愚者の道-Resurrection-   作:白ノ宮

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あれじゃ、不評だよね。

流石にただの痛い文章だもんね。

でもあれは暴走してたんだ。

だから許して。



縛りの無い男ここにあり

人類が深海棲艦に抗う日常に不穏な出来事が起きた。

 

いくつもの海域を深海の魔の手から解放した優秀な鎮守府だったのだが、提督が反乱した艦娘に殺害されたのだ。

 

大本営直属の憲兵と艦娘で乗り込んで調査した結果、そこは俗に言うブラック鎮守府だった。

 

通常であれば艦娘による殺害などあり得ないのだが調整の甘い艦娘が建造されたため、感情の暴走が発生した。

 

反乱のメンバーは長門、赤城、吹雪、那智、朝潮、長月、不知火、翔鶴、大淀、菊月、白雪、大和、武蔵となっている。

 

確かにブラック鎮守府は決して良いものとは言えない。

 

しかしそれは新人どもが考えることだ。

 

ある程度提督業を続けていると、自分の愛する艦娘が作戦によりどんどん沈んでいくのだ。

 

上手い采配でも沈む艦娘は存在する。

 

そこに何事もなかったかのように補充される艦娘。

 

そんなことを繰り返してるうちに艦娘への愛情も消えていく。

 

これは大体のベテラン提督に言えることだ。

 

ベテラン提督の鎮守府はブラックとまではいかないが活気は無くて、重苦しい雰囲気でいい印象を持つには難が生じた。

 

長居したくない鎮守府=ベテラン提督の鎮守府と言っても過言ではない。

 

しかし、いくら扱いがひどいとはいえ上官殺しはいただけないな。

 

軍に置いての上官殺しは重罪である。

 

重犯罪者が跋扈している鎮守府を大本営が放っておくわけがない。

 

艦娘は人と国を守る存在として国民からの人気が厚い。

 

そんな艦娘の扱いが悪い鎮守府が公に広まったら海軍の評判は地に落ちる。

 

また、艦娘が人間を故意に殺したことが知れ渡ったらそれも国民の不安を煽り、艦娘を管理している海軍の責任になってしまう。

 

なのでこういった事態に陥った場合は海軍内部で処理する必要がある。

 

簡単に言えば国家反逆した対象を処するわけだ。

 

そこで、反乱メンバーを粛清するための人員が大本営直属の武官の中から選出された。

 

が、艦娘を処理するに値する人材が見つからなかったのだ。

 

そこいらの艦娘は大本営内の武官でも処理は可能だ。

 

しかし事件が起きた鎮守府の艦娘は様々な戦場を乗り越えた歴戦の艦娘である。

 

そんな存在に人間が敵うはずもない。

 

そこに都合のいい人物が現れた。

 

艦娘に変身できる能力を持った傭兵である。

 

緋桜 薺(ひざくら なずな)、戦神化(艦娘と似た力を持った少女に変身)が可能なチート系転移者である。

 

能力は平均的な艦娘を凌駕しており、装備スロットの数は8つでどういった兵装・武装も装備可能なのである。

 

装備は彼の思い描いた物を亜空間から召喚するため、完全武装が可能となる。

 

ゲーム等の創作物からも召喚可能であり、アイテムも例外では無い。

 

その能力が軍に認められ、現在に至る。

 

ある日俺は大本営四天王の内の一人である山内少将に召集された。

 

 

扉を4回ノックし、中に入る。

 

 

返事を待たなくて良いのかと言われるかもしれないがこの方の場合は必要ない。大抵の場合イヤホンをつけて大音量で音楽を聴きながら作業をしているからだ。

 

 

僕が初めて山内少将に呼び出された際、何回もノックしている俺に対して通りがかった野崎准将が

 

 

「山内少将って基本的にノックなんて聞こえてないから返事を待たずに入っても問題ないよ」

 

 

と仰っていたのでそれに従い恐る恐る入室するとイヤホンで音漏れが凄い状態でパソコン作業をしている少将を見た際は困惑したものだ。

 

入室してすぐに少将と目が合う。どうやら今回はパソコン作業をしていられる事態では無いようだ。

 

 

「山内少将、召集されたのは件の事ですか」

 

 

「ああ、その通りだ緋桜君。今回は君に危険因子の捕縛に向かって欲しい。この任は相当危険なものとなる。これを達成すれば莫大な報酬を約束しよう」

 

 

「はっ、畏まりました。この任、必ずや成功してご覧に入れましょう」

 

 

「その息や良し。一時的に憲兵を名乗ることを許可する。だが、身に危険を感じればすぐに撤退せよ。貴殿は我々の切り札であるのだ」

 

 

「艦娘に遅れを取ることはございません故、直ぐに成果をあげましょう。では、失礼致します」

 

 

音を出さずに扉を閉める。

 

 

荷物は持たずにそのまま駐車場に向かう。

 

 

単独任務なので護送車で送迎なんて無い。

 

 

支給された軍用ジープで向かう。

 

 

鍵を差し込んでひねるとエンジンがかかる。

 

 

ハンドルをしっかり握り、サイドブレーキを外してアクセルを慎重に踏む。

 

 

さぁ、出発だ。我が覇道に勝利を。

 

 

緋桜の運転するジープはノロノロと進み(時速30㎞)、公道で渋滞を引き起こした。

 

 

この男、あんな啖呵を切っておきながら車の運転になると途端に臆病者になってしまうのだ。

 

 

そんな臆病者の激烈(笑)な戦いが幕を開けるのだった。

 

 




主人公の一人称を俺から僕に変更しました。

関係ないけど二次元の僕っ娘ってかわいいよね!

※感想見て思ったけど、確かに兵器に愛情を感じてる国防組織って頭どうかしてるな。
私の設定の甘さが引き立つお話になりましたね(笑)
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