アークナイツRPGをエンジョイプレイ、DLCを添えて   作:エヴォルヴ

17 / 76
落命したので初投稿です。
あと、イベントの波に乗りたかった所存。


兄妹水入らず……なのか?

 >貴方は風呂から上がると、カレーの仕上げに入った。部屋中にスパイスの香りが充満する。

 

「兄さーん、お腹空いたー」

 

 ええい、我儘を言うでないわ。こちとらカレーの匂いを間近で嗅いでんのに頑張ってつまみ食いしないようにしとるんだよ! 

 

 >貴方はもう少し我慢しろと答える。するとウタゲは駄々っ子のように文句を言い出すが、貴方はそれを気にした様子もなく皿に盛り付けていく。

 

「来た来た! いただきまーす」

 

 >遠慮なく食べていくウタゲを横目に、貴方もカレーを頬張る。油を吸ったナスやかぼちゃの甘味に舌鼓を打っていると、カレーのスパイスが殴りかかってくる。いい仕上がりだろう。

 

「そういえば兄さん、ロドスにちょくちょく来てたんでしょ? どう思った?」

 

 >貴方は数回行った程度だが、と前置きをして口を開く。

 感染者にはまぁ、いいんじゃない? 

 働かざる者食うべからずって感じかな。

 あれ、本当に製薬会社? ←

 

「まぁ、そう思うよねー。色んな人が集まって、統率がギリギリ取れてる軍隊みたいなとこだよ」

 

 言い得て妙な話ですね。あそこ民間軍事企業じゃねぇのってレベルで戦闘できる人いますからね。

 

 >貴方は物騒な製薬会社だよ、とぼやいてカレーを食べる。それ、兄さんには言われたくないなとウタゲが反論してくるが、貴方はそれを無視してカレーを食べ進める。

 

「──あ、兄さん、お風呂の戸棚にあったあれ……」

 

 >捨てたけど、どうかした? 

 あれ見ると頭が痛くなるから捨てた。←

 

「あ、そうなの? 兄さんのじゃなかったんだ……何だ……そっかぁ……マタタビ持ってきた方が良かったかな? 

 

 ヒュッ……何考えてるんですか……? 小声で聞こえにくいけど、虹六鍛えた私の聴力を舐めないでいただきたい。てかウタゲってマタタビ効くの? いやまぁ、昇進2で鵺がオーラになってるし、効くのか……? 鵺って頭猿、胴体虎、尻尾が蛇だけど。

 

「兄さんってさ、性欲薄いよね」

 

 >いきなり不思議なことを言い出す妹弟子に貴方は困惑する。

 

「だってさ、あたしのこと見ても何もしてこないじゃん」

 

 >首を傾げて貴方はウタゲを見る。確かにウタゲはプロポーションが良く、男性の目を惹き付ける魅力がある女性ではあるだろう。だが、だからこそ貴方はウタゲにそんな目を向けない。世の中で妹にそういう目を向けるだろうか? つまりそういうことだ。

 

 お、そうだな。難しいですねそういう問題。まぁ修羅場勘弁ですし、もうヒロイン増えなくていいんやで……? 

 あ、そういえばですね……撮影外でロドスに何度か行ったんですが、その時驚くべき映像が飛び込んできました。メッフィーが同年代くらいのキャラ達と何かお話してたんです。お前ら敵同士じゃねぇのかよって思いましたけど、こんなガバリストの動画の中であったとしても平和なテラが存在していてもいいと感じました。

 

 >貴方はカレーをもう一杯食べながらバルバトスが動かない今、何かトラブルがあった場合、どう切り抜けるかを考えていた。

 

「おーい、聞いてるー? ねぇってばー」

 

 >ウタゲが何かを話している。どうやら話を聞いて欲しかったらしい。

 

「やーっとこっち見た。兄さんにお願いあるんだけどさ、大丈夫? 忙しいならお願い聞かなくていいけど」

 

 おお、気遣い……何て甘美な響き……気遣いができるヒロインは歓迎ですよ。現在まともなのってウタゲさん含めて四人くらいしかいないですし。……いや、ノヴァラビットってまともなのか? 

