Dies irae -Silverio Godeater Resurrection- 作:フェルゼン
──日が沈み、
隣室の同期が寝静まるのを待ってから、音を立てずに自室を後にした。
5
そして──
「······よぉ、久しぶり」
コハクは独り、地下四階にある集団墓地へと訪れていた。
規則的に並べられた墓石が、一見美しくも映るこの場所には、内部居住区での死者のみならず、外部居住区で亡くなった者達や、前線で死亡した
その中から家族が眠る墓地へと、軽く挨拶をするコハク。
無論、返答はない。
片膝を付き、ローマ字で記された名を優しく
「あれから、もう11年経つのか···ホント、時間の流れってのは早いよな······」
11年前のあの日──大量の
中でも、コハク達が在住していた外部居住区は、最も装甲壁に近い、外側も外側と言える場所にある。また、
ならば、後は語るまでもないだろう。外部居住区──中でも外側の在住者は──得られる救いも皆無のまま、
過程と子細を語るのは、今となっては無意味であり、代わりに刻み込まれたのは身を焦がす灼熱と、流れ落ちた涙の
引き裂かれていく思い出を抱えたまま、当時のコハクは運命の担い手として、
子供ゆえに何も分からずに。
ただ、痛みと傷だけを心の奥に
泣いて、悔やんで、さ迷って······
「ホント、我ながらにヒデェ話だこと···」
幼さゆえに非が無いとまでは言わないが、改めて考えても多くの
「しかも、その挙句がこれだ。禍福は
人生における
時間が流れた
人工芝に腰を下ろし、コハクは
自然と視界に映る、左手首に
無論、
恐らく、それゆえに何から何まで思い通りにも、予想通りにも、期待通りにもならないことが起きるだろうが、しかし。
「でも、ま、それが生きていくって事だからな」
なら、仕方ねえかと苦笑して、静かに目線を二つの墓石へ戻した。
過去への解答は
そう思いながら、軽く
「よっこらせ、と」
不意に、声が響いた。
唐突な来訪に、驚愕でコハクの肩が跳ねる。
恐る恐ると背後を振り向けば、
それを見て、コハクは
何故なら、その男の事を彼は知っているからだ。今日の初任務で顔合わせをしたばかりだし、何よりも強烈な男の個性は忘れたくても忘れる事は出来ない。
それだけ、彼の存在感はこの
「んー? おっかしいなぁ。確か、この辺りのはずなんだが······」
ふと、歩を進めていた男の足が止まる。
当惑したように後頭部を
その何とも言い難い姿に、コハクは二度目の溜息を吐く。
今朝の重役出勤といい、出撃前の命令無視といい、この男は本当に一部隊を預かる上官なのだろうか。
地に足がついている人間特有の安心感はあるものの、だからこその不安が
「こんな時間に、こんな所で、何してるんだ? リンドウさん」
いよいよ迷子になりそうな第一部隊隊長を見るに見かね、コハクが声を
「うびゃあぁぁぁぁぁぁぁああああーッ!? で、出たあぁぁぁぁああーッ!」
驚かれた。それはもう、盛大に。
「お、お、お、オレに
そりゃあ、一度は英雄様の粛清受けて取り潰された家だけど···それはそれ! これはこれっ! 仏門系ってことは、オレに取り憑いた瞬間、成仏するってことだからな!? 良いのか? それでも良いんだなッ!?」
「い、いや···ちょ、ちょい待て、落ち着けッ。人の話を──·········」
「
「言わせるか、ボケェッ!」
「──ぐほおぉッ!?」
聞け、と続くはずだった言葉はしかし、唐突に
それに深い溜息を吐き、コハクは立ち上がり、情け容赦なく
急所は外したが、手加減出来た自信はない。
何せ、
まして、技をかけると同時に、かけられた側と仲良く地面に転がる以上、加減など出来る訳がなかった。
「はぁ、死ぬかと思ったー······」
「そ、それ···い、一番、言いたいの······お、オレ···なん、だけ······ど···」
