AnotherStory―4番目の813スキル   作:有栖川アリシア

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Joker カード

彼女と別れてから、色々と歩いていると

 

ガヤガヤガヤガヤ…

「(なんか、騒がしいな…)」

龍嗣は、周りに気を使っていると

 

キャアァァァァアアアーーー!!

「「「あの人間むちゃくちゃだぁぁ!!!」」」

耳をつんざくような絶叫が聞こえる、龍嗣が周りを見渡すと、見物衆の視線の先

巨大な時計塔が崩れ落ちているのだ

「(誰がこんなことを!?)」

視線の先には、金髪ヘッドフォンの少年とウサギ

 

「(あいつらぁぁぁぁあ!)」

そういうと、見物衆の視線がそちらに向いてるのをいいことにして、龍嗣は自分の身体能力をバネにして、壁を走り、一気に建物の屋上にでて、そこから飛翔するスキル『闘士の翼賛(チアファイターズ)』で飛翔し始めた。

 

 

バサッ!!バサッ!!

 

ズゴゴゴゴゴゴ~

視線の先には、崩れる塔

「建造物破損とか、でかい出費ってレベルじゃねぇぞ!!」

そういいながら、スキルを使わないで速度を上げる龍嗣、視線の先には、黒ウサギと十六夜

 

「っ、十六夜さん……!」

「射程距離だぜ黒ウサギ」

舞い落ちる残骸を蹴り飛ばしたりしている二人。千手の攻防を繰り返している二人。

 

「ったく、仕事増やすんじゃねぇぇぇぇぇぇ!!」

絶叫とともに

重力を司るスキル『躯重量(グラビト)』を周囲一体といっても全瓦礫に作用させ、地面に全て激突する寸前で止めた。

 

「ふぅ・・・」

 

その頃――他人の苦労も知らないお二人さん

「あー……コレは、アレです、引き分けなので、互いに命令権を一つ得たみたいです」

「そんなことはどうでもいい、腹の底からどうでもいい、俺が気に入らないのは「あぁ、俺も気に入らないな」はっ…?」

「えっ・・・?この声は」

そういって、声のした方を見る二人

 

「龍嗣!?」

「龍嗣さん!?」

二人は、そこに修羅を見た

「なぁ、黒ウサギ」

「あぁ~…もしかして、もしかしなくても十六夜さんの言うことわかる気がします」

「そっか、なら」

十六夜が構えだし

「逃げるぞ!」

「はい!」

全力疾走で逃げ出す二人――そして、龍嗣も逃がすまいと

「逃がすなツクヨミ!!捕縛しろ!」

「了解!!」

一回戦、黒ウサギvs十六夜→二回戦、ツクヨミ(邪神)vs十六夜&黒ウサギの一方的なゲームが始まった。

そして、

「そこまでだ貴様ら!!」

厳しい声音が歩廊に響く――龍嗣の周囲には焔の龍紋を掲げ、蜥蜴の鱗を肌に持つ集団が集まっていた。

それに気づいた黒ウサギは、逃走を止め痛烈に痛そうな頭をかかえ、両手を上げて降参する。

しかし、龍嗣は

「(能力で固定化しているから、少し無理だな…)」

若干降参できない感じだ

「おい、降参しろ」

「いいけど、今僕が支えているがれきが歩廊に激突するけどいいの?」

「それは、困ったな」

「あぁ、それと、少し時間をくれれば治すけど、ある程度」

「まさか、そんな~」

「はぁ、実証しろってか、はいはい、やりますよ」

「えっ?まさか、逃げるのか?」

「しねぇよ、クソが」

そういうと、龍嗣は作業に取り掛かり始めた。

 

