GBNに初心者猿がinしたおwww   作:胡椒こしょこしょ

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戦闘は、経験が物を言う。

地上エリア。

上空から機体が降ってくる中、二つの機体がぶつかり合う。

 

「アァァイ!!ウッキィィィ!!!!」

 

ブリットの駆るAGE1・サルトビ。

クナイを標的に薙げると、ブレードを持って距離を詰める。

しかし相手のエクシア・リペアⅣは太刀を構えて距離を詰める。

 

『凄まじい闘気だ...当てられかねないな。だがッ!!負けるわけにはいかない!』

 

そう言うとGNタチとブレードで鍔迫り合いになる。

しかしタチの方が長いし両手で使う分、一撃が重い。

故に片手のブレードでは防ぎきれない。

 

だからこそ膝を曲げる。

膝からは隠し武器であるニードルガンが覗く。

 

『ッッ!!』

 

相手の意図を察して蹴りを入れて間合いを開くと、肩のシールドに装備されたGNバトルブレイドをAGE1・サルトビに投げる。

投げたバトルブレイドを上空に飛び上がって避ける。

そして赤いクナイを投げる。

 

『獣に見えて、存外考えて戦っているじゃないか...その二面性、恐れ入る!!』

 

後ろに後退して同じく上空に飛び上がった。

元居た地面に赤いクナイが刺さると爆発する。

 

するとエクシアリペアⅣは持っているGNタチを背に格納すると、腰のGNベイオネット二本を手に取る。

 

『君相手になら、こっちの方が良さそうだ。』

 

そう言うとベイオネット二本を突き出してビームを連射する。

 

「ッッ!ウッゥっ!アッアッ!!アッアッ!」

 

言葉にならない声を上げながらAGE1・サルトビはビームを持ち前の機動力で避ける。

ビームの連射を避けるように相手の下にまで移動して地面すれすれを地面に背を向けて飛ぶ。

そして手を合わせる。

 

武装欄にはアイアンネット。

しかし、武装を選んだ瞬間、上空からビームが飛んでくる。

その色はエクシアの物とは違う。

 

姿勢を崩して背面を地面に引き摺るも、なんとか姿勢を持ち直すと上空へと駆け戻る。

 

見ると、フラッグカスタムがこちらに銃口を向けていた。

 

『助太刀する!!』

 

『手助け無用!...と言いたいところだが、そうは問屋が卸さないか.....』

 

そう言うとベイオネットを実体剣として扱い、こちらへと肉迫する。

そしてフラッグカスタムは援護射撃する。

避けようにも退路を射撃で防がれる。

 

「アアアアイ!!!!」

 

ブレードを相手に向けて投げる。

しかしエクシアはそのブレードをベイオネットで弾く、するとその瞬間、ブリットは手からアイアンネットを撃ち出す。

 

『ほう!考えたな!だが、それでは丸腰だ!!』

 

ベイオネットを交差上に振るう。

するとベイオネットにアイアンネットが巻き付いた。

彼はそれを分離し、盾からGNバトルソードを持つ。

 

そして機体が赤くなり始める。

 

『これが私の機体。これが、私のッ!グラハムガンダムだッ!!グランザム!!!!』

 

そう言うと、急に機体の動きが加速。

そして目にも止まらぬ早さで相手に肉迫する。

 

それを腕に固定されているシューゲルブレードで防ぐ。

 

『やるな!だが、一人ではないッ!この戦い!!』

 

AGE1・サルトビは上空へ逃げようとする。

すると、フラッグカスタムの攻撃が頭に当たる。

 

メインカメラを破壊される。

その瞬間、AGE1は直下のグラハムガンダムに吶喊する。

 

「ウッキィィィィィィ!!!今年は申年ぃぃぃぃ!!!!!」

 

カメラが見えない以上、場所が分かる相手を攻撃するしかない。

膝を曲げるとニードルガンを速射する。

そして相手に向けてシューゲルブレードを向けて突進する。

 

しかしトランザムをした機体に当たるはずもなく、エクシアはニードルガンをなんなく避けるとガンダムAGE1・サルトビの背後に回り込み、GNタチとGNバトルブレードを両刀持って振り上げる。

 

『切り捨て御免ッ!!』

 

エクシアはガンダムAGE1・サルトビの両腕を切り落とす。

それが計器で分かった為に、ブリットは操縦桿を動かす。

 

「ホッ!ホッ!ホッキャキャァァ!!!!」

 

足を動かして蹴りを入れる。

エクシアは後退すると、移動して別の方向からすれ違いざまに斬りつける。

右足部分を切り落とされる。

そして更に左足も返す刀に斬られた。

 

『とどめだッ!ガンダムッ!!!』

 

エクシアはAGE1・サルトビの背後に回って胴体を一閃。

装甲がただでさえ薄いAGE1スパローを素体に改造した機体だ。

相手の斬撃を持ちこたえられるはずもなく、破壊されてしまった。

 

「アッ....」

 

最後に猿の一声を残して.....

