本来であればアイドル部門の1期生とほぼ同時にデビューさせようかと思った玉手箱7期生達だけど、5期生と6期生の時のような関係にしないために7期生達のデビューは遅らせた。まあ中身も1人、デビュー直前で夢が叶ってしまい、欠員が出たからね。
アイドル部門は5人セットが基本だけど、7期生は3人セットだ。今回テーマにしたのは異世界の学生であり、3人とも魔法学校の生徒です。未熟な魔法使いという設定。たぶん活かされることはない。
アバターの方は赤髪、青髪、黄髪と、それぞれの属性を示唆した色が基調になっている。赤髪で炎の見習い魔法使いの名は
焔ちゃんは日本人で、後の2人は外国人っぽい容姿。中に入るのは全員日本人だけどね。7期生のトップバッターは焔ちゃんで、初配信の日を迎えるんだけど、ここで事件が起きる。
玉手箱から新人Vtuberがデビューする日、初配信の時間帯は基本的に玉手箱ライバーは配信をしない。そうすることで新人のデビュー配信に人を集め、チャンネル登録数の加速を行う。明文化されたルールじゃなかったけど、暗黙の了解になっていた。この新人サポートは2D3Dでも行われていることだし、アルチライブも将来的に行うことでもある。
しかしながら、この暗黙の了解を4期生の年神ツグミさんが破ってしまう。しかもコメントでは「配信止めないの?」「一緒に新人の配信を見よう」と誘導すらされていたのに「同じ玉手箱内でもライバルはライバル」「Vtuber界は弱肉強食」みたいなことを言って無事炎上。今までの中で、一番の炎上になっているかもしれない。
もうすぐでツグミさんも10万人を超えそうな位置だったから、1回でも配信を多くしてチャンネル登録数を増やしたいのは分かる。玉手箱内でも数字の取り合いをしているから、ライバル視するのも分かる。でもそれを表に出しちゃうと、Vtuberなんて可燃物は簡単に炎上してしまう。
……ツグミさんも初配信の時は先輩達9人全員、配信をしていなかった。企業勢は個人勢に比べると圧倒的なスタートダッシュを決められるし、チャンネル登録数が安定して増えているのを見ると驕りも出て来る。今回の炎上は、ツグミさんにとって痛いマイナスイメージの付与になってしまった。
あっという間に悪意のある切り取り動画がニッコニッコ動画にアップされ、情報は一気に拡散される。僅か1日でツグミさんのチャンネル登録数が3000人も減り、相方ポジションだったノジコさんも‐1000人と飛び火を受ける。
2人とも、昨日まで安定して+500人から+1000人の増加傾向だったため、ツグミさんに至っては実質-4000人みたいなものだ。10万人を前にこの足踏みは痛すぎるし、下手な対応をしてしまうとこのチャンネル登録数なんて数字は更に減る。
華山亜季:ツグミさん、今すぐ『Vtuber心得』の第3章第6項目を読んで実行してください
年神ツグミ:あの、申し訳ありません
華山亜季:謝る先が違いますわ!とにかく行動は迅速に、ですわよ!
炎上を鎮火させるためにも、すぐに謝罪配信をさせて「ごめんなさい」と言わせる。流石に不味い発言だという自覚はあったのか、ツグミさんは問題発言の翌日には謝罪配信を行い、なんとか致命傷寸前で被害を食い止めた。
……玉手箱ライバーに渡すハウツー本の中に、炎上の対応まで細かく書いといて良かったよ。何なら炎上の鎮火方法が一番事細かく書かれているし、失言の場合の項目も作っておいて良かった。
ツグミさんの炎上に巻き込まれて、少し心配になったけど7期生達も数字の伸びは良いし、3人とも仲良くスタート時のチャンネル登録数は4万人前後かな。アイドル部門の1期生達が僅か2か月弱という期間で次々に10万人の壁を突破しているのを見ると、数字のインフレは始まっている気がする。
2D3DもVtuber高校も、チャンネル登録数10万人を突破するライバーが多くなってきた。Vtuberの数自体もどんどん増えているし、もうすぐ1万人に達しそう。それだけ、埋もれている人がいるということだけどね。
そしてVtuberが増える中、顔出しで生配信をしている実況者とかはVtuberを否定するし、その声も大きくなる。Vtuber文化って、沼に嵌ってない人からすると異様だし、否定するのは分かるんだけど、同じ穴の狢の実況者に言われると何だかなあという気持ちになる。
……まだVtuberになっていない実況者が、何人かアイドル部門の2期生の方へ応募してくれている。配信者としての力量があるのは分かっているけど、歌の方は微妙だし、プライドも高そうだからどうするかは凄く悩む。とりあえず1人、とてつもなく伸びる人がいたのでその人は確保する方向で行こうかな。