「知るか、
「だからって···お、お前······ッ、お前なぁッ」
27にもなる大の男が、涙目になりながら抗議してくる様は、ただ一言、情けない。
男がどうだのと言うつもりは
そも、仏門の家に生まれた者が大の幽霊嫌いで怖がりというのも
そして──
何とか悪霊騒動に決着をつけた後、コハクは集団墓地区画に設置された自動販売機から缶コーヒーを二本、購入する。
場違い感が
「ほら」
言って、コハクは大の字で人工芝の上に倒れているリンドウへ、先ほど購入したばかりの缶コーヒーを差し出した。
「ん? ···っと、すまんな」
「別に構わないぜ。いきなり背後から声を掛けた俺にも落ち度があるしな」
「それは、そうかもしれんが······」
コハクから缶コーヒーを受け取りながら、リンドウは言葉を
子供のように
「上司らしくない所を見せちまったって? 安心してくれ。朝の事で大分、あんたが上司らしさが似合わない人だって認識したんで」
「お、おお···そ、そうか······。しっかし、早いなー。他の奴だったら、あと二・三日はオレの前で緊張したままだってのに······」
「そりゃあ、リンドウさんが鬼教官で有名なツバキさんに似てるからだろ? かくいう俺も、合流した際に見せたリンドウさんの態度には、拍子抜けしたからな」
「あ〜、なるほどなー」
そう、雨宮リンドウと雨宮ツバキは性別の違いはあれど、外見上まったくの同一人物に見えなくもない。
同姓であることから、彼等は姉弟なのだろう。ツバキと似ても似つかぬ緩い調子で接してくる彼に、
「ま、姉──雨宮大尉は、見た目通りのスパルタだからな。オレも何度、木刀でぶっ叩かれながら、訓練場を走り回されたことか···」
「そいつは、また······」
鬼の形相と化したツバキが、木刀でリンドウを殴りながら訓練場を走り回す姿を簡単に想像出来てしまい、コハクは密かに同情の念を抱いた。
無理もない。かく言うコハクもまた、ツバキに木刀で殴られそうになりながら、訓練場を走り回された経験を持つ。
まるで、抜き打ちテストだ。訳もなく、唐突に、鬼の如き気迫を
ふと、素朴に感じていた疑問を思い出し、コハクは改めて
「で、リンドウさんは何しにここへ? どうにも、ただ墓参りに来たって感じじゃあなかったが······」
「ん? まあ、ちょっとした入用でな。お前は?」
「······家族の話題を口にしたばかりの奴に、これから家族の墓参りに行くって言うのは、ちと気が引ける」
「はは、そりゃ確かに」
歯切れの悪い返答をされた
呆れ混じりの
と、その時。
「·········?」
ふと、リンドウの表情が三ミリほど変化する。その視線の先には、つい先程までコハクが
「俺の家族に、何か用でも?」
「ん、なんのことだ?」
「いや······気の
言いながらも、
対する彼もそれに気付いているのか、やや強引に話題を変えてくる。
「そうだ、今夜は一発、お前と親睦を深める為に、一杯やるか?」
「俺としては、もうちとマシな所でやって欲しいんだがな。それでも仏門家系の子孫なら、時と場所ってモンを考えてくれよ」
缶コーヒーを持たぬ手で酒を
かなり強引な話題転換だったが、彼が動揺するのも無理はない。ほぼ初対面の人間に、自身の些細な変化に気付かれて、驚かない方が無理な話である。
そうした機微を理解されたことに
「それに、酒は成人してからだろ? 未成年に酒飲ませて、査問会に呼ばれても知らないぜ、俺は」
「あれ? そう、だったか? ま、冗談はさておき······例に
6
翌日──
降りしきる雨の中、スナイパー型の神機を肩に抱え、彼女は独り、
旧西暦時代に
一見すると、
見通しが良い反面、
だと言うのに──
“本当、リンドウったら何を考えているのかしら?”
