「そらそら、どんどん行くよ! 血鬼術、蔓蓮華!」
伊黒と甘露寺は少しずつ遊びを止めて全力を出していく童磨を前に、徐々に追い詰められていた。
「蛇の呼吸、伍ノ型……蜿蜿長蛇」
「こ、いの呼吸……! 陸ノ型、猫足恋風!」
体の燃費の良い伊黒はまだかろうじて戦えていたが、甘露寺は優れた肺活量が仇となり動き難そうだ。
「そろそろいいかな……血鬼術、散り蓮華!」
風に舞い散る花びらのように、広範囲を襲う氷の花。避けるのは不可能と見て、それぞれ氷の薄い所に移動して防御する。
互いの動き、特に曲がりくねった甘露寺の日輪刀の動きを阻害しないように二人が離れた隙を見て、童磨が甘露寺に近づく。
「甘露寺!」
「おっと、君はこいつらと遊んでてね」
助けに入ろうとした伊黒に立ち塞がったのは、童磨の半分ほどの大きさの氷像……結晶ノ御子。だが御子の使う血鬼術の威力は、半分などという生易しいものではない。
ほとんど同じ戦闘力を持つ御子二体に、伊黒は完全に足止め……否、気を抜けばやられるような激闘を演じさせられてしまう。
「わ、私は大丈夫! 足手纏いには、ならないわ!!」
「ふふっ、強がっちゃって可愛いなぁ」
既に肺をやられている甘露寺に、上弦の弐を単独で相手取れるわけもない。伊黒が焦れば焦るほど、御子の動きは狡猾になっているように感じられた。
「こほっ、恋の呼吸、弐ノ型、懊悩巡る恋!」
「わぁ、すごい連続攻撃だね! じゃあ俺も……血鬼術、枯園垂り!」
互いに正面切っての接近戦。単純な力のぶつかり合いであるからこそ、地力で劣る人間の方が追い詰められていく。
「くっ、そぉおおお!!」
御子の片方を力任せに切り払う伊黒。まだ助けには行けない。
「はぁ、はぁ……伍ノ型……! 揺らめく恋情・乱れ爪!」
体を蝕む氷に苦しみながら、力を振り絞って型を打つ。舞うように後方へ飛びながらの斬撃の型。
これは、彼我の実力差が分かっているが故の後退。後退中は隙ができるが故の斬撃。客観的に見て、甘露寺の判断は間違っていなかったと言える。ただ、正しい判断をしたからといって、求める結果が得られるとは限らない。
頸以外は致命傷にならない鬼、ましてや上弦である童磨には、斬撃による牽制などほぼ無意味。
「……捕まえたよ、っと」
「っ!?」
にこやかに微笑みながら、甘露寺の剣戟を受けても無理矢理前進する童磨。
先ほどと同じだ。遊んでいるから戦いが成立しているだけで、一息に殺そうと思えばすぐに殺せる実力差を、嫌でも感じさせる。
違うのは二点。流石にそろそろ柱の一人も殺さないと無惨の怒りを買うかもしれない事と……甘露寺の『恋の味』に、少し興味が出てきたこと。
片腕で刀を持つ腕を抑えられ、片腕で首を掴まれる。先ほどは助けに来た伊黒は今、結晶ノ御子と戦っていて手が離せない。
甘露寺は手首のスナップで日輪刀をしならせて首を折ろうとしてきた腕を斬り落とす。しかし、その後が続かない。腕の再生までの僅かな時間を稼いだだけだ。
「うぉおおおおお!!」
伊黒は残った一体の御子を斬り伏せる。だが、粉凍りの薄い所を選んで戦っているうちに、大分距離が離れてしまった。童磨の腕が再生した。その腕で馴れ馴れしく甘露寺を抱きしめる。
「無駄だと分かっていて最後まで抗って偉い!! 君は俺の中で永遠を共に生きるに相応しい人だ! 言い残すことはあるかい? 聞いてあげる」
「甘露寺! 持ちこたえろ!! 君は、俺が死なせない!!」
