AnotherStory―4番目の813スキル   作:有栖川アリシア

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モンスターハンター

数刻後

 

とあるコミュニティの城跡

 

ズガァァァンッ!!

「龍嗣そっち行ったよ!」

「あいよ」

耀が象からもらったギフトなどを使って巨龍をこちらに向けさせる――龍嗣は、その姿を確認するや否や、背中にかけてある刀の柄に手をかけるしっかりと握ると同時に

 

「――!!」

ズバァァンッ!!

一瞬にして、龍嗣は、滅多切りのスキル『定滅多標的(メタジャンクション)』と一振りで二回斬るスキル『二重走(ツインランナー)』と全方位同時斬撃のスキル『多手多様(アロットオブハンド)』をつなげ合わせそこから、追加攻撃のスキル『二の腕三の剣(アドホックアタック)』、かすり傷が致命傷になるスキル『悪化傷(クリティカルキット)』、を全てコンボのスキル『猛打傷(ヒットメーカー)』でつなげた。

 

結果――

 

ズガァァァァァン!!

砂煙を巻き上げながら全長4km、高さ300mの巨龍は倒れこんだ。

 

「さすが龍嗣」

「そっちもな――」

パシッ

お互いハイタッチする、しかしそんな中

 

『グギュオォォォォォン!!』

『グルギャァァアア!!』

二つの咆哮が上空から響いた。龍嗣はその咆哮の主の方を見る。上空には神々しいまでに白く輝く巨体に紅い雷を纏った龍と四足歩行に翼がついたトサカのような角がある黒く煌く龍だった。

「龍嗣、あれ」

「あぁ、二つとも古龍種か――」

龍嗣は、再び柄の部分に手をかけると

「まって」

「どうした耀?」

「よく見て、あれ」

耀が指差す――龍嗣は千里眼のスキル『眼の届く場所(エリアフリー)』で確認すると、白く輝くあの龍の巨体の上に龍嗣たちと同じくらい小さい龍の姿がそこにあった

「子供か――?」

「うん、どうする?」

「あれは、こっちで保護しよう――そうだな、こっちで黒い奴はソッコーで屠るから、其の間白いのを引きつけておいてくれないか?」

「うん、大丈夫」

「よし」

バッ!!

一気に二人は飛び出していく

 

『グルギャァァアア!!』

直後、黒いやつが火や氷や雷の攻撃が纏まって放たれる。

「(属性攻撃――さすがレベル5!!)」

龍嗣は臆することなく突っ込んでいく、輝くのは暁の刀身だった。

「――!!」

波動を司るスキル『大把乱(グリップカオス)』と重力を司るスキル『躯重量(グラビト)』を速度を司るスキル『自我速度(マイスピード)』で超音速状態にした状態で、黒龍を斬りつけると同時に、あまりの速度にソニックムーブが発生し、

ズガァッァンッ!!

周りにあった兵器のようなものを吹き飛ばす、当然、黒龍もバランスを崩す龍嗣はその瞬間を見逃さず

「秘剣――絶影!!」

シュパァァアン!!

龍嗣は、格好いい台詞と共に斬ると威力が上がるスキル『鞘走りより口走り(ハイパーダッシュウィット)』を使うと

ビコォォォン!!

光り輝く十字とともに、黒い龍が地面に墜落していった。

 

 

「うっし」

龍嗣は動かなくなったことを確認し、白い方に視線を向けると

 

『グギュオォォォォォン!!』

絶賛怒り状態だった。紅い雷を撒き散らしている。そして、爆音を聞いたのか、耀がこちらにやってきた

「龍嗣――」

「あぁ、黒い方は終わったのだが――どうした?」

耀の顔には少なからず焦りが見えた。

「うん、あの子供の龍――目の前のじゃない」

「まさか、親違い?」

「だと思う、それに私の直感が嫌がっていることがわかる」

「直感か――」

龍嗣がそういうと、頷く彼女

「ってことは、問答無用手加減なしで?」

「やっていいよ」

龍嗣は、そういうと、刀を抜き

「――ッ!!」

 

シュパァァン!!

龍嗣は、斬りたい物だけ斬るスキル『血は水よりも薄い(ウォータージェットメス)』とかすり傷が致命傷になるスキル『悪化傷(クリティカルキット)』で、立ち塞がった龍だけを斬った

 

ズゥゥゥゥゥゥン!!

その巨体が倒れこむと同時に

『ピー!!ピー!!』

その小さな龍が声を挙げた。龍嗣は、間髪いれずにその龍に駆け寄り、動物と会話するスキル『文節動物(クインセンテンス)』で会話し始めた。

「はじめまして、こんにちわ」

『こんにちわ、あなたは一体誰?私に話しかけてくるなんて、人間?」

「俺は九十九龍嗣、人間さ」

『へぇ、人間がこの私に話してくるなんて、面白いわね」

龍なのかくすくすと笑う、そして、若干馴れ馴れしい。別段気にせず龍嗣は話を進める

「そりゃどうも」

『あぁ、言い忘れてたわね――ありがとう助けてくれて』

「いえいえ、それにお礼言われるようなことしたか?」

『えぇ、貴方は私を救ってくれたわ、この下賤なやつからね」

「へぇ・・・経緯でも聞かせてもらおうかな?」

『簡単よ、私はこいつに親を殺されたわ、そして襲われようとしていたのよ――』

「・・・親だと」

春日部の読みはあたっていた――それと同時にまさかの衝撃の事実を確認する

『えぇ、そうよ』

しばしの沈黙

 

「なぁ、お前さ」

『なにかしら?』

「一緒に来るか?」

龍嗣は唐突に切り出した。そして、彼女は少し考えた上で

『えぇ、面白そうね――』

そういうと、龍嗣の肩に乗って来た

『よろしくね』

「こちらこそ」

少し頭をなでてやるのであった。それから、終了手続きを終わらせ、春日部と龍嗣は別れ、それぞれのゲームに挑み始めたのであった。

 

数時間後――高台

 

「ギフトゲームっていうか、安易な賭けだったけど――これは…ないわ」

『あまり、いじめは良くないわよ』

「わかってるよ」

 

搾取する気はないがとはいうものの、この量から見て、どう考えても搾取したとしか考えられない。

まぁ、たまに負けたりもしていたが、結構挑戦者とかもいて、かなり面白いものとなったのだが、如何せんという感じになってしまった。というか、あっちも楽しんでいたから問題ないだろう。

今、龍嗣の下にあるのは、肉とか食材とかそれに加えてステンドグラスとか、よくわからない鉱石とか、釜とか、とにかく色々とあった。あとは、山羊や牛やなぜか、小さいながらも龍とかあげるという利権証とか

 

「…なんて説明しよう」

ツクヨミと黄昏れながら考えていると

「あ、龍嗣…えっ」

合流して来た耀が、その多さに驚いている

「あ、春日部――おかえり」

「ただいま、龍嗣それは?」

「あぁ、戦利品ってところかな?」

「……すごいね」

「どうも、そっちはどうだった?」

「炎を蓄積できるキャンドルを作ってもらうことになった」

「おぉ~良かったじゃん」

「ありがとう」

「んまぁ、帰りますか」

「うん」

そういうと、その場から『腑罪証明(アリバイブロック)』転移したのであった。

 

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