その仕事を、リンドウはあろうことかサクヤへ押し付けたのである。しかも、唐突に。
基本、実地演習に同行するのは、部隊を預かる隊長というのが通例だ。一応、隊長クラスの階級を持つ
何より、リンドウの同行相手は例の新型適合者──未だ新人の
これではまるで、取り上げた者が
「まさか···ありえないわよ、そんなこと」
雨が降っているせいか、厚い雲に
と、その時である。
『こちら、ブレンダン。嘆きの平原で確認されていたヴァジュラの誘導に成功した』
『い、今のところ、支部の脅威になるような事はしてませんが···ど、どうしますか?』
不意に響いた男女の声に、ハッと我に帰った。
「ありがとう、二人とも。お陰で簡単に小型アラガミを片付ける事が出来たわ。嘆きの平原にいたヴァジュラは、比較的大人しい個体で人的被害を出したことが無いそうだから、討伐せずに様子見。
作戦行動エリアに戻るようなら、臨機応変に対応。エリアから離れるように誘導して」
『わ、分かりました』
『まあ、見境なく討伐していては、
そう、
適合率の高い神機が発見されただけの、ひ弱でか細く、儚く無価値で無意味に世界へ生まれ落ちた──誰かがいないと生きていけない、誰かがいるから生きていける、どこにでもいる人間なのだ
「とにかく、これで安心して実地演習が出来るわね」
きっと、先日のエントランスで期せず顔合わせした少年が来るのだろう。
見るからにユルい印象を受けたが、実際はどんな子なのかと、素直で
そして──
大気を切るようなヘリの羽音が、平原に木霊する。
声を
「それじゃあ、また後でね! 神機に違和感を覚えたら、直ぐにサクヤさんへ報告するんだよ!!」
「あいよ」
重い扉が開くと同時、中から降りて来たのは、やはり前日に顔を合わせを果たした一人の少年。
リッカに軽く手を振り、こちらへ歩み寄る様は印象通りのユルいものだが、風に
しかし、近寄り難さというものは感じない。
「この前の新人さんね?」
「はい。神宿コハクと申します」
「私は橘サクヤ、よろしくね」
「······ああ」
少しだけ気まずいのか、居心地が悪そうに頭を
「ふふっ、ちょっと緊張してる?」
「あー、いや、その、なんつーか、緊張してる訳じゃあなくて······」
「はい?」
「つまり、そのー、服装、なんですが······」
「服?」
言われ、サクヤは
女としてオシャレを楽しみつつ、動き安やを重視したパレオ風フィッシュテールスカートから
異性からすれば、目のやり場が困る服装なのは言うまでもないだろう。
これはサクヤの預かり知らぬことだが、
鋼の英雄みたいに露出が高いと指摘し、素早く上着を羽織らせてやるような冷静さも。
焔の救世主の如く、人の機微には未だ
不滅の
なので、遠巻きからそれを指摘するのだが──
「私の服がどうかしたかしら?」
そんなコハクの心情など露知らず、サクヤは首を
「どうかしたかって······いや、その、えっと···気に、ならないんっすか?」
問われ、サクヤは
「そうね、気にした事は一度もないわ。私は
だから、気にしたらダ・メ。肩の力抜かないと、いざという時、体が動かないわよ」
「んなこと言われても──」
サクヤの論に、
「──ぐおぉおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」
「·········っ!?」
不意に響き渡る異形の雄叫び。
同時、二人は全身を強打でもされたかのような衝撃を受ける。
反射的にスナイパー・ステラスウォームを構えるサクヤに対し、そんな彼女を
一瞬、何かの攻撃を受けたのかと思ったが、違う。
これは、実体が伴っている音だ。声だけで格の違いを見せつける、そういう類の
常人ならば間違いなく発狂、弱者ならば意味も分からず気絶しかねない圧が、二人に叩きつけられたのである。
「サクヤさん、今のは······?」
「分からないわ。でも······」
そこから先は言うまでもない。これは間違いなく敵である。
だが、おかしい。残された敵はコクーンメイデン二体だけだったはずだ。だというのに、今の咆哮は、嘆きの平原を
