秘密遊戯 -I must be cruel, only to be kind- 作:流火
一つ目の物語は終わり、別の世界の物語が始まる――
過去に発生した出来事が変わり、プレイヤー達の解除条件は配り直される。
「……ここは、一体?」
「進矢君、大丈夫? 私のこと、分かる?」
そして、絆を結ぶ相手が変わる事により、ゲームの展開もまた、全く違うものとなる。
「外傷性健忘症ね、余程の事が無い限りはすぐに思い出すわよ……脳で大出血がしてなければ」
「なにそれこわい」
「麗佳さん、脅かさないでくださいよ……。早く、病院に行くのが正解なんでしょうけど」
そして始まる更に熾烈な戦い。
罠で己の記憶を失った少年は、狂ったゲームを暗中模索で進み続ける。
「少なくとも、ゲームが本物だと思って少女を殺した人間がいる。それは確かな事だ」
「さっきから言ってるじゃない。ゲームはもう、始まってるのよ」
裏切りと疑心暗鬼が渦巻く世界で、プレイヤー達は本性を曝け出す。
「それって……首が、斬られて……!?」
「解除条件、かな」
選べる道は2つある。
それでも己の正義を貫くか――
「俺は絶対に貴方を裏切らない! 貴方に人を殺して欲しくない!」
自分や大切な人の為に鬼になるか――
「アタシは! 妹の為に、必ず生きて帰らないといけないの!」
過去と未来を見通せず、自分すら信じられない暗闇の中、少年は決断を迫られる。
「誰かを殺さなければ生き残れないとして、どうすればいいと思う? 殺す? 殺さない?」
秘密遊戯 エピソード2 『Man shall not live by bread alone』
あるいは決断できぬままに、事態はより深刻になっていく――。
「し、仕方無いじゃないか! 儂だって……儂だって死にたくないんだ! 生きたいんだよ!」
「中々、面白い奴だ。どうだ? そんなやつら切って俺と組まねぇか?」
「殺してやる!!! お前だけは絶対! 僕の手で殺してやる!!!」
「私が何も考えずに言ってると思いますか!? 一生懸命考えたんです! こうするしかないんですよ!」
「君の勇敢さは認めよう。……ここは命を賭ける場面ではないと思うがな」
「選択肢なんてないわ! 貴方の言ってる事は力の伴わない絵空事よ!」
「ふふふ……渚ちゃん、これは貴方が始めたゲームなのよ? 本気で途中下車できると思ってるの?」
「貴方は絶対にこのゲームをクリアする事はできない。だって、私が殺すもの」
記憶が戻った時、少年の瞳に映るのは希望か――絶望か――
「や~めた! 何もかもめんどうくさい! どうでも良くなった! 寝る! おやすみ!」
あるいは諦め、全てを放り出すというのも1つの決断かもしれない
ここまで読んで頂いた方々に最大限の感謝を!
完結させるまで書いたのは初めてです!
宜しければ感想お願いします。
後書きは活動報告の所にネタバレしない程度に書いとけば良いのかな……?
需要があれば次も頑張ります! ゲームの難易度は上がります。