 

 

 

 

『素晴らしい盾だ!その盾、我が武士道で貫いてみせる!!』

 

「そんな鈍二本でどうするっていうんでして?仮面をつけて顔を隠しているような貴方には、私を倒すことなど出来ませんわっ!そんなに顔を見せるのが恥ずかしいなら仮登録のハロにしてみてはいかが?」

 

『悪いが、その申し出は却下させてもらう!これは我が武士道の現れ!私はMrブシドーだ!!覚えておくといい!!』

 

そう叫ぶと、目の前の黒い機体は二つの刀を持って切りかかる。

スサノオ。

OOにおいてグラハム・エーカー扮するMrブシドーが乗っていた機体だ。

 

剣戟を盾で受け止めると、盾搭載のニードルミサイルを発射。

それを横に移動することでスサノオは回避するも、タカネも横に移動して槍を構える。

そして槍の切っ先をスサノオに向けるとバルカンを放つ。

 

「そんな御大層な名前似合いませんの!変態仮面が関の山ですわねっ!!」

 

タカネはずっと目の前の男を挑発しながら攻撃を続ける。

だが、バルカンを刀を繋げて薙刀状にしたスサノオに防がれる。

そしてスサノオは背中のクラビカルアンテナからビームチャクラムを飛ばした。

それを盾で防ぐ。

そして間合いを開くのと牽制目的にニードルミサイルを放ち続ける。

 

「っっ!手数が多くてきりがありませんわ。」

 

『まだ終わりではない!刮目せよ、トライパニッシャー!!』

 

胸が開き、砲口から球状のエネルギーが放たれる。

それを盾で防ごうとするも、凄まじいエネルギーに押されてしまう。

そして炸裂する。

盾のニードルミサイルを放つために砲口は壊れてしまっているが、依然盾は機能している。

 

『これでも破れぬか....。』

 

「あら、自信なくしてしまいましたの?私のギャン・ノーブルは鉄壁、少なくともタイマンで負けるような性能はしていませんの。それとも当初の果し合いの約束を反故にして助けでも呼びますの?」

 

そう挑発はするも、タカネの心中は穏やかではない。

盾のニードルミサイルは優秀な牽制択だ。

それを破壊されてしまうのはよろしくない。

 

少なくとも上空に1体残っている。

それが援護として上から撃って来ればいくらABCマントを付けたギャン・ノーブルでも分が悪い。

 

すると、目の前のMrブシドーは否定する。

 

『いや、武士に二言はない。だからこそ....本気を出させてもらう!!行くぞ!トランザム!!』

 

スサノオは薙刀を切り離して二刀流に戻す。

そして体の色が赤くなる。

 

(遂に発動させましたわね.....!)

 

スサノオと相対している以上、警戒はしていたが遂にその時が来たのだ。

彼女は身構えて、ギャンを操作。

盾でどこからの攻撃でも防げるようにする。

 

すると目の前からスサノオが消える。

 

(..斜めッ!!)

 

ギャンは盾を左斜めに構える。

すると盾が甲高い音を立てる。

 

(次は右!!)

 

右の方に最小の動作で槍を向けてまた剣戟を防ぐ。

GPDでもトランザムを使ってくる相手が居た。

そういう連中との戦闘経験を思い出すタカネ。

 

『一筋縄ではいかんか...だがこれで最後だぁ!!』

 

そう言うと三個もビームチャクラムが前方から迫ってくる。

チャクラムを盾で防いだ瞬間、操縦桿を強く握りしめて、武装スロットをある武装に合わせておく。

前方は盾やら槍やらで守りが硬い。

そして背後はABCマント。

前方と後方では後方の方が守りが薄いのだ。

 

ABCマントは近接武器には無力だ。

だからこそ、そこそこバトルに精通している相手がどのような動きをするか、動きは容易に予想出来るのだ。

 

「こっちのセリフですわ!!!」

 

そう言って操縦桿を勢いよく動かす。

すると最大出力でスラスターを吹かして真上に一気に跳び上がる。

そしてそのまま武装欄の武装を使う。

するとギャンのスカートから武装が直下に排出される。

 

『こ、これは...ハイド・ボンブだとぉ!?』

 

