう。事例はないがな」
奉太郎「そうですか」
入須「そんなつまらないことを聞くだけのために呼び出したのか?」
奉太郎「いえ、、先輩、千反田に最後にあったのはいつですか?」
入須「えるか、最後はいつだったかな、、」
奉太郎「直近三日間に会いましたか?」
入須「いや、会ってないな」
奉太郎「では、雪ノ下という名前に聞き覚えは?」
入須「雪ノ下、雪ノ下か、うーむ、、特にないな」
奉太郎「そうですか、」
入須「質問はそれだけか?」
奉太郎「はい、」
入須「随分と焦ってるようだな」
奉太郎「そんな風に見えますか?」
入須「ああ、いつもの君とは違うように見える」
奉太郎「先輩がそんなに俺のことを見ているとは思えませんけどね」
入須「それもそうかもしれない。だが、君が焦るということはなにかあったのだろう」
奉太郎「ええ、まぁ、」
入須「まあいい、また何か力を貸せるようなことがあったら言ってくれ。」
奉太郎「はい、ありがとうございました。」
3日目へ続く