ここは
巨大アラガミの目撃証言が、数多く寄せられている場所である。
「···早速、ブリーフィングを始めるわよ」
「······良いのか?」
「あの存在感です。作戦エリア内に侵入すれば、即座に観測班が先の
巨大アラガミが観測される。もしくは、目撃した場合、すぐに撤退します。今は目の前の任務に励むべきだと判断しました。良いですね?」
「りょーかい」
言わば、背水の陣。
危険だが、現場では予想外の乱入など日常茶飯事だ。
これを乗り越えることは、新兵にとって良い経験となる。
「今回の任務は、君が前線で陽動。私が後方からバックアップします。遠距離型の神機使いとの任務は、これが基本戦術になるから、よく覚えておいて。
くれぐれも先行し過ぎないように。後方支援の射程距離内で行動すること。OK?」
「分かった。覚えとくぜ」
「素直でよろしい! さぁ、始めるわよ」
指示と同時、二人は平原の上に降り立つのだった。
今回の討伐対象は、コクーンメイデン。
その場からは一切動かない、固定型の
嘆きの平原を時計回りに索敵を開始すると、石像のように動かぬコクーンメイデンに補足された。
「───!?」
次瞬、コンマ一秒以下の速度で発射されたオラクル弾。コハクは即座に疾走する足に急停止をかけ、穂先で光弾を切り裂くが──
「チッ、遠すぎる···」
一気に
目算するだけでも、対象との距離は約40〜50m。
遠距離偏重型ならば、考えるより殴る方が手っ取り早い。何より面倒が少なくなるので、楽なのだが、それでは余りに独断先行が過ぎるだろう。
何故なら、自分は一人で戦っている訳ではないのだから。一人で戦う必要も義務も何一つとしてありはしない。
二撃目の光弾を二の太刀で叩き落とし、サクヤの方へと飛び
「あれが、コクーンメイデン。実物を見るのは初めてよね?」
「······ノーコメントで」
「そう···気をつけて。その場からは一切動かないけど、正確にこちらを狙撃してくる
「りょーかいだ」
ユルく返事をし、三弾目となる光弾を二人で左右に飛び避ける。
「私が援護をするから、一気に詰め寄りなさい」
「分かった。詰め寄るぜ」
刹那、サクヤが神機を発動体とし、
同時に、コハクは槍を半回転させて得物を構え直す。
狙撃銃から上がる銃声を開戦の号砲とし、背中に黄金光の混ざる炎翼を展開しながら、彼は地を蹴り上げるのだ。
かつて、調停の英雄が得意とした
「──ふッ!」
サクヤが放つ狙撃に目切れながら、側面に回り込みこみつつ、大きく槍を斬り上げた。
ガリッ、という硬い感触に思わず舌を打つ。
形こそ
「なら···こいつはどうだッ」
物も言わず、動くこともない
だが、その時──
メイデンが動く。怪しげに。身体を
「危ない──ッ」
「────!」
サクヤから上がった危険を知らせる声に反応し、刺突行動を中止する。
「おいおい、マジかよ···」
名は体を表すという次元ではない。
鉄の処女は大量の長い釘を内包している。
一瞬にして内部に仕舞われたメイデンの針は、まさにその釘を
恐らく、後退していなければ、今ごろ串刺しと化していただろう。
「大丈夫!?」
サクヤが叫ぶ。
巻き上げられた砂煙のせいで、こちらの無事を確認出来ないのだ。
「えぇ、こちらは──」
大丈夫だと、続くはずだった言葉は続かない。
常人より僅かに優れた視力が、サクヤの背中を捕捉した二体目のコクーンメイデンを視認する。
自分よりも他者を優先しているのか。彼女はそれに全く気付いておらず、ゆえに続く展開は無我夢中だからこそ出来た
コハクは一体目に、サクヤは二体目に。
それぞれがそれぞれにコクーンメイデンに背中を向けながら、互いの背後にいる敵手目掛けて銃撃を浴びせるのだった。
7
「お疲れ様。今回のミッション、とてもやりやすくて、良い連携だったわ」
二体のコクーンメイデンが消滅したのを確認し、サクヤは改めて
「いや···こちらこそ、ありがとうございます。お陰で助かりました」
