無限を操る教師   作:星天さん

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停止教室のヴァンパイア
夜会


春のポカポカと陽気な日差しがあっという間に、夏のジリジリとした暑い日差しに移り変わった。季節が移り変わるのが早いと感じながら、僕はある奴から連絡が着て、堕天使が経営をしている美女揃いの居酒屋へ向かっていた。居酒屋前に着いて、店のドアを開けて中に入ると美女堕天使が僕を出迎えてくれた。

 

「いらっしゃいませ翔様!!また来てくれてとても嬉しいです!!」

 

──キャー!!カケルサマガイラッシャッタワ!!

 

──チョット!!ワタシモミタイカラ ドイテヨ!

 

奥から僕を見ている従業員に手を振って、僕は出迎えてくれた子に僕を待っているであろう人物の元へ案内を頼んだ。従業員に案内してもらいながら歩いていると、僕を呼び出した人物が居る個室に着いた。従業員の子にクリームソーダを頼んでから、個室に入った。

 

「突然呼び出して済まないね翔君」

 

「暇してたし、別に構わないよ」

 

僕を呼び出したのは、堕天使陣営の幹部・バラキエルだ。

バラキエルとの繋がりを持ったのは、朱璃さんと朱乃の関連で知り合った。バラキエルが僕を呼び出したのは、久しぶりに帰った家に朱璃さん、朱雀、朱乃の女空間が出来上がっていて、男であるバラキエルは一人で居ずらいって事で、僕に連絡をしてきた。個室に入ってから2分もしない内にノックの音が聞こえ、扉をゆっくり開けながら従業員が僕とバラキエルのドリンクを持って入ってきた。従業員はドリンクをテーブルに乗せると、頭を下げてから入ってきた時と同様に扉をゆっくりと閉めて持ち場に戻って行った。

 

「先日はコカビエルがすまなかった」

 

「天照様達はちょっとお怒りみたいだけど、僕はリアス達のレベル図りと戦闘経験を少しでも積ませる事が出来たから気にしてないよ」

 

バラキエルは先日にコカビエルが起こした事件についての謝罪をしてきた。あの一件は天照様達は御怒りだったけど、民間人に被害が出る前に解決した事で多少だけど怒りを鎮めてもらった。そして、ヴァーリから僕の伝言を預かったアザゼルが早急に日本神話へ謝罪の手紙と多額の賠償金を送った事で【戦争だ!!】って事にならずに済んだ。その事をバラキエルに伝えると、更に頭を下げて謝罪された。

 

「話が変わるが翔君…。学校での朱乃はどんな感じか教えてくれないか?」

 

「朱乃はリアス達と楽しく学園生活を送ってるよ」

 

「そうか…」

 

バラキエルが朱乃について聞いてきたのは、バラキエルが朱乃の父親だからだ。朱乃が7歳の頃、姫島家絡みで命を狙われていた。僕が遊びに行った時に殺されそうになっていた朱乃と朱璃さんを救った。その時にバラキエルは現場に居らず、全てが終わった時にバラキエルは朱乃達の元に駆けつけた。

 

『どうして…どうして助けに来てくれなかったのですか!!』

 

『待ってくれ朱乃!』

 

『言い訳なんて聞きたくない!!』

 

それ以降、朱乃とバラキエルの家族仲が拗れ、一言も話さなくなってしまった。朱乃に何度も話し掛けようと努力しているみたいなんだけど、朱乃に二度も拒絶されたら立ち直れないとウジウジしている。堕天使陣営の中でかなりの実力を有しているバラキエルだけど、嫁には尻に敷かれ、娘へこれ以上嫌われたくないと縮こまっている姿は中々笑える。

 

「朱乃は悪魔陣営に入ってから、幹部として仕事をするバラキエルの事を理解してくれていると思うよ?時々、バラキエルの様子はどうかと聞かれるし」

 

「そうか…」

 

「もう一度、朱乃と会話をした方がいいよ?朱璃さんに協力してもらっても良いし、きちんと話せば蟠りも無くなるはずだよ?」

 

「そうだな…情けないが朱璃に手伝ってもらい、朱乃と話してみるよ。ありがとう翔君」

 

「どういたしまして。湿っぽい話は終わりにして、ツマミとか注文しようよ!まだ晩御飯食べてないから、ご飯物を注文するわ!」

 

バラキエルは少しだけスッキリした様で、ジョッキに入っているビールを一気に飲み干した。僕もクリームソーダを飲み干してから、僕達のドリンクのおかわりと料理をそれぞれ五品注文をした。

 

「おおー、やってるかお前ら?」

 

「「アザゼル…」」

 

「俺を見た瞬間に嫌そうな顔をすんなよ…」

 

ドリンクと料理を待っていたらノックも無しにドアを開けられ、招かれざる客…堕天使陣営の長であるアザゼルが乱入してきた。アザゼルはバラキエルの隣に座り、ビールとツマミを注文した。

 

「ここは俺が奢るから仲間に入れてくれよ!」

 

仲間に入れて欲しいと頭を下げてまで頼み込む堕天使の長に、バラキエルと僕は何も言葉が出ず、仕方なくアザゼルを迎え入れる事にした。

 

「とりあえずアザゼル、お前は正座してろ」

 

「あ、あの翔?」

 

「お前ん所の陣営が1番問題を起こしてるって理解してる?」

 

アザゼルを迎え入れたが飲み会を始める前に1時間程、部下の管理の出来なさ、人間を殺害する堕天使についてアザゼルを説教した。説教を始めてから30分位でアザゼルが足が痺れたと訴えても、正座を崩させる事は無かった。1時間の説教を終わらせてから、飲み会を再開した。正座してて上手く足を動かせないアザゼルを見て笑ったり、ドーナシークをこの場に召喚して、アザゼルとバラキエルを見たドーナシークがフリーズした姿を見たりと楽しい時間を過ごした。




読んでいただきありがとうございますm(_ _)m
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