雷使いも異世界からやって来るそうですよ?   作:水槽のスイマー

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すいません、新学期が始まりなかなか時間がとれませんでした。


第十一話

「私がやる」

春日部が綺麗に挙手しながらそう言った。

俺は、春日部のギフトがなにか知らないが、まあ、ここまで自信満々に言うなら大丈夫だろう。

 

だから、俺は先に自分の話を済ませておく。

 

「おい、白夜叉。何でこのギアスロールに俺の名前が無い」

 

「ん、ああ。おんしには別のゲームを用意したのでのう」

 

「へぇ?そりゃまたどうして?」

 

「なに、さっきおんしが一発殴らせろといきりたっておったのでのう、じゃからそれを勝利条件にしたゲームを用意したんじゃよ」

 

「へぇ、ソイツは太っ腹だ。あながち、器が大きいって言うのは、自称じゃなく事実なのかもな」

 

なんて、話してる間にもうゲームはスタートしているみたいだ。

春日部が乗ったグリフォンはもう遠くに見える山に向かって飛んでいっている。

黒ウサギと久遠はそれを心配そうに見つめ、十六夜は口元に軽く笑みを浮かべながら見ている。

 

話の合間に聞こえてきた会話から察するに、春日部は命を懸けているのだから、十六夜はもう少し心配してもいいような気がするが。

 

少しすると、グリフォンが春日部を振り落とそうと旋回しながら山脈を降りてくる。

かろうじて、春日部はグリフォンの背に掴まっているが、少し意識を失いかけているように見える。

 

後はもう距離の問題だ。

 

グリフォンはグングン加速し、こちらへ向かってくる。

そして、猛スピードでゴールの上を通過した。

と、同時に春日部が意識を完全に失ったのか、グリフォンの背から手を放し落ちてくる。

 

黒ウサギと久遠が走り寄ろうとするが、十六夜が二人を止めた。

 

俺も一瞬焦ったが、なにかありそうだったので踏みとどまる。

 

その直後、春日部は空中で身をひねり、空中に足をつけ飛翔した。

そう、まるでグリフォンのように。

 

ああ、これでやっと大体の予想ができた。

どうやら春日部のギフトは、動物または生物の特性を手に入れる類いのものらしい。

 

同じように当たりをつけた十六夜が春日部にそう聞くと、春日部はムッとしたような声音で、

「……違う。これは友達になった証」

と答えられた。どうやら、俺達の予想は少し補正が必要らしい。

 

その後、春日部とグリフォンが話してる(?)ところに白夜叉がいき、春日部のもつギフトに話が及んだり、そのギフトを白夜叉が買い取ろうとしたのを春日部がすげなく断ったりしていた。

 

さて、次は

 

「俺の番だぞ、白夜叉。」

 

「おお、そうじゃった、そうじゃった。では始めるとするかの」

 

『ギフトゲーム名 “暴力的な鬼ごっこ”

 

プレーヤー一覧 雷堂 瞬矢

 

クリア方法 ゲームマスターに一撃いれること。

 

敗北条件 上記の条件をクリアできない。

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、ギフトゲームを開催します。 “サウザンドアイズ”印




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