理想と現実と繋がれた絆   作:シデンカイ

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第21話

いつものように黒服さんに車で送ってもらったので学校に着くと教室に向かって歩こうとしていたが昨日は放課後の後に俺が黒服さんの運転する車で当主さんの家まで連れて行って貰った後に当主さんと話をしたけど

 

 

 

 

春華「まさか結婚の事を言われるなんてな」

 

今井「おはよう神無月君」

 

春華「いっ!今井先輩!おはようございます」

 

今井「何か悩み事?」

 

春華「ええっと・・・まあ」

 

今井「ならアタシが神無月君の悩みを聞いてあげるよ?」

 

 

 

(でも正直に言うと俺この今井先輩が苦手なんだよな・・・けど試しに話してみようかな?)

 

 

 

春華「実は・・・」

 

 

 

俺が当主さんに言われた事を今井先輩に話してみたら今井先輩は俺の話が終わるまで聞いてくれた。

 

 

 

春華「っと言う訳です」

 

今井「アタシ達のような女の子ならすぐにでも飛びついちゃうな」

 

春華「そうですよね」

 

今井「でも女の子は良くても神無月君が嫌がってたら意味無いよね?」

 

春華「そうですね」

 

今井「女の子も男の子もお互いが相手を好きになって付き合って結婚して家庭が出来て、そういった事があるから今のアタシ達がいるんだからさ」

 

春華「まあそうですね」

 

今井「それにアタシは君の事を諦めてないからね」

 

春華「何をですか?」

 

今井「アタシが君と付きあって結婚までする将来をさ」

 

春華「ギャルは苦手だと俺は言いましたが?」

 

今井「もちろん知ってるよ」

 

春華「それなら何故?」

 

今井「アタシが君の事が好きだから」

 

春華「理由になってないですよね?」

 

今井「誰かが誰かを好きになるのに理由が必要なの?」

 

春華「いらないですね」

 

今井「アタシは自分の気持ちに嘘を言いたくないから相手に伝える事にしているけど例え相手がアタシを苦手だとか嫌いだとか言っていてもアタシは話し掛けると思うから」

 

春華「相手が今井先輩の事を嫌いとか苦手とか言っていたとしてもですか?」

 

今井「そうだね。」

 

春華「どうしてそこまで?」

 

今井「自分の気持ちに嘘を言うぐらいなら最初から誰かを好きにならなければ良いだけの話じゃないかな?」

 

春華「そうですね」

 

今井「だからアタシは神無月君に聞こうと思うんだ」

 

春華「何をですか?」

 

今井「神無月君は誰か好きな人いるの?」

 

春華「いませんね」

 

今井「今この人が気になっているって人もいないの?」

 

春華「気になってる人なら1人だけいますよ」

 

今井「それって誰なの?」

 

春華「今井先輩です」

 

今井「アタシ!?」

 

春華「そうですよ」

 

今井「どうしてアタシなの?」

 

春華「俺は今井先輩の事が苦手とか言ってるのに今井先輩は、そんな事を関係無しに俺の事を好きとかって言ってきますからね。どうして何だろうって思ってるんです」

 

今井「なるほどね」

 

春華「なので今井先輩」

 

今井「何かな?」

 

春華「今井先輩は俺の事を好きって言ってましたよね?」

 

今井「確かに言ってたね」

 

春華「でも俺は苦手だと言ってましたよね?」

 

今井「言ってたね」

 

春華「今の俺の気持ちが今井先輩の事を苦手とか嫌いとか、そういった気持ちなので俺が今井先輩の事を好きになるように今井先輩が俺に対して何かしてみてください」

 

今井「えっ!?」

 

春華「もし俺が今井先輩の事を好きになったら俺は今井先輩と付き合うようになると思います」

 

今井「まあ、そうなる確率は上がるよね」

 

春華「もし・・・もし俺が今井先輩の事を好きになったら俺は今井先輩と付き合いますよ」

 

今井「本当に?」

 

春華「はい」

 

今井「けど良いの?そんな事を言っても」

 

春華「もう決めましたから」

 

今井「そっか・・・ならアタシは神無月君がアタシの事を好きになるように頑張ってみせるから待っててね」

 

春華「わかりました。ゆっくりと待ってますね」

 

