~異世界・初日・日記一冊目~
びっくり仰天、唖然、茫然。そんな気分だ。今日から日記を書くことにするが、三日坊主にならないことを祈る。まあ、三日後に俺が生きていればの話だが。
俺が死んで、この日記が誰かの目に留まった時のために俺のステータスを記しておく。
名前:シン(19)
性別:♂
種族:ヒューマン
職業:マインクラフター
以上だ。読んでいるのが日本人の前提で書いている。マインクラフトと言うゲームの能力が使えるらしい。そもそも、マインクラフト自体
この世界がマインクラフトの世界であると前提して行動することにした。今日は、一日中つるはしで地面を掘って安全な場所を作ることにした。
手に肉刺ができた。腹も減っているが食べ物はない。もうすぐ日が暮れて日記を書くことが出来なくなりそうだ。この後、入り口も塞ぎ、危険なものが入ってこれなくする。疲れた。
~異世界・二日目・日記一冊目~
今日も疲れた。今日は食糧探しと、能力の確認をした。食糧はキノコ、雑草、そしてなんと鶏肉だ。ついでに、今の所持品も書いておく。
・石のつるはし・石の剣・石のシャベル・土(?kg)・砂利(?kg)・木材(?kg)・木炭(?kg)・松明×31・ドア
チェスト内
・?の苗・?鳥の肉・?鉱石・小麦(?kg)・?茸・原木(?kg)・棒×21・パン×5・羽×2・砂鉄(?g)・???の?×1
以上が今現在の持ち物。つるはしなんかの道具、日記と鉛筆は、‘ボーナスチェスト‘に入っていた。小麦もだ。そしてここは、ゲームの世界でも何でもない、完全な異世界だと言うことが分かった。能力も、ゲームのものではなく、あくまでこの世界のスキルや、職業なんかを混ぜ合わせ、それっぽくしたもののようだ。
つるはしは、簡易エンチャントで、数回地面にたたきつけると、大体一立方メートルぐらいを抉り取り、空間倉庫(以下、倉庫)に送るもので、倉庫での表示は個、ではなくkg表示であり、出すときも、ブロックの大きさは変えられるようになっていた。木は丸太状に30㎝くらいで採れる。注意点は、木が倒れてくるので、下敷きにならないように注意することだ。切った筈なのに、つながった状態で倉庫から出てくるのは、世界の神秘と言う事にする。
鶏肉は味気なかった。塩が欲しい。
明日はこの辺りを探索するつもりだ。人は存在するのだろうか?猛烈に人恋しい。
(獣人や、エルフはいるのだろうか?その点に関しては期待している)≪消してある≫
~異世界・三日目・日記一冊目~
出た!出た!出た!ゴブリンを見た。一匹だけだがゴブリンを見つけた。あまりのことで、ヒャッハーと言いながら石の剣で
そのあと、我に返って辺りをくまなく捜索したが、ゴブリンは見つからなかった。
途中、色んな物を手に取り観察、もとい、鑑定した。?表示が多く難航したが、初めて成功したものは「サツマイモ」だ。原生種の。焼いたさ、まずかったけれども、毒やらなんやらに心配しなくていいのはありがたい。
そして石のクワを作成。イモを畑に植える。作業台で木製のバケツを作成。現実ゆえの利点だ。そもそも、
今日も半分地下の我が家に帰宅。
家の松明は、どうやら魔道具的なものらしい。昨日から燃え続け、消える気配が全くない。もう全部「ファンタジー」で片づけることにする。ついでに破壊すると、ゲームでは回収できるが、実際はもとには戻らないので注意。
~異世界・四日目・日記一冊目~
息苦しいことに気付いた。半分地下で、入り口を塞いで寝ているので、空気が悪いのだ。松明もしっかり空気を消費しているらしい。なので今日は地上に家を作っていくことにする。
~異世界・五日目・日記一冊目~
今日も家造り。イモがもう出来て、でかくなっていた。クワで掘ったせいだろうか?松明を畑近くに設置していたせいだろうか?そこはマイクラ基準らしい。
~異世界・六日目・日記一冊目~
今日も今日とて、家造り。モンスターが来てもいいような大きなものを作っている。壁は、一層目レンガ、二層目は岩に、ぶ厚く、窓には分厚いガラスのはめ殺し、ドアは鉄を練成して作った鉄のドアである。まあ、あくまでも≪予定≫であり、まだ整地がやっと終わり、壁の材料になる粘土などを集めてる最中だ。
ついでに、弓矢を作成した。地道にクモの巣を回収(クモ本体は倒しても意味がない≪ドロップは無いようだ≫。魔物ではないらしい。しかし、体長は20㎝弱)練成したら、ハイ、糸の出来上がり。矢じりはそこらの石。使ってみたが矢鱈と上手かった。矢だけに。転生補正のようなものだろうか?
