私の火力が足りてない。
リリカが率直に今の心境を述べるのであれば、その一言に尽きた。
チームチャラ男カッコカリを無事に撃退こそできたものの、そのMVPは間違いなく遠距離から陽電子リフレクターをぶち抜くという離れ技を見せたミワに他ならないし、自分のやったことといえば精々戸惑って隙を晒していたカオスとカラミティをなます斬りにしただけだ。
フリーバトルの決着を告げる電子音声と共に、ロビーへと帰還していくリリカはどこかしょんぼりと肩を落とし、その眦には涙が滲んでいた。
「いやー、やっぱパネェっすわ、オレらもガチめに対策練ったつもりだけどやられっちまいましたわ、『赤砂のミワ』は伊達じゃねッス。グッドゲームっした!」
『GGっした、ウェーイ!』
ロビーへと帰還したラチャーオ三人組は、さっきまでの強気な態度は何処へやらといった具合に、少しだけ気まずそうな空気を醸し出しながらも、最後は笑ってミワへと握手を求める。
威圧的な外見でこそあるものの、なんだかんだで根は悪くない人たちなのだろう、と、リリカはミワの背中に隠れようにも隠れられず、ぷるぷると全身を震えさせながらも、ぺこり、と、ラチャーオたちに頭を下げた。
「んー……ん? ミワは何もしてないよぉ、リリカちゃんがいてくれたおかげー、赤砂って名前も勝手に呼ばれてるだけだからね〜」
ミワはくぁ、と眠たげに欠伸をすると、ラチャーオたちから差し伸べられた手を取って、小首を傾げながら事もなげにそう返す。
それは確かに本心からの言葉であり、あの戦いを客観視するのであれば紛れもない事実に相違ない。
スナイパーは、前線で戦ってくれる前衛がいるからこそ輝くポジションであり、そういう意味では攻撃こそ通じなくとも果敢にゲルズゲーへと挑みかかり、更にはカオスとカラミティが十字砲火による殲滅を試みる前に処断を下したリリカの活躍こそが、ミワにとってはMVPだったのだ。
凸砂、いわゆる突撃スナイパーというポジションも存在して、リリカと組む前はソロでプレイをしなければいけなかった都合上、ミワは野良試合では必ずそういう戦術をとっていたのだが、当然勝率が安定するはずもない。
狙撃手の本懐はあくまでも後方支援とピンポイントキルだ。
だが、リリカにとってそれは、ミワがどこか自分に気を遣ってくれているような感じがして、どうにも居心地が悪いような居た堪れないような、そういう気分にさせられるのだ。
だが、姉の心を妹が知らないように、妹の心を姉もまた完全に知ることはできない。
赤砂のミワ、という二つ名も正直なところ格好悪いから返上したいという思いで苦々しく、小首を傾げるミワだが、二つ名を持つほどGBNで姉が活躍している、という事実もまた、リリカにどこかもやもやとした気持ちを抱かせる。
胸の中に鉛の綿を詰め込まれたような感覚に、リリカの頬を一雫の涙が滑り落ちていく。
「んん……? どしたの、リリカちゃん……?」
「う、ううん……なんでもない。お姉ちゃん、凄いなぁって……」
「そうでもないよぉ、スナイパーはね、前にいてくれる人がいるから戦えるんだよ〜」
何となくではあるが、妹の悩みを察して、ミワは微笑みながらリリカのフォローを試みるが、発言しているのが他でもない自分であることが問題なのだということも自覚していた。
確かに事実や正論で諭すのであれば、ミワの理屈は正しいということになる。
だが、それを理解できても納得がいくかどうかというのは別な話であり、リリカに足りていないものは、その「納得」なのだから、問題の当事者であるミワとしてはどうしようもない。
リリカも、わかってはいるのだ。
自分が活躍できていないという思い込みの方ではなく、ミワがミワなりに自分を気遣ってくれていること、つまるところ姉からの愛情自体はちゃんと理解していて、腑に落とそうともしている。