Mrブシドーは驚愕して声を上げる。

後ろから突き刺して勝負を終らせるつもりだった。

だからこそ、ハイド・ボンブは彼の意表を衝いたのだ。

そしてなによりも、今はトランザム中であり、加速している。

だからこそ急に出てきた機雷を避けることは出来なかった。

 

直下で爆発するスサノオ。

そしてそれ目掛けて槍を真下に突き立てた。

 

「やり込みが違うんですのよGBN勢がァァ!!!」

 

『武士道とはッ!...死ぬことと、見つけたりッッ!!!』

 

その声を最後にスサノオの首の間に槍が突き刺さる。

スサノオは膝を付き、微動だにしなくなる。

槍を引き抜くと、動かないスサノオを見つめる。

そして、操縦桿を細かく動かしだした。

 

奇妙なステップを踏むギャン。

そして彼女は高らかに声を上げる。

 

「こんなクソゲーで強くなった気でいるからこんな風に負けるんですの!GPDにはもっとうまいトランザム使いの人が居ましてよ!こちとら年季が違いますのよねっ!ほんっと自慢げにトランザムで格闘振り出した時はおかしくってお腹が痛み申し上げましたわ!!一遍トランザム外したらどうですの?機能に腕が追いついていませんわ。あっ、だから仮面付けてたんですのね?!面子丸つぶれですものねぇ~!!準備がよくて関心致しますわぁ~!!!」

 

ボロカスに煽りながら、シャゲダンしているとビームが飛んできているのを見て、盾を構える。

そしてそちらの方向を見ると、フライトポジションのフラッグカスタムと片足が破損しているエクシアリペアⅣ。

 

どうやら猿もやられてしまったようだ。

 

(...なら、出し惜しみはしていられませんわね。)

 

そう言うと、また武装欄をとある武装に合わせる。

すると、承認コードを打ち込むウィンドウが出てくる。

それに数字を入れる。

 

『後は、君だけだ。....なるほど、グラハム3を倒したのか。ならば散っていった同胞の思いも乗せていく!』

 

『さぁ手合わせ願おうか!!』

 

相手の言葉を聞いて笑みを浮かべる。

その笑みはしっかりと刻まれた獰猛なもの。

 

「望むところですわ....そして、これでも食らってやがれですわ!!」

 

そう言うと、ギャンの胸が開く。

そこには弾頭のような物。

そしてそれは胸から発射される。

 

弾頭は緩やかに放物線を描き、彼らの真下に落下する。

するとその瞬間、青白く爆発し、爆風が周りを包み込み始める。

 

『ッ!?こ、これは....核爆弾!?』

 

『正気か君は!!?』

 

目の前の機体が出会い頭に核爆弾を放ったことに驚く二人。

しかしそんな二人を見て、タカネは笑う。

 

「GBN勢の二人に優しい私が教えて差し上げますわ!策とはどういうことか!戦いをまともにやろうとすればどうなるのかを!」

 

(他の3人はGBNからの初心者なのによくやりましたわ。...だからこそ、GPDからやっている私がこんなところで簡単に倒されたら恰好が立ちませんもの。精々一機はやられて頂きますわ!)

 

連中はRPに重点を置いている。

ならば原作に出ていない武装を使っている可能性は低い。

そう考えれば、このギャン・ノーブルの旋回性能を考えれば地走気味に立ち回った方が良いですわ。

それに核の火は彼らの直下で広がっている。

ならば連中が出来ることはトランザムなどで加速出来れば加速、もしくは出来なければ上空に飛び上がるはずですわ。

そこをバルカンで狩らせてもらう。

 

『まずい、このままじゃ爆風に巻き込まれる....変形する!』

 

『トランザムは....使い切ったか。ならば!!』

 

フラッグカスタムは変形し、エクシアは上昇する。

狙うならエクシア。

自分もスラスターを吹かして後方へと下がりながら、槍の切っ先を向けて引き金を引く。

 

『なっ!?くっ!!!』

 

防げば、足を止めることとなる。

そうなると、爆炎に飲み込まれてしまうだろう。

それが分かっているエクシアはただ上に飛び上がる。

しかし、バルカンは足にヒット。

壊れていない方の足も爆発する。

 

『脚部が....、これでは着地もままならん!』

 

歯噛みするエクシアリペアⅣのパイロット。

するとフライト形態のフラッグカスタムが接近してくる。

 

『それならば!私がいち早く、彼女を墜とす!!』

 

機首の銃口からビームを連発する。

彼女は蛇行しながら盾を構えて後退する。

ビームは地面を撃ち、彼女に当たることはない。

そして彼女は槍を向けて、また引き金を引いた。

 