 

 >貴方は場合によると言って頷く。するとウタゲはにんまり笑って、貴方に用件を話した。

 

「今度ガヴィルって人の故郷に行くんだよね。ちょーっと下調べしたら何か密林? みたいだから兄さんにも着いてきてほしいんだけど……大丈夫?」

 

 >いつ行くかによる。

 来月は無理だよ。

 来週は無理。←

 

「あ、それは知ってる。シルバーアッシュさんだっけ? その人から依頼来てるんでしょ? 行けるなら追々予定詰めてもらいたいな」

 

 イベントですか……え、あのジャングル行くの? やだよ? あそこ私嫌い……強い奴ってことで、子供も強くなるだろうってことで犯されたキャラがいるのです。あそこの連中はアマゾネスか何かなのかな? フリントを私は許さない。ステゴロキャラはグレイヴ君のことを含めて二人いるのですが、外の世界へ行くまでにフリントとの鬼ごっこがありました……泣くぞ? え、子供は生まれたのかって? ああ……えーと……あの時のあの子はちょっと特殊で、遺伝子がズタボロ過ぎて子を成せないキャラでしたから……うん。しかも寿命とかも滅茶苦茶短くて、余命カウントダウンありましたし……最終的にはフリントに看取られました。あれはもう……うん……某蛇みたいな死に方でした。

 

 >貴方は再来月にならないと分からないが、とりあえず了承した。ウタゲは嬉しそうにしている。

 随分嬉しそうじゃん。←

 何か面白いことあった? 

 カレーを食べきり、片付ける。

 

「いや、だって兄さんと旅行なんて、先生と兄さんが極東に来た時以来じゃん」

 

 >そういえばそうだったかと貴方は傭兵を辞めた初期の頃を思い出す。あの頃は尖っていた記憶があると貴方が呟くと、ウタゲが噴き出した。

 

「いっつもこんな感じでしょ兄さんは! 兄さん全然変わってないなんて言わないけど、そんなに変わってないよ。あたしとしてはそれが嬉しいかなー」

 

 >変わっていないという言葉に、貴方は嬉しくもあり、少しだけ不満もあった。それを感じ取ったのか、ウタゲはそんな顔しないでよ、と笑う。

 

「要するに、兄さんはずっと優しいままでいてねってこと。こんな世界でも兄さんだけはずっと」

 

 >ロドスに来てから、たくさんの人の死を見てきたのだろう。表面には出ていないものの、彼女から恐怖のようなものを感じる。

 

 お前はニュータイプか何かか? ……まぁ、学生ですしね彼女。戦闘中はあんな感じですけど、学生がいきなり戦場に放り込まれたら怖いですよ。え、私? 私の戦場は厨房ですよ。

 

 >貴方はウタゲの頭を撫でる。

 

「いきなりどうしたの兄さん? くすぐったいって」

 

 耳がぴこぴこ動いてるの可愛い。ダウナーな感じのキャラは私大好きです。水着も中々でしたねそういえば。

 こんな妹ヒロインがムッキーの最終的な姿を見てどう曇ってくれるのか……私は楽しみで仕方ないです。泣くのかな? いや、泣かないで怒ってくるのかな? はたまた……うん、妄想が止まらないぜ。

 あ、今後の方針ですが、シルバーアッシュさんの依頼やって、ティマさんと旅をして、その後ジャングルに行きます。例え巨大な機械であろうとも、バルバトスを纏ったムッキーに勝てる訳がないだろうさ! ちなみにその後はちょっとレユニオンメンバーとの交流をします。タルラさんとスカルシュレッダー君とは面識がありますが、印象ってのは大事ですからね。好感度を適当に上げて、曇らせていきましょう。まぁ大まかな方針はこんな感じですが、どうせガバルドン(6V個体)になるので、そこら辺は臨機応変発狂しながらやっていきましょうか。

 

 >貴方は腹を満たした満足感に襲われながら皿を洗う。この後はどうしようか? 

