寝台特急「北陸」矢澤にこ失恋ひとり旅   作:新庄雄太郎

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そして にこが越前にいると情報が入った。

本当に矢澤にこなのか?


第八章 越前・東尋坊へ

南と高山と小海は、石川県警のパトカーに乗り、にこはどこへ行ったのか。

 

 

 

「赤いリボンとツインテールの女性は、若い男と一緒にグレーの乗用車で東尋坊方面へ向かったとの情報があり、現場へ向かえ。」

 

 

 

と、無線が入った。

 

 

 

「えっ、ちょっとグレーの乗用車って。」

 

 

 

「よし、東尋坊へ。」

 

 

 

「了解。」

 

 

 

南と高山と小海は、パトカーで東尋坊へ向かった。

 

 

 

「よし、とにかく手分けして探そう。」

 

 

 

「ええ。」

 

 

 

南と高山と小海は、にこを探すことにした。

 

 

 

「あれ、これってにこちゃんのかな?。」

 

 

 

「どうした、高山。」

 

 

 

「これ、にこちゃんのかな?。」

 

 

 

「そうかもしれない。」

 

 

 

「これが。」

 

 

 

と、小海は気づいた。

 

 

 

「どうした、何か見つかったか。」

 

 

 

「これ矢澤のかな。」

 

 

 

「うん。」

 

 

 

そこへ、真姫と希がやって来た。

 

 

 

「まさか、にこちゃん。」

 

 

 

「そんなのありえないわ、にこは自殺なんてしないわ。」

 

 

 

「そうよね。」

 

 

 

南は、高山と小海に言った。

 

 

 

「海が荒れ模様だから、それににこは自殺しないと思われます。」

 

 

 

「じゃあ、誰かに突き落として。」

 

 

 

「恐らくな。」

 

 

 

そこへ、警官がやって来た。

 

 

 

「鉄道公安の方ですか、先ほど、越前海岸で女性の水死体が発見されました。」

 

 

 

「何だって。」

 

 

 

「まさか。」

 

 

 

「女性って、にこか。」

 

 

 

南と高山と小海はパトカーに乗り、越前海岸へ向かった。

 

 

 

海岸付近では、騒ぎとなり人々が集まり亡骸を引き上げてやりました。

 

 

 

「何と可哀そうにな。」

 

 

 

「こんな若い女性が、一体どうしたというのかな。」

 

 

 

「きっと、東尋坊から流れてきたんだろう、この若さではなぁ。」

 

 

 

と、そこへ南と高山と小海も駆けつけてきた。

 

 

 

「高山、これは矢澤にこじゃないぞ、別人ですよ。」

 

 

 

「にこじゃない。」

 

 

 

「ええ。」

 

 

 

それを見た小海は。

 

 

 

「あれ、この女性。」

 

 

 

「どうした、小海。」

 

 

 

「先週、朝礼で行っていた捜索願の女性にそっくりなんだ。」

 

 

 

「何だって。」

 

 

 

そこへ、真姫と希がやって来た。

 

 

 

「よかった。」

 

 

 

「希、元気出して探そう。」

 

 

 

南と高山と小海は、石川県警察本部へ戻った。

 

 

 

「やはり、列車の中に犯人が乗ってたって事か。」

 

 

 

「ええ。」

 

 

 

そこへ、小海がやって来た。

 

 

 

「高山君、南さん、私ちょっと気づいたことがあるんです。」

 

 

 

「何、。」

 

 

 

「先ほど、越前海岸で起きた女性の水死体だけど、下はズボンだけど上は夏の格好みたい。」

 

 

 

「自殺にしては、上着を脱ぐのは不自然だ。」

 

 

 

「じゃあ、矢澤にこの身代わりか。」

 

 

 

「可能性があるな。」

 

 

 

「恐らく犯人は、上着を脱がせ、突き落として殺害したんだ。」

 

 

 

「よし、高山と小海はその線で捜査してくれ。」

 

 

 

「了解。」

 

 

数分後、南と高山と小海はパトカーに乗り、グレーの乗用車が発見された場所へ向かった。

 

