着くと予想以上に廃墟と化していた。別に潔癖症とかじゃないから生活は出来ない事はないけど……ここまで廃墟と化しているとはな。予想よりも荒廃が進んでいる。
だけどまあ、生活できない感じではないからいいか。
一応、学習塾跡の中を探索したが誰かが住んでいる痕跡はなかった。ここに住んで誰かと鉢合わせになる事はないらしい。まあ、こんなところに住んでいるのは僕のような仕事をしている奴か物好きな人以外はいないだろうからな。
「まさか……本当にお主だったとはな」
僕は目の前にいる金髪の幼女のような吸血鬼にそう言われた。僕としては何でこいつがこんなところにいるのかが疑問なんだがな。さっきまで阿良々木家に居たはずだ。それにここには阿良々木暦がいない。こいつは影にいるんじゃなかったのか....。
「そうだな。僕もまさか生きているうちに君にもう一度会う事になるとは思わなかったよ」
「それはお互い様じゃのう。まさかと思って匂いを追ってここまで来たがどうやら儂の鼻は間違っていなかったようじゃのう」
それにしても全盛期とは程遠い、今の彼女。誰かに力を奪われているとは言うことだろう。臥煙が心配するほどではない気がするが………この程度なら僕じゃなくてもどうにかなるだろう。まあ、こいつが何らかの拍子に全盛期の力を取り戻してしまったら話は別だけど………
「...それにしても僕の正体を確かめるだけならそろそろご退場を願う。君と思い出話をするために僕はこの町に来たわけじゃないからな」
「じゃあ、何のためにこの町に来たんじゃ?」
「その理由を君に言う義務は僕にはないよ。それに君も僕にあまり関わらない方が良いと思うよ。君は大人しく阿良々木暦と一緒に暮らしていればいいんだよ」
こいつに僕がお前らを尾行する事をバレるわけにはいかない。もし、バレでもしたら僕は臥煙から何を言われるか分かったもんじゃない。まあ、もし怒られそうになったら全速力で逃げるけどね。
「ほう。こちらの事はもう調べ済みと言ったところかのう」
「まあね。そちらの情報を一通り頭に入ってる。こちらの事は君には関わりがない事なんだから大人しく退散して欲しいものなんだけど……大人しく帰ってくれたりしないかい?」
こちらとしては強硬手段にあまり出たくないし、こんなところで暴れれば確実に騒ぎになる。それは僕の望むところではない。
「お主と闘う気はこちらにない。最悪の場合、儂と我が主様はお主に殺されてしまうだろうからのう」
「なら帰ってくれ。こちらとしても君たちを殺したくはない」
「……そうじゃな。今日は帰らせてもらう」
金髪の少女が完全に立ち去り、この場には僕だけとなった。本当に少女のような姿だったな。あれが力を奪われている今の姿なんだろうが………さすがにあれはすごいな。
「まあ………無事に生きていそうで良かったと喜ぶべきかもしれないな。あの女への土産が増えそうだな」
この中で一番出番を多くして欲しいのは誰ですか?
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忍野忍
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臥煙伊豆湖
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貝木泥舟
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忍野メメ
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神原駿河
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阿良々木暦
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影縫余弦
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羽川翼
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阿良々木火憐
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阿良々木月火
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ス―サイドマスター