ただ、どうしても過去に作ってきた数々の負い目がそれを邪魔してしまう、というだけの、人から見れば大したことがないように見える理由。
しかし、それは当人にとって何よりも重く、苦しいことなのだ。
愛想笑いを浮かべようとして、はらはらと涙を零すリリカに対して。ミワはただ黙って抱きしめて、その髪を撫でてあげることぐらいしかできなかったし、リリカとしても、それが受け止められる精一杯だった。
(……私のせいで……お姉ちゃんとの、初めてのミッションなのに……)
空気を悪くしてしまったこともまた、リリカの負い目に拍車をかける。
一秒がどこまでも薄く引き延ばされていくような感覚の中で、リリカはミワに対してただごめんなさい、と詫びることしかできずにいた。
ラチャーオたちはもう雑踏に溶けて消えてしまったものの、彼らがもし何か一言でもフォローを入れていたならば違っていたのだろう。
だがそれはたらればの話だし、元より彼らはピンポイントでミワをメタるためにゲルズゲーと、そして大火力による十字砲火という選択肢を採用していたのだから、言い方こそ悪いものの、リリカのことは最初から眼中になかったのだ。
「……っく、ぐすっ……」
「うーん……ミワも困っちゃったよぉ……」
泣いているリリカを抱きとめて、慰めることこそできるがそれ以上が思いつかないのが、ミワにはただもどかしくて仕方がなかった。
一応リプレイを俯瞰視点で見直せば、リリカのAGE-1ブランシュが持ち前の機動力でもってライン……自軍の行動可能範囲を押し上げて、その上でミワのフリーダムルージュが狙撃ポジションについて、例のABAPFSDFSを叩き込んだとわかるのだろうが、今のリリカに必要なのは正しさではなく、優しさの方なのだ。
自分が当事者でなければ、と、心の底からミワは後悔を抱く。
「でもでもリリカちゃん、今回が初勝利でしょ〜、それはめでたいことなんじゃないかなぁ」
「あっ……」
とりあえず、課題こそ残っても勝利自体を収めたことは事実ではある。
それは、取りも直さずリリカがPKerによる襲撃というトラウマを乗り越えたことを如実に示しており、本題からは脱線するものの、まずはそっちを褒めようと、ミワもつられて泣きそうになっていたところを笑顔でそう締めくくる。
「……お姉ちゃんのおかげだよ」
「じゃあ、ミワはリリカちゃんのおかげ〜、これでいいんじゃないかなぁ」
「……そう、かなぁ」
「そうそう、そうだよぉ」
小難しいことや反省会なんてものは後ですればいいのだ。
本来であれば勝った者はその勝利という美酒を飲み干して盛大に笑うのが筋というものである以上、湿っぽいのは似合わない。
どこか不貞腐れたような、そうでなければ諦めたような目をしていたリリカの瞳に光が戻ってくるのを見届けて、ミワはVサインを浮かべてみせる。
確かに、ラチャーオたちの外見はあの名前も知らないPKerに勝るとも劣らないぐらい威圧的なものだったが、無我夢中になっていたとはいえ、そんな彼らへ、リリカは確かに果敢に挑みかかって正面から撃破していたのだ。
それは紛れもない、リリカ自身の成長である。
あの時震えるばかりだったところから一歩踏み出せたことを噛みしめながら、リリカは眦に涙を滲ませて、ぺこり、とミワに頭を下げる。
「……そ、その……ごめんなさい……お姉ちゃん」
「んーん。ミワは気にしてないよぉ」
「……じゃ、じゃあ、その……ありがとう……」
「どういたしましてだよ〜、それじゃ、帰ろっかぁ」
自力で何とか前に一歩踏み出せたリリカの頭を改めてそっと撫でて抱擁すると、ミワはコンソールに浮かべたログアウトのボタンに手をかけようとしたが、ぴたりとその手を止めて、どこか気まずそうにリリカへと視線を向けた。