それがせめてもの罪滅ぼしなんだ。そう続けようとした伊黒を、諦めたような、でもどこか晴れやかな顔で甘露寺が制する。
「伊黒さん、自分のことを罪深いなんて言わないで」
伊黒は体に粉凍りが入るのも構わずに全力疾走する。彼女はこんな所で死んでいいような人じゃない。普通の女の子だ。死ぬのは自分のような人間だけでいい。その万感の想いを乗せて伸ばした手は、虚しく虚空を切って届かない。
「許してあげて、一族のことも、あの女の子のことも……何より伊黒さん、貴方自身のことを」
「甘露寺ぃいいぃいいい!!!!!!」
恋柱、甘露寺蜜璃は……上弦の弐、童磨に吸収された。
「っ!? 美味しい……! 若い女の子はみんな美味しいけど、その比じゃない! この子は……蜜璃ちゃんは格別だよ!!」
童磨には感情がない。だが味覚はある。稀血のものとはまた違う……筋肉がとてつもなく凝縮された、引き締まった味。
鬼として強くなる為の栄養なら稀血だろうが……美味しさではこちらの方が上だった。
「蜜璃ちゃんは今日、俺に食べられる為に生まれてきて、辛い修業にも耐えてきたんだね! ありがとうね!!」
美味しいものを食べたら喜ぶ。感情のあるフリを続けてきた童磨は、意識せずとも喜んでいるフリをする。大なり小なり特異体質の鬼狩りはたまにいたが、ここまでの極上の食糧は初めてだ。だから涙すら流して、普段の食事ではしないような白々しい感謝の言葉を述べる。ともすればこの時の童磨は演技ではなく本気で『感動』していたかもしれない。
「ぅああぁあああああああああああああ!!!!!」
伊黒のこの世の終わりのような叫び。万力の力で日輪刀を握りしめ、刀が灼熱の如く赤く染まり、隊服の下に痣が発現する。
「余韻を邪魔しないで欲しいなぁ、まったく」
だがそれでも、圧倒的な差は埋まらない。再び生み出された氷のつぶてが、伊黒に襲いかかろうとした時……
「どりゃああぁああ! 天空より出でし伊之助様のお通りじゃああ!」
天井が崩れ、上から猪の被り物をした少年……伊之助が降ってきた。
「嘴平……!?」
「獣の呼吸、伍ノ牙、狂い裂き!!」
伊之助によって氷は防がれた。赫刀の覚醒の余波でふらついていた伊黒も、すぐに体制を整える。
「てめぇ上弦の弐だな、バレてるぜ! てめぇが上から二番目だってことを俺は知ってる! ハハーァ! てめぇを倒せば俺は柱だぁ!!」
「別に上弦の弐だってことは隠してないけど……面白い子が来たなぁ」
鴉からの伝令をろくに聞いていなかった伊之助は状況をろくに把握していない。だが事ここに至っては、敵が目の前にいることだけ理解していれば十分だ。
「俺が柱になったら呼び名は野獣柱か!? そうなったらしのぶと蛇男は自動的に俺様の子分……っておい蛇男! お前ボロボロのフラフラじゃねーか!」
ようやく伊黒の状態に気づいた伊之助が心配する。
「稽古の時も思ったがもっと飯を食え飯を! そんなんじゃ肝心な時に動けねぇし大食いの神に心配されるぞ!」
伊之助の言う大食いの神……すなわち甘露寺のことを聞いた伊黒は、童磨に向けていた射殺すような目を伊之助にも向ける。
「……死んだのか? 甘露寺」
その動作で、伊之助も分かってしまった。そして、柱稽古の時の思い出が、彼の脳裏によぎる。
『キャー! 凄い柔らかさよ伊之助くん!! 私より柔軟できる子なんて初めて!』
『がはははは!! あたぼうよ!! このまま大食いでも勝ってやるぜ!!』
「……噛み殺してやるゴミが」