 

 

 

その後は普段通りに過ごして放課後になると黒服さんから連絡あったので俺は黒服さんが運転する車に乗って家まで送って貰い俺が家の中に入って手洗い等をしてから自分の部屋に行こうとした時だった。

 

 

 

黒服「神無月様」

 

春華「何ですか?」

 

黒服「神無月様が初めて当主様の家に来た時に服の事を言ってたのを覚えていますか?」

 

春華「覚えてます」

 

黒服「神無月様の言っていた服が出来上がったのでお受け取りください」

 

春華「もう出来たんですか!完成までに1ヶ月か2ヶ月ぐらい掛かるかと思ったんですが」

 

黒服「此方の袋に入っていますので確認を、お願いします。」

 

 

 

俺は黒服さんに言われて袋から出して確認して見ると俺が言っていた感じに出来上がっていた。

 

 

 

黒服「神無月様が言っていた感じに仕上げてみましたが如何でしょうか?」

 

春華「見た目は完璧だけど・・・試しに着てみて良いですか?」

 

黒服「どうぞ」

 

 

 

俺は試しに制服の上を脱いでから黒服さんから渡された服を着てみた後に歩いたりジャンプしたりと色々やってみたけど予想以上に着やすくて良かった。

 

 

 

春華「おお!おおおおおお!」

 

黒服「着てみた感想は、どうでしょうか?」

 

春華「良い仕上がりだ。最高です。」

 

黒服「この服は雨が降っても水を弾いて服が濡れないようにしております」

 

春華「じゃあ雨が降ってもコレを着てれば中まで濡れないって事ですか?」

 

黒服「そうです。そしてフードも御座います」

 

春華「これは、ありがたい!雨が降ると頭も濡れるから困ってたんです。ありがとうございます」

 

黒服「他には何かありますか?」

 

春華「実は俺が履いている今の靴が、ボロボロになっちゃいまして・・・」

 

黒服「確かにボロボロで汚れてますね」

 

春華「それで親と一緒に靴を買いに行こうかと思ってまして」

 

黒服「神無月様の足のサイズいくつですか?」

 

春華「俺ですか?俺は26・5ですけど」

 

黒服「私達が神無月様の靴を用意しますので」

 

春華「服に続いて靴までとなると結構大変じゃないですか?」

 

黒服「当主様とこころ様と比べたら全然平気ですよ」

 

春華「どれだけ普段が大変なんですか」

 

黒服「何か拘りの物は、ありますか?」

 

春華「色なら拘ってますがね。靴の全体が青と白の2色でサイズは先程ので」

 

黒服「わかりました。出来上がりましたら神無月様にお渡し致します」

 

春華「俺が家にいなくて親が家にいる時は親に渡して貰っても構いませんので」

 

黒服「畏まりました。」

 

春華「いつも、すまないねぇ」

 

黒服「それは言わない約束ですよ」

 

春華「それじゃあ明日の朝と帰りに、またお願いします」

 

黒服「わかりました。それでは失礼致します」

 

 

 

 

黒服さんが帰った後は普段着に着替えてから部屋で勉強したりと特に変わらない事をしていた。

 

 

 

次の日は生憎の雨で放課後になっても雨は降っていたけど俺は黒服さんが運転する車に乗って帰ろうと家に向かっていた時だった。

 

 

 

(あれ?何であの子は・・・)

 

 

 

黒服「どうか致しましたか?」

 

春華「あそこの所でピンクの髪の女の子が雨で濡れているから気になっちゃいまして」

 

黒服「気になりますか?」

 

春華「気になりますね」

 

黒服「それでは近くで待ってますので行ってきてください」

 

春華「ありがとうございます」

 

黒服「私達は神無月様から離れない位置で待機して降りますので」

 

春華「こんな雨の中を待ってなくても良いんじゃないですか?」

 

黒服「その雨の中を歩いていこうとする神無月様の方が心配ですよ」

 

春華「心配してくれてありがとうございます。ちょっと行ってきます」

 

黒服「お気を付けて」

 

 

 

 

俺は黒服さんの車から降りた後に傘を使って歩きながらピンクの髪の女の子に近付いて行った。

 

 

 

 

春華「そんな所にいてどうしたんですか?」

 