「逃げる側は引き撃ちすればいい分、楽ですのよ!良かったですわね、また一つ賢くなって!!」

 

GBNはフィールドが広い。

その分、引き撃ち側はある程度有利に進められる。

まずはバトルエリア外ギリギリまで引き撃ちをする。

 

すると、フラッグはミサイルを放つ。

そのタイミングを待っていたかのようにギャンはスラスターを最大出力で吹かせることで、前に進み相手の直下に入り込む。

 

『射角の外に!!』

 

「上空でただ撃ってるだけだからそうなるんですわ!少しは勇気を出して切り込んでみたらどうですの?」

 

嘲りながら槍を相手に向ける。

そしてエクシアに対して機銃を吹かした。

 

『ぐっ!立てなくても、スラスターはまだ生きている!!』

 

「知っていましてよ!!!」」

 

上空でスラスターを吹かして避けるエクシア。

しかしそれ目掛けて上空に飛び上がるギャン。

 

『やらせっ....!?スラスター残量が!!』

 

「取りましたわぁぁぁぁ!!!」

 

そう叫び、引き金を引きながら相手に突撃する。

機銃は相手が左手でGNバトルソードを手に取ろうとするのを妨害し、腕部分を破砕する。

エクシアにとっての危機。

しかし、タカネの敵は彼だけでない。

 

『やらせない!これでっ!押し通る!!』

 

カスタムフラッグを機銃を放ち、リニアライフルの引き金を引く。

それは機銃はABCマントをズタズタにし、そこをビームライフルで撃ち抜かれる。

 

空中で姿勢を崩すギャン。

そしてこれ幸いとばかりに右手でGNバトルブレイドを手に取り、そしてすれ違いざまに機体を切り裂く。

 

『...最後まで勝利に食らいつくその姿勢、感服する。正直、グラハム1が居なければ私は堕ちていた。』

 

「...そういうの、なんか腹立ちますわ。」

 

そうして爆発するギャン。

その直後に彼等のメッセージウィンドウにはWinという文字が現れた。

 

 

 

 

「おつかれさまですわ。皆さん。」

 

バトランダムミッションが終わった後、カフェで他の二人と休んでいるとタカネが同じ机の席に就く。

 

「あぁ、おつかれ。その、なんだ凄かったよ。アンタの戦い。」

 

倒された後、その後の戦闘の様子を見てみた。

一言で言えば凄いとしか言いようがない。

彼女がGPDで積んできた経験。

それを最大限生かして追ってくる二人の内、一人を半壊にしていた。

 

それこそ、組んでいた俺たちが落ちなければ勝ててたかもしれない。

そんな試合だった。

 

彼女は俺の言葉を聞くと目を丸くする。

 

「あら?なにかしらその言葉。ちょっとびっくりしましたわ。...もしかして気にしてるんですの?」

 

彼女は一瞬驚いたようだが、すぐに笑う。

だが、こちらとしてみれば笑いごとじゃない。

 

「今回のバトル、何が反省点か。それは順落ちさせられたことだ。...そしてその原因は俺だ。リアに助けてもらうことでリアが落ちることになり、討ち損じたせいでカスタムフラッグがブリットの方に向かってしまった。」

 

「相棒....。いや、俺も相手との距離を見誤っていた。もっとやれたはずだ。」

 

「ダイキ.....。わ、私も....あ、あれは私が意識を向けて自分が疎かになっていたから。...もっと機体の使い方に慣れないと....」

 

彼等の様子を見て、タカネが笑う。

なんだコイツ。

俺が訝し気な表情で見つめると、タカネが返事した。

 

「あぁ、そんな目で見ないでくださいまし。反省することは大事ですわ。でも、自分の成果を軽視するのは良い傾向とは言えません。貴方がたは対人戦は初めてなのでしょう?それなのに全員何かしらの戦果は出していますわ。リアさんとサクランさんは機体を墜として、ブリットさんはエクシアに手傷を負わせた。まだ初心者なんだからそのくらいで良いんですわ。逆に初心者なのに私以上に戦われたら、私立つ瀬がないですわ。」

 

「その通り!!」

 

微笑みながらそう言ってくれるタカネ。

そしてその後ろから一人の金髪で、フラッグファイターの服を着ている男が歩いてくる。

 

「アンタは....。」

 

「私は、グラハム1。Gファイター(グラハムファイター)のフォースリーダーだ。」

 

そこにはさっき戦闘したフォースのリーダーである青年であった。

彼は居住まいを正すと、口を開く。

 

「そこの彼女が言っている通り、君達には感服せざるを得ない。まだ組んだばかりの初心者のフォースであるにも関わらず、私のフォースを半壊させた。その強さ、敬意を表さざるにはいられない!またいつか勝負してくれ!とても清々しく、いい試合だった。」