「それはこちらの台詞でもあるわ。戦いの中で、冷静に仲間の状況を把握するのは、凄いことなのよ。とても新人の動きとは思えなかったわ」
「ありがとうございます。しかし、本当にそんなつもりじゃあなくて······」
ふと、コハクの顔に憂いを帯びた笑みが浮かぶ。
「構図的に、
その言葉に嘘はない。ただ、なるようになっただけなのだと、言外に彼は語る。
あまりに凡人めいた言葉に、思わずサクヤは目を丸くした。
「ふふっ、謙虚なのね」
そして、そういう姿勢は嫌いではない。
「大丈夫······
それと、私は回復弾が撃てるの。辛くなったら直ぐに回復して上げられるわ。だから、安心して。貴方が一人前の
言いながら、コハクの鼻頭を軽く指で弾いた。
「戦う意志があれば、何度でも立ち向かっていけるのよ。撤退を判断されるまでは、ね」
「···ありがたい言葉だけど、俺、そういう精神論メンドーで嫌いなんだよなー」
「コォラ、まだ若い子がそんなこと言うんじゃありません。ちょっとぐらいの無茶はしてくれないと、心配になるでしょう?」
「えー······」
本当に面倒臭そうに告げるコハク。
もしかしたら、
良い意味で地に足をつけた気質。悪い意味で夢がない。
もう少し、そういう有り得ない事象に思いを
「全く、どれだけ嫌なのよ······まぁ、いいわ。そろそろ帰投ヘリも到着する頃だし、アナグラへ帰りましょう」
「りょーかい」
輸送ヘリが来るのを目撃しながら、サクヤはコハクと共に帰投の準備に入る。
途中、その白い背中が紺色の背中と重なって見えて······
「まさか···ね······」
そう、彼女は独り
相州戦神館學園 八命陣が楽し過ぎる件について。
遂に購入した、戦神館。楽し過ぎて楽し過ぎて、止まらん。もはや、ゲーム自体が阿片やで(゚∀。)y─┛~~ (阿片スパァ)
なので、投稿に時間が掛かった。プレイしないように気を付けてる。
実はうp主、甘粕事件を知らない。
なので、本作をキッカケに史実の甘粕正彦を調査。
wikiに長男の名前はあるのに、妻の名前がないから、「甘粕正彦 妻」で検索してみた。
(なんか、字面だけだと凄いなこれ)
そしたら、見事にHITッ!
史実の甘粕正彦は、関東大震災以前から「婚約者」がいて、昭和三年頃に「婚約者」と結婚したらしい。
ん? 「婚約者」? 「許嫁」ではなく?
許嫁=室町時代から存在する文化。
親が決めた相手と子供が結婚する。
拒否権なし。要は政略結婚。
戦後に入るまで強制することが常識。
ん?
婚約者=告白して、相手が受け入れれば、結婚成立。
戦後に日本国憲法で結婚強制を禁止に。
んん?
つまり、こういう事かな? 甘粕正彦は、関東大震災より以前から、婚約者がいるリア充。
調査中、甘粕事件後に甘粕正彦から三回も婚約破棄を申し込まれたのに、婚約者はそれを拒否。
理由は、甘粕が子供は殺してないと、本人から聞いたから。
なので、出所するまで待ちます。ガチで刑期終えるまで甘粕を待ち続けて結婚したと判明。
史実の甘粕と婚約者、ちと時代の最先端行き過ぎ。
特に婚約者は、wikiすらない一般ピーポー。
時代的に、なんか色々すごいことしてるぞ。
つーか、前科者と結婚は今でも余り好まれないのに!
ゲームの甘粕正彦相手と考えると、この一般ピーポーな婚約者、本編でセージみたいに10年くらい甘粕が蒸発しても、普通に待ち続けそう。
クラウディア系か? クラウディア系なのか!?
なんか、それはそれで見てみたかったな。
伏姫枠は不明だし、カレブ枠もいないし。
(伏姫枠分かる方、ネタバレして良いんで教えて)
カレブはヘブライ語で『犬』の意味。
八犬伝がモチーフだし、丁度ええじゃん。
まあ、名前の元ネタ的に四四八と同じ盧生になりそうだけど( ̄▽ ̄;)
しかも、軍学校は満13歳〜満15歳が通う場所。
ゲームの甘粕は32歳。14歳の子供の1人がいても、当時の世相的にいても問題なし。
これ、阿片スパァ(゚∀。)y─┛~~ 出来そう。
あー、初めて正田卿作品で阿片スパァ(゚∀。)y─┛~~ したいなと思いましたよ。
では、また次回!