鶏肉をゲットした。しかも、鑑定に成功した。≪
独りで
~異世界・七日目・日記一冊目~
今日も引き続き家造り。並行してイモの品種改良的なものすることにした。収穫したイモは、一部を残し食べて、一番おいしく感じたものを種イモにすることにした。連作障害云々は気にしないことにした。うろ覚えだが、さつまいもは気にしなくていいと小学校で習った気がする。マイクラだと気にしないし。
今日も新しい鑑定に成功した。いままで食べれる雑草だと思っていたのが≪苦ヨモギもどき≫と言ってビタミン豊富で虫下しの効能有。何より苦くない。
そしてレベル的なものが上がった。突然、頭の中に『実績解除!』と声がした。レシピが幾つか頭の中に浮かんだ。もう一冊あった日記帳がウィキ帳になった。
~異世界・八日目・日記一冊目~
今日は雨が降っている。半地下の我が家は水浸しに―――――――――ならない。
しっかり溝を掘って対策済みさ。今日は家から出ないでレンガを焼いている。ゲームだと数分だが、実際は一日使う。かまどに入れれば、自動でレンガになるのが救いではある。ボーっとしていると、イモの花が咲き、枯れる。そろそろ収穫か。
そういえば、粘土集めの途中、かなりの鉄を採ったので、武器を鉄の剣にした。
誰かと喋りたい。
~異世界・十五日目・日記一冊目~
ヒャッフー家がでけTA。3LDKのトイレは別。昨日は、7代目つるはし君と友達になった。彼は、友達思いのいい奴だDA。6代目は若干ツンデレだった・・・いい奴だったよ・・・・
~異世界・二十日目・日記一冊目~
単調作業と、孤独とで少し可笑しくなっていた。つるはし君って誰だし。
この所、剣の扱いがうまくなってきた。弓の扱いもだ。野鳥の焼き鳥が、一日に一回出るくらいだ。レベルも3~4は上がったと思う。家具も自作している。服は錬金して作れるし。数日前のレベルアップで「新レシピ作成」を得てからは、錬金もしやすくなった。
そして、新しいレシピに出た「キノコシチュー」!
キノコと木のボウルだけでシチューになるという、あら不思議なモノ。実にいい塩加減で美味しい。焼き鳥も一緒に食べるともう!
体力もついてきたし、装備を「鉄の~」で揃えようと思う。遂に、探索に出る時が来たのだ。
~異世界・三十日目・日記一冊目~
ここ数日で、いろいろ経験した。まず、スライムを斃し、素材を得た。ドロッとしたものではなく、丸いぷにぷにした感じのものだった。
次に、羊っぽいものを見つけ、毛を得た。しかし、この羊は雑食だった。気性も荒くて家畜にするのは向かないようなので、毛だけ貰って放置することに。また毛が生えるころに来ることにする。
追記:剣で滅多切りにすると食材としての肉がドロップする。斃した後、推定十五回ほど突くか、斬るかするとぽんっと。現代社会に生きてきた自分には何よりありがたい。ただし、突くか、斬るかしている間は21禁映像だ。血は出る、臓物は飛び出す。手の感触は、何とも不快な物であると書いておく。
羊毛(仮)と木材でベッド完成。ふかふかだ。
砂糖を採る手段を発見した。ある果物なのだが、果物自体は食べられないが、練成すると少量の砂糖が取れる。
小麦の栽培も始めた。
卵も数個手に入れた。
例の羊から乳もとれた。
ゲームをプレイした人には解ると思うが、
~異世界・五十日目・日記一冊目~
2棟目の家が完成。
ニワトリの代わりになる鳥を発見。家畜化を開始した。卵は週一で一個生むようだ。現在6羽居て、だんだんと増やしていく予定。
カボチャを発見した・・・のだが、明らかに食べれるようなものではない。顔がある。ゲームのカボチャ状態で見つけたのだ。鑑定したが、カボチャだ。モンスターでもないのに「ケケケケケ」とか聞こえてくる。(幻聴か?)もう一度言うが、モンスターではない。
食べる気がしないが、とりあえず増やすことにした。
が、このカボチャにはもう一つ使い道があることを思い出した。ので、鉄ブロックを作ることにする。
~異世界・八十五日目・日記一冊目~
完成した。ふふふふふふふふふふふふふふ。つい笑いを書いてしまう程に興奮している!
遂に「アイアンゴーレム」が完成した。超カッコイイ!!!
簡単な命令なら聞いてくれるし、何より強いのだ!大人一人くらいの胴回りの木を一撃で粉砕できる。歩くのは少々遅いが、今後、家の護衛としてがんばってもらうことにする。
3メートル位はあるのだろうか?声?は「グオー」が「ゴー」のような超低音。話しかけると、解ったら頷いてくれるし、ある程度の自由意思があるせいか、模擬戦もしてくれる。鉄の剣が一振りダメになったが・・・・。
ゴー君(命名)が敵を倒すとスプラッタになって、アイテム回収できないことも解った。哀れなゴブリンにケイレン!じゃなくて、敬礼!
追記:2体目のゴーレムは作れなかった。残念!