大丈夫だよね?
(想像してたよりボロボロじゃねえか)
そんな事を思ったのを察知したのかボロボロの電(以降ボロ電と呼称)は口角を不自然なほど上げる。いわゆるニタァという笑い方だ。
(この状態で抱きつかれるのは相当精神に来るよなぁ。かわいいっちゃかわいいが、俺の理性大丈夫かな)
リョナラーである彼は自我の心配より、理性が抑えられるかの心配をしていた。流石変人である。
「ァ...ァァ....ア〝ア〝ァ〝」
呻き声を上げながらヨタヨタ彼へと近ずくボロ電。
しかし彼はというと。
(うおおおお!飛び出た腸がめっちゃプルンプルンしてる!コレはエロい!しかもよく見たら脳みそ見えてる!?誘ってんのかよぉぉぉ!!!)
別の意味で危険な状態になっていた。
そんな彼にボロ電は抱き着く。
彼はボロ電の侵攻を許してしまったかのように見えた。が、
「もう我慢出来ん!!!!」
抱き着いてきたボロ電を振りほどいてから押し倒す。
片手でボロ電を押さえつけて飛び出ている腸を掴んで思い切り引っこ抜く。
ズルンッと抜けた腸を口に咥えてお腹の中に手を突っ込んで感触を楽しみ始める。
彼の股間にはテントが建っていた。
そこから彼は(自己規制、入ります)。
どれくらい時間が経ったのだろうか。
彼とボロ電は並ぶように倒れていた。
彼は恍惚とした表情で呼吸を整えており、ボロ電は内臓を撒き散らしてピクリとも動かなかった。
彼は転換の試練に勝利したのだ。
しかし、この勝利が語り継がれることはないだろう。
教育に悪いからだ。
彼の意識は現実世界へと戻り、ベッドで目を覚ます。
博士は近くのコンピュータで書類を作成しているようだ。
彼は自分の体が別のものに変わっているのにもかかわらず、なんの違和感もない事に驚く。
「コレが、魂の転換...」
彼が感傷に浸っていると、丁度書類作成に区切りがついた博士が彼に気付いて少し距離を開けて声をかける。
「おい貴様、ポケーッとしているが大丈夫か?」
彼はすぐさま「問題ない」と返事をした。
博士は安心のため息をしながら胸を撫で下ろす。
彼は博士に何故そこまで警戒するのかを聞いた。
「警戒するに決まっているだろう、下手すればお前が艦娘の素体に意識を支配される可能性があったんだからな」
彼は博士の言い分に納得する。
(確かにあの亡霊みたいなのに支配されたら絶対危険だな)
その亡霊に発情した彼でも危険性は理解しているようだ。
その証拠に手には汗が滲んでいる。
「まぁ、成功したんだ。折角だし気晴らしと慣らしを兼ねて近くのイ級でも狩って来いよ」
彼は博士の提案に頷いた。
武器ってどうするんですかねぇ?