 昼寝する。←

 服を作る。

 畑を管理する。

 

 昼寝しようかムッキー。惰眠を貪っていこうぜ? ふかふかのベッドに横になって涼しい部屋の中で昼寝なんて、最高じゃないか……

 

 >貴方は干していた布団を取り込み、ベッドをセッティングしていく。

 ウタゲも寝る? ←

 おやすみ。

 

 あ。(ガバポイント乗算)

 

「へ!? ──兄さん? おーい……? いいのかな?」

 

 スゥゥゥゥ……フゥゥゥゥ……(平常心) 無駄だよ。このベッドは、私の、どうぞという声にしか反応しないのだ。あ、おい待てい。(江戸っ子) ウタゲちゃん、何でムッキーの上に乗ろうとしてるんですか? あ゛ーいけませんお客様!? 毛布の中に侵入しないでください!! あ゛ぁ゛あ゛あ゛!! 

 

「……何か滅茶苦茶恥ずかしいかも……? でも何か落ち着くしいっか」

 

 ……あ゛ー、擦り寄らないでー!! 匂いマーキングしないでくださいいいい!! その熟れた果実二つを押し付けるんじゃあない!! このゲームなぜかは知らないですけど寝てても性欲とかは反応するんだよ!? 

 

「何か眠くなってきたなぁ……もうこのまま寝ちゃおっかな……?」

 

 眠るんならさっさと眠りやがれ……もうガバを生み出す要因を私は見たくない……! 

 ……よし、眠りましたね。何事なくて私は満足です。これからも清いお付き合いをしていってくれな! 

 

「んー、兄さんいい匂いする……」

 

 よーし、何かガバルドンな予感がするけど今回は──

 

「よう無月ー! 姉ちゃんが来たぞー……って、んん? 昼寝してんのか? 妹も一緒とは、仲がいいなぁ」

 

「……(エレーナ、お前の、敵は、多いぞ)」

 

 ミ゜

 

 

 ──────────────────────────────

 

 

 時同じくして、ロドス所属の黒いサルカズは、あの時のバルバトスの姿を思い出していた。

 

「……そう、ですか……彼はもう……止まらないのですね」

 

 禍々しい悪魔の姿。魔族と呼ばれることもあるサルカズすら恐れ戦くほどの威圧感を持っていたあの姿。遠い昔、戦場で見たことがあった白い悪魔とは全く違う代物。代償を支払った結果の姿。

 

「ほう、お前あれについて知っているのか?」

 

「……貴方と同じくらいしか、私は知りませんよエンカク」

 

「どうだかな」

 

 サルカズの女性──シャイニングはエンカクに否定の意を示すが、エンカクは懐疑的な反応を示す。彼の反応は予想済みだったのか、彼女は特に苛立つ様子もない。

 

「少なくとも、あれが天使を殺すためのものであるとしか私は知りません」

 

「天使だと? サンクタの連中をか?」

 

「分かりません。ただ、バルバトス……あれが生まれた理由は天使を鏖殺するために生まれたもの……幼い頃に読んだ物語にはそう記されています」

 

「『厄災の宴』か。あれが本当に存在したものだとでも言うのか?」

 

 無反応なシャイニングに肩を竦めたエンカクは、ドクターに呼ばれ、そちらに歩いていく。シャイニングも呼ばれてはいたが、心ここにあらずと言った様子で輝く海を眺めている。

 

「いつの日か、天使が目覚めるのでしょうか……? そうだとするのなら……この先、きっと彼は……」

 

「なぁ~ん」

 

「! 猫……? どうしてここに……?」

 

 彼女の憂いは誰にも届かない。その場にいつの間にかいた黒猫だけにしか、聞こえなかった。

 

 

 

 




次回予告

生粋のガバリストエヴォルヴは、日頃のガバによる弊害か更なるガバを生み出す発言をしてしまう。そんなガバリストが操作するムッキーに言い渡された条件とは……
次回、アークナイツRPGエンジョイプレイDLCを添えて! 『何だよ……結構(お前のプレイ)ガバガバじゃねぇか……』
止まることは許されない。それが彼が決めた道なのだから。


獄門持ちのキャラでのプレイもやりたいけどムッキーで限界な件について。
スキルでも、キャラでも、何でも使ってくれや。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。