それから、数刻の後

「えぇ~と…このがれきは、この形だから、ここにハマるのかな?う~ん、これ新たに生成したほうが早いんじゃね?」

『大将~、こっちの瓦礫どうしますか~』

「型と状況は?」

『西面で結構ひどいです~』

「三番区画に回しとけ~」

『うぃーっす』

「時計塔のメインフレームは壊れてないからな、ってか、派手にやってくれたな…」

そう見上げながら壊れたところを見ている。現在、北側の"階層支配者"サラマンドラの憲兵と一緒に塔の修復作業を行っていた。直しかたは簡単 とりあえず破壊された瓦礫を集め→その次に建物の外壁部分の凹凸を真っ平らにそこに杭とボルトを打ち込んで、上の部分にそれに対応するように穴を開けはめ込むんだり継ぎ目でくっつけていくという作業だ

 

「よ~し、はめ込むぞ~外装作業員撤退~いくぞ」

『『『『うぃーっす』』』』

軽々と重力操作で持ち上げる。ちなみに、精密作業なので中に待機してもらってる憲兵に指示を仰ぎ

「お~し、いいか~?」

『大将、右に三センチです』

「う~ん」

『三〇度傾いています~』

「お~い」

超精密作業です――それから数秒後

 

ガコンッ!!

 

「「「「「「おぉ~!!」」」」」

路上からの歓声が湧き上がった。その頃

 

「なんだ、ありゃ…」

軍服のマンドラは驚いていたと同時に若干絶句していた。無理もない目の前で、それもこの短時間で修理が行われたのだ。

「ふぅ・・・終わった、終わったと」

そういって、地面に降りてくる龍嗣

『んじゃあ、スイマセンが、マンドラさんがうるさいんで、連行させてもらいますね?』

「ん、手荒くするなよ?」

『もちろん、VIP待遇です』

「いや、そこまではいいわ」

そういうと、黒ウサギと十六夜と龍嗣は運営本陣営の謁見の間まで連行された

 

「随分と派手にやったようじゃの、おんしら」

「ああ、ご要望どうりに祭りを盛り上げてやったぜ」

「胸を張って言わないでくださいこのお馬鹿様!!」

スパッーン!!

黒ウサギのハリセンが十六夜の頭にヒットする

「冤罪だ白夜叉、俺は何もしていないだろ?マンドラさん」

『『『えぇ、もちろん』』』

『う、うむ』

納得するマンドラと憲兵の幾人か

「ほぅ、何故ココにいるじゃ?」

 ・

 ・

 ・

数秒の沈黙の後

「なんでここにいるんだ?」

龍嗣がそういうと

 

ズガァァン!!

その場にいた関係者が全員がコケた

「ってかさ、俺こいつらが壊した塔を直したんだった」

「ほぉ~塔を直したか、やるなお主」

「どうも」

 

「ふん!"ノーネーム"の分際で我々のゲームに騒ぎを持ち込むとは!相応の厳罰は覚悟しているか!?」

「えっ!?」

「おい、エッ!?とはなんだ、えっ!?とは」

「だって、一応二人の仲間だし」

「・・・」

黙り込むマンドラ

「まぁ、よい、サンドラ殿」

「はい、"箱庭の貴族"とその盟友の方、此度は、"火龍誕生祭"に足を運んでいただきありがとうございます、貴方達が破壊した建造物の一件ですが、もう素手にお仲間方が修繕してくださいました、負傷者は奇跡的になかったようなので、この件に関して私からは不問とさせていただきます」

そういうと、舌打ちをするマンドラ。

「あぁ~そのことについてひとついいか?」

「はい、なんでしょう?」

「参加コミュニティって、もう締め切られている?」

「えぇ、そうですが、ですが、そちらは白夜叉様がエントリーしているはずじゃ」

黒ウサギと十六夜が顔を見合わせる

「いや、ひとつコミュニティが参加してないんだよ」

「はい?」

そんな中、白夜叉が真剣な顔をして、威圧感全開で龍嗣に言ってきた。

「やめろ龍嗣、あれは公には出来ぬ存在――わかるであろう?あれは、こちらのJOKERカードじゃ、単独行動は許さん、それに勝手に動くようなら"平天大聖"全勢力 私、斉天、平天、覆海、混天が動くと思え」