「……ど、どうしたの、お姉ちゃん……?」
「え、えっとね……ミワちゃん、リリカちゃんにフレンド申請してなかったのを思い出しちゃってねぇ」
「あっ……」
姉妹という間柄であるから忘れていたものの、GBNにおいては血縁など何の関係もなしにリリカとミワは互いに独立した一ユーザーでしかない。
何事も卒なくこなしていく姉にしては珍しい凡ミスに、リリカは少しだけ救われたような気分と、自己嫌悪が綯い交ぜになった感情を抱く。
ミワでも失敗することがある。
それは当たり前なのに、これじゃあまるでミワが失敗したことを喜んでいるみたいで。
そんな姉から飛んできたフレンド申請を受諾しつつ、自身もフレンド申請を返しながら、リリカはそんな、複雑な想いを胸に抱くのだった。
◇◆◇
美羽が学校に通っている間、梨々香は今度はガンダムベースシーサイド店ではなく、家からGBNへのログインを試みていた。
と、いうのも、この前はなあなあで終わらせてしまったものの、自分の火力が足りているかどうかについての検証だとか、もやもやした気持ちを晴らしてもう一度ミワとミッションを受けるための気分転換だとか、そういうあれこれをやりたかったから、一番落ち着く自室から、仮想郷へと旅立ったのである。
ダイブする感覚は家庭用のVR端末でもあまり変わらない。
ベッドに身を横たえて、どこまでも降下していくエレベーターに乗っているような錯覚と共に、梨々香の意識は解けて「リリカ」へと再構築されていく。
そして数秒もかからず形成された仮想の躯体はGBNのロビーへと降り立って、かつん、と踵が歩を踏み出す音を奏でる。
「……どうしよう、何も決めてない……」
ただもやもやした気持ちを晴らしたい。
その一心でGBNへとダイブしたリリカだったが、その手段についてはまるで見当もつかないまま、勢い任せだった。
無双ミッションや討伐ミッションを受ければ、AGE-1ブランシュの性能を確かめること自体は可能だとわかっている。
ただ、対人戦におけるセオリーとNPD戦におけるそれはまるで別物だ、ということは、先日の戦いでリリカも身をもって理解していた。
平日の真っ昼間であるにも関わらず、いつも通り人でごった返しているロビーの隅っこを歩くように肩を竦めて、リリカはミッションカウンターへと歩いていく。
考えるより、行動した方が早いことは往々にしてある。
そして多分、今はその時なのだろうと、堂々巡りを繰り返してループする思考を断ち切るべく、ミッションリストでも眺めていれば気分転換にはなるだろう、と、一縷の望みを託してリリカは受付のNPDが提示してきたオススメのミッションを一望する。
「……採取系ミッション……」
ぼそり、と消え入りそうな言葉で呟いたそれは、リリカが意図的に避けてきたものであり、そしてお勧め欄の上位に並んでいるものだ。
勝利条件はヤナギラン一本の納品。敗北条件は特になし。
強いていうならば規定の時間をオーバーすればタイムアウトで敗北扱いになるのだが、そのミッションに設定された猶予時間と内容を鑑みれば、寝落ちでもしない限り余裕でクリアできるようなものだ。
伸ばす指先にコンテナ運びのトラウマが蘇り、リリカに震えを抱かせるが、大丈夫だ。
名前も知らないPKerの顔を思い出してもちょっとびっくりするだけで、昨日はミワも一緒だったとはいえ乗り越えられたのだ。
「えいっ……!」
気合を入れてそのミッションを受諾すると、リリカの躯体は何事もなくさらさらとテクスチャに解けていき、格納庫エリアに再構築される。
案ずるよりどうのこうのといった通りで、やってみればやる前の心理的なハードルは大体どうにかなるものなのだ。
十八メートルに拡大された愛機のコックピットに乗り込んで、リリカは気分転換を行うべく、搬入口からカタパルトまで運ばれたAGE-1ブランシュの姿勢を軽く前に屈ませる。
