私は自分の思いをハッキリと伝えた。侑ちゃんはどんな顔をしているか怖くて見れない……
もしかして引かれてるかもしれない……
でもこれは私が決めたことだから……だからちゃんと向き合わないと……
私は顔をあげて侑ちゃんを見つめると……侑ちゃんは優しく微笑んでいた。
「歩夢……嬉しいよ。好きって言ってくれて……」
「あ……」
「でも……ごめん」
侑ちゃんのその言葉に私は……振られたんだって思った。仕方ないよね……
「歩夢の事が好き……でも私の好きと歩夢の好きは同じなのか分からない……」
それって……
「だからさ……まだ歩夢と同じ好きは言えない……言えるようになるまで……待っていてくれる?」
保留ってことでいいのかな?でもそれでも……
「私待つよ……侑ちゃんが好きって言ってくれるの……」
「ごめんね……歩夢」
「謝らないで……私も頑張るから……」
ここから始めるんだ……侑ちゃんが好きっていってくれるように……
侑side
歩夢の告白に私は驚いた。ずっと歩夢が悩んでいたのは……この事だったんだ……
歩夢は本当に可愛らしい子だって言うのは分かっている。そんな歩夢に告白なんてされたんだから……誰だってうれしいはずなのに……私は『私も好き』って言えなかった。
多分、歩夢を恋愛の対象として今までは見ていなかったから…………でも告白された今は?
「分からない……」
私はちゃんと答えを出せるのかな?
朝になり、歩夢との待ち合わせ場所にいくと…………
「おはよう。侑ちゃん」
いつも通りの歩夢が笑顔でいてくれた。
でも何でだろう?歩夢の笑顔を見ると……すごくドキドキする
「えっと……おはよう」
「どうかしたの?」
「えっ?何でもないよ」
笑ってごまかすけど……本当に私はどうしちゃったんだろう?
「学校行こう」
歩夢は私と手を繋いだ瞬間……何故かドキドキが止まらなくなった。
本当にどうしたんだろう?私…………
学校でも気がついたら、歩夢のことを考えていた。
部室でもボーっとしてしまっている
「侑ちゃん?どうしたの?」
「えっ?あ、何でもないよ」
「でも何だか……」
歩夢が心配そうに顔を覗かせているけど……どうしよう……歩夢ってこんなに可愛いんだっていう感情しか出てこない。
私……本当にどうしちゃったんだろう?
歩夢に少し休んだ方がいいと言われて、みんなが練習をしているなか、私はソファーに横になっていた。
「歩夢って……本当に可愛いな……」
って私は何を呟いてるんだ!?
誰もいないよね?さっきの聞かれてないよね?
周りを見渡すけど誰もいない……ちょっと安心したけど…………
これって…………わたし……
「歩夢の事が……大好きになってる?」
まさかこんなに早く答えが出るなんて……歩夢に返事をしないと…………でも……
「歩夢に好きって……言うのが凄く恥ずかしい/////」
歩夢は勇気を出して言ったのに、私は何でへたれてるんだ……でも言わないと……歩夢を待たせたくないのに……
「侑ちゃん、具合どう?」
すると様子を見に来たのか歩夢がやって来た。
「うん、大丈夫」
「そっか、もし無理そうだったら……すぐに言ってね」
「う、うん……」
歩夢は本当に優しいな……
「それじゃ私はまた戻るから」
歩夢はそう言って練習に戻ろうとしていたけど……私は咄嗟に歩夢を抱き締めた
「えっ!?ゆ…うちゃん?」
あれ?何で歩夢を抱き締めてるんだろう?私…………