「ちょっと、白夜叉様――どういうことなのですか!?黒ウサギは、説明を要求します」

「はい、コミュ二ティ"ノーネーム"マスターとして要求します」

「小僧、黒ウサギ、すこし黙っておれ、分かっておろうな、四桁の我らを相手にするということは?」

冷や汗が龍嗣からこぼれ落ちる

「はいはい、わかりましたよ、オーナー」

そういう龍嗣だった

 

「あ、あの――白夜叉様」

「おぅ、すまんな、熱くなってしまった」

サンドラがこの状況を突き破るように言ってくる

「さてと、いい機会じゃ――昼の続きを話しておこうかの」

白夜叉が連れの者に目配らせをする。サンドラも同士を下がらせ、側近のマンドラだけが残った。

 

十六夜と黒ウサギと龍嗣が事情聴取されているころ

「(飛鳥……何処に行った……?)」

夕暮れ下がり――尖塔郡を空から見下ろすようレティシアの表情には、焦りが見えていた

「(くそ、私の失態だ!いくら飛鳥でも北よりのこの土地でこの時間帯に一人は危険すぎる!)」

境界壁付近の鬼種や悪魔に食人の気があるものは少ないものの、拉致して売りさばかれることは少なからずある。ましてや、"ノーネーム"は身分を証明することができない、人攫いには一層の警戒が必要だ

「(飛鳥が向かいそうな場所―――そうだ、何か面白そうな展示物が公開されてる場所は!?)」

一瞬の閃きを頼りに、展示物が多く飾られている境界壁の麓まで足を延ばす。

「もしかしたら此処に――」

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

劈くような悲鳴に、レティシアの思考が凍りついた。突如、展示会場の洞穴からわらわらと参加者たちが逃げ出してきたのだ。

「中で何があった!?答えろ!」

逃亡者の一人を捕まえて問いただす

「か、影が……!真っ黒い影と赤い光の群れが……!」

「影だと?」

「そ、そうだ、その影が長い髪の女の子と小さい精霊をを襲おうとしたんだけど、そこにもうひとり現れて、中で戦闘が」

ドンッ!!

レティシアの思考が緊張を帯びる――そして、間髪いれずに異変は起きた

 

「(……なんだ!?この音は!?)」

衆人の悲鳴についで響く不協和音を刻むリズム。レティシアは翼を広げて洞穴の回廊を突き抜けて飛んだ。

 

 

 

時は遡り、黄昏時

「それにしても、龍嗣どこに行ったのかしら?」

ツクヨミは、舞台区画・暁の麓――美術展、出展会場にいた。周りには、趣向を凝らしたキャンドルグラスにランタンに、大小様々なステンドグラスなどが飾ってある。

「(さすがね、こんな多かったなんて、ビックリだわ)」

驚きながらも自分の彼氏を探すように見回す彼女。そんな中

「(あら、飛鳥ちゃんじゃない)」

視線の先に飛鳥を見つけた。肩にいる小精霊にクッキーを上げているのがわかる。それから、作品を見ているツクヨミ

「(制作・ウィル・オ・ウィスプ――あぁ~あそこのコミュニティか)」

ツクヨミは、過去のことを思い出しながらも歩くキャンドルが得意だったなと思っていると。ツクヨミの目に、赤い巨人が留まった

「制作・ラッテンフェンガー、作名ディーン」

映るのは、紅と金の華美な装飾に太陽の光をモチーフにしたと思われる抽象――画を装甲に描いたその姿は圧巻である。

 

それから、本来の目的を探して足をほかのところに運ぼうとしたとき

 

異変が起きた

 

「(……風?)」

大空洞に一陣の不気味な風が吹いた。その風で数多の灯火を消し去る。そして、客が混乱し始め、波紋のように浸透する。

「どうした!?急に灯りが消えたぞ!」

「気をつけろ、悪鬼の類かもしれない!」

「身近にある明かりを付けるんだ!」

灯火が消えた大空洞は、闇に閉ざされる。ツクヨミは、直ぐさに飛鳥の近くに駆け寄る。そうすると大空洞の最奥に不気味な光が宿った

 

