無限を操る教師   作:星天さん

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この投稿で戦闘校舎のフェニックスは終わりになります!


第八話 パーティーの乱入者

ライザー・フェニックス、リアス・グレモリーの婚約パーティーには、多くの上級悪魔達が出席していた。婚約パーティーに参加しているのは上級悪魔達だけで無く、ライザー眷属、リアス眷属達も婚約パーティーに参加していた。双方はあまり関わろうとしなかったが、ライザーの妹であるレイヴェル・フェニックスだけは違った。

 

「少しよろしいでしょうか?」

 

「何の用ですか…」

 

「教師をしている時の五条様について教えてください!五条様の噂は色々と聞いていますが、実際に五条様と関わっている貴方達から聞いてみたいと思いまして!」

 

レイヴェルは五条翔の噂を全て聞いているが、五条翔が勤めている駒王学園の生徒である小猫達に普段の五条翔の様子を目を輝かせながら尋ねた。

レイヴェル、小猫、朱乃の三人が普段の五条翔について語り合っている他所で、レイラと共にサーゼクスの後ろに控えていたグレイフィアは三人の話に聞き耳を立てていた。

 

(私も混ざりたい!普段の五条翔様の様子を聞きたい!!)

 

レイヴェル達の話に混ざりたいと思っているグレイフィアは、この時だけ自分の立場を恨んだ…。婚約パーティー会場で悪魔達が交流をしていると、主役の一人であるライザーが魔法陣から炎を出す派手な演出を披露しながら現れた。上級悪魔達は会話を辞め、全員がライザーの方に視線を向けた。

 

「上級悪魔の皆様!私の婚約パーティーに御出席して頂き誠に有難うございます。早速ではありますが、これから我が妻になるリアス・グレモリーを紹介致します」

 

ライザーがリアスを登場させる為に作らせた台座に魔法陣が展開されると、ライザーが現れた時より派手な演出と共に赤いドレスに身を包んだリアスが現れた。赤いドレス姿のリアスを見た上級悪魔の男達は、口を揃えて美しいという言葉が溢れ出た。男達だけで無く、女性達も今のリアスの姿を美しいと賞賛していた。

リアスの登場で婚約パーティー会場内が盛り上がった時、会場の出入口ドアを勢い良く蹴り開け、荷台に一つの箱を乗せて婚約パーティー会場に入ってきた男が居た。婚約パーティー会場に入ってきた男をサーゼクスは誰にもバレないように笑みを浮かべ、リアス眷属とライザー眷属は驚いていた。

 

「やあ悪魔諸君!僕も招待状を貰ったから出席させて貰うよ?」

 

婚約パーティー会場に入ってきたのは、スーツに身を包み、普段からかけているサングラスを外した五条翔だった。五条翔の出席に会場内は混乱するが、サーゼクスが五条翔を招いたと上級悪魔達に説明をすると、混乱は次第に治まっていった。

 

 

 

「来てくれてありがとう翔」

 

「可愛い教え子の婚約パーティーだからね、出席するのは当然の事だろ?」

 

サーゼクスの下らない茶番に付き合いながら、フェニックス家、グレモリー家の現当主達の挨拶を済ませた。挨拶を済ませると、サーゼクスはこの場に居る全員の注目が箱に集める様な言い方をして、全員の注目を箱に集めた。

 

「お前に頼まれていた者を運んできたんだよ」

 

箱を二回叩くと、こっちに転移してからずっと箱の中に居た一誠が勢い良く箱の中から出てきた。箱から一誠の登場で、リアスは驚きのあまりに一誠の名前を呼んだ。一誠もリアスを視認すると、大声を上げた。

 

「此処に居る上級悪魔の皆さん!部長のお兄さんの魔王様!!駒王学園オカルト研究部の兵藤一誠です!!部長であるリアス・グレモリー様を取り戻しに来ました!!」

 

一誠の言葉に、上級悪魔達がガヤガヤと騒ぎ出した。突然の出来事にフェニックス家、グレモリー家の身内達が混乱をしていると、サーゼクスは自分が用意した余興だと言った。

 

「ドラゴンの力をもう一度見たいと思いまして、皆様も知っていると思いますが、五条翔に頼んで彼を連れてきてもらいました」

 

この余興に不満を持つ両家の関係者は色々とサーゼクスに言うが、伝説の生き物であるドラゴンとフェニックスの戦い以外に派手に盛り上がる余興はあるのかと尋ねると、誰も何も言わなくなった。ライザーも魔王であるサーゼクスの頼みを断わらず、一誠と戦う事を宣言した。ライザーと一誠の戦いが成立して、サーゼクスは一誠に対価は何が良いかと尋ねると、一誠は迷い無くリアスを対価に選んだ。

 

「折角貰えたチャンスなんだから頑張りなよ?」

 

「はい!行ってきます五条先生!!」

 

一誠とライザーの両名は、即席で作ったバトルフィールドへと転移した。二人の戦いを観戦する為に、婚約パーティー会場のど真ん中に大きなモニターが設置された。

 

「さて、二人の戦いを見る前に──翔はそろそろサングラスをしてくれないか?」

 

「何で?」

 

「いや、翔の顔が良すぎて、女性悪魔達が余興そっちのけで翔を見てるから」

 

サーゼクスの言う通り、女性悪魔達全員が俺の方を見ていた。僕は元々、一誠を送り届ける為だけに来たから、二人の戦いを見ずに帰るとサーゼクスに伝えて、会場の出入口の方へ向かった。帰る途中、朱乃、小猫、レイヴェルにもう少し居てくれないかと言われたけど、仕事があると言うとすんなり諦めてくれた。朱乃達の誘いを断るとグレイフィアが俺を見ていたから、帰りの挨拶として手を振ったら、胸を抑えて蹲ってしまった。

 

「五条様!五条様のお好きな食べ物はなんでしょうか!」

 

「う〜ん…。甘い物が好きだね!ケーキとかクッキーとか!」

 

「本当ですか!? 今、私はお菓子作りにハマっていまして、もし宜しければ、今度お作りしますので食べていただけませんか!」

 

「良いよ、楽しみにしてるね!」

 

レイヴェルから手作りお菓子をくれるという約束をしてから、婚約パーティー会場を出て、招待状に描かれている転移魔法陣を発動させ人間界へと戻った。




D×Dさんぽ!

ライザー様とリアス様の婚約パーティーで、私は姉様と共に立食用の軽食を他のメイド達と作り終え、サーゼクス様の護衛に着いていた時、出入口ドアの方から荷台を引く音が聞こえ、警戒をしていた時──

「やあ悪魔諸君!僕も招待状を貰ったから出席させてもらうよ?」

な、生五条翔様が笑顔で現れたんです!
しかも、サングラスを外した状態で現れたんです!五条翔様の素顔で鼻血が出ないように鼻を抑えていました。私以外にも五条翔様の素顔を見た女性悪魔達も五条翔様が笑顔になる度に、鼻を抑えていました。

そして、極めつけは帰り際!
私と目が合った五条翔様が!私にだけ笑顔で手を振ってくれたのです!あの瞬間の五条翔様を脳内メモリーに焼き付けました!五条翔様の笑顔だけで白米が進みそうです!

五条亙の過去編について

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