ガンダムビルドダイバーズ アナザーテイルズ   作:守次 奏

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初投稿ですわ。


第三十八話「カエデのヴァルガ探訪録」

 カエデ・リーリエはただ悔しかった。

 リリカが自分探しの旅に出た直後、向かった先で噛み締めているのは唇であり、リアルであったならそれこそ血が出かねない勢いでそうしているのは、ひとえに己の中に燃え滾るような負の感情をモチベーションに変換して火力発電じみたことを行っているからだ。

 このGBNにはどうにもならないことがいくつもあると、偉大なる先達たちは悟ったように口を揃えてそう言った。

 曰く、四桁までが人間の行ける常識的な範囲で、三桁まで行けばそれは最早選りすぐられた、或いは天から与えられた素質に恵まれた英傑たちであると。

 曰く、そこから先は人外魔境、フレーム単位での先行入力や回避、そして気配を読み取っての「先の後の先」を取るというわけのわからない曲芸じみたことを当たり前に行える人間の領域からはみ出した怪物にして魔物たちが跋扈する、「二桁の魔物」たちに戦場で出会ったのなら諦めろ。

 曰く、そこから更に更に先──アクティブユーザー二千万人という膨大な中から、たった九つしか席が用意されていないGBNの果ての果て、人間性を捨て去った魔物たちですら容易にたどり着くことは叶わないからこそ、到達した九名──正確には八名なのだが──を称えて、「現人神」と人は言う。

 そして、八柱の神々をなぎ倒し、GBNが黎明期の混沌、生まれたて故に今では考えられないような魔境であった頃から一桁ランクにその名を刻み、いつしか無敗の伝説を屍山血河と共に築き上げてきた二千万人の頂点に、英傑すらも、魔物すらも、神々すらも踏み倒してあのチャンピオン、クジョウ・キョウヤが今も尚、変わることなく君臨し続けている。

 もしもこの、広すぎるが故に真っ新で何をしたら良いのかわからない世界にロードマップを描くのなら、終着駅は恐らくそこになるのだろう。

 しかし、誰しもそれを描きながらも諦めた。

 当たり前に決まっている。そんなものは夢物語であり、実現したのはただ一人しかいないのだから。

 そして、当の本人たるチャンピオンは頂点に君臨し続けながらも己の白地図に、自分しか知り得ないであろうものを今も書き加え続けているのだから、まともに考えてしまえばもれなく気が狂うこととなる。

 故にこそ人々は、ダイバーたちは恐れていた。そして畏れていた。

 三桁の英傑を、二桁の魔物を、一桁の現人神を。そして、それら全てを纏めて薙ぎ払う唯一無二の王者たる男を。

 だが──カエデは、そう考えてなどいなかった。

 四方八方から弾幕砲火が飛び交い、ログイン直後の無敵時間が切れればまずは初手での回避が推奨される、猿山にしてチンパンたちのラスト・リゾート、蠱毒の壺、地獄と様々な悪名が轟くハードコアディメンション・ヴァルガ。

 カエデがリリカと別れた後に向かった先は、そんな英傑たちか、どこかで何かが焼き切れた連中でもなければ誰もが引き返せと公言して憚らないような地獄であった。

 ログインした直後に開かれるゲートを狙撃するため、都市部に佇むビルの残骸に身を潜めた、都市迷彩を施されたケルディムガンダム──「回収屋」と悪名高いダイバー、「ピーター」が操る機体の狙撃を優雅に回避し、射線を読まれたからとポジションを変えようとした彼を、ツインバスターライフルの一撃で周囲にいるおこぼれ狙いのダイバーたちと共にテクスチャの塵へと帰せしめながら、カエデはそれを挨拶がわりに荒れ狂う。

 

「足りませんわ足りませんわ足りませんわ! 貴方の射線は生っちょろい! ミワさんの足元にも及ばない! そして殺意も生っちょろい! わたくしが尊敬してやまないアイカ様には程遠い!」

 