『ミツケタ……ヨウヤクミツケタ……』

怨嗟と妄執を交えた不快な怪異的な声が大空洞で反響する。飛鳥は機器を感じ取りながらも、声の位置から犯人の居場所を特定しようとするが、洞窟内だから声が反響してわからない。

 

『―――嗚呼、見ツケタ……!"ラッテンフェェンガー"ノ名ヲ騙ル不埒者ッ!!』

大一喝が大空洞を震わせる。五感を刺激する笛の音と怪異的な声――ツクヨミは不快になってたまらず、ギフトカードから一個の武器を取り出す。と同時に、ザワザワと洞穴の細部から何千何万匹の紅い瞳の、大量の群れが飛鳥を襲う

 

「――ったく、手間取らせるんじゃないわよ!!」

ズドォォォン!!

 

轟音と共に飛鳥の目の前にツクヨミが現れた

「泣け!!天蝿斫・天十握(アマノハバキリ・レプカ)!!」

ツクヨミの黒い剣から、竜巻が生まれ――それが飛鳥に襲いかかろうとしたネズミたちを肉の塵に変えていく

「飛鳥、逃げるわよ!!」

「えぇ」

大空洞の入口に向けて、全力疾走する二人だった。

「ったく、しつこいわね!飛鳥ちゃん走って!!」

飛鳥を走らせて、アマノハバキリを構えると

「――鼠風情が、我が同胞に牙を突き立てるとは何事だ!?分際を痴れこの畜生共ッ!!」

「レティシア!」

その姿は、普段の幼い容姿のメイド姿ではない。レザージャケットに、拘束具を彷彿とさせる奇形のスカート。愛らしい少女の顔は、煌々とした輝きを放つ金髪をした妖艶な香りをまとう女性になっていた。

 

「術者は何処にいるッ!?姿を見せろッ!!このような往来の場で強襲した以上、相応の覚悟あってのものだろう!?」

「そうよ、我らが御旗の威光、私のこの力で切り刻むけど、問題ないわよね!?」

「そうだ、コミュニティの名を晒し、姿を見せて口上を述べよ!!!」

激昂した二人の声が響く

「レティシア――行ける?」

「なめるなよ?」

ねずみはまだまだいた。

「なら、行くわよ!!ハバキリ!!」

「ハァッ!!」

レティシアの影と、ハバキリによる旋風が洞穴を抉りかけ――ねずみを撃退した

 

閑散とした静寂が満たしていた。

「おつかれ、レティシア」

「舐めるな、こう見えても箱庭の元魔王さ――飛鳥、大丈夫か?」

「えぇ」

「それにしても、多少数がいたとはいえ、鼠如きに後れを取るとはらしくないぞ?」

普段の口調で振り返るレティシア

「いや、彼女は後れはとっていないわ――洗脳されていたわ、鼠全部ね」

「ほぅ・・・それなら、説明がつくな」

「けど、私は……」

「気にしない、気にしない、それより」

「あぁ、サウザンドアイズまでは飛んでいったほうが早いだろう――運べるか?」

「まぁね、いくわよ」

そういうと、ものすごい体勢で、ツクヨミに担がれる飛鳥であった

 

 

サラマンドラの事情聴衆から早々に解放された龍嗣はぶらりぶらりと歩いていた。

どうやら、騒ぎがあったみたいだが、解決されたみたいだ。

それから、修復した塔の屋根の上で龍嗣は、歩廊を歩きながら途中で買ったクレープのようなものを買って食べていた。

 

「うん、甘くてうまいな~」

眼下の街を眺めながら食べていると、口元にチョコムースがついた

「(ん、汚れたな…)」

ハンカチで口元を拭こうと思った時だった

 

ペロッ

「ッ!?」

黒い風とともに、ペストが龍嗣の口元についたムースを舐めとった

「ぺ、ペスト!?」

「やっほ~こんな時間に一人は、危ないわよ?」

してやったりの小悪魔顔でいう彼女

「ん?こういうのもいいのさ」

「へぇ~」

隣に座って

 

パクッ!