「止せ! お前では無理だ! 奴の氷は肺を壊す!」
伊黒の制止も聞かずに走り出した伊之助が、童磨の扇子と打ち合う。が、すぐに吹き飛ばされる。
「無茶苦茶な太刀筋だね、それで成立してるんだから本当に面白……?」
だが童磨は、『食べ残し』が……面白い形だったから取っておこうとしていた甘露寺の日輪刀がなくなっているのに気付く。
「俺らじゃ使えねぇけど、あんな奴に持ってられたままってのも気に食わねぇだろ」
「……そうだな、その通りだ」
童磨から甘露寺の日輪刀を取り返した伊之助は、墓標のように床に突き刺す。
「気付かなかったよ、君やるねぇ」
「当たり前だ、俺様はそこいらの有象無象とは……!?」
「面白い被り物だねぇ、わ、やっぱり本物の猪なんだ!」
意趣返しのように、目にも留まらぬ速さで伊之助の被り物を奪う童磨。
「てめぇ、返しやがれ」
「あれー? なんか見覚えあるぞぉ、君の顔」
「あ?」
「そうだ思い出した、あの時の子供だ! 母親に崖から落とされた!」
それから童磨が語るのは、十五年前の出来事……琴葉という名の一人の母親が、暴力を振るう夫から赤子と共に逃げてきたこと。
琴葉は指切りげんまんの歌をよく歌う女性で、可愛げがあって童磨も気に入っていたこと。
しばらく家族紛いの生活を送って暮らしていたが、ひょんなことから人を喰っているのを目撃されて逃げられたこと。
追っているうちに赤ん坊だけでも逃がそうとした母親が、崖から我が子を落としたこと。
その後、その母親を童磨が殺して喰ったこと。
その赤ん坊こそが、今目の前にいる伊之助その人であること。
「いやぁ、奇跡みたいな巡り合わせってのはあるもんだねぇ。琴葉は何の意味もない不幸な人生だったけど、最期に子供を助けられたのは幸福と言えるかな?」
「ころ、された……? 俺の、母親……指切りは、しのぶだけど、しのぶじゃなかった……?」
「あ、でもここで君は俺が殺すから、結局琴葉の人生に何の意味もないのには変わらないか!」
「下衆が……! 嘴平、いつまでも呆けてないで構えろ! 甘露寺と……お前の母の仇を討つぞ!」
「ああ、奇跡だぜこの巡り合わせは……俺の母親と、仲間を殺した仇が、目の前にいるなんてよぉ!」
母親からも単なる生贄としか見られなかった伊黒は、 童磨の話に思う所があったのか、伊之助に寄り添うような言葉をかけた。
伊之助も伊黒も、殺意と憎しみの籠もった瞳で童磨を見据える。
「うーん、君たちとお話するのは楽しかったけど、極上の食事の後に口を汚したくないから……そろそろ終わりにしてあげるよ」
童磨は面倒くさそうに扇子を構える。直後、彼の世界は反転した。
「……え?」
部屋が逆さになったわけではない。ドロリと、童磨の目玉が溶け落ちていたのだ。
「風の噂でお聞きしたのですが、甘露寺さんのその髪は桜餅をお食べになったことが原因だとか」
「え、ええっ!? ど、どうしてしのぶちゃんが知っているのかしら!?」
柱稽古の時の一幕。何気ない会話。だが突然、しのぶは甘露寺に土下座した。
「ちょ、ちょっとしのぶちゃん!?」
「甘露寺さん、恥を偲んで頼みます。どうか、藤の花を摂取して頂けませんか?」
「え?」
「貴女は摂取したものの吸収効率がとてつもなく高い……今からでも藤の花の毒と同じ体質になることができると思われます」
