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さっきまでのライブが終わって俺は帰る準備をしていた時オーナーが俺に話しかけてきた。
「前から気になっていたが何故アンタは歌わないんだい?」
「歌ですか?」
「どのバンドでも歌う人数はバンドによって違うが最低でも1人は歌っているのにだ」
「確かに歌の人数は決まってないからバラバラですね」
「アンタは親子で一緒にバンドをしているのは知っているがそれでも演奏だけで歌って無い」
「そうですね」
「アンタ達の親子のバンドは母親がボーカルで残りの4人は演奏だけだ」
「確かに歌は、お母さんだけですね」
「アンタが歌わないのは何故だい?」
「俺はピアノでモーツァルトのトルコ行進曲とかベートーヴェンのエリーゼのために、とかパッヘルベルのカノンとかベートーヴェンの月光とか、そういったの好きなんです。」
「珍しいね」
「特に俺はトルコ行進曲が1番得意な曲で2番目はエリーゼのために、何ですが俺が歌を歌わないのは歌が嫌いだからとか歌が苦手とかじゃなくて演奏に集中したいから歌わないんです」
「なるほど」
「それに・・・俺より歌が上手い人は探せば沢山いると思います。」
「そうだろうね」
「どうせ演奏するのならば失敗したとしても間違えたとしても今の全力の自分を相手に見せたい!伝えたい!コレが俺の本気だ!って言わせるぐらいの気持ちを・・・想いを表現したいと俺は思いましてね」
「・・・」
「コレってオーナーの言っている「やりきったかい?」と同じだと思いませんか?」
「何故そう思うんだい?」
「オーナーがオーディションする時そのバンド全体の実力を見るんでは無くそのバンドの1人1人の気持ちを確かめているんじゃないか?って俺は少なくともそう思っています」
「そう思った理由は?」
「本当にオーナーが実力だけでバンドを決めるんであればオーディションした後に初心者みたいな下手なバンドは出入り禁止にするなり何なりすれば良いだけですから・・・本当に上手いバンドなんて探せば結構いると思います」
「・・・」
「バンド全体の実力が高くて完璧な演奏をしても、やりきって無ければオーナーは認めてないと思います。」
「そうだね」
「大事なのは間違っていても良いし失敗しても良いけど最後まで自分は、やりきれたのかどうか?それを確かめてるんじゃないですか?」
「・・・」
「とは言ってもコレは俺の予想であって間違っているかも知れませんが言ってみました。」
「流石あの2人の子供だね」
「・・・」
「だけど今度またSPACEでライブがあった時にはアンタの歌を聞いてみたいね」
「俺の・・・歌」
「下手でも上手いでも関係無い・・・アンタの歌をいつか聞かせて貰うよ」
「その言葉・・・覚えておきます」
あのライブから1日が経って俺は今までと同じように学校に来たら周りにいる人達が俺を見ながらヒソヒソと話す姿を見掛けた。
(何をヒソヒソ言ってんだ?確認してみるか)
俺は周りの人達が気になったのでギアスを使って確かめてみる事にした。
(あの子が中等部の神無月君か)
(昨日のライブを見たけどカッコよかったな)
(あの子を私の物に)
(あの子は誰にも渡さない)
何人か危ない事を考えていた人がいたが無視して上履きに履き替えようと俺の下駄箱から何かが落ちてきた。
「コレは・・・ラブレター!?」
しかし差出人の名前は無かったけど手紙の内容を読む事にしました。
「放課後に空き教室に来てください」
っと書いてあるだけだった。
「本当に?」
俺は周りを見てみたが誰もいなかったので少しホッとしたが不安だった。
「差出人の名前が無いから不安だけど・・・会うだけ会ってみるか」
そして放課後・・・
「ここだったよな・・・」
俺は空き教室の中に入ると差出人とそれとは別に3人の人達がいました。
「こんにちは」
「こんにちは」
「来てくれてありがとう」
「貴方がこの差出人の人ですか?」
「そうです」
「貴方の横にいる3人の人達は?」
「この子達は私の見届け人だよ」
「そうですか」
(けど俺この人の事を知らないんだよな・・・何か嫌な予感がする)
俺はこの人が気になったので確かめてみる事にしました。
(この子を私の物にして見せる!そして・・・あんな事やこんな事を・・・)
(へぇ・・・上玉じゃん)
(コレからの考えると最高ね)
(たまらないわ)
相手の気持ちを確かめた俺は断る気持ちになって早くここから出たかった。
(うわぁぁ・・・これは嫌だな!下心がわかる!すぐに断ろう)
「それじゃあ私から言うけど昨日のライブを見て私は貴方が好きになりました。私と付き合ってください」
「じゃあ俺も返事を言うので聞いてください」
「はい」
「お断りします」
「なんで?」
「俺には好きな人はまだいませんが貴方の気持ちには応えられません」
「・・・」
「ごめんなさい」
俺は自分で伝えたい言葉を相手に伝えたので空き教室から出ようとした。
「なんで?なんで?ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ」
俺は後ろにいる人が恐くなり振り返ると押し倒されてしまった。
「うう・・・」
俺は周りを見ると差出人の顔が目の前にあって横にいた人達3人は1人は俺の両手をしっかり掴んでいて2人目は俺の右足を3人目は俺の左足をしっかり掴んでいた。
「マウントを取らせてもらったわ」
「はっ・・・離して!」
「それは無理よ」
「それっていった・・・・・・」
俺は押し倒された状態で制服のボタン全部を差出人の人に外されて一気に脱がそうとしてきた。
「嫌・・・嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
俺はコレからされる事を想像すると恐ろしくなったので抵抗したが力が強くて無理だった。
「口を空いてる手で抑えて」
「おう」
「後ろの2人は暴れないようにしっかり掴んでて」
「「わかった」」
「後はズボンも脱がして」
「んん!んんんんんん!?」
「コレからお楽しみの始まりだよ」
(好きでも無い人に無理矢理されるなんて嫌だ!誰か・・・誰か助けて!)