 文字通り全てを愛しい人(エリィちゃん)のために捧げきったことでケツイがカンストしている、ファンアートの差分が高確率で血飛沫に塗れ、ドスを持っているであろうピンク髪の少女を脳裏に浮かべながら、やり場のない怒りと共に叫びを上げる。

 カエデの怒りは、主に自分に対して向けられていた。

 なればこそ、これは八つ当たりだ。

 ハードコアディメンション・ヴァルガ。

 何故このディメンションにそんな悪名が轟いているのかといえば、ひとえにそれは、「この場所においては無制限のフリーバトルが解禁されているから」に他ならない。

 本来であればダイバー同士が合意しあった上で行うフリーバトルが無制限に解禁されているとなれば、そこに集まるのは頭のネジが外れたような戦闘狂、そしていかなる外道戦術も厭わずに、いかなる悪名が響こうとも気にせずにダイバーポイントを稼ぎ続けるスポーンキラーや初心者狩り、そしてそのおこぼれを狙うハゲタカたちだ。

 なればこそ、そこにまともなバトルなど望むべくはなく、大半のダイバーはヴァルガに向かうことを、有名な漫画に出てくるフレーズに擬えて「絶界行」と呼ぶのだが、カエデがそんな場所にエントリーした理由は騙されたからだとかなどでは断じてない。

 左側に偏重した推進力を利用した独特のマニューバで、ワルツを踊るかのように四方八方から雨霰のように降り注ぐ弾幕砲火を回避して、カエデの操るウイングゼロヌーベルは空を飛ぶことを咎めるかのように地を這うダイバーたちの機体を次々に薙ぎ払っていく。

 

「遅いですわ、遅いですわ遅いですわ! わたくしも! 貴方も!」

 

 自分に向けた苛立ちに唇を噛み、操縦桿を握る手に力を込めながら、血を吐くようにカエデは叫ぶ。

 ──あの戦いは、決して負け確のそれではなかった。

 脳裏に「エーデルローゼ」に屈した惜敗を浮かべながら、カエデは寄せては返す人波のごとく己に殺到してくるガンプラ群をシザーソードの一撃で両断し、或いはマシンキャノンで蜂の巣にしながら、ただ後悔と共に振り返る。

 あの状況で自分に足りていなかったのは判断力だ。

 もっと早く決意をキメて、コンマ一秒の判断を下せていたのであればあの戦いの趨勢は確実に変わっていた。

 三桁の英傑がなんだ。

 ミラージュコロイドを解除して背後から襲いかかってくるNダガーNを、カエデはノールックで逆手持ちしたシザーソードで貫く。

 二桁の魔物がなんだ。一桁の現人神がなんだ。

 いずれ自分が行くべき道を、畏れるのは構わないにしても、どうして恐れる必要があるというのか?

 カエデが見据えているものは、己がそこに辿り着くという確信に他ならない。

 自分の意思を信じていれば辿り着けるなどという生易しいものではないことぐらいは理解している。

 それが血反吐を吐きながら、突き立てた爪が剥がれて血を流すように天高く聳え立つ壁へと挑むような行いであることもわかっている。

 だが──あのアイカの目を見た時に、リビルドガールズの戦いを見た時に、そして。

 果断として照射ビームをシグルブレイドで切り裂くという荒業で己を守りきってくれたリリカの瞳を覗き込んだ時に、カエデは決心したのだ。

 あの決意があれば、いかに血を吐こうが爪が剥がれようが、そこは行くべき道となる。

 キル数を稼いでいることでヘイトを買ったカエデのウイングゼロヌーベルへと向けて、地平線の彼方からサテライトキャノンとダインスレイヴの弾幕砲火が放たれた。

 だが、カエデは燃え盛るような激情を抱きながらも思考は務めて冷静に、己が串刺しにした【グレイズ改】をダインスレイヴの射線に放り投げて、サテライトキャノンには左手で保持しているツインバスターライフルの一撃で相殺を試みる。

