無限を操る教師   作:星天さん

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旧校舎のディアボロス…②
第一話 悪魔とシスターの邂逅


リアス達と関わりを持ち始めてから数日が過ぎた…。

オカルト研究部室には2日に1回の頻度で遊びに行って、朱乃の煎れてくれる紅茶や手作り洋菓子を堪能していた。眷属入りしてから日が浅い一誠は、リアスから渡された召喚魔法陣が描かれているビラを配る為に自転車に乗って走らせたり、配った魔法陣のビラを使用した者の所に自転車で向かったりと、何かと頑張っている様だ。

ちなみに、魔法陣のビラを使用した者の所には普通は移動魔法陣を使って行くんだけど、一誠の魔力量が悪魔の子供以下という事で移動魔法陣で移動するのに魔力量が足りなくて自転車移動で使用した者の所に向かうという、面白悪魔になっていた。

 

 

 

今日は寝坊してしまい、偶には良いかと思って、トボトボゆっくり歩きながら駒王学園に向かっていた。駒王学園に向かっている道中、前方でシスター服を着ている少女が派手に転んで、手に持っていたトランクの中身をぶちまけてオロオロしていた。オロオロしているシスターに近くを通りかかった一誠が、一緒に地面に落ちている荷物を拾ってあげていた。

 

「立派だね〜。青少年!!」

 

「五条先生!?」

 

荷物を拾い終わってから、二人は見つめ合ったまま動かなくなった所に僕が介入した。甘酸っぱい青春の香りを漂わせていた所に介入するのは申し訳ないけど、道端でやられても通行人が困るだろうから介入させて貰った。

 

 

『あ、あのう…。イッセーさん、この方は…』

 

『この人は、俺が通っている学校の先生だよ』

 

(イタリア語か…。一誠も流暢なイタリア語を話せている)

 

僕が現れた事で、困惑していたシスターに一応自己紹介をした。彼女の名前はアーシアと言うらしく、イタリアからこの町にある廃教会でシスターの仕事で来たらしい。アーシアはイタリア語しか話せないようで、イタリア語で会話をしていた。

一誠は悪魔になったお陰で、色んな言語を自然に聞き取れて、色んな言語で話を出来るようになったみたい。

 

「五条先生!俺達でアーシアを送って行こうぜ!」

 

廃教会へ行きたいらしいのだが、アーシアは道に迷っていたらしく、そんな時にトランクの中身をぶちまけて一誠に出会った様だ。一誠は送る気満々だが、悪魔である一誠が教会に行くのは自殺しに行くような事を知らない様だ。一誠はアーシアを教会に送るまで登校しそうにもないし、土地勘が無いアーシアを放っておく訳にいかず──三人で教会に向かう事にした。

一誠については、何かあれば何時でも対処出来る様に準備だけはしていた。

 

「イッセーさん、ゴジョーさん、送っていただきありがとうございました!!」

 

「友達が困っている時に助けるのは当然の事だから気にするなよ!」

 

アーシアを教会に届けてから、僕と一誠は少しだけアーシアと話してからその場を立ち去った。教会から立ち去る際に、複数の殺気混じりの視線を感じた。殺気を向けられているにも関わらず、一誠は自分達に向けられている殺気には全く気づく事無く、アーシアに会えた事が嬉しくてルンルン気分で隣を歩いていた。

 

 

 

朝の一件から放課後…。

僕はオカルト研究部へ遊びに行こうと旧校舎に向かった。旧校舎に向かっている途中で祐斗と出会い、一緒に部室に行く事になった。祐斗とはあまり話した事が無く、適当に学校生活についての話等をしながら部室に向かっていた。

部室の前に着くと、中から怒鳴り声が外にまで響いていた。リアスが、今朝の一件で一誠に叱っている様だ。僕と祐斗は、静かに部室の中に入り、リアスの説教をくらっている一誠を見ていた。

 

「二度と教会に近づいちゃダメよ」

 

僕と祐斗が部室に入ってから30分が経過して、ようやく一誠の説教タイムは終了した。僕と祐斗、後から来た小猫と一緒に雑談をしながら、小猫がオススメするスイーツを食っていた。

 

「あらあら、今日は居らっしゃったのですね五条先生」

 

「今日は暇だったからね〜。それより、何時もは早く部室に居るのに今日は遅いんだね?」

 

「大公から依頼があるという事で呼ばれてました」

 

大公からの依頼があると耳に入ったリアスは、朱乃から大公の依頼を尋ねた。大公からの依頼は駒王町に侵入している、はぐれ悪魔の討伐依頼だった。リアスは部員達に、はぐれ悪魔の討伐へと出掛ける事を伝えると、部員達は出掛ける準備を始めた。

 

「あ、暇だから僕も行くね〜。君らがどのくらい強いか見ておきたいし」

 

「是非、私の戦いを見てください!」

 

「私の戦いも見てください…」

 

リアスから、自分から同行をお願いしようとしていたらしい。リアス達の戦いを見てアドバイスが欲しいと言われ、先生としては、生徒を成長させるのが仕事だし、僕自身も強くなる事を願っているからアドバイスする事にした。




読んでいただきありがとうございます!

真羅椿姫をヒロイン化させるか

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