 

男はこちらに敬礼をする。

その有様は本当に俺たちに敬意を表しているようだった。

....てかグラハムファイターとか言ってるし、他のフォースメンバーもグラハムだったな。

....正直、頭おかしいのかなと思わざるを得ない。

もしかしてフォースを組む際にみんなグラハムやりたかったからグラハムだけのフォースになったのか。

 

「当たり前ですわ。...次は、負けませんの。」

 

そうして彼女と彼は握手を交わす。

そして俺たちはグラハムの人とフレンドになった。

 

「ランクB...他の人もBかCなのか。」

 

俺達はDだ。

そう考えると、結構やれたほうなのか?

 

「ジャイアントキリング出来たのだから構いませんわ!それに、反省点が見つかったのなら有意義な試合ですし。」

 

彼女は対人戦をこなした後だからか、妙に上機嫌で紅茶を煽る。

ブリットも笑ってそうだなと答えると口に水を運んでいた。

 

「....確かにな。でも、...そろそろ来たのかもしれないな。」

 

俺がそう呟くと、リアが首を傾げる。

 

「な、なにが....?」

 

そんな彼女を見て、答えた。

 

「前から考えていたプラモの改造案だよ。」

 

今回の戦闘で分かったこと。

やはりイージスはバッテリーがカツカツになってしまうという点。

そして俺のプレイスタイルと可変が噛み合っていない可能性だ。

対峙したブレイブのグラハム。

彼が言ったように俺はあまり変形しない。

正直に言えば、変形した後の操作が苦手なのだ。

 

確かに変形して勝ったが、あれは真っ直ぐ突っ込んだだけ。

相手や動画で見るような可変機のような複雑な機動は出来ていない。

 

俺の言葉を聞くと、タカネが興味を向ける。

 

「へぇ改造ですの?....どういう案を考えていらして?」

 

俺の案。

それはトランスフェイズ装甲を使う事。

TP装甲はPS装甲の上に普通の装甲を付けることで、攻撃を受けた場所に局所的なPS装甲の効果を発揮する。

そのことによって常時相転移させる必要がなく、消費電力が大幅に抑えられる。

それにバッテリー切れを起こしても色が鈍色になるのが上の装甲で見えないので相手に自分が隙を晒しているとはバレにくい。

しかし、それは既存のTP装甲を使っている機体を使う事ではない。

 

「TP装甲。それを再現する為に、イージスの装甲を薄く削り、他の機体の装甲を付ける。」

 

それを聞くとブリットは唸る。

 

「なるほど...他作品のガンダムの装甲などを使うことで、選ぶ外殻によれば、TP装甲だけでなく、別の効果も見込める。面白い考え方だな。流石相棒だぜ!」

 

そしてブリットはサムズアップした。

...そうか。コイツもAGE1改造してるもんな。

だから案を聞いて想像できるのだろう。

 

それはタカネも一緒だ。

 

「確かに、バッテリー切れなど考えると良い考えかもしれませんわね。...でも、中々難しいですわよ。既存のTP装甲を使った機体ではなく、他の機体の装甲を付けて再現するのは。PS装甲を薄くするならそれこそ艶出しでピカピカにしないと下のPS装甲自体が機能しませんし、そもそもその追加装甲を二重構造になるようにくっつけないといけませんわ。ビルドには自信ありますの?」

 

そう聞かれると困る。

正直、このイージスも俺だけで作ったわけではない。

...しかし、だからこそ話しているのだ。

 

「いや、正直今のイージスも人に手伝ってもらったものだ。だからこそ、機体の改造をしているみんな。みんなの意見と助けが欲しい。」

 

「助けって言われても、どうするんだ?相棒。」

 

首を傾げるブリット。

他のメンツも不思議そうな顔をしている。

俺はそんな彼らに頭を下げた。

 

「今度、リアルで会ってくれないか。その...無理なら良いんだが。ビルドについて教えてほしい。元々一緒に作った奴が暫く手が離せないしな。」

 

「それってつまりオフ会と同義じゃありませんこと?」

 

「...まぁ、そうなるな。」

 

俺が頼み込んだ内容。

それはリアルでの邂逅と御指南。

オフ会の開催を提案したのだった.....。

 

 




次回、リアルでフォースメンバーと邂逅することになります。
機体の改造案も決めるので、コメ欄でこういう機体の装甲を使ってTP装甲を作るのはどうだろう的なこと言ってもらえると嬉しいです。
エクバ猿らしい機体だと猶更嬉しいですね!
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