 どれだけ怒り狂っていても、思考は常にクレバーでならなければならない。

 人間の怒りが持続するピークは六秒だけだとどこかで耳にしたことがあるが、ならばその六秒間で殺して殺して、全てを、鏖殺すれば解決するのだから。

 

『マジかよこいつ、イカれてやがる──』

「イカれてなければこんなところにダイブなんてしませんことよ!」

 

 サテライトキャノンを防ぎきったことで、その射線を読み解いたカエデは、相も変わらず己に向けられたものと、そうでないものが入り乱れる弾幕砲火の雨霰を掻い潜りながら、その黒いガンダムX──恐らくアンダー・ザ・ムーンライトに出てきたそれをオマージュしていたのであろうカラーリングの機体を串刺しにして、戦場のど真ん中へと放り投げた。

 ヴァルガを生き残るためのコツはいくつかあるが、そのうちの一つは徹底したヘイト管理だ。

 大部分を損傷した黒いガンダムXに向けて、我先にと殺到しているようではまだまだ三流だ。

 ダガーLやギャン・クリーガー、そしてジムカスタムと様々な作品から抜け出てきたような夢の競演、もとい、手負いの獣を仕留めるための狂宴が繰り広げられようとした矢先に、突如として降り注いだ閃光が、おこぼれ狙いの彼等ごと黒いガンダムXをテクスチャの塵へと帰せしめる。

 遠距離から微かに顔を覗かせたのは、あのゲート付近で出待ちしていた「回収屋」ピーターが操るケルディムガンダムと酷似した都市迷彩が施されたケルディムガンダムサーガ……「ジャンクメイカー」の二つ名で知られるピーターの弟、ペーターが操るそれだ。

 

『あいつ、一瞬で射線を!? うわあああっ!』

 

 単射、狙撃モードに切り替えたツインバスターライフルでペーターのコックピットを撃ち抜くと、カエデは束の間だけできた戦場の空白で、己の思考をクールダウンさせる。

 八つ当たりは終わった。

 ならばこれからは判断力をもっと、研ぎ澄まさねばならない。

 一瞬一秒一コンマ、果ては1fの判断が試合の明暗を分けるGBNにおいて、判断が遅いというのは致命的だと、カエデは身をもって知らされた。

 特にあの三桁の英傑──ユキはブレていなかった。

 自分よりもランクでいえば遥かに下であり、四倍速という規格外の領域にある速さでもって自らに手傷を負わせたリリカと対峙していても、ゼロシステムを発動していた自分と戦っていても、それは揺らぐことなく冷静に、チームのための勝ち筋を掴み、負け筋を潰そうとしていた。

 なればこそ、自分が目指すのはそこでなければならない。

 安穏としていられる時間は数秒が精々だ。

 どこからともなく、上空という死角を利用してカエデに天誅を下さんとしていたシナンジュ・スタインを貫いて、カエデはハードコアディメンション・ヴァルガ、その中でも一際戦闘が過酷な北部都市残骸地帯の中心へと踏み入っていく。

 そこにあったものを一言で表すならそれは、世紀末だった。

 

『ヒャッハー!』

『新鮮な獲物だぜ、お前らァ!』

「くっ、抜かりましたか……!」

 

 全身のありとあらゆるところからニードルスパイクを生やし、そしてバイク型のサポートメカに搭乗した集団がざっと八十ほど、左腕を損傷したハイペリオンGを取り囲んでいる姿がカエデの視界に映る。

 最早説明不要とでも言いたくなるような初心者狩りであり典型的なおこぼれ狙いであるモヒカンたちの集団だ。

 噂によればあのアイカも初心者の頃に騙されてここに飛ばされてきて、彼等の餌食になりかけたところを返り討ちにしたとかいう話もあるが、眉唾物だろう。

 よく見ればあのハイペリオンGも、先日戦った「エーデルローゼ」の一員──確かリーシャとかいったか、が乗っていた機体に違いない。

 

