コレで主人公のネクロフィリア要素は消えたはず...。
よく感想荒れなかったな。
(想像してたよりボロボロじゃねえか)
そんな事を思ったのを察知したのかボロボロの電(以降ボロ電と呼称)は口角を不自然なほど上げる。いわゆるニタァという笑い方だ。
(この状態で抱きつかれるのは相当精神に来るよなぁ。俺のSAN値大丈夫かな)
彼は自我の心配より、発狂しないかの心配をしていた。流石変人である。
「ァ...ァァ....ア〝ア〝ァ〝」
呻き声を上げながらヨタヨタ彼へと近ずくボロ電。
しかし彼はというと。
(うおおおお!飛び出た腸がめっちゃプルンプルンしてる!コレはグロい!しかもよく見たら脳みそ見えてる!?ゾンビみたいじゃねえかよぉぉぉ!!!)
少し怖気付いていた。
そんな彼にボロ電は抱き着こうとする。
彼は反射的にボロ電を蹴り飛ばした。
「隙ありッ!」
倒れたボロ電の頭に向けてストンプを繰り出した。
しかし、有効打にはならずボロ電は蠢いている。
仕方ないので片手でボロ電を押さえつけて飛び出ている腸を掴んで思い切り引っこ抜く。
ズルンッと抜けた腸を放り投げてお腹の中の臓物を外に掻き出す。
彼の眉間には未知との戦闘による動揺か、汗が滲んでいた。
そこから彼は某人型決戦兵器の暴走の如く、ボロ電の内臓を取りまくった。
どれくらい時間が経ったのだろうか。
彼はボロ電と距離を取ったところで座り込んでいた。
彼は呼吸を整えており、ボロ電は内臓を撒き散らして血溜まりに沈んでおり、ピクリとも動かなかった。
彼は転換の試練に勝利したのだ。
しかし、この勝利が語り継がれることはないだろう。
教育に悪いからだ。
彼の意識は現実世界へと戻り、ベッドで目を覚ます。
博士は近くのコンピュータで書類を作成しているようだ。
彼は自分の体が別のものに変わっているのにもかかわらず、なんの違和感もない事に驚く。
「コレが、魂の転換...」
彼が感傷に浸っていると、丁度書類作成に区切りがついた博士が彼に気付いて少し距離を開けて声をかける。
「おい貴様、ポケーッとしているが大丈夫か?」
彼はすぐさま「問題ない」と返事をした。
博士は安心のため息をしながら胸を撫で下ろす。
彼は博士に何故そこまで警戒するのかを聞いた。
「警戒するに決まっているだろう、下手すればお前が艦娘の素体に意識を支配される可能性があったんだからな」
彼は博士の言い分に納得する。
(確かにあの亡霊みたいなのに支配されたら絶対危険だな)
その亡霊の悍ましい姿を思い出すだけでも恐ろしい。
あんなのが現実世界に現れたら世間に混乱を招く事になるだろう。
手には汗が滲んでいて、少し気持ち悪い。
大人でもトラウマになってもおかしくない。
「まぁ、成功したんだ。折角だし気晴らしと慣らしを兼ねて近くのイ級でも狩って来いよ」
「それはいいのだが、一旦休憩させてくれ。思ったより消耗しているようだ」
腕が震えており、少し呼吸が荒い。
こんな状態で戦闘に向かってもろくな結果にならないだろう。
「なんじゃ、傭兵の癖に情けないのぅ」
「あんなのに初見で慣れろというのは無茶だ」
「まぁ、そうじゃな」
彼は一息ついた。
思いついたら続き書こうかな