ズボンのチャックを全部下げてからズボンを半分脱がされもう1度だけ抵抗したが力強くてどうしようも出来なかった。
(もうダメなのかな・・・このまま4人の人達に・・・)
俺が諦めようとした時だった。
「そこで何をしている!」
「やば!見つかった。」
「逃げろ!」
「早く逃げなきゃ」
「今の内に」
「「「逃がす訳が無い」」」
何と先生が4人も来てくれて今回の事件の人達4人を警察が来るまで押さえつけてその後は警察に引き渡した。
「大丈夫か!神無月!」
「もう大丈夫だぞ」
「どうして先生がここに?」
「職員室にいた校長先生が空き教室のカギが無いのに気付いてな」
「それで私達4人が様子を見に行ってたんだ」
「そしたらまさかこんな事になっていたとは」
「もっと早く来ればこんな事には・・・」
「そうだったんですか」
「この後は帰るだけと言ってもこんな事が実際に起きてしまった以上このまま返す訳には行きませんね」
「なんなら私が車で送って行きますよ。帰り道ですし」
「良いんですか?数学の山中先生」
「大丈夫です。このまま帰っても大丈夫ですか?」
「良いですよ」
「まあ理由が理由ですからね」
「ありがとうございます」
「それでは私達も戻りましょうか」
「そうですね」
「神無月君」
「はっ・・・はい」
「君は明日から1週間は休んだ方が良いと思う」
「えっ?」
「こういった事件をキッカケに男性が女性と会いたくないと話したくないと言うのは良くある話だ。まずは、ゆっくり休んで気持ちを落ち着けた方が私は良いと思っている」
「けど親が何て言うか・・・」
「神無月君の両親には先程だが体育の林先生が連絡してくれたから知っている筈だ」
「そうですか」
「今日は山中先生に送って貰いなさい、良いですね?」
「はい」
その後は身だしなみを整えて山中先生の車に乗って家に帰りました。
「大丈夫か!春華」
「春華!」
「お父さん、お母さん」
「神無月君の両親ですか?」
「はい」
「そうですけど」
「私は中等部の数学を教えている山中と申します。少し前に体育の林先生から家の方に連絡したと思うのですが・・・」
「はい、確かにありました」
「今回このような事件が起きてしまい本当に申し訳ございませんでした。」
「・・・」
「神無月君には明日から1週間は休んで貰って気持ちを落ち着けた方が良いと思って休みにさせようと思うのですがどうでしょうか?」
「そうですね。私は構いませんが・・・・・・」
「事件の子達については?」
「その事なんですが警察に全員が逮捕されました。もう外に出て来る事は無いでしょう」
「それは良かった」
「それとは別に神無月君の両親には見て欲しいのがあるんですが・・・」
「何でしょう?」
先生がバッグからビデオカメラと写真を出してきた。
「コレは!?」
「今回の事件の犯人4人の顔です」
「良くも私達の春華を!?」
「この4人の親が神無月君と神無月君の両親に謝罪をしたいと言ってきましたが・・・どう致しますか?」
「会います」
「わかりました。それではビデオカメラと写真は置いて置きます。今日はコレで失礼致します」
「こちらこそ色々とすいません」
その後の話だけれど今回の事件の子達の親から謝罪された後に俺の家に1億円が支払われた。
ちなみに事件を起こした側の親が土下座で俺と俺の親に謝罪をしたけどお母さんが事件を起こした側の親に対して思いっきり殴った。
コレについては事件を起こした側の親も殴られても仕方ないと思っていたようだった。
そしてこの事件はテレビで放送されて注目された。
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