「……り、リリカ、頑張ります……っ!」
こういう時は「ガンダム、発進します」だとか、「アムロ、行きまーす」だとかが定番だというのは、ガンダムの知識に乏しいリリカでもわかっている。
だからこそ、少しでも没入感に浸るべく、いつもより大きな声でそう呟いて、リリカとAGE-1ブランシュは長閑な風が吹き抜ける草原地帯……セントラル・エリア内に存在するフィールドへと飛翔していく。
カタパルトから射出されるGのフィードバックにもすっかり慣れたものだ。
眼下に見る、戦いとは無縁の長閑な世界を一望しながら、リリカは仮想の海に浮かべられたテクスチャが形作るその世界の美しさに、思わず息を呑む。
GBNは何も、戦うばかりが楽しみではない。
黎明期、GPDからの移行組がユーザーの大半を占めていた時期はそういう趣があったことは紛れもない事実であるが、この最新バージョンに至るまで幾度も行われたアップデートで、ライトユーザー向けに運営は様々な機能やミッション、アバターなどを追加してきた。
このヤナギランを採取するミッションだってその一つだし、先日リリカ……というよりはシステムが自動で発動させたエマージェンシーアラートもその一つである。
目的のヤナギランは、エリアを飛んでいる内にすぐ見つかった。
元より推奨ランクがFに設定されている以上、あまり複雑で難解な迷路を解かせたりだとか、凝ったギミックだとかは設定されていない、ただ本当に機体を動かしてみたい、という人に向けたミッションなのだろう。
リリカはヤナギランが咲き乱れる花畑に愛機を着陸させて、その一本を手に取ると、コンソールから納品を選ぶのではなく、ぺたんと仮想の地面に座り込んだ。
どこかひんやりした感覚だとか、ヤナギランの根についている土の一つ一つまでテクスチャで作り出すという狂気的かつ偏執的ともいえるモデリング班とプログラム班の努力により生み出された結晶である美しい景色を眺めながら、リリカは小さく嘆息する。
「はぁ……私、やっぱり向いてないのかな……」
助けを求めるように見上げたAGE-1ブランシュのツインアイは沈黙を保ったままだ。
主人に跪くように膝立ちの姿勢を取っている愛機が、何かを語ることはない。
ただ黙してリリカを見下ろしているのみだと、リリカはそう思っていたのだが。
「いや、そいつはそう思ってないみてーだぜ」
「……っ……!?」
何者かは、明確にリリカのネガティブな考えを拒絶する。
花畑の反対側から聞こえてきた声に、リリカはびくりと身体を震わせた。
リリカの眼前には、バレエ・ダンサーのようなレオタードに半透明のスカートをあしらったダイバールックに身を包んだ小柄な少女がいつの間にか立っていて、AGE-1ブランシュとリリカへと交互に視線を送りながら、そんなことを呟いている姿がある。
そして、リリカはその顔に見覚えがあった。
「えっと……チィ、さんですよね……? ガンダムベースの……」
「おう、チィはチィだぜ。てか、さんとかいらない……まあ今日は休みだからふらふらしてただけだよ」
アキノはいねーしアイカとエリィは相変わらず二人でおデートだからな、と、別なミッションを一人で受けてきた帰り道であることを補足して、そんな具合にチィは語る。
見慣れた人間にとってはこっちの、ラフで小生意気な口調で喋るチィこそが本当の「チィ」なのだが、ガンダムベースで会ったばかりの、つまり営業モードの彼女しか見ていないリリカは、そのギャップによる温度差で風邪をひきそうになっていた。
「……え、えっと……」
「ん? 口調のこと? なら散々言われてっけど、仕事は仕事だからね。コンビニの店員とかが家帰ってもあんな口調で喋ってるわけじゃないっしょ」
