無限を操る教師   作:星天さん

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最後の辺を少し編集しました…。


第六話 終わり良ければ全て良し!!

五条翔の一言で、廃教会は静寂に包まれた…。

駒王町で事件を引き起こしたレイナーレ、ドーナシーク、カラワーナ、ミッテルトは、自分達がどんな判決になっても全てを受け入れる覚悟を作り、五条翔が口を開くのを待っていた。

 

「さて…君達がこの町にやって来た理由を話してくれるかな?」

 

五条翔は改めて駒王町にやって来た理由を尋ねると、今回の事件の首謀者であるレイナーレは静かに話し始めた…。下級堕天使であるレイナーレ達は中級堕天使達から不当な扱いを受け、同じ下級堕天使からも馬鹿にされ、グリゴリに居場所無くして駒王町にレイナーレ達はやって来た。

レイナーレ達は駒王町を拠点にし、自分達が成り上がる計画を立てている時に、教会に追放されたアーシアの存在を知って、駒王町に招いて現在に至ると話した。

一誠に近づいたのは、レイナーレ達の計画に支障をきたすかもしれないと考え、先手を打つ為に殺したと告白した。

 

「次は被害者の話を聞こうか…。一誠、アーシア、お前達がこいつらをどうしたいのか聞かせてくれ」

 

「俺は…レイナーレを殺したいと思っていました。本気で好きだった気持ちを弄んでから俺を殺し、友達であるアーシアを傷つけた。だけど、俺もアーシアも生き返った…レイナーレ達の話を聞いて、どうしたいのか分からなくなりました」

 

「私は…レイナーレ様に感謝をしています」

 

アーシアの意外な一言に、この場にいる者達は驚いた。アーシアはレイナーレ達の私欲の為に呼ばれ、殺されたにも関わらずレイナーレに感謝していると嘘偽り無く言った。

 

「先程は苦しい思いをさせられました。だけど、教会を追放された私をこの町に呼んでくれたお陰で、イッセーさんとお友達になる事が出来ました」

 

アーシアは照れながらも、レイナーレが駒王町に呼んでくれたお陰で小さな幸せを手にする事が出来たと感謝していた。レイナーレはアーシアの話を聞き終わると、一誠とアーシアに向かって、地面に頭をつけながら土下座をした。

 

「私利私欲の為に巻き込んでしまい…申し訳ございませんでした。この謝罪で許してもらおうと思っていません…貴方達が決める処罰を甘んじて受け入れます」

 

レイナーレの土下座をしながらの謝罪に、複雑な気持ちを抱いていた。自分を弄び、殺した相手が仲間を助けようとする優しい心の持ち主だったとは思わず、一誠の思考が纏まらなくなっていた。

 

「一誠はどうしたい?アーシアはレイナーレ達を許すと言った。あとは一誠次第だよ」

 

「俺は──アーシアと同じ様に許そうと思います」

 

「一応聞くけど、本気で許せるの?一誠の純情を弄んで人生を狂わせたんだよ?」

 

「確かに俺は1度死んでいますが、部長のお陰で蘇ることが出来ましたし────それに!悪魔になったからハーレムの夢を実現可能になりましたから!」

 

今回の事件の被害者である一誠、アーシアからの話を聞き終えた五条翔は、長椅子から立ち上がった。長椅子から立ち上がると、五条翔はゆっくりとレイナーレ達の元に近づいた。

 

「被害者達からは許しを貰えたけど──事件を引き起こした君達が何のお咎め無しはダメだと思うんだよね〜」

 

「落とし前はつけさせていただきます…」

 

「よろしい!」

 

「五条先生、堕天使達にはどんな処遇を?」

 

「それは…内緒♪それじゃ、僕はレイナーレ達を連れて帰るから〜」

 

五条翔は[お疲れサマンサ〜]と言い残して、レイナーレ達を連れて教会から去って行った。リアス達は五条先生がレイナーレ達をどうするのか少し気になりながらも、1度全員オカルト研究部の部室へと戻った。

 

 

 

 

数日後…。

俺はホームステイという建前でアーシアと一緒に暮らすようになった。部長が色々動いてくれて、アーシアも学校に通える様になり、賑やかな日常に変わって行った。

 

「お疲れサマンサ!皆元気してるかい?」

 

朝のホームルームに担任では無く、独特な挨拶をしながら五条先生が教室に入ってきた。五条先生が教室に入ると、女子達が次々と歓声をあげていた。まあ、五条先生はグラサン掛けてるけどカッコイイし、何時も親身になって相談事等にのってくれる滅茶苦茶良い人だからこうなるのは当たり前だと思っている。

 

「皆、静かに〜。今日はこれからこのクラスの仲間になる転入生を紹介するよ!」

 

五条先生がドアの方に向かって[入っていいよ〜]と言うと、静かにドアを開けて入ってきた人物に、俺、アーシアは目を見開いて転入生を見た。

 

「今日からこのクラスに転入しました…天野夕麻です」

 

五条先生の方に視線を向けると、ドッキリを成功させた子供の様な笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

放課後…。

僕はレイナーレ達を引き連れて、オカルト研究部の部室に来ていた。まあ、レイナーレとミッテルトの二人をオカルト研究部に入部させる次いでに、今度こそ冥界パティスリーのスイーツを受け取りに来ていた。

 

「五条先生がレイナーレ達に下した処罰ですか?」

 

「うん、そうだよ〜」

 

リアスの問に、僕はレイナーレ達に下した処罰についての説明をした。レイナーレ達に下した処罰は、衣食住の完備され、整った環境で暮らしながら駒王学園に来てもらう事。レイナーレとミッテルトには生徒になってもらい青春を謳歌してもらう事、ドーナシークは用務員、カラワーナは保健室に勤務してもらい、子供達の青春を見守る処罰を下した。

 

「まあ、レイナーレ…天野夕麻の場合は、一誠の覗きしないように監視してもらう役目をしてもらうんで、よろしくな」

 

「そういう事だから…私の顔を見るのが嫌かも知れないけど、よろしく…」

 

「俺はもう…夕麻ちゃんを恨んでねぇよ。改めてよろしくな!」

 

「私はレイナーレ様と学校生活を送れるなんて嬉しいです!」

 

リアス達に仲間が一気に増えて、これからはもっと楽しくなりそうな予感をしながら、今度こそリアスから冥界パティスリーのスイーツを受け取り、朱乃が煎れてくれた紅茶を飲みながら舌鼓を打っていた。




読んでいただきありがとうございます!!
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