『月の少年とRoselia』で書こうと思ってたシナリオが偶然にも今回のイベントが出たので、このような形にしました。
ちなみに今作は『忘れられた月の彼方』では明かされてない主人公の秘密の1つをご案内します。
最後まで楽しんでいただけると幸いです。
それではどうぞ。
ここは
その放課後の廊下にて。
「んー……どうしよかなあー……」
「やっほ、ヒナ! どしたの? ヒナがそんな顔してるなんて珍しいね?」
「なにか考え事~?」
「あ、リサちーに瑠菜ちゃん。あのね、今週末に七夕祭りがあるの、2人は知ってる?」
「商店街でやるやつだよね? 知ってる知ってる!」
「わたしも知ってるよ~」
日菜が言ってる今週末に行われる七夕祭りの事については、2人は知っていた。
「あれにね、おねーちゃんと行きたいなって思ってるんだけど……」
「なるほど。誘いたいけど、断られそうだなって悩んでたってとこかな?」
「リサちー、なんでわかったの!? すごい!」
驚いた表情をしてる日菜を見て、
それは日菜ちゃんがしょぼ~んってしてたからだと思うよ~と瑠菜が付け足した。
「おねーちゃん、きっと忙しいよね。バンドとか、ギターとか……」
「誘ったりはしないの~?」
「……うーん。おねーちゃんとは一緒に行きたいけど、おねーちゃんの事、困らせたくないから……」
そうなんだ~と日菜に言う瑠菜。
「そうだ! 今日さ、
そんな日菜を見てか、リサが同じバンドメンバーで彼女の双子の姉である紗夜に聞いておくと言った。
「ホント!? リサちー、ありがとう……!」
「うん、期待してて♪ 一緒に行けるようになるといーね!」
「うんっ!」
じゃあ、よろしくねーと日菜は言うと、スキップをしながら行ってしまった。
その光景を見た瑠菜とリサは余程、嬉しいんだなーと思った。
「それにしても~……七夕祭りか~。もうそんな時期なんだね~?」
「そうだねー♪ あっ……
リサが幼馴染みの名前を出した途端、瑠菜は複雑そうな表情をした。
「ゆうくんは多分……行かないって言うと思うよ。
「え? でも悠里って、お祭りは好きだった筈だけど……」
「気になるなら、ゆうくんに聞いてみるといいかもよ~。練習終わりにでも」
まぁ……瑠菜がそう言うなら、紗夜に話してみる時に聞いてみよっかなと思うリサであった。
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「……そろそろ時間ね。今日の練習はこのへんにしておきましょう」
その放課後。
スタジオ併設型ライブハウス『
Roseliaのボーカルであり、リサと悠里と瑠菜の幼馴染みである
「はいっ! お疲れ様でしたーっ!」
「お疲れ……さまでした……」
「ねえりんりん、今日の夜なんだけど……」
「うん……ギルド対抗戦……だよね? もちろん……参加するよ……」
「わあっ、やったー! ねぇねぇ、ゆうりんは?」
最年少のドラム担当の
「……ごめん。この時期は忙しいから参加できないや」
「そっかー……」
遠目から見たら、少女にも見えなくもない中性的な少年、
彼は成り行きで友希那達が組んでるバンド『Roselia』の手伝いをしている。限られた時間だけだが。
ちなみに悠里は当初は断ったが、幼馴染みである友希那の熱意……他の4人にも負け、6人目のメンバー扱いとなっている……
「悠里さんはともかく、あの2人はいつも、家でゲームをしているのね」
ギター担当であり、日菜の双子の姉である
「あはは、そうみたいだねー? ……ね、紗夜ん家はいつも何してるの?」
「私……? 家では、別に……私は家に帰ってすぐ、自分の部屋でギターの練習か、勉強をしているわ。……そのくらいね」
「ふーん、そっかそっか。ヒナはどうしてるの?」
紗夜らしいなと思いつつ、日菜はどうしてるのと訊くリサ。
「……さあ……日菜のことはよく分からないわね……」
「じゃあ……ヒナと過ごすことってあんまりない……のかな?」
「……今井さん。一体何が言いたいの? さっきから歯切れが悪い質問ばかり……」
リサの言い方に違和感を感じたのか、紗夜が言う。
これは流石に隠せないかなーと思ったリサは正直に話す事に。
「実はさ、ヒナが紗夜と七夕祭りに行きたいって言ってたんだよね」
「日菜が……?」
それを聞いた紗夜は少し驚いた表情。
「うん。ヒナとあんまり過ごすことがないなら、この機会に、どうかなー? なんて……」
ちょうど練習も休みの日だしと付け足すリサ。
「……」
「あ、あはは! ごめんごめん! なんかアタシ、おせっかいだよね。紗夜の言う通り、歯切れ悪いっていうか……なんか、ゴメン!」
「わ、私は……そういう催しに興味ありませんから。それよりも、ギターの腕を磨くことのほうが……」
「……そっか……あはは、そうだよね! まあ、紗夜もさ、たまにはヒナと過ごすのもいいかな~なんて思ったら、さ……」
静まり返るこの空気。
絶対に余計な事をしちゃったと同時におせっかいも程々にしないと……と思うリサ。
「(日菜と2人で一緒に過ごすなんて……私は……)」
一方で紗夜も、今の自分には到底無理な事だと思っていた……
「…じゃあ僕は先に帰るから」
幼い頃から愛用している特注のショルダーキーボードをしまい終わり、5人に先に帰ると言う悠里。
ドアノブに手をかけ、扉を開けようとする彼にリサは瑠菜が言ってた事を思い出し……
「あ。悠里、あのさ……」
「……?」
「悠里は七夕祭りとかは行かないの……?」
そう彼に訊く。そして一瞬黙った後……
「……行きたくない。そもそも七夕祭りなんて……大嫌いだ」
表情は隠れてよく視えないが、吐き捨てるように言った後、その場から逃げるように帰ってしまった。
読んでいただきありがとうございます。
更新は注意書きにも書いてありますが、速かったり遅かったりです。
次回もよろしくお願いします
本日はありがとうございました。
※主人公とオリキャラの簡単なプロフィールです。
容姿イメージ:『らき☆すた』の岩崎みなみ
誕生日:12月12日、いて座
血液型:A型
一人称:僕
容姿イメージ:『テイルズオブエクシリア』のエリーゼ・ルタス
誕生日:11月11日、さそり座
血液型:O型
一人称:わたし