僕は臥煙から貰った紙を元に...阿良々木家へと着いた。外見は決して普通の一軒家のようにも見えるが..ここに関し対象が住んでいるのか。今日は家の確認をするぐらいで良いんだが僕がちょうど阿良々木家を通り過ぎようとした時に...後ろから話しかけられた。
「何か...うちに用ですか?」
僕が振り返ると話しかけてきた人物は..くせっ毛が目立つ30代ぐらいの女性だった。僕の方を睨んでいるのかと思ってしまうほどの眼力で見ている。今さっきこの人は「うちに用ですか?」と僕に聞いてきたはずだ。と言うことはこの人は阿良々木家の一員の一人という事か。もしかしたらこの人が阿良々木暦なのか.....。顔写真ぐらい臥煙に貰っておけば良かった。阿良々木家が一体何人構成なのか分からないけど..面倒だな。
「いや...阿良々木暦さんと言うのはあなたですか?」
まずは本人を特定しないと話にならない。この人が阿良々木暦なら楽で良いがもし違うのであれば顔ぐらいは憶えておかないと。
「いえ違うわ。暦に何か用ですか?」
「はい。学校の事で伝えたいことがありまして」
「そういう事なら少し待ってなさい。暦を呼んできてあげるから」
この人が呼んでくるまでの間に僕は適当なところに身を隠して阿良々木家の玄関の方を視線を向ける。態態、自分の顔や正体をバラすような事をする必要はない。僕は只、顔の確認をしておきたいだけだからな。
少し待つと閉じていた玄関の扉が開き...さっきの人と同じようにくせっ毛をしている男が出てきた。見た感じ..だと高校生とかか。そしてその男から600年ぐらい前に会ったきりの吸血鬼の匂いもしたから確実にあの男が阿良々木暦だろう。
そうか....あの男が僕の監視対象か。ってことは今さっきのはこいつの母親と言ったところだろうか。
まあ、今日はこれで完了したし撤退するとしますか。
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僕は阿良々木家からの帰りに僕はついでだからと考えある場所に向かう事にした。その場所とは忍野も寝床にしていたという学習塾跡だ。この町に来てから一度も学習塾跡には行っていなかった。どこにあるのかとかは知っているけどあそこを訪れる機会がなかった。
何で忍野の奴があそこを寝床にしたのかは知らないが...あそこは何かと拠点にはしやすい。これからは阿良々木暦の監視をしなくちゃならない。監視となると一晩中、阿良々木家に張り込む事になることもあるだろう。そうなると今、泊っているホテルからじゃ無理がある。だけどあの学習塾跡だったら阿良々木家との距離もそこそこだ。
そんな事を考えていると僕の端末が小刻みに動き出した。誰だと思って端末を耳に当てると
「久しぶりだな..」
「これは珍しい事だな。君の方から僕に電話を掛けてくるなんて....明日は嵐でも来るのかな」
この男は誰かと自ら連絡を取る何て事をほとんどしない。仕事関係となればやるだろうが今、現在こいつと僕の間に仕事上の付き合いはない。臥煙からもこいつの話は何も聞かなかったが。
「ああ、確かにな。俺の方から電話を掛けなくてはならないとはな。こちらとしても最悪だ」
「それで君の方から連絡をしてくると言うことはそれなりの理由があるんだろう。その要件を手短に話してくれ」
臥煙からの命令もあったりするからこれ以上、面倒な事は勘弁なんだけどな。一人で背負いきれる許容量というものが吸血鬼の僕にもあるという事をあいつらに教えてやりたい。
「そうだな。長電話は勘弁だからな。お前に少し頼みがある。今日の午後七時に駅前のファミレスで待っている」
本当に手短だが...こいつはどこの駅前を指しているんだ。
「お前と僕では今、いる場所が違うだろう。お前はどこにいるんだ?」
「俺は........
こいつが言ったのは僕が今いる町だった。こんな偶然って起こるものなのか。いくら何でも集まりすぎだろ。こいつの誘いを断ると後々、面倒になるかもしれないしこいつに恩を追っておいて損はないだろうしな。
「仕方ない。それじゃ午後七時に。貝木」
この中で一番出番を多くして欲しいのは誰ですか?
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忍野忍
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臥煙伊豆湖
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貝木泥舟
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忍野メメ
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神原駿河
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阿良々木暦
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影縫余弦
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羽川翼
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阿良々木火憐
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阿良々木月火
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ス―サイドマスター