???「えっ」

 

春華「傘も無いのに立ってたら濡れるだけだよ」

 

???「男の子が話しかけてくれるなんて思わなかった」

 

春華「この傘は俺のだけど君に貸してあげるよ」

 

???「そうなると逆に君が濡れちゃうよ」

 

春華「俺は迎えに来てくれる人いるから大丈夫だよ」

 

???「そうなんだ」

 

春華「それに・・・君の制服は市ヶ谷先輩と白金先輩と同じ学校みたいだし」

 

???「えっ!」

 

春華「じゃあ俺は行くけど縁があったらまた会おうね。ピンクさん」

 

 

 

 

俺がそう伝えると目の前に黒服の運転する車が来たので急いで乗って行ってもらった。

 

 

 

???「初めて会った男の子だったけど優しかったな・・・また会えるかな」

 

 

 

車に急いで乗った俺は全身が冷たくて結構困っていた。

 

 

 

 

春華「冷てぇぇぇ!」

 

黒服「おかえりなさいませ」

 

春華「誰かタオル持ってます!後は着替え!」

 

黒服「此方に」

 

春華「どうもありがとうございます」

 

 

 

俺はタオルで拭いた後に着替えたけど多少は良くなった。

 

 

 

春華「早くお風呂に入りたい!あったかい飲み物が欲しい!」

 

黒服「飲み物なら此方に」

 

春華「ありがとうございます」

 

黒服「ここからだと当主様達の家の方が近いですが逆に戻る事になります。どうしますか?その場合は泊まりになりますが?」

 

春華「けど突然泊まるのって悪い気が・・・」

 

黒服「当主様には連絡してありますので大丈夫です」

 

春華「俺の親に連絡してないんですけど?」

 

黒服「其方も連絡してありますので安心してください」

 

春華「次の行動が早い!」

 

黒服「それと先程まで神無月様が話していた相手なのですが・・・」

 

春華「どうかしましたか?」

 

黒服「Pastel*Palette(パステルパレット)です」

 

春華「あれ?どっかで聞いたような名前だけど気のせいかな?」

 

黒服「デビューライブで色々と言われてしまった人達ですよ」

 

 

 

そう言った後に別の黒服さんが携帯で俺に見せてくれたが最初にアイドルバンド、デビューライブでアテフリ発覚!!!と書いてあって、その下には1人1人が書いていた内容も俺は見てみた。

 

 

 

「楽器弾けないのにバンドうりにするとかマジない。しかも口パクって全然ダメじゃん!」

 

「口パク、アテフリ、ほんと笑っちゃうよね。なにしたいのかな?」

 

「下手でもいいから、弾けるようになってからデビューしてほしい。あと歌くらい歌わないと」

 

 

 

 

等などPastel*Paletteを見た人達の感想だった。

 

 

 

春華「そんなに言われるぐらいなのか?」

 

黒服「ちなみに此方がPastel*Paletteのデビューライブの映像です。」

 

 

 

俺は黒服さんから見させてもらったが確かに酷かった。

 

 

 

春華「コレは確かに見た人達が正しいですね」

 

黒服「神無月様は、どう思いますか?」

 

春華「俺は自分の歌が上手いとは思ってないけど少なくともコレは酷いです。俺だったら沢山練習して他の人達に聞かせても大丈夫って思わない限りは歌いません」

 

黒服「そうですか」

 

春華「俺ならキーボードに集中してますね」

 

黒服「それは何故ですか?」

 

春華「俺はボーカルとキーボードですが俺の歌は最近になって親に教えてもらうようになりましたから上手く歌えるのか?って言われると歌えませんが、それだったら昔からピアノやってますからキーボードの方で今いる周りの人達に俺の音を聞いて欲しいって思いますし自信ありますからね。」

 

黒服「確かに其方の方が良いですね」

 

春華「だけど俺は音楽が好きだからコレからも続けますけどね」

 

 

 

その後は弦巻さんの家に着いたのでお風呂に入って夕飯も頂いてしばらくしてから寝る事にしたけど俺が泊まる部屋が広かったからか中々眠れなかった。

 

 




イーサンさん、よきかなーさん、焼きたてパンさん、46nekoさん、ラノベ大好き松本さん


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