次の日、にこは富山から6時56分発の北陸本線・信越本線経由の特急「北越1号」に乗り糸魚川へ向かった。
「朝から「北越」に乗ってよかったにこ。」
特急「北越」の車窓を眺めると海が見えてきた。
「朝早かったからな。」
午前8時ごろ、特急「北越1号」は糸魚川へ到着した。
「糸魚川で途中下車するにこ。」
にこは、糸魚川へ行くと言って糸魚川駅で下車した。
そこへ、1台のクーペが停まっていた。
「お嬢ちゃん、何処まで行くんだ。」
と、声を掛けた。
「途中下車して糸魚川へ観光するにこ。」
「おい、乗っけてやるよ。」
「ありがとう。」
と、にこはクーペに乗った。
「どっから来たの?。」
「東京から。」
「うん、今日は金沢と輪島と富山へ観光してきたにこ。」
「それで、糸魚川に来たの。」
「うん。」
その頃、南と鶴岡達は。
「えっ、にこが朝の「北越」に乗った。」
「うん、帰京する前に途中下車するって言ってたわ。」
と、真姫は言った。
「どこへ下車したか知らないか。」
「そこまでは。」
「もしかしたら、糸魚川かな。」
「そこだ、桜井。」
「俺も行って見るよ。」
南は、桜井と岩泉に糸魚川へ行くよう指示した。
桜井と岩泉は、金沢駅から8時10分発の特急「北越3号」新潟行に乗って糸魚川へ向かった。
桜井と岩泉が乗った特急「北越3号」は糸魚川へは9時47分に到着した。
「この辺りを探すのね。」
「ああ、誰かと待ちあわせてたのか。」
「考えられるわ。」
と、桜井は言う。
「その人に聞いてみよう。」
「ええ。」
桜井は、その人に聞いてみることにした。
「すいません、鉄道公安丹の物ですが、この女性を知りませんか?。」
と、写真を見せる。
「ああ、この女の子ね。」
「何か知ってるんですか。」
「ええ、確か若い男と一緒に車に乗るのを見たけど。」
「どんな男か覚えていませんか。」
「えーとね、20代ぐらいの男だったわ。」
「それで、どんな車かわかりますか。」
「車種はクーペで、色は赤だったかな。」
「それで、ナンバーは。」
「さぁ。」
そこへ、一人の小学生がやって来た。
「お姉さん、あれは日産のガゼールクーペだよ、番号は長岡35のたの5689だよ。」
「ああ、どうもありがとう。」
そこへ、岩泉がやって来た。
「何かわかったのか、桜井。」
「矢澤にこらしき女が赤いガゼールに乗った若い男がにこを乗せていったと目撃してたわ。」
「本当か。」
「うん。」
「桜井、すぐに南主任に報告しよう。」
「ええ。」
桜井は、すぐに南に報告した。
「ええ、糸魚川で若い男と一緒に車に乗ることがわかったんです。」
「本当か。」
「ええ、間違いないわ。」
「わかった、引き続き捜査を続けてくれ。」
「わかりました。」
その糸魚川駅の男は何者だろうか?