「判断を誤るとこうなる、という訳ですわね」

 

 正直なところ、カエデにリーシャを助ける義理も義務もない。

 むしろ、手負いのリーシャを中心に形成される乱戦エリアを巻き込んだ方が自身にとってはメリットが大きいということも理解している。

 だが、人間というのは得てして不合理な生き物だ。

 カエデは完全にリーシャを囲むことに夢中で、背後に迫る自身に気付いていないモヒカンたちを両断しながら、包囲網の中心へと駆け抜けていく。

 

「『エーデルローゼ』のリーシャさんでしたわね。特に義理も縁もありませんが、助太刀させていただきますわ!」

「貴女は、先日の……感謝します、しかし何故……」

「わたくし今ブチ切れておりまして、ちょうど八つ当たりの相手が欲しかったのですわ。そして──あの初心者や手負いのダイバーを囲んで狙うような卑劣漢が相手となれば八つ当たりには十分ですわ!」

 

 ──さぞかし、良い声で啼いてくれるでしょうから。

 カエデはそれこそ乙女ゲーの中に出てくる悪役令嬢そのものな言葉を口にして、膝をついていたリーシャと背中合わせになる形で、モヒカンの蜂球に相対する。

 

『ヒャッハー、こいつはいいぜ! 飛んで火にいるなんとやらってなァ!』

 

 しかし、カエデが勇ましく切ってみせた啖呵に負けず劣らず、その天まで聳え立つ勢いのモヒカン頭が特徴的なダイバー、「モヒー・カーン」は、己の愛機であるザクⅢへ世紀末カスタムを施した機体の肩に、ジャイアント・ヒートホークを担がせると、舌舐めずりと共に言い放った。

 

「まだ行けますわよね、リーシャさん?」

「ええ、貴女が救援に来ていただいたおかげでなんとか」

『俺様を無視して乳繰り合ってんじゃねェぞ! 野郎共、やっちまいなァ!』

『ヒャッハー!』

 

 判断力を鍛えるためにヴァルガへと潜ったはずなのに、気づけば非合理極まりない人助けをしている。

 そんな己の現状に苦笑を浮かべながらも、一対多数の練習相手にはちょうどいいと、カエデは前面から迫り来る敵機を、相手が反応するよりも早く斬り捨てていく。

 リーシャの目から見てもそれは凄まじい行いであり、改めて先日の戦いで勝敗を分けたのは、紙一重の判断の差であったのだと思い知らされる。

 アルミューレ・リュミエールを展開し、前面からの攻撃を防ぎながら、ビームマシンガンによる弾幕で一機一機を確実にしとめていくリーシャも、決してカエデと比較して勝るとも劣らないダイバーであることには違いない。

 戦力比四十対一という絶望を、密集陣形を取っていることを逆手にとって、フレンドリー・ファイアの誘発や、或いは誘爆を狙いながら堅実に、そして確実にカエデとリーシャは、即席のタッグであるにも関わらずモヒカンたちを漸減していく。

 

『し、信じられねェ……八十だぞ、これだけの数を揃えて……』

「頭数だけでどうにかなるならチャンピオンはチャンピオンなどしておりませんことよ!」

 

 囲んで殴るのはいつだって戦術における常道だが、それはそれとして有効活用できるかどうかは別の話だ。

 モヒカンたちの操る世紀末カスタムなガンプラ群はどれも火力に偏重していて、密集陣形を取っていれば誘爆の危険性が極めて高いズサだとかそういうMSも紛れている以上、カエデたちも無傷とはいかなくとも切り抜けることそのものは可能だった。

 最後に残ったカーンのザクⅢを、カエデはその執拗なまでに強化された正面装甲ごと無理やり、開いたシザーソードの刃に挟み込んで両断していく。

 

『こ、こんなところで……ぐおおおおおッ!』

「おさらばでございますわ」

 

 かくして、八十という数のモヒカンたちは主にカエデが見せた変幻自在のマニューバと、そしてツインバスターライフルの火力、シザーソードの斬れ味──そのいずれかのサビとなって消えていった。