しのぶは自分の体を藤の花の毒と同じ体質になるようにしたこと。この体を使って捨て身の覚悟で姉の仇である上弦の弐を討とうとしていること。現実問題毒だけの討伐は難しいが、弱体化は確実にさせられること。本来なら長い時間をかけなければ藤の花の体質にはなれないが、特異体質である甘露寺ならば可能性があることを話す。
「上手く私が上弦の弐と接敵できるとは限りません。そこで同じ『女』であり『柱』であり、さらには特異体質である甘露寺さんに、藤の花の摂取を頼みたいのです。無論、私のようにわざと吸収されろなどと言うつもりは毛頭ありません」
「は、話は分かったから土下座は止めて! むしろ私の体を武器にしてくれるなら、こっちからお願いしたいくらいだわ!」
「いえ、もう一つお話があります。臨床実験は私の体で行っていますが……問題が起きていないのは『現状』、としか言えないんです」
「つまり、しのぶちゃんでもこれから何が起こるか分からないってこと?」
土下座を止めさせようとする甘露寺だが、しのぶは頑として床に頭を擦りつけ続けた。甘露寺に何の危険もないなら、しのぶとて土下座まではしなかっただろう。彼女が誠心誠意頭を下げるのは……この実験には危険が伴うため。
「私が上弦の弐とぶつかる可能性は低くないと思っていました。しかしお館さまの話では、カナヲや伊黒さんが僅かに接触しただけの上弦級の敵がまだいるとのこと……」
残る上弦が三体ならばしのぶは甘露寺に相談せずに、自分だけを毒にして戦いに臨んでいただろう。だが分かっている上弦級の鬼が一体増えた現状、少しでも可能性を増やしたくなったのだ。
「私に叶えられることならば何でもします。もし生き残れたら、体を元に戻す手術の研究に一生を捧げます。私が死んでもアオイが研究を引き継いでくれるはずです。ですからどうか、どうか藤の花の毒を、摂取してください!!」
「……顔を上げて、しのぶちゃん」
土下座を続けるしのぶに、静かながら有無を言わせぬ気迫を込めて告げる。恐る恐る、といった風に顔を上げたしのぶ。甘露寺はしのぶの肩を掴んで、しっかりと正面から彼女の瞳を見つめる。
「私より年下の女の子が、自分の体を犠牲にして頑張ってるのに……私だけ何もしないわけにはいかないわ!! 」
「な、に、これ……? 毒……?」
「嘴平ぁ!! 畳みかけるぞ!!」
「おう!!」
身長も筋肉もあるが故に、甘露寺の体重はしのぶよりも重い。その分しのぶより毒も大量で、効くのも早い。少し過去話をしていただけで、童磨の体に毒が回るほどに。
そして伊黒と伊之助は、その隙を見逃さなかった。毒のことは知らないが、童磨を討つまたとない好機であることは明らかだ。
「血鬼じゅ……」
「させるかぁ! 獣の呼吸、思いつきの投げ裂きぃ!!」
慌てて血鬼術を使おうとした童磨に、伊之助は刀を投げる。ギザギザの刃が、童磨の頸に深く食い込んだが……落としきれなかった。
「霧氷・睡眠菩薩!!!」
そして、這々の体ながら血鬼術が発動。巨大な氷の仏像が現れ、凍てつく冷気が広範囲に充満して二人の動きを阻害する。しかしここで退いては回復の暇を与えてしまう。
「蛇の呼吸、壱ノ型……委蛇斬り!!」
毒のせいで血鬼術が荒い。肺が壊死しきる最後の一呼吸で、伊黒は隙間を縫うように前進し、伊之助の刀を押し込もうとする。
「鏑丸……!」
だが、氷の寒さに蛇の鏑丸に限界が訪れ、力なく伊黒の首に巻き付いて視覚の補助ができなくなってしまう。
無論それで戦えなくなる伊黒ではないが、目の悪い伊黒だけで術の隙間をくぐり抜けるのは不可能だ。
「うぉおおおおお!!!」