 

 

「ご苦労様です。」

 

 

 

と、警官が挨拶した。

 

 

 

「鉄道公安の南です。」

 

 

 

「同じく高山です。」

 

 

 

「小海です。」

 

 

 

「この奥です。」

 

 

 

と、警官は案内する。

 

 

 

「どうも、今日グレーの乗用車が発見されたんですって。」

 

 

 

「はい、ナンバーを紹介した結果一昨日の夜に金沢市内に盗難に遭ったものと思われます。」

 

 

 

「やはり、盗難車か。」

 

 

 

「ええ、それと海岸で起きた死体の身元は分かったんですか?。」

 

 

 

「はい、調べた結果、萩原かすみさん18歳と判明しました、とても東尋坊で自殺するような子じゃ思えないんです。」

 

 

 

「そうか。」

 

 

 

「後部座席に乗ってたのは萩原かすみと見て間違いないと。」

 

 

 

「はい、母親も呼んであります。」

 

 

 

「まさか、娘が。」

 

 

 

「すいませんが、この女は誰と一緒でした。」

 

 

 

「そうね、帰りに男に乗せてもらうと言って、乗ったんです。」

 

 

 

「あのー、どんな男でした。」

 

 

 

「えーとね、29歳から30代ぐらいの男でした。」

 

 

 

そして、高山は似顔絵の写真を見せた。

 

 

 

「この男かな。」

 

 

 

「ええ、この男だわ間違いないわ。」

 

 

 

「そうですか、高山、すぐに高杉班長に報告を。」

 

 

 

「了解。」

 

 

 

小海は、すぐに高杉班長に報告した。

 

 

 

「何、捜索願、萩原かすみ、わかった調べて見る。」

 

 

 

と、高杉は桜井に依頼した。

 

 

 

「おい、萩原かすみを調べてくれ捜索願が出てないか。」

 

 

 

「はい、調べて見ます。」

 

 

 

そして、調べた結果、やはり萩原かすみは捜索願が届けだされた。

 

 

 

「やはり、行方不明になっていますね。」

 

 

 

「そうか。」

 

 

 

その後の調べで、越前海岸の女性の死体は萩原かすみと判明した。

 

 

 

「やはり、越前海岸の死体は萩原かすみか。」

 

 

 

「ええ、高杉班長の報告でわかりました。」

 

 

 

「という事は、にこは男と一緒に金沢駅で知り合い、車に乗った。」

 

 

 

「そして、その萩原を東尋坊で突き落として殺害した。」

 

 

 

「なるほど。」

 

 

 

「仮ににことメガネの男は福井から特急「加越1号」に乗り13時19分に発車する、金沢に着くのは14時11分、もしにこは福井か金沢で特急「雷鳥23号」に乗る、福井からだと13時35分、金沢は14時27分、富山に着くのは15時05分、多分この列車に乗ったかもしれない。」

 

 

 

「じゃあ、にこは今は富山に入るのか。」

 

 

 

「その可能性もある。」

 

 

 

「今、高山が能登へ行ったにこは見なかったか調べている。」

 

 

 

そこへ、高山がやって来た。

 

 

 

「南主任、小海さん、やはり矢澤は輪島の温泉にチェックアウトされてたことがわかりました。」

 

 

 

「そうか。」

 

 

 

と、南は言った。

 

 

「本当に矢澤は越前に行ったのか。」

 

 

「よく似た人じゃないかな?。」

 

 

「とにかく、海岸の水死体の身元を調べよう。」

 

 

「私、高山君と一緒に女性の身元を調べて見ます。」

 

 

「うん、頼む。」

 

「あのー、もしかしてにこちゃんを探しているんじゃ。」

 

と、貴弘がやって来た。

 

「貴弘も来てたの。」

 

「ああ。」 

 

「そうですが、何か知っているんですか?。」

 

貴弘は、旅行の日程表を南主任に見せた。

 

「昨日から上野から夜行に乗って金沢へ行ったと聞いていたが、まさか行方不明になるなんて。」

 

「なるほど。」




そして、にこはどこに?
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