 ヴァルガに安全地帯が現れるのは束の間の話だ。

 戦場に生まれた空白地帯に、背中合わせに佇むウイングゼロヌーベルとハイペリオンGも、イエローコーションがコックピットを埋め尽くす程度には細かな損傷を積み重ねていた。

 だが、カエデたちは勝利した。その事実に相違はない。

 

「……凄まじい腕前でした、カエデさん」

「貴女もたった一人で持ち堪えていたのでしょう、謙遜する必要などありませんわ」

「ありがとうございます、その……先日は私たちのメンバーが大変失礼を」

「その話でしたらもう済んだことでしてよ、次は……わたくしたちが勝つ。それだけですわ。だから首を洗って待っていろとお伝えくださいまし」

「あはは……わかりました。ユキさんにはそう伝えておきますね」

 

 他愛もない言葉を、約束を交わして、二人は再び形成され始めた乱戦エリアへと分かれていく。

 人間というのは非合理的な生き物だ。

 損傷したウイングゼロヌーベルの動きは、リーシャを助ける前よりも明らかに良くなっている──自分の思考回路が大分鮮明さを取り戻してきたことへ、密かにリーシャへと感謝をしながら、カエデはふっ、と小さく笑う。

 イエローコーションが鳴り響くコックピットに、更なる警告を連れて、遥か上空から蒼い極光が降り注いでくる。

 エンカウント運が腐っていたとしか言いようがないのだろう。

 咄嗟にゼロシステムを起動させてカエデはなんとかその範囲攻撃から逃れつつ、余波であっても警告がレッドアラートになるまでウイングゼロヌーベルを損傷せしめたその機体を睨みつける。

 白を基調として、蒼がアクセントとして散りばめられたダブルオーガンダムの改造機──このハードコアディメンション・ヴァルガを拠点として日々修練に励んでいる「FOEさん」の通称で恐れられているダイバーの新たなる剣を一瞥して、カエデは大破寸前の機体を跳躍させた。

 

「二桁の魔物……その首、貰い受けるのですわああああッ!」

『撃ち漏らしたか……ただで譲るわけにはいかない!』

 

 そして、シザーソードとGN粒子を纏った実体剣、GNディバインブレイドがぶつかり合い、ヴァルガの上空に火花を散らす。

 無論、カエデとしても勝てるとは思っていない。

 剣戟が続いたのは一瞬であり、元々大破寸前だったウイングゼロヌーベルは圧倒的な速さとしなやかさで振るわれるその剣に切り裂かれて、ロビーへと強制送還されていく。

 遠い。追いかければ追いかけるほど逃げていくような、近づけば近づくほど解けていくような、そんな恋焦がれる感覚にも似たような悔しさと、そして充足がカエデの心を満たしていた。

 

「……いつか行く道、学ばせていただきますわ」

 

 だが、ここはGBNだ。

 戦いで一度敗れたとしても、「次」に活かすことができる。

 それは素晴らしいことであり、だからこそ今もカエデがアイカの背中を追いかけて、GBNを続けている理由たりうるのだ。

 そうわかっていても、悔しいものは悔しい。

 だからこそ、今ここにリリカとミワがいないことに感謝しつつ、カエデはその眦に涙を密かに滲ませるのだった。




それは束の間の共闘

【FOEさん】……ダイバーネームはキョウスケだが、ソロ専のダイバーであるため、ハードコアディメンション・ヴァルガを練習場所として根城にしていたことから、偶然遭遇したり攻撃に巻き込まれたダイバーから「FOE」、フィールズオンエネミー(要はめちゃくちゃ強い敵)の通称で呼ばれることになった、元個人ランキング39位、現個人ランク14位という高い実力を誇るダイバー。カエデが遭遇したのは、より対人戦向けに調整した新型機、「セイクリッドダブルオーガンダム・シルト」の試験運転中だったため。
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