それにしたって落差がひどいことは認めつつも、チィはどこか呆れたようにリリカが紡ぎかけていた言葉の先を察して溜息をつく。
「……じゃあ、その……この子が、ブランシュがそう思ってないって……」
確かに言われてみればその通りだと、納得した様子でリリカはほっと胸を撫で下ろすと、今度はツインアイの光が消えた愛機を指してチィへと問いかける。
「んー……タダ働きは趣味じゃないんだけど、まあいっか。チィたちELダイバーはなんか知らんけどガンプラの気持ちがなんとなくわかんだよ、そんで、ねーちゃんのガンダムはねーちゃんに才能がないなんて思ってないし、むしろ感謝してるみてーだから声かけただけだよ」
最近はチィたちのご同輩じゃなくてもガンプラの声が聞こえる奴がいるみてーだけどな、と付け加えて、ニヒルに笑いながらチィは肩を竦めてみせる。
その言葉がどこまで本当なのかはわからない。
だが、調べたことを信じるのであれば、ELダイバーというのはそういう、ガンプラに対する想いから生まれてきたのだから、チィが言っていることは正しいのだろう。
それでも、納得はできなかった。
リリカは俯きながらコンソールを操作すると、チィに先日戦ったチャラ男三人組との記録映像が収まったタブをそっと差し出す。
「……私、活躍できてなくて……お姉ちゃんの足を引っ張ってるんじゃないかって、それで、その……ブランシュにも、悪いことしてるんじゃないかって……」
初対面、ではないにしろ、ほとんどそれに等しい相手に何を訊いているんだと一瞬、リリカは我に返ったが、どうしてか、理性より先に言葉が走り出していたのだ。
物質化した1BCを指先で弾きながらその映像を、片目を瞑って一瞥したチィは、何を言ってるんだとばかりに天高く、より強くコインを弾き飛ばして溜息をつく。
「なんだ、ねーちゃん十分強いじゃん」
「……えっ……?」
「チィはスナイパーじゃないけど、前衛の仕事は極端な話、前に突っ立ってくれて、ラインを押し上げて後衛に攻撃が向かないようにすりゃ最低限成立するもんだよ。確かにねーちゃんのガンダムはゲルズゲー相手にゃ分が悪かったかもしれないけどさ。残った奴らも秒殺してたっしょ?」
多分お姉ちゃんとやらもおんなじこと言ってたんじゃねーの、と、付け加えて、チィはぱしん、と落ちてきたコインを左手の甲で受け止める。
「おっ、表じゃん。運がいいねぃ……ってことで相談料はロハにしとくよ。言っとくけどチィがこんなサービスすること、滅多にねーんだからな」
──ねーちゃんのガンプラに免じてな。
そう言ってチィは自らの躯体を少女のようなダイバールックから、モビルドールと呼ばれる少女とメカが融合したような機体へと変えて、何処へと飛び去っていく。
「……ブランシュ……」
チィの話がどこまで本当なのかは、まだ判断がつかない。
それでも。
リリカはその瞳に涙を滲ませながら、きっと、ずっと励ましてくれていた愛機へと手を伸ばす。
ごめんね、と、ありがとう、の想いを込めて、寄り添った装甲にぱたり、ぱたりと涙の雨がこぼれ落ちていく。
そうだ。誰よりも──疑っていたのは自分で、信じなければいけなかったのも、全部自分で。
活躍がどうのこうの以前の話だったと後悔を抱きながらも、AGE-1ブランシュの冷たい装甲に滲んだ体温が、それを赦してくれるように、リリカをそっと包み込む。
「……ありがとう、ブランシュ……ありがとう、チィちゃん……」
やるべきことは、やらなきゃいけないことは、まだまだ残っている。
それでも、一歩踏み出せたことへの感謝を、リリカは気まぐれな機動人形が飛び去っていった空に投げかけて、愛機のコックピットから、一本のヤナギランを納品するのだった。
その花言葉は焦点
チィがタダでリリカの相談を引き受けたのは宝探しミッションで大当たりを引いて機嫌が良かったからです