「がるるるるる...」
サザンドラは不機嫌そうに歩いていた。サザンドラとは、門保家高校でも有名な「悪食のサザンドラ」として名を馳せている。常にイライラしており、話しかけるのは至難の技とかで、バシャーモ同様にクラスメイトから距離を置かれている。
「そこで俺の名を出すな!」
見えないものにツッコんでいるバシャーモはほっといて、サザンドラはイライラしながら食堂へ向かって飛んでいる。
「あら、サザンドラくん。いつもの出すねぇ。」
「がるる...」
食堂のおばちゃん事ヤドランは、機嫌悪そうなサザンドラを見て生姜焼き定食を作っていき、生姜焼き定食が出来上がる。その途端サザンドラは少し落ち着きを見せる。サザンドラはヤドランにお金を渡し、席に着く。
「お残しは許しまへんでぇ。」
「がる...」
サザンドラは一目散に生姜焼き定食を食べ始める。3つの頭が我が我がと食べていき、生姜焼き定食はあっという間になくなってしまう。腹が満たされて、サザンドラは少し丸くなった様だ。
「サザンドラ...。好きなものは食事、睡眠、不労所得。」
「誰に言ってるんだ?」
満腹になったサザンドラは突然独り言を言う。不幸にもその目の前にバシャーモが座り出し、その独り言を聞かれてしまう。
「おい、その唐揚げよこせ。」
「唐揚げか?いいのかよ!?命の恩人だぜ!」
バシャーモの唐揚げに目がいったサザンドラは、唐揚げをよこす様にバシャーモを脅迫する。バシャーモは恐怖どころか、喜びの笑みを見せながらサザンドラに唐揚げを渡し、サザンドラは美味しそうに唐揚げをほうばる。
「おーい、サザンドラ!今日暇か?」
「飯くれるのか?」
バシャーモはサザンドラを遊びに誘うが、サザンドラは飯のことしか考えておらず、バシャーモに飯をたかる。それに対してバシャーモは苦笑いで飯(?)を奢ることを条件に、遊びに誘う事に成功する。
「バシャーモの唐揚げうまかったぜ。」
「俺のロリババア唐揚げしかレパートリーないから呆れちまうよな。それに、俺鶏肉ダメなんだよ。」
サザンドラはロコンが作ってくれた唐揚げの感想をバシャーモに話していた。それに対し、バシャーモはサザンドラにロコンの愚痴を話す。2匹はコイキングが経営しているたい焼き屋を目撃し、そこでおやつを取る事にする。
「コイキングが経営してるから鯉焼きか?」
「んなのどうでもいいじゃねぇか。おっちゃん、たい焼き4つ下さい。」
「わかったぞー。お会計400円ぞよ。」
バシャーモはお金を払い、サザンドラにたい焼きを3つ渡す。その時...
「やべぇ!また察にみつかちった!さっさとどきやがれ!」
「待てアギルダー!またひったくりか!」
アギルダーはひったくりを犯し、またも警察に追われていた。サザンドラはアギルダーを避けようとし、その衝撃でたい焼きを落としてしまう。さらに、そのたい焼きは、アギルダーを追っていたウインディに踏まれてしまう。
「クソッタレが...」
「待て、サザンドラ!」
サザンドラは黒いオーラを放ちながら、アギルダー達を追いかけ始める。身の危険を感じたバシャーモは、サザンドラの後を追う事にする。
「まちやがれー!」
「おお!君も協力してくれるのか?」
サザンドラはたい焼きの恨みを晴らすべく、アギルダーを追いかける。ただでさえ腹が減っているのに、更に食べ物を無駄にされて気が立っている様だ。
「やべぇ!2人がかりで来るとは...」
アギルダーはT字の交差点に突きかかり、右側へいく。その後もサザンドラとウインディもそこの交差点に突きかかり、サザンドラは右側、ウインディは左側へ行く。
「ふぅ...ここまでくればもう察も追ってこねぇ...」
「こらぁぁぁ!待ちやがれぇぇぇ!」
アギルダーはウインディから逃げられたと安心し、ホッと一息をつく。しかし、暴走モードのサザンドラに見つかってしまい、アギルダーは逃げるスピードを上げていく。
アギルダーは他所の家の塀や壁を壊し、サザンドラから逃げていく。しかしサザンドラも負けじとアギルダーの後を追っていき、サザンドラの体のデカさで、家は崩れていき、干していたシーツがサザンドラに絡まっていく。
「この屋根さえ登れば...ってこいつ飛べるのかよ!」
「待ちやがれ!」
アギルダーは他所の家の屋根によじ登るも、サザンドラが飛べることに気付いておらず、サザンドラに見つかってしまう。アギルダーは気を取り直して、またサザンドラから逃げていく。
「げっ!行き止まりかよ!」
アギルダーは行き止まりに突きかかり、逃げ場を失う。その現場をサザンドラに見つけられてしまい、アギルダーは涙を浮かべる。
「ひぇぇぇ!許してくれぇ!」
「お前...俺のたい焼きを返しやがれぇぇぇ!」
サザンドラは怒りに身を任せ、アギルダーを噛み砕いていく。バシャーモとウインディもサザンドラ達に追いつき、ウインディはアギルダーを連れて交番へ向かっていくのだった。
「たい焼き...」
「ほら、また買っておいたぞ。あーあ、派手にやらかしたな...」
バシャーモが買い直したたい焼きを美味しそうに貪るサザンドラ。バシャーモはサザンドラとアギルダーに荒らされた住宅街を見て、少し呆れていた様子だ。
「バシャーモとサザンドラだな。お前ら昨日近隣住民に迷惑をかけたそうだな?」
「いやぁ...あれがサザンドラが腹ペコで気が立ってて...」
「お前がたい焼きなんて奢るからだろ?」
バシャーモとサザンドラは担任のゴロンダに事情聴取をされていた。バシャーモとサザンドラは互いに罪のなすり付けをし、その様子にゴロンダは...
「お前らぁ...罰として今日は一日俺のマンツーマン補習だぁぁぁ!」
「「もうたい焼きなんて懲り懲りだぁぁぁぁ!」」
バシャーモとサザンドラの様子に痺れを切らしたゴロンダは、罰としてゴロンダ先生の元、マンツーマン補習という名のお説教を喰らう事になり、バシャーモとサザンドラはしばらくたい焼きを控えようと心に誓うのであった。
読者が考案してくれたキャラその1
サザンドラ
cv.木村昴
プロフィール
性別:♂
誕生日:8月25日
性格:きまぐれ
特性:ふゆう
趣味:食事 睡眠
苦手なもの:フェアリータイプ
好きな食べ物:肉、白飯、リンゴ
苦手な食べ物:たまご
技構成
ラスターカノン かみくだく りゅうのはどう だいもんじ
セリフ
「消えろ。飯が不味くなんだろが」
「舐めんじゃねえぞ」
「おまえ....腹、減ったのか?」
「サザンドラ....。好きなものは食事、睡眠、不労所得」
「美味い....!」
概要
3つの頭を持つとされる凶暴なポケモンで、門保家高校でも有名な「悪食のサザンドラ」
常にイライラしており、話しかけるのは至難の技。
特に食事の邪魔をされることは許さず、鋭い眼光で睨みつけ、それでも逃げないポケモンは....お察しください。
だがイライラの原因は空腹であり、食事をくれるものに対してはやや心を開く。また、お腹を空かせたポケモンには自分の食事を分けてあげようとするなど意外と優しい一面を見せる。