「相変わらずの味ね」

勝手に食べていたクレープを食べるペスト

「おいおい、流石に俺が食ってたやつだろ?」

「いいじゃない、別に」

「まぁ、買えばいいだけの話だがさ」

そんな中――露出が多く布の少ない白装束の女と黒い郡服の短髪黒髪の男性が現れた

「マスターここでなにやってるんですか?」

「逢引だけど?」

至極当然な顔で言うペスト

 ・

 ・

 ・

絶句する二人

「まぁ、いいですわ、ちゃんと帰ってきてくださいよ?」

「わかってるわ」

そういうと、二人はその場から去っていった

 

「なぁ、ペスト――あんた、もしかして魔王か?」

龍嗣は唐突に聞いた。とたん顔を曇らせるペスト――その頬からは涙が溢れる。少なからず龍嗣も罪悪感を感じる

そして、彼女は頷いた

「そっか…」

「幻滅した?」

「ん?いや、すごいじゃん」

彼女の表情は変わらない、そんな中

「ごめん、黙ってて」

「気にしないさ――そう暗い顔をするなって、せっかくの顔が台無しだよ?」

「ん」

少しペストの表情が和らいだ。それから、数刻肩を合わせた後、龍嗣はコミュニティ"サウザンドアイズ"に戻るのだった。

 

 

 

「ただいま~」

店先には、あの割烹着の女性店員がいた

「おかえりなさいませ、中で白夜叉様がお待ちです――その前に、お風呂に入ってください」

「あいよ」

そういうと、風呂に入るのであった。

 

それから、風呂も入り終わり、店員の案内で来賓室に案内されると、そこには浴衣姿の黒ウサギ、ツクヨミ、飛鳥、耀と十六夜とジンと白夜叉がいた

「ただいま~」

引き戸を開け、中に入る龍嗣

「あ、おかえり~」

「おお、龍嗣、遅かったのぉ、まぁ、座れ座れ」

そういうと、末席の方に座る龍嗣

 

「そんで、まぁ、何処いっておったんじゃ?」

「そうです、流石にこの時間にここいら一帯は危険すぎます」

白夜叉と黒うさぎが言う

「う~ん、あんまり言いたくないんだけどな…」

「けど、いってください」

容赦ない黒ウサギ

「そうじゃ、流石に何をやってたことぐらいは言ってもらわんとな」

「えぇ~まぁ、通りでクレープを食いながら、グダグダと歩いていた」

「しょうもない理由じゃな」

「しょうもなくてすいません――あぁ、それと白夜叉、いいか?」

「なんじゃ?」

「ギフト、増えてたんだけど、使い方わからねぇかた教えて」

「まぁ、わかる範囲なら良いじゃろ、ほれ、見せてみ」

龍嗣は白夜叉にそれをわたす

「……まさかとは、思っていたが、龍嗣がここまで見初められるとはな」

白夜叉の顔がひきつる

「"親愛の黒斑(ハーツオブブラックバーチャー)"と"金色羽の焔(ラヴ・ゴールデン)"が加えられとるな、"親愛の黒斑(ハーツオブブラックバーチャー)"は、わからぬが"金色羽の焔(ラヴ・ゴールデン)"は、とんでもないものじゃな?迦陵め――いよいよじゃな」

「白夜叉説明しろ」

「"金色羽の焔(ラヴ・ゴールデン)"は、神焔を生み出すギフトじゃ」

「へぇ~ってことは、スキルと併用すると」

「色々と大変なことになるの」

「はぁ~また、随分とけったいなものだな」

「まぁ、大切にせい、コレは持ってるだけで色々な箔がつくからな」

「了解」

一部始終を聞いていた黒ウサギは、絶句するのであった。

 

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