その後ろから、伊之助が叫びながら突進する。彼の手には先ほど投げた日輪刀ではなく……そのさらに前、床に突き刺した甘露寺の日輪刀があった。
『恋の呼吸は体の柔らかさと音感、それと心のドキドキを使うの』
『ドキドキってなんだ? 疲れた時のアレか?』
『そういうんじゃなくて、こう、心がキュンキュンしてぽわーってなるアレよ』
『ぽわー? つまりほわほわのことか!』
『そう! それよ! あーあ、伊之助くんが我流じゃなかったら継子にできたのになー、恋の呼吸を使えそうな人は少ないのよ』
『でも俺、おんかん? なんて持ってねーぞ』
『うーん、歌に合わせて体を動かしてみたことないかしら?』
『ねぇな、俺を育ててくれた猪も言葉を教えてくれた爺も、歌なんて歌わなかったし』
『伊之助、一緒に指切りげんまんの歌を歌おう。ほら、歌に合わせて、こうやって指を振って?』
『ゆーびきりげーんまん……そう、上手よ伊之助』
「思いつきその二!! 猫爪裂きぃい!!」
伊之助の使う獣の呼吸は、性質が多少風のものに近いというだけで、完全なる独自の呼吸。だが、今伊之助がやっている、血鬼術の隙間を縫うようにグネグネと柔軟に体と刀を曲げる様は……恋の呼吸に似ていた。
「……甘露寺?」
ぼやけた伊黒の視界には……伊之助の姿が一瞬、甘露寺のそれと重なって見えた。
「っ、うぉおおおおおおおおおお!!!!」
伊之助が刀を捩じ込んだルートをなぞるように刀を沿わせた伊黒。二つの刀が、童磨の頸に食い込んだもう二つの刀を押し込み……ついに、童磨の頸を斬った。
ゴロゴロと床を転がる童磨の頸。童磨は一瞬何かを期待するように力んだが、すぐに諦めたように力を抜いた。ボロボロと体が崩れていく。
「ははは……恋の味は、毒の味か……それなら、そんな感情知らずに死んで、良かったかもしれないな」
そんな捨て台詞とも独り言とも付かない言葉と共に……童磨は消滅した。
それを見届けた伊黒と伊之助だが……上弦の弐相手に勝利したという感慨もなく、ただ黙って立っていた。
「……蛇男。甘露寺と母ちゃんが……力を貸してくれたんだ」
「そう、か……そうだな」
ポツリと呟いた伊之助の言葉に、伊黒は彼が持つ甘露寺の日輪刀に目を向けてから、頷いた。
「行くぞ、伊之助。俺はこれから……自分を許す為に戦うことにした」
「……おう」
甘露寺の最期の言葉。一族も従姉も、そして自分自身も許して欲しいという願い。
罪深い一族と、その一族の血が流れる自分。多分一生許せない。けれど……甘露寺のおかげで、許したいとも思えるようになった。
そして許すためには、やらなければならないことがある。全ての元凶を……無惨を殺す。これ以上、悲劇と惨劇を生まない為に。
「……伊之助、その刀はお前が持っていろ。おそらくお前にしか使えん」
「……いいのか?」
伊之助とて伊黒が甘露寺に特別な想いを抱いていたことくらいは察している。その遺品を他人に持たせるという言葉に、思わず伊之助は聞き返して確認してしまう。
「正直、腸が煮えくり返るが……ああ、それも許すさ」
伏線という程ではないですが、実は甘露寺さんとしのぶさんの会話は何話か前の柱稽古の時に冒頭だけ載ってたりします。
しのぶさんは自分で童磨と戦える確率が下がったら滅茶苦茶悩んだ上でこういうことしそう。
副作用の危険<無惨や上弦と戦う危険なのは明らかですし、多分できさえするなら多少安全面に不安があってもカナヲや一般隊士